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  1. 13742件ヒットしました

  2. 「できたっ」
    ピンク色の短冊を掲げる。

    “好きな人と付き合えますように”

    それをクラスの笹の一番高いところに吊るした。

    みんなの短冊から、掛の短冊を探す。

    その汚い字で書かれた願い事を見たとき、私は息を呑んだ。

    “ひなたが幸せになれますように”

    私?

    私は自分のことしか考えてない願い事なのに、掛の願い事は私を想ったもの。

    やっぱり敵わないな。

    「ひなた?」
    掛の声。

    「まだいたんだ。ってお前!」
    自分の短冊を見られていることに気づいたらしい。

    「掛の短冊、見ちゃった」

    「見ちゃったじゃねーよ」

    掛のそばに駆け寄る。

    「あの願い事、撤回して」
    私が言うと、掛は傷ついたような顔をした。

    「ごめん。嫌だった?」

    「そうじゃなくて、掛が私を幸せにしてよ。ってか一緒に幸せになろうよ!」

    「…そういうのは男から言うもんだろ」
    掛はそう言うと、私をそっと抱きしめた。

    きゅん

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  3. 「夢の好きな人は?」
    「私はいないからじゃあまた明日ね!」

    最近はみんな恋バナばかり

    だけど私の好きな人は
    遠くに引っ越してしまった幼なじみ

    連絡をとれるのも年に1度
    私と彼の誕生日 七夕だけ

    新しい恋をしようとしても
    彼のことが忘れられない


    今日は七夕

    彼はいつも日が変わる頃に連絡をくれていたのにメッセージも返事もない

    もう飽きられちゃったかな?


    誕生日なのにちょっと憂鬱


    「今日は晴れてるし天の川みれそうだね」
    「近年雨ばっかりだったから
    織姫と彦星は久しぶりの再開か〜」

    私も会えたらいいのにな…

    友達と別れて1人で歩き出す

    「夢!」
    急に呼ばれた低い声に振り返ると…

    「吏翔くん…?」
    うそ、本当に会えた

    「よかった会えて」
    「どうして?」
    「こっちで一人暮らしする事にしたんだ
    夢がいねーとつまんないし」

    『これからはずっと一緒にいような』

    きゅん

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  4. 「今年の七夕も叶わない……。

     神様はなんでこんなことしたのかな?」

    そんな独り言を吐いている私は、毎年欠かさずに書いている願い事がある。

    それは

    〈また一緒に笑えますように〉

    という願い事。

    生まれた時からいつも一緒だった幼なじみの斗希と中一で喧嘩別れして以来、一度も会っていない。

    会えないから。

    彼は遠く遠く、空の上に行ってしまったから。

    神様は不公平だ。

    彼のことを先に逝かせてしまうんだもの。

    仲直りをするチャンスくらいくれてもいいじゃん。

    私のことを庇って事故で亡くなった斗希のことを考えては、その度に神様を恨んでしまう。

    意味なんてないのに。

    私がただ愚かなだけなのに。

    それを認めたくない自分が思考を止めてしまうんだ。

    だから、今年こそは、心から笑えるように頑張ろう。

    斗希がいなくても大丈夫なように。

    一人でも笑えるように。

    きゅん

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  5. 授業中もさっきの蒼太の話が頭から離れない

    俺、今日の昼休み告白しようと思う

    蒼太とは家が近くて幼なじみ。朝だって一緒に登校している
    明日からは一緒に登校も出来なくなるのかな
    なんてずっと考えていたら昼休みがきてしまった
    「俺行ってくる!」
    気合の入った声で蒼太が言う
    「頑張って」
    ひきつった笑顔で返す
    蒼太が教室を出て行く

    行かないで

    我慢出来ずに蒼太の後を追いかける
    蒼太の背中が見える

    「蒼太!」

    振り返った蒼太の顔を見ると言葉に詰まる
    何で呼び止めたんだろう

    「頑張……私、蒼太のこと好きだよ」
    言ってしまった

    「ごめん、俺もう決めたから」

    放課後
    帰る気になれず誰もいない教室で机に突っ伏す

    「あれ、万里華、、」
    顔をあげると蒼太がいた
    「俺、振られたから。カッコ悪いよな〜」

    幼なじみとは失恋の日も同じらしい
    私たちは泣きながら一緒に帰るのだった

    きゅん

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  6. 願い事を書いた短冊を木に吊るす。
    私のはいつも同じ。

