ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 私には一つ年下の弟がいる。お父さんの再婚で血の繋がらない家族になった。

    「おはよう。羽斗。」
    「おはよう。莉穂,今日も早いね!」
    「ま,まぁね!」

    私は叶わない恋をしている。羽斗が好き。
    でもいくら血が繋がってなくても姉弟で付き合うのは…いいの。見ているだけで,幸せだから…

    「ねぇねぇ莉穂って今日暇?水族館のチケットが余ってるんだ!行かない?」
    「…行きたい…。」

    姉弟で出かけることだってあるよね?
    ♢午後♢
    「莉穂!こっちこっち!」

    羽斗はいつもは王子様だけど,今日はなんだかはしゃいでて可愛いって思ったり…

    「ここで告白すると必ず成功するってジンクスがあるんだって!」

    ドキンッと心臓が跳ねた。
    告白したら君はどうする?なんて困るに決まってる。
    暗い気持ちになっていると,不意に羽斗の顔が近づいてそっと囁かれた。

    「好きだよ」

    彼は不適に笑って,私のほっぺにキスを落とした。

    きゅん

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  3. 「え、なんでねーちゃんおんの?」 

    こいつは弟の怜緒。

    「なんでってあんたこそなんでいんの」

    私は体育の走り込みで全力疾走した結果、持病の喘息がひょっこりはんして保健室で休んでいた。

    すると怜緒は急に私の胸に耳を寄せ付けてきた。

    「っちょっ!な、何?」

    「はぁ。何ってねーちゃん自分でわかっとるやろ?」

    「あのさ、無理すんなっていっとるやん、いつも。で?なんで走ったん?」

    げ。なんでいつも怜緒にはバレるんやろ。

    「ってそういう怜緒はなんでここいんの?」

    すると怜緒の友達が

    「怜緒のやつ、授業中に発作出て、でも行かんって言うから皆でつれてきたんですよ(笑)」

    「はあ?怜緒あんた人のこと言えやんやん!バカじゃないの?」

    すると先生が

    「まぁまぁ二人とも高等部の小夜さんにも連絡したから、今日はもう帰りな?」

    え。

    「「なんでお姉ちゃんに連絡したんですか~!!」」

    きゅん

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  4. 「お姉ちゃんいた!」

    「え!?」

    ギュッ

    「やっと見つけたよ〜」

    「えっと………いきなりどうしたの?春樹」

    「今日、ホワイトデーだから好きな女の子にチョコレート渡したいんだけど………どうやって渡せばいいのかなー?」

    「えっ………うーん。普通に、呼び出して渡すか、教室でさり気なく渡すかじゃない?」

    「やっぱそうだよね〜。うん!頑張って直接渡してみるよ!ありがとう、お姉ちゃん」

    「ううん、頑張ってね!」

    「うん!じゃあ、これ、受け取って?」

    「………え?」

    「いつもありがとう。大好きだよ!お姉ちゃん」

    「え、えぇ………!わ、私!?」

    「だめ?」

    「え、いや………好きな子って言うから、てっきり同じクラスの女の子かと………」

    「そういう好きな人ならいないよ。今は、お姉ちゃんがいればいいの!」

    「えぇ………」

    「だめ?」

    「っ………!だめじゃ、ないよ!」

    きゅん

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  5. 「愛姫(あいき)ちゃん、毎日屋上に呼んじゃってごめんね?」

