ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「おつかれ!ごめん、待った?」
    「いや別に」
    いつも無愛想だけど、素っ気なさに拍車がかかっている気がする…。
    「私何かした?」
    不思議に思って尋ねてみるけれど、返ってきた返事は素っ気なかった。
    「あ、そうそう!今日から教育実習生来てるよね!えっと…渡辺先生!」
    何とか明るい話題に変えようとしたら、航輝の肩がピクっと動いた。
    「すっごいイケメンだったね〜…航輝?」
    心無しか無表情な顔がイラッとした顔に変わった気がした。
    「お前さ」
    しばらく黙っていた航輝が口を開く。
    「なんなの」
    「何が?」
    「…その渡辺ってやつ」
    「ん?」
    ぽかんとした顔の私にまたイラッとした顔をする航輝。
    「イケメンとか言って騒いでたらしいじゃん」
    「へ?」
    「クラス違うからって浮気がバレないと思うなよ?」
    耳元で私に囁く航輝。
    「絶対しないし!」
    実は、ヤキモチを妬かせたくてわざと航輝友達の前で騒いでたのは秘密。

    きゅん

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  3. ……なんだかふわふわする。
    「……ぎゃっ!」
    「! るせぇな」
    目が覚めた瞬間視界に入ったのは、明るい金髪。そして聞こえた声は間違いなく、絶賛片想い中の幼なじみのもので。

    「あっごめん」

    慌てて謝ったけど、状況がよく掴めない。一体何で私はおぶられてるの?

    「ん。大丈夫か?」
    「え……何が?」
    「何がって……、熱あんだろ」

    言われてみてそういえばと思い出す。
    私、具合が悪くなって保健室で休んでたんだった。

    「でもなんでこんな」
    「保健室にサボりに行ったらお前がいたんだよ」
    だから家に送ってるだけ。
    それを聞いてじわりと顔が赤くなるのがわかる。

    「……ありがと」

    そう呟くと、別に、というぶっきらぼうな返事が返ってきた。



    ……あれ?そういえば。
    「保健室でサボるの珍しいね?」
    「誰かさんが具合悪そうにしてたからな」
    「……なんで」
    「そりゃわかるよ」
    いつも見てるからな。

    きゅん

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  4. 気が荒そうなあなたが苦手だった。教室の隅で静かに本を読む私は、いつもあなたにビクビクしていた。
    ある日の下校中。律くんが私の前を歩いているのが見えて、私は何となく距離をとって歩いていた。私に気づきませんように……。少しすると向こうから小さな男の子が走ってきて、律くんの目の前で転んだ。律くんは大声で泣き出す男の子を見つめていた。私は、彼が機嫌を悪くすると思っていた。
    ところが、律くんは、「おぶってやるから泣くなよ」 と言って男の子を背負って、家に送ってあげようと歩き出した。律くんはこちらの方に歩いてきて、思わず立ち止まっていた私にちらりと目をやった。目が会った瞬間、彼の頬にほんのり赤みがさしたのが見えた。
    あの日、私にとっての律くんは180度変わった。怖そうで、とても近づくことなんてできなかった律くん。だけど本当のあなたはとっても優しくて、頼れる人だった。
    私、そんなあなたに恋をしました。

    きゅん

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  5. 「ふっ、お前ホント変わってんな。お前みたいな物好きなかなか居ねぇよ」


    「そんなこと無いですよ!先輩見た目はこんなですけど、優しくて面白くてスポーツも出来るし…」


    「わ、分かったから!」


    「いや!まだありますよ!転んだ私に呆れながら手を差し伸べてくれて…アレは王子様かと思いました!…あ、あれ?先輩?」


    「///」


    「…先輩もそんな顔するんですねぇ」


    「うるせぇ」


    先輩は私の顎を掴んで、キスをした。


    「先輩からの不意打ちキッス」


    「キッス言うな。次変なこと言ったらこれだけじゃあ済まねぇぞ」


    「次は何してくれるんですか?」


    「…っ」




    不良狼は1匹の子猫にタジタジなのでした。

    きゅん

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  6. 友達と別れてから1人で家まで向かっていたときに声をかけられた。
    それも、今や学校で話題の不良さんに。

    「なぁ、俺お前のこと好き。」
    そして、私の事を好きと言ってくる。
    『え?』
    もちろん私が理解出来る訳もなく、不良さんに再び問いかけた。
    「俺、マジでお前に惚れてんだ。付き合うとか出来ないのは分かってるけどどうしても告白しておきたくて...。」
    真っ赤な顔。
    焦って頭をかく不良さん。
    噂とは大違いで全然怖くない。むしろ可愛いくらい。
    『私は立居 里穂!』
    「うん、知ってる。」と
    自分で言っておきながらまた顔を赤くする。
    『私、あなたのことあまり知らないから友達からはじめましょ?』
    「い、いいのか!?!?」と両手を広げて喜んでいる。