    《好きな人と両想いになれますように》

    「いっつも同じ願い事だよね、梨々香は」

    「…うん」
    だって、毎年叶わないんだもん。

    人の気も知らないでのうのうと隣にいるのは、幼なじみの結翔。
    そう、私の好きな人は彼。

    「そういう結翔はいつもくだらない願い事ばっかじゃん」

    「えー、ひどっ。…俺だって今年はちゃんとした願い事だよ」

    「ふーん」
    「あれ、聞かないの?」

    「口に出したら叶わないでしょ」

    「……大好きな梨々香が俺に振り向いてくれますように…って書いたんだけど」

    「…え?」

    「叶わないかな?」

    満足気に見つめてくる結翔は、なんだか私の気持ちまでお見通しな気がして。

    …ちょっと癪だなぁ
    でも、今…すごく嬉しい

    「…叶うんじゃない?」

    そう答えると結翔が微笑む。


    ──満天の星空の下、ふたつの唇が重なった。

    きゅん

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  7. さっきの続きです(男目線)↓


    かけがえのない人が涙を流している。
    俺は、慰めることしかできなくて。

    「私ね、もう最低女やめるよ」

    「お前は最低なんかじゃない」

    好きになった人に、たまたま大切な人がいただけ。
    叶わない恋だっただけ。
    苦しいのも悲しいのも当然だ。

    「私にもいい人いるかな?」
    「絶対いる」

    「ふふっ、即答だ。……斗和は優しいね、優しすぎるよ」
    「誰にでも優しいわけじゃない」

    「え?なんて?」
    「…なんでもないよ」

    お前は俺なんて眼中にないんだろうな。

    「そういえば、斗和は願い事何にした?」

    「秘密」

    「え!?教えてよっ」

    「…やだ」

    「…けち」

    今は、まだ言えない。

    いつかさ、お前の心に俺が入る余裕ができたら
    そのときは、容赦しない。

    離してやらない

    俺の願いは小さい頃からひとつだけ。


    《大切な人を守れる男になれますように》

    きゅん

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  8. 「ねぇ、克哉は願い事なに?」


    どこまでも続いている星空の下、克哉とふたり。


    「逆に夏希は何て書いたの?」


    色とりどりの短冊があちこちにぶら下がっている。


    「えー、恥ずかしいよ」


    毎年、七夕の日の夜は克哉と、短冊飾ってたなぁ。


    「先に克哉の願いごと教えてよ」


    私が1年で1番好きな日。


    「…俺はね」


    克哉とふたりで七夕を過ごすのも、今日で最後。


    「また夏希とふたりで七夕を過ごせますように_____って」


    克哉、明日アメリカに引っ越しちゃうから…。


    「私はね」


    …これで、最後だもん。


    「私の気持ちが、克哉に伝わりますようにって」


    ああ、泣きそう。泣いちゃうよ。


    「俺、ずっと好きだった。夏希が…好きだった」


    あれ、克哉も泣いてるじゃん…。


    「好き…大好きっ…!」


    どこまでも続いている星空の下、ふたり唇を重ね合った。

    きゅん

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  9. ん〜。よく寝たー。
    わっ、もう暗くなってきてる。

    そう思っていた時、教室に誰か入って来た。
    「夏紀。帰るぞ。」

    この声は奏雅!

    「寝てんのか?」

    そうだ!いつもドキドキさせられている仕返しにびっくりさせてやる!


    私は机に突っ伏して、顔だけ奏雅の方に向けた。


    すると、奏雅はフワフワと私の頭を撫でた。


    「無防備に寝てんじゃねぇよ。ったく。
    可愛いすぎんだろ。」


    ちょっ!そんなに愛おしそうに頭撫でないでよ。

    「早く俺のもんになれよ。
    俺はずっと待ってるからな。」


    そう囁いて、そっとキスが落とされた。


    えっ?