    「別にいいよ!夏樹は私の可愛い弟だから、一緒にお弁当食べれて嬉しいし」

    「僕も嬉しいよ!ほんとの姉弟じゃないのに仲良くしてくれて!」

    「ほんと夏樹は可愛いなー」

    「えへへ、ありがとう愛姫ちゃん!愛姫ちゃんも可愛いよ!」

    「………はいはい、お世辞ありがとう」

    「お世辞じゃないってば!」

    「お世辞だって」

    「もう………!」

    「………とりあえず、お弁当食べよ?ね?」

    「………やだ」

    「え?」

    「愛姫は可愛いよ、世界で一番」

    「ちょ、ちょっと夏樹!?」

    「初めて合った時から、ずっと好きだった」

    「えっ………?」

    「でも、僕は愛姫の弟だから、ずっと伝えるの我慢してたんだ」

    「夏樹………?」

    「今日からは、僕のこと、弟としてじゃなくて、一人の男として見てよ」

    きゅん

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  6. とある日の帰り道

    「いつも一緒に帰ってくれてありがとう」
    私はそう言うと彼は、
    「別にどうってことないよ」
    と返してきた。
    私の弟は本当にかっこいい。私より2歳も年下なはずなのに私より大人っぽく見える。そんなところが羨ましいと思うけど、そんな弟が私は好き。本当に大好き。
    たとえ、血が繋がっていなくても………。
    「こんな楽しい毎日がこれからも続いていくといいな」
    そう言ったけれど、弟は
    「…………」
    何も言わなかった。
    「さっ、家に早く帰ろ!」
    私は、聞いていては行けなかったのかなと思い、場の雰囲気を変えるために走り出した。


    取り残された彼はボソリと呟いた。
    「姉さんは何も分かってない。俺が姉さんをどう思っているのか、これから姉さんと俺がどうなっていくのか………。もう、俺は姉さんとは呼べないし、姉さんも弟とは言えなくなるのに……。」

    彼の見えない心の中が、少し透けて見えていた。

    きゅん

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  7. 「悠人!ありがと、来てくれて。」
    「一応姉貴の門出だしな。」

    「姉貴が結婚できて安心したわ」とか、思ってもないことを呟く。
    今日の姉貴は誰よりも、綺麗だ。

    「本当、素直じゃない弟で寂しいな〜」
    「…旦那に迷惑かけんなよ?」
    「うるさいな、ラブラブですー!」

    控え室で準備を終えた姉貴と二人きり。
    もしこのドレスを、俺が着せられたなら。
    …この人と、腕を組んで歩けたなら。

    そんな叶わない夢を見る俺の、最後の足掻き。この姿を、一番に見たかったとか。
    本当、小さいけど。泣けるくらい君が幸せそうで、俺も幸せだ。

    ーーコンコン
    「俺。準備できた?」

    この想いも夢も、ここで終わり。
    今日から、自分以外の誰かと共に歩む君を、ここで見送って、ただ願う。

    「…幸せになれよ。」
    「うん、ありがと。」

    だからどうか今だけは、大切なその笑顔を滲ませないで。
    君がこの先もずっと、幸せでありますように。

    きゅん

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  8. 放課後、屋上来てね💕


    突然義理の弟から言われた一言に驚きつつも、私は屋上に向かった


    お疲れ様
    待ってたよ、お姉ちゃん

    『お姉ちゃんって、同い年じゃないw』

    でも、義理のお姉ちゃんでしょ
    今日はね大切なこと伝えに来たの

    (なんだろう)

    『大切なことって何?』

    それは…


    彼は私と距離を詰めると突然私の腰にてをまわし、でこコツしてきた


    (ドキッ)


    義理のお姉ちゃんとなら結婚できるんだよ
    僕さぁ、お姉ちゃんの事好きみたい

    (えっ…突然どうしたの!?)

    『もう急に何…てか、離してよ』

    僕、本気だから

    (その距離で言わないでよ…)

    早く好きになってね


    手のかかる義弟に今日もからかわれてます‼

    きゅん

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  9. 12月に入り、少しずつ寒くなってきた今日この頃。帰りのホームルームも終わり、校門へ向かう。校門付近には部活のない生徒たちが外へ向かって歩いている。邪魔にならないよう、門からは少し避けて、従弟を待つ。
    「莉子(りこ)、お待たせ」
    「もー遅いよ玲亜(れあ)、何してたの?」
    「ごめんごめん、日直が早退しちゃってさー」
    「いいよ、じゃあ帰ろ」
    「うん」

