ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「何見てるんですか」
    俺は口元に微笑を浮かべた彼女に目を向けた。
    「え? ふふ、あの子見て」

    彼女の言う視線の先には、一人の男子生徒。

    「さっきからふらふらしてるの。荷物が重いみたい」
    クスクスと笑う。

    「そうみたいですね」
    肩を揺らして楽しそうに笑う彼女を見て、僅かに目を細めた。
    「あっ、」

    「…こけましたね」
    俺の解説を聞いて、また、クスクスと笑う。

    「、可愛い」

    は?
    可愛いって何。

    俺は彼女の腕をつかんだ。
    「え、蓮? どうしたの」
    不思議そうな顔で俺を見上げる。


    「何で、俺以外の男を見るんですか」

    「や、なんていうか…、可愛かったし…」
    そういうのがイラつくんだよ。

    目線を下に向ける彼女の顔を無理やり合わせる。

    この顔の近さが慣れないのか、頬は赤く染まっている。

    ああ、くそ。 可愛いな。
    俺は、耳元に口を近づけた。


    「家に帰ったらお仕置き、ですね」

    きゅん

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  3. 「おはようございます、美姫様」
    すやすやと眠る彼女に、カーテンを開けながら言う。
    「ん…、れ、ん?」
    眩しそうに目を細めた彼女が俺の名前を呼んだ。
    僕以外誰がいるんだよ。

    「はい。私です。朝食の準備ができて…」
    「ヤダ…。まだ寝る…」
    「は…、や、ダメですって」

    今日はいつもよりも寝起きが悪いな。
    朝食の準備できてるのに。

    「れんも一緒に寝よ?」
    「は…? 何言ってるんですか…」
    布団の中から手をグイと引かれた。
    !?

    バッとベッドに片手をつく。
    「っぶな…。ダメじゃないですか、こんなことしたら…」
    「ダメ?」

    っ…

    「一緒寝よ?」

    「…俺のせいじゃないですから。煽った美姫様が悪いんですよ」
    ベッドに手をついて、頬にキスを落とす。

    「知ってます?」
    本当に自覚してほしいんだけど。


    「あまりにもかわいすぎると男は狼になるんです」

    きゅん

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