    唇が離れると、奏雅は教室を出て行った。



    もう、とっくに奏雅に落ちてるよ。


    ごめんね。もう少し素直になれるまで待ってて。



    その時はちゃんと私の気持ち伝えるから。

    きゅん

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  10. 駅前に大きな笹が飾ってあった。
    「あ、そっか、もう七夕の時期か~」
    輝と一緒に駅でクレープを食べながら笹を見つめた。
    「あ、見て見て!短冊かけるよ!」
    誰かの声が聞こえてその声のほうを見ると短冊とペンが置いてあった。
    「輝!私たちも何か書こうよ!」
    私は輝をひぱって一緒に短冊を書くことにした。
    輝はそっぽ向いて短冊を書き始めた。
    ・・・気になる。
    私は自分の短冊を書きつつちらちらと輝を見た。
    輝は自分の短冊を上のほうにつけて見えなかった。
    「・・・輝なんて書いたの?」
    「秘密。ちなみにらるは?」
    「あ~私はね、『これからも輝と仲良しでいられますように』って・・・」
    自分で言って恥ずかしくなる。告白みたい。
    私と輝の顔は見る見るうちに真っ赤になった。
    輝が書いた『らるとずっと一緒にいられますように』という短冊は後日陽に教えてもらった。

    きゅん

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  11. 「もうすぐ七夕じゃん!短冊書いた?」

    「あぁ、うん。」

    「書いたの?なんて書いたの?」

    「なんでも。」

    「は?意味わかんないじゃん。」

    「わかんなくていいよ。」

    「誰のこと?」

    「気性の荒い、とある女子。てか早く帰れ。」

    「なんで喧嘩腰なの?」

    「早く帰れって、暗くなるだろ。」

    「あ、はい。ごめんなさい。
    てかまだ帰んないの?」

    「まあね、一緒に帰る子がいるから。」

    「...そっか。じゃあね!」

    「おう。」

    一緒に帰る女の子がいるのか。

    短冊もその子のこと書いたのか。

    そうかそうか、あいつも誰かの彼氏なのか、高校生らしくなったじゃん。

    「おい!忘れ物!」

    え!?

    「水筒ー!」

    「あ...あぁ。」

    なんだ、あいつ男子と帰るんじゃん。

    って、あれ。んじゃあいつ短冊に誰のこと書いたんだよ。

    きゅん

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  12. 「好きな人と結ばれますように……か。」
    『は、葉月!?私の短冊見たの?』
    突然の色々な出来事に、私の頭には、はてなマークが浮かぶ。
    「丁度見えた。結愛の好きな人って誰?」
    『秘密』
    無理、口が裂けても言えない。好きな人が葉月だなんて。
    「えー、つまんな。」
    そう言い、彼は私との距離をどんどん近づけてくる。
    「葉月、近いよ、」
    私がそう言うと彼は少し拗ねたように私に言う。
    「だって、結愛が教えてくれないんだもん。」
    『あ、葉月の好きな人は?先に教えてよ』
    沈黙が起こる。う、聞かなければ良かった、。私が言い直そうとすると同時に彼が口を開いた。
    「お前。」『え?』
    「何回も言わせんなお前だって言ってんの。で、結愛の好きな人は?誰なの?」
    そんなの決まってるじゃん。
    『私、葉月が好きだよ。』
    言い終わると同時に、私の唇と葉月のそれが重なる。
    次の願いは_。
    『葉月と幸せな日々を過ごせますように。』

    きゅん

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  13. 今日は七夕

    織姫と彦星が1年に1度だけ会える日

    だけど私は遠くに住む恋人に会えない

    大学進学の為大好きな人は私の知らない土地へ旅立った

    最初は毎日連絡を取り合ってたけど彼が忙しくなりそれも無くなった

    寂しい、会いたいなんて頑張ってる彼に言えるわけなくて…

    駅の改札を通り抜け、夜空を見上げる

    綺麗な星空が広がる

    「織姫と彦星、会えたかな」

    私も会いたい、声が聞きたい。

    少しだけと思い電話をかける

    「もしもし、どうした?」

    彼の優しい声が聞こえ泣きそうになる

    「会いたいよ…」

    思わず本音がこぼれる

    その瞬間後ろから強く抱きしめられた。

    懐かしい香りで誰かすぐ分かった

    振り返ると大好きな人

    「どうして…?」

    「今日は七夕だから会いに来たよ、俺の織姫」

    私は会えなかった分強く彼を抱きしめた

    きゅん

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  14. 今日は七夕…。
    私は決まって同じ願い事を書く。