    ____________


    「ねえ、ちょっとそこの公園行かない?」
    「やだ」
    「えー、いーじゃんいーじゃんちょっとだけー」
    「わかった、ちょっとだけね」
    「わーい」

    午後4時。公園は人で賑わっていてもいい時間なのに、今日は珍しく誰もいない。貸切状態だ。冷たい風に、身を震わせる。その時、温かいものが首にあたり、そのまま誰かが抱きついてきた。
    「寒い?これ飲んで温まって」
    「え、あ、ありがとう」
    彼の温もりに包まれながら、缶ジュースを受け取った。

    きゅん

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  10. 黄昏時、私は階段を一人で降りていた。
    すると上から声が聞こえた。その声は何処か聞きなれた声だった。
    ?「なぁ、姉ちゃん。」
    振り返ると二歳年下の弟、波緒(なお)だった。
    波緒は数段上にいたのだが、慌てて降りてきて、私の鞄をスッと持ってくれた。
    私「波緒…、自分で持てるよ。」
    波「いんだよバーカ。俺に持たせろよ。」
    話しながら降りていると、自分の足が突如縺れて、前のめりに階段から落ちかけた。
    これは死ぬと思い、目を瞑った刹那。体が下に重くなるのではなく、むしろ体がふわりと浮いた。
    私「っ…!」
    恐る恐る目を開くと、波緒は階段の段と段に体を強打しているのに、私を抱き締めていた。
    波緒「姉…ちゃん……大丈夫か…?」
    私「何で…庇うの!」
    私を庇った波緒に怒ると、波緒は体にムチを打つように起き上がり、私にキスをした。
    波緒「姉ちゃん…聞いてほしい事がある…。実は…俺…」
    【皆がキュンを押せば続く】

    きゅん

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    李澄海さんをフォロー

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  11. 俺の姉が1週間前に死んだ。実の姉は、俺の初恋だった。
    放課後、毎日思い出の公園に来る。ここなら会える気がして。

    「陸・・・。」

    もう聞けないと思っていた声が聞こえる。愛しい人の声。
    結ばれる事が無かったとしても、好きだった。

    「姉ちゃん・・・?」
    「陸、覚えてる?小さい頃、私の事名前で呼んでたんだよ?」
    「・・・あぁ、」
    「今だから言うけど、私、陸の事好きだった・・・。家族としてじゃ無くて、一人の男の子として・・・。」
    「あぁ。」

    俺もだよ、と涙が溢れる。

    「初恋、だよ?今も、すごく好き。」
    「ぅん。俺も、好きだったし、好きだ・・・今も、どうしようもない位。」
    「ん、でも私、死んじゃった・・・。だからね、最後にお願いがあるの。大きくなった男の子の声で、私の名前を呼んで欲しい・・・。」
    「ん、分かった。」

    泣きじゃくる姿すら、たまらなく愛しい。

    「ぁ梓、大好きだ・・・。」

    きゅん

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  12. 「ただいまー」
    「あら、颯斗帰ってたの?」
    「今日は、部活休みって言われたからね。」
    「そうなんだ〜」
    私の弟颯斗。私の2つ下の17歳。
    颯斗~ちょと夕飯作るから、買い物してくれないかしら?
    「え〜だる……」
    「買い物出来ないなら、夕飯なしよ!」
    「わかった、わかった、買ってくるよ。」
    「あら、いいこね。」
    うふふっ
    20分後。
    「ただいまー」
    あら、颯斗帰ったのね。
    「ちゃんと買い物出来た~」
    ドン
    いきなり颯斗が壁ドンしてきた。
    「ねぇ〜ちゃんさぁ~俺に子供扱いしないでくんない?」
    「一応俺男だけど〜」
    顎クイしなが言った。
    「俺、ねぇ~ちゃんのこと昔から好きだった。俺の、俺だけのねぇ~ちゃんになって……」
    はい〜なんでいきなり?ん??え?ちょっ...まって?
    私の事が昔から好き?しかも、姉弟なのに?
    でも、なんでだろう……私も颯斗が好きだったかのように胸がドキドキする。