    それが彼との恋の始まりだった。
    「け、け、結婚してください!!」
    今度もまた顔を赤くして全力でプロポーズしてくれる。そんな君がずっと大好きです。

    きゅん

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  7. 不機嫌な周良が口を開く。

    「今日の帰りに風梨(ふうり)に話しかけてたやつ誰?」

    はて。
    しばらくして思い出す。

    「あの人は少し前に私の定期を拾ってくれた人だよ」

    そうそう。定期代高いからホントに助かった!!って危ない危ない。
    周良が機嫌を損ねてたんだった

    「どうしたの?知り合い?」
    「いや。あいつとはなんもないの?」
    「なんもって、あるわけないじゃん!」

    心なしかほっとした表情の周良。
    ほほう。それはもう、”あれ”だよね?

    「周良、ヤキモチ?」
    「...っさい、お前は俺だけ見てればいいの。」

    そのセリフとともに赤面する私たち。
    キスされて思う。周良は私の事全然わかってないね、

    「私にはもう周良しか見えてないよ、ばーか。」

    間抜けな顔をする周良。

    私も何だか恥ずかしくなってきて顔を背けようとしたら
    もう一度甘いキスが降ってきた。

    きゅん

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  8. 「先輩ー!」 門のところで先輩を見つけたので追いかける。先輩は優しくて、背が高くて、運動ができて勉強もできる。
    そんな完璧な先輩は私の彼氏です!

    「おー。りん、今日は一緒に帰れるね。」 「はい!」 私は先輩を見上げながら答える

    「??どうかした?」
    「いや、先輩背が高いなって。私ちゃんと先輩の彼女になれてますか?」

    「当たり前。俺が選んだりんだから世界一可愛いよ。」

    こうやって先輩は私が不安になった時、いつも言葉にしてくれる。

    「今日は俺の家でイチャイチャしよっか。
    「いいんですか!?」 「いいよ。」


    「やった!先輩大好きです!」
    「ふふっ。俺も。」

    「ムッ(。・ˇ_ˇ・。)俺もって何がですか!」

    (੭*ˊᵕˋ)ˊᵕˋ*)ギュッ「愛してるよ。りん」
    「/////」

    やっぱり先輩にはかないません。
    先輩大好きです!

    きゅん

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  9. 「あーあ、今日もいいことなかったなー。
    テストなんかいらんけー部活したいなー。」

    そんなことを言いながら帰っていると、後ろから気配を感じた。

    剣道部なもんでたまたま学校から持って帰っていた木刀を思わず構えた。

    「ごめんごめん、腕が鈍ってなさそうで何よりだよ。」

    そう言いながら両手をあげて降参のポーズをとっているのは、去年卒業した部活の真先輩だった。

    「あ、ごめんなさい!マジでごめんなさい!」

    流石に憧れの先輩に剣先を向けたとなる私、剣士失格だよ‥

    「そう落ち込むなって。お前ももう3年なんだし、そんなことで落ち込んだら1、2年が困るだろ。」

    そう言いながら頭を撫でてきた。

    久しぶりに見た先輩の手は、前より大きくて、温かかった。

    ずるいよ、顔まで熱くさせるなんて。

    きゅん

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  10. 7月7日。
    私はこの日がとても大好きだった。

    去年までは___

    「美琴~~~!俺彼女できた!」

    そう嬉しそうにこちらを向く幼なじみの創史。

    「ふーん。良かったじゃん」

    私はそうとしか言えず帰ってからずっと泣いていた。私は創史が好きだった。

    しかも7月7日は私の誕生日。

    なんで神様は私を苦しめるんだろう。そうやって何度も運命を責めた。

    でも2ヶ月くらいで別れちゃったんだって。

    毎年2人で見てた天の川。去年はもちろん今年は豪雨で天の川なんて見れない。

    そう物思いに耽りながら窓の外を見る

    「美琴~~~!帰ろーぜ!」

    「はいはーい」

    そうやって2人で帰る道は、何だかすごく切なくて。もうこうやって出来ない気がして。

    「創史。」 「ん??」

    「好きだよ。」

    勇気を振り絞って出た声は震えていた。

    「俺も。来年は一緒に天の川見るから。」

    やっぱり大好きな日かも。

    きゅん

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  11. 「うっわ、また雨だ。最悪……」

    七夕の日はいつも雨だ

    雲の上で二人は会ってる、って聞いたことがあるけど、私なんて一人だよ?

    え、傘がない!?


    「よっ」

    ん?