    ー幼馴染の彼に会えますようにー

    私には唯斗っていう幼馴染がいる
    でも中学に上がるときに引っ越してしまってそこから連絡も取れずお互い高校生になった。


    「今年も叶わないんだろうな…。」

    毎年行われる地元での七夕祭り。
    いつか彼と楽しめたらなんて…。

    「へー。
    "幼馴染に会いたい"ね」

    短冊を笹に飾ってるときに後ろから声をかけれた。

    「えっと…?」

    声のした方を振り向くと背の高いかっこいい男の人が立っていた。

    「まさか、中学まで一緒にいた人忘れたわけじゃないよね?」

    私はびっくりして泣き出してしまった。

    「どれだけ待ったと思ってるの?」

    「遅くなってごめん。
    これからはまた一緒だから。」

    私は思いっきり唯斗に抱きついた。

    「唯斗、おかえりなさい。」

    「ただいま、星奈」

    私たちはこの後2人で祭りの会場を回りました。

    きゅん

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  15. 「なに書いてんの~?」

    「わっ…ちょ、見んな」

    覗くと、そこには短冊があった。

    …お願い事、してたんだ

    「なんて書いたの?」

    「言うわけねぇだろ…はずいし…」

    …照れちゃって、可愛いな

    「私も書いたよ、それ」

    「ふーん」

    「なんて書いたか聞かないんだ?」

    「じゃぁ、なんて書いたんだよ」

    願い事は自由だよね。

    何を願ったっていいの。

    夢みたいなことだって、願ってみてもいいよねっ

    「幼なじみの…お嫁さんになりたいって」

    君と少しでも、一歩でも近づけたなら…

    私の幼なじみは、目を丸くしてとてもびっくりしていた。


    そして呟くように言った。

    「もう叶った…」

    その瞬間、彼の書いた短冊が風に飛ばされて、窓から外にヒラリと飛んだ

    毎年同じことを願っていた

    でも今日は、声で伝えよう

    「俺も…ずっと一緒にいたい」


    「「好きです」」

    2つの願いが、重なった。

    きゅん

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  16. あーぁ…、また雨だ。

    今日はせっかく七夕なのに

    アイツに告白しようって、勇気でたのにな…


    図書室に置かれた笹。
    既にたくさんの願い事がかけられていて、
    でも、届きにくい上の方が少し寂しい感じ…。

    別に私は寂しくない。
    どうせアイツはいつもみたいに他の女とか、イツメンとか言って遊んでるんだろうけど…。


    (アイツが私を"恋人"としてみてくれますように)


    いや、痛いのはわかってる。

    必死にペンタコつくったのも、

    放課後誰よりも長く勉強していたのも、

    苦手な包丁をにぎったのも、


    アイツとずっと幼なじみで居たいからじゃない


    アイツの隣でずっと笑って居たいんだ。

    これからも


    「お前、雨で濡れてるじゃねぇか」

    なぜアイツがここにいるの?

    「ばか、傘はいれ。あと、お前しか女として見てないから」



    「あんなの書くやつお前しかいないだろ」

    本当に敵わないな…。

    きゅん

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  17. 私のおさ馴染みは
    『周ちゃん、一緒に七夕かかなーい?』
    そう、女子にモテモテ。
    『杏子は、七夕なんて書くのー?』
    心友の南ちゃんは私が周ちゃんが好きなのは知ってる。
    『うふふ。
    秘密』
    だって、今ゆうたりしたら、七夕叶わないんだもん。
    『へー、秘密なんだー』
    『周ちゃんー!』
    女子に囲まれてたのに、いつの間にー。
    『そーゆう、周ちゃんはなんて書いたのさぁー。』
    『俺ー?
    俺は杏子の彼女になれますようにって書いた。』
    『『えー!』』
    隣にいた南ちゃんまでも驚いてた。
    だって、だってだよ。
    『俺、杏子が好きだよ。』
    クラスの皆が居る前で告白するなんて。
    『杏子、ほらー。』
    心友に支えながら、『私も好きだよ。』
    『やったー!』
    夢じゃないんだよね。
    『杏子、これで七夕で、ふたりの夢書こう。』
    『うん!』
    夢じゃないんだー。
    周ちゃんの恋人になれたんだ。
    二人の夢『ずっと一緒にいられますように』

    きゅん

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  18. 「いや、重いわ。ついてけない」

    もう聞き飽きた言葉。
    私の性格は面倒くさいらしい。
    顔が好みだと言う男が群がり、誰も中身を見てくれない。
    いつしか、そんなものだと諦めていた。
    「はぁ…」