    きゅん

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  13. もう弟して見れねぇよ…僕はこんなに君で埋まってるのに。
    もう少し僕を見ろよ。

    きゅん

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  14. 「あの子は渡さない。」


    「それはこっちの台詞だ。」


    「俺は、兄さんのことは尊敬してる。頭の回転早いし、賢いし、俺とは似ても似つかない。」


    「確かにな、お前みたいな馬鹿でまっすぐなやつが弟だとは思えない。まさか、こんな形で似るとは思いもしなかった。」


    「だけど、たとえ兄さんでも譲らない。あの子は俺がもらう。」


    「たいした自信だな。俺がいつも感情を表に出さないからって、俺よりお前のほうがあいつを好きだとは限らない。俺だって本気だ。」


    「わかってる!だから言ったんだ。兄さんに俺の気持ちを言わずにあの子に気持ちを伝えるのは卑怯だと思った。真正面から、兄さんと戦いたかったから。」


    「お前馬鹿だな、まあそれがお前のいいところだけど。俺はお前があいつを好きだろうとそうじゃなかろうと関係ない。あいつが好きになるのは俺だ。」

    きゅん

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  15. マネジャーまた弟が怪我したぞ
    はぁーい
    バタバタバタ
    大丈夫?
    うん
    今度は何があったの?
    ・・・
    はぁー答えなくてもいいけどもっと自分の体大事にしなさい
    ・・・
    はいっできた
    マネジャーこっち手伝ってくれ
    はい今行きます。じァあもう行くけどほんとに体大事なしてね
    マッテ
    えっなんて?
    行かないでぎゅ
    ダメだよワガママ言っちゃあ。早く離して
    ぎゅ
    苦しいから
    ぶんぶん
    頭振ったってダメだから
    マネージャー早くして
    はいー。ほら呼ばれてるから
    お姉ちゃん最近冷たい
    そんなのと無いよ
    あるもん
    ほらただこねてないで離して
    嫌だ
    お姉ちゃんだって仕事あるからねっ
    ・・・
    はあ〜帰ったらいっぱい相手してあげるから
    それほんと?
    ほんと
    嘘じゃない
    嘘じゃないよ
    じゃあ離す
    ありがと
    マネージャー早くして
    はい
    お姉ちゃん約束破っちゃダメだよ
    ヨシヨシ大丈夫ちゃんと守るから

    きゅん

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  16. 「おーい!そこの女子。」
    後から成人男性の声が聞こえた。何故か懐かしい気がした。私じゃないでしょ。
    「無視するな。そこのポニーテールの女子ー。」
    ポニーテールか。
    って!わまりを見渡すと私しか、ポニーテールいないじゃん!私のこと!?
    「はぁ。やっと追いつけた。」
    「ど、どうしたんですか?」
    「さっきコケたでしょ。」
    なっ!?見られてたっ!!恥ずかしい..
    「は、い。」
    カァ///
    「それで、こけた時キーホルダー落としたよ!大丈夫だった?」
    「あ!嘘..落としてたなんて。ありがとうございます!ほんと、感謝です!何でもしますよ!!」
    「なんでも??ニヤッ」
    「え?はい。」
    「じゃあこーしてもらおうかな。」
    そういったあとその人は、キスをした。
    「んなっ..。何するんですかぁ!」
    でも、嬉しいのは何でだろう。懐かしさを感じた。
    後から聞いたらその人はずっと大好きだった、従兄弟のお兄ちゃんだった。

