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  2. 「先生・・ここわかんない。」
    「どれ?」
    私は今、居残りをしている。
    しかも先生と二人っきりで。
    「ここはこうするんだ。」
    「うーんと。出来た!」
    先生の教え方はやっぱり上手。
    難しい問題も解けてしまう。
    「里奈は覚えが良いのになんでテストの点
    が上がらないのかなぁ・・」
    そっか・・・先生も忙しいのに、わざわざ
    私のために付き合ってくれてるんだ。

    「先生・・・あの・・・」
    「うん?」
    「先生は・・・私と居残りしてて・・楽し
    い?」
    「楽しいよ。それに・・・」
    先生は突然私の耳元で囁いた。
    「こんな可愛い生徒・・・俺も一応男だし
    さ・・・何するかわからないよ?」
    「何するの?」
    「教えてほしい?」
    私は頷く。
    「じゃあ・・明日もまた居残りしてくれた
    ら教えてあげる。」

    私は先生が何をするのか気になって、
    また明日も居残りしようと決めた。

    きゅん

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  3. 「今回君を呼び出したのは、今後の進路についてだ」
    「進路希望調査表、何故何も書いてないんだ」
    「だって分かんないだもん」
    「やりたい事とかないのか?」
    「専業主婦で楽したい、先生結婚して」
    「あのなぁ、今は真面目な話しをしているんだ、そう言えば君は数学が得意だっただろう」
    「数学が出来たところで何にもないですよ。しかも、得意なだけで好きではありません」
    「何っ?じゃあ何が好きなんだ?」
    「本・・・」
    「漫画か?」
    「小説・・ライトなやつ」
    「なんだって?」
    「うっせぇ、馬鹿教師!
    数学の先生に振られたくせにっ!」
    「おぃぃ、何故知っているっ、理系女子は人の気持ちを読むことを知らなくて困る」
    「放課後、本の書き方教えて下さいね。国語の先生」
    「いや、今日は合コンが・・」
    「数学の先生に言ってやろっ」
    「待て、わかった。少しだけな」
    「やった」
    「ん、計算尽くか?」
    「はて?」
    「理系女子め」

    きゅん

    7

    天宮 月さんをフォロー

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  4. 俺には気に食わない女がいる。

    「結城君はどんなのがいい?」

    そう言いながら無自覚なのか狙っているのか上目遣いで男を見ながら首を傾げる中園結乃だ。

    委員会の仕事とはいえど、それは俺に対してじゃない。むかつく。なんだよ。

    「俺のことが好きなんじゃねぇのかよ……」

    小さく呟いたのを、結乃は知らない。こいつを見て、俺がそわそわしたりしていることも、知らないのだろう。

    学年が違うのに同じ委員会になれる確率なんかそう高くはない。
    それでも同じになれた事を、俺は嬉しく思い、浮かれていたのだろうか。
    結乃は、どうなのだろうか。

    俺と一緒っていう事に、少しは動揺したのだろうか。

    気になって気になって、結城、とやらに話しかけている結乃の腕を引っ張り、委員会で使っている教室を出た。

    俺の心を乱しているのをこいつは知らないのだろうか。

    きゅん

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  5. 「おい、早くしろって」

    「だ、だって…難しいんだもん」

    「そりゃ目瞑って描いてちゃ難しいだろ」

    はぁ、と呆れたように溜め息を吐かれる。確かに悪いのは私だけど、そんなあからさまに嫌そうな顔しなくても…。

    今、私は片想いの男の子と二人で美術室にいる。
    まぁただの居残りなんだけどさ。
    居残りが終わる気配を見せないのも、そもそも居残りをしているのも私のせい。
    【隣の席の人のスケッチ】っていうテーマで描いてたんだけど、恥ずかしくて彼の顔が見れないどころか顔もあげられない始末。

    「あのっ、私家でやってく…」

    「オマエが顔あげねーから俺も描けてないっつの」

    「うぅ…」

    情けない声で呻くと、ポン、と突然頭に大きな手が置かれた。


    「オマエの顔ぐらいいつでも思い出せるけど、本物見て描きたいんだよ」


    …もっと顔あげられなくなった。

    きゅん

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  6. 「えー。何であたしだけ居残りなのー?」


    思わず、あたしはそう言ってしまった。


    他の生徒は帰ってしまい、校舎内には誰一人生徒がいない。

    そんな午後6時の教室に、先生と二人っきりになった。

    机の上には、大量の理科のプリント。



    「……俺と一緒に居残りすんの嫌か?」


    先生は、そう耳元でささやいた。


    「……なっ………!

    そんなわけ………ないじゃん。」


    先生の言葉に、ボッと一気に赤くなるあたし。


    「ふっ…。

    終わるまで帰らさねーから、覚悟しとけ。」


    「……うん」



    その日、学校を出ると既に、夜空には星が瞬いていた。


    「明日もまた、居残りだからな。」



    そう言った先生は、あたしの彼氏です。

    きゅん

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