    「またダメだったのか?」
    そう聞いてくるのは、幼稚園からの腐れ縁である祐毅。
    「知らないっ。みんな結局、顔なんだから」
    「そんなことねぇよ。俺はお前、好きだよ」
    「はいはい」
    「なぁ、俺、今、真面目なの」
    「………冗談でしょ?」
    「…それくらい、顔みたらわかる仲だろ」
    祐毅の顔は真剣そのもので。

    「っ…」
    「鈍すぎ」
    「うそ…………私、重いよ?」
    「知ってる。いいじゃん、愛情深いってことだろ?お前以上に愛してやるから、俺にしとけよ」
    「っ…///………くさいセリフ」
    「おい…」

    言葉とは裏腹に、私は祐毅の手を握る。
    「素直じゃねぇな。来いよ」
    真っ赤な顔の私に、祐毅は優しくキスをした。

    きゅん

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  19. 「貴也ってカッコいいよね」
    部活帰り、幼なじみの彩乃に言われた。

    「は?何言ってんの?」
    こんな言葉は嘘。本当はすげー嬉しい。

    「だってね、珠里も千春も貴也が一番かっこいいって言ってたの。あの二人がだよ!」

    そんな言葉いらない。
    俺が欲しいのは、彩乃からの「カッコいい」という言葉だけ。

    「彩乃もそう思ってんの?」
    だから、わざと聞いてみた。

    案の定、彩乃は顔を真っ赤にして慌て始める。

    やっぱこいつ可愛いな。

    「でも、私にカッコいいとか言われても嬉しくないでしょ?私、別に可愛くないし」
    落ち込んだように言う彩乃を抱きしめたいけど、俺にそんなことする資格はない。

    「俺は彩乃、可愛いと思うけど」
    俺にできるのはこんな言葉を言うくらい。

    本当はめちゃくちゃ恥ずかしい。

    でも、彩乃に笑ってほしい。

    俺の言葉を聞くと彩乃は照れくさそうにはにかんだ。
    その笑顔にまた心を奪われた。

    きゅん

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  20. 「あれ」

    靴箱を開けた彼はニヤリ顔だった。

    「これ見て」
    「ラブレター?」
    「どうしよかなー」
    「…」

    片思いの彼はまだ幼馴染だった。

    「い、いいんじゃないの。返事をしたら」
    「へえ?いいんだ」
    「私に聞かないで」

    彼女は涙を隠して教室に入った。
    その後、彼女は彼に彼女ができた噂を聞いた。

    「おはよう」
    「うっす。あのさ、今日の帰り、話があるんだ」
    「う、うん」

    放課後。渡り廊下で彼女は待っていた。

    「帰るか」
    「話ならここで。彼女ができたのに一緒に帰れないよ」
    「…いいの!いくぞ」

    彼は強引に手をつかみ歩き出した。

    「お前さ。俺の事どう思ってんの?」
    「え」
    「他の女と付き合ってもいいのかよ」
    「だって」
    「いいのかって聞いてんだよ」
    「…嫌です」

    彼はそっと頭を撫でた。

    「そう言えよ。最初から」
    「はい」
    「ほら、手かせ」

    二人は仲良く帰ったのだった。

    きゅん

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  21. 12年間好きだった幼なじみに、想いを伝えないまま、私は今日、卒業する。

    結局、関係が崩れてしまうのが怖かったのだ。

    蓮と一緒に帰る約束をしてたものの、やっぱり先に帰ることにする私。

    どうせ、女の子たちに囲まれてるんでしょ


    「おい、凛ー!」

    「っ!?」

    なっ……

    なんと教室から叫んでいる蓮。
    思った通り、周りには女の子たちがいて。

    「投げるぞ、受け取れよ!!」

    「えっ」

    落ちてきたのは小さな第2ボタン。

    「3年間、サッカー部のマネ、お疲れ!」

    「っ……蓮もお疲れ!」

    「大事な部活も終わったから…」

    そうだ……蓮は部活、一生懸命だったなぁ…

    「いい加減、俺の彼女になれよー!」

    「ッ……!?」

    「返事は?」

    「っ…うん!」

    眩しく笑う蓮はどこまでもカッコ良くて。


    「蓮、大好き!」

    「ばーか、俺の方が好きだわ!」


    12年間の想いが実った瞬間だった。

    きゅん

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