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  2. 長期の休み明けは生徒指導で忙しい。

    教師のおれだってガミガミ言いたくないんだが。


    「このピアスは何だ?」


    「先生、耳ひっぱらないで! 空けたばっかで痛いの!」


    「腫れ上がってるな。外して消毒するぞ」


    「イヤだー!」


    「この腫れ方は本気でヤバいやつだ」


    保健室に引っ張っていって治療した。

    おまえは涙目で、されるがままになっている。


    「先生の耳、ピアス穴がある」


    「大学時代に空けたやつな。あのころはけっこう派手に……あっ」


    耳たぶに触れられた瞬間、熱い吐息が口からあふれた。

    ニヤリと小悪魔な笑みが目の前にある。


    「先生の弱点みーっけ」


    「ちょっ、こら」


    耳に息を吹きかけられる。

    バカ、マジでやめろ。


    「いじめられた仕返し」


    ささやき声にゾクゾクする。


    「耳は“弱点”じゃねぇんだよ。“スイッチ”だ」


    ヤベェ、理性が保たねえ。

    きゅん

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