    「どうせ傘忘れてると思ってたけどホント期待を裏切らないよな」なんて言って笑ってる

    「別に待ってなくても良かったのに」

    私って可愛くないな。君の前では一番可愛く見せたいのに、素直じゃない

    というか天邪鬼が凄い


    「じゃあ入れてやらないけど」
    そう言って意地悪そうにニカって笑う

    幼い時から一緒だから、わかるのかな、私の気持ち。それがちょっとズルい

    私は全然君の気持ちわからないのに


    「部活おつかれ」

    相合傘も君にとっては私相手じゃ慣れたものかな


    「けっこう恥ずかしいよな」

    「え?」

    「あー、こっち見るなって」


    温かくて大きな手にクシャっと髪を触られる

    織姫と彦星が見守ってくれているような気がした

    きゅん

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  12. 『折角年に一度、織姫と彦星が会える日なのに雨だなんて。天の川を見ることも出来ない』

    「亜柚は星が好きだよね」

    『澪先輩はこういうファンタジーみたいな話信じなさそうだよね』

    なんて軽口を叩いてみる。

    「亜柚は七夕に降る雨をどうして催涙雨と言うか知ってる?」

    『会えなくて悲しいから涙が零れちゃうとか?ですか?』

    「そういう解釈もあるけど、1年越しに会えた2人の嬉し涙と言う説もあるんだよ。七夕の雨は会えないわけじゃないかもね」

    きゅん

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  13. 憧れていた先輩と付き合っている私。
    今日も先輩と帰っていた。

    「みわちゃん、今日もかわいいね」


    「かわいい、かわいい!!」


    「眼鏡外すと美人さんだね」

    そう言われるたびに私は彼の言葉を否定する。

    でも、まだまだ彼の溺愛は止まりません////大好きだよ。

    きゅん

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  14. ※男目線で書いてます
    優菜に、「今日もいっしょに帰ろう」って言われた
    部活が終わり、いっしょに帰っていたら
    今日は、いつにもまして様子が変なので
    思いきって聞いてみることにした

    「今日、何かあったの?」

    「あの……先輩って……彼女いるんですか?」

    「いないよ」

    「ホントにー」

    「ホントだよ」

    「じゃあ…………」

    気になる続きは、本編で

    きゅん

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  15. 今日は先生に呼び出されてちょっと帰りが遅くなってしまった

    暗くなる前に帰らなきゃ

    「桃先輩っ!」

    「あっ。零央くん!」

    「一緒に帰りましょっ!」

    もしかして待っててくれたのかな?

    ……そんなわけないかぁ

    「でねっ!って、先輩聞いてますかー?」

    「ごめんごめん。どしたの?」

    あ、零央くん寝癖ついてる。可愛いなぁ

    「もー。先輩?どうしたんですか?」

    「零央くんがかわいくってついつい」

    「…先輩。」

    「んー?」

    「俺、もう可愛い後輩じゃいられないです」

    「えっ?」

    「俺だって男です。可愛いじゃなくてかっこいいって言われたいです。」

    「…零央くん?」

    「今まで猫かぶってましたけど、もう本気だしますから。」

    「先輩、これからアタックしてくんで覚悟してください。」

    そう言って怪しく微笑んだ彼に落ちるのにそう時間はかからなかった。

    きゅん

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  16. 大好きだよ
    大好きなの

    でも、それだけじゃ恋は上手くいかないよね
    彼は人気者なんだよ
    どっちかっていうとイケメンっていうより
    面白い感じなんだけど、充分モテるし

    幼稚園の頃からずっと好きだったの
    結婚する約束もしたよ?
    幼稚園の頃だけど...
    分かってる、そんなの彼は覚えてもいない
    分かってるのに期待しちゃうの

    恋は楽しいものだと思ってた
    でも本当はすっごく苦しいものなんだね

    その日の帰り道、偶然彼と一緒になった
    途中まで一緒に帰るってことになって、
    緊張したけどその3倍嬉しくて
    ろくに話すことも出来なかったけど
    隣にいるだけで幸せで

    だから別れる時泣きそうになっちゃったの
    やばい、堪えなきゃって必死に堪えたけど
    涙が溢れちゃった
    おかしいな、普段はこんなことじゃ泣かない
    のに

    気づいた彼はうろたえて頭を掻いた
    そして次の瞬間不器用に手を繋いでくれた

    片思いが一歩進んだ瞬間だ

    きゅん

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  17. 私には学年が一つ上の彼氏がいる。
    先輩は受験生だからいつも放課後に勉強していて、今日は久しぶりに一緒に帰れることになったけど…実はテストの点が悪くて絶賛落ち込み中…でも先輩に心配かけないようにいつも通り明るく接しなきゃ!