    きゅん

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  17. 【魅惑のプリズナー あの頃その3】



    「アリサ、ちょっと待って」

    2人並んで登校中、アサヒに呼び止められて素直に立ち止まる。

    ふわりと柔らかい、彼を象徴するような香りを感じながら、近くに寄った弟に身を寄せる。


    「少しじっとして」

    曲がっていたのか、私のネクタイを直してくれる。

    満足そうに離れていく手を、掴んで引き止める。

    名残惜しかった。

    そんな私の思いはきっと、彼も分かっているだろう。

    ふっと笑って頭を撫でてくれる。


    「アサヒ、遅刻するよ」

    「ん、そうだね」

    「……いいの?」

    「僕の優先はいつでもアリサだよ」


    ぽんぽん、と軽く撫でてアサヒの手が遠のく。

    優しい眼差しを一身に受けて、嬉しいけど何かが違う。


    「アサヒ、好き」

    「僕もだよ」

    何気ないやり取り。

    嘘ではないけど、真実味もない。


    姉弟の関係は、私たちをいつまでも縛り付けるんだ。

    きゅん

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  18. 「姉ちゃん」

    「んっ?なに??」

    「俺の夢見つけた」

    「そういや進路相談で苦戦してたもんね」

    「うん。聞いてくれる?」

    「おう!姉ちゃんが聞いてあげる!」

    「引かない?」

    「引かないよ!弟の夢だもん!」

    「あのね。。」

    「うんうん!(キラキラ)」

    「姉ちゃんの夫」

    「はっ?」

    「だから姉ちゃんの夫」

    「ちょっ、それは....」

    「引かないんじゃないの?」

    「そーは言ったけど、、」

    「覚悟しててね?」

    きゅん

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  19. 空き教室の真ん中で冷たい床の上に寝転がる。

    そのままぼーっと天井を眺めているとひょこっと顔が現れる

    「桜雨…ここに居たんだ。」

    『…柊雨…』

    柊雨と呼ばれた男の子はニコッと笑うと桜雨の隣に寝転んだ

    「…また…考え事してたの?」

    桜雨は無言で、何も答えることはしなかったが双子である彼はその無言で理解出来たのだろう。

    「…桜雨。…今だけは2人だけの時間を満喫しよーよ…いつ、この時間に終わりが来るかわからないから。」

    その言葉に桜雨は柊雨の方へと顔を向けると柊雨も桜雨の方へと顔を向けた

    この時の彼は…未来をなんとなく予知していたのだろう。

    『…うん。』

    桜雨はしつこく聞くことはせず、柊雨を抱き寄せて目を閉じる

    柊雨も目を閉じて、束の間の幸せを噛み締めた。

    きゅん

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  20. 私には秘密がある。

    それは、双子の弟と付き合っている、ということ。

    でも、血はつながっていない。

    親の再婚相手の子どもが、香織だった。

    だから、親にも秘密。

    トントン。

    「朱莉ちゃん。」

    「なぁに?」

    「香織くんからだって。」

    え?香織?手紙....

    手紙を開くと、そこには、

    [好きだよ]

    の文字。

    [私も。]

    すぐに書いて渡してもらった。

    無性にうれしくなって誰にも気づかれないように「好き」とつぶやき、

    ほほえんだ。

    きゅん

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  21. 理由あって養父母の家で育てて貰ってる私

    養父母の子供達は何かと私をいじめてくる

    「おい!沙夕里!なにちんたら帰ってんだよ。早く帰って兄貴の部屋、片付けんじゃなかったのかよ」

    そう声をかけてきたのは次男の雅人だ
    「わ、分かってる」
    「はー?俺にそんな口聞いていいのか?」

    私が実の兄弟じゃないからって…
    シンデレラのように扱って…

    俯く私を見てため息をつく雅人。
    「…やっぱ帰んな」
    「え?」

    振り向こうとした時、後から優しく包み込まれた

    !?
    「兄貴んとこに行かせたくない」
    「な、なんで!早く片付けないとお仕置きって言われてるんだけど!」

    焦っていて義兄に他言禁止と言われたことを言ってしまった

    「は?お前それっ!……いいよ、俺が片付けの事なんて考えられないようにしてやるから」

    そう言って雅人は無理やり私の唇を奪った

    「んぐっ!?」
    その後は片付けの事なんて頭の中になかった

    きゅん

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