    「今日は久しぶりに一緒に帰れて嬉しいです!」

    「そうだな、最近は一緒に帰れてなかったからな」

    「やっぱり勉強大変ですか?」

    「…あぁ、まあな」

    「そうですか…でも!先輩なら絶対大丈夫ですよ!」

    「……なんかあったか?」

    「え!?な、何もないですよ?」

    なんか逆に怪しい感じになっちゃった!ちゃんと笑えてたはずなんだけど

    「嘘つけ、無理して笑ってるだろ。俺にバレないと思ったのか?」

    そう言って私の頭をぽんぽんしてくれる

    「うぅ…実はテストの点が悪くて」

    「そんなの俺が教えてやるよ、可愛い彼女のためだからな」

    私はこんなちょっとズルい先輩が大好きです!

    きゅん

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  18. 「椿、帰ろ!」
    「うん」
    私、椿 《つばき》高校2年生
    彼は、晴《せい》
    私が転校してきて、1番最初に仲良くなった友達
    そして好きな人
    転校してきた時に聞いたけど、彼は学年1もてているらしい

    ある日の帰り道、
    「俺、好きな人がいるんだ。」
    と晴が言った
    信じられなかった
    だって晴がそんな事を言ったことはなかったし、何より私は晴が好きだったからだ
    「そうなんだ」
    でも晴だって好きな人くらいいるよね
    友達なら応援しなくちゃ
    「頑張って!」
    「..うん」
    「じゃあ私右だから。バイバイ」
    晴と別れて家へ向かう
    その時、晴が私の手首を掴んできた
    振り返ると晴が、抱きしめてきた
    「せ..晴?」
    「椿、好き!椿は俺のことどう思ってる?」
    「えっ」
    急でビックリした
    晴は私の事なんか友達としか思ってないと、思ってたから
    でも私の答えは決まっている
    「私も、晴が好きだよ!」

    きゅん

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  19. はぁー、疲れた。
    こんな時間まで委員会の仕事なんて。

    …しかも雨。どうしよう。雷が鳴らないといいんだけど…。

    「あれ、水瀬(みなせ)?ちょうどいいわ。傘ないから入れてくれ。」

    振り向くと、同じクラスの三澄(みすみ)が傘もささず立っていた。

    「どうして私が入れないといけないの。嫌よ。」

    三澄は確かに顔はいいが、俺様だし、多くの女子と遊んでいて私は大嫌いだ。

    しかし、私がそう答えた瞬間…

    ゴロゴロ…ピカッ‼︎

    雷が鳴った。

    「きゃっ! 嫌、怖い…」

    私は傘を手放し、耳をふさいだ。
    小さい頃、1人で留守番していたときに停電になった。それから、私は雷が大嫌いだ。


    「大丈夫か?雷が怖いだなんてお前も女子だったんだな。」

    「…うるさい。」

    大嫌いなはずなのに…どうして抱きしめられてドキドキするんだろう。

    きゅん

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  20. 「真結!帰ろーぜ!」
    そう言って笑って私のところに来る優斗
    それに迷わず返事をする

    帰る途中ふと思い出した

    今日、クラスの女子が優斗をかっこいいと騒いでいた
    優斗を好きな子なんて数えきれない
    確かに優斗はかっこいい
    そんなの私が一番知ってる
    だってずっと一緒にいたから

    優斗はかっこいいし優しいし頭も良くて運動もできる
    本当に完璧な人
    私の初恋の人

    「好き」
    気づけば口に出ていた
    言うつもりなんてなかった
    でも他の子が優斗の隣にいるのは嫌で…
    「え?」と困った声
    その後「ごめん」って
    耐えられなくて優斗がいる方とは逆をむいて
    「そ、そうだよね!こっちこそごめん!忘れて!」
    と焦りながら言う
    「いや、違くて!」と優斗の焦った声
    「え?」と今度は私が言う
    「俺から言うつもりだったんだよ!先に言わせてごめん。俺も真結が好きだ!俺と付き合って!」
    「もちろんっ!」

    初恋は実るものなんだね!

    きゅん

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  21. 「あのさ…。
    俺に怒ってる?」
    …怒ってるよ?
    「周防さんに…渡したんでしょ?」
    「…渡した?」
    「ホワイトデー!!
    何か渡したんでしょ?」
    後輩の周防さんに渡して、何で友達の私には渡さないわけ?
    「ホワイトデー? 周防に?
    渡してないけど? 何にも」
    「えっ?」
    渡してない?
    「だから、怒ってんの?
    じゃあ、何か買って渡すよ」
    「いい…。
    いいよ……」
    「よくないだろ。
    ホワイトデーに俺が何も渡さなかったから怒って…」
    「違うから!!」
    「…違う?」
    「今年は終わったし、渡すなら、来年渡して!!
    もう怒ってないから!!!」
    周防さんに渡してないならそれでいい。
    「分かった……」
    「うん……。
    ごめん……」
    怒っちゃって…。
    「安心しろ。
    周防に渡さない。
    もちろん他の女子にも」

    きゅん

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