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  2. 秋。色んな人を巻き込んだ夫婦喧嘩を終え、私達はプライベートパークに遊びに来ていた。
    「凄いね、ここ」
    「祖父が妻と過ごす為に作ったそうだよ」
    「…家族の為じゃなく?」
    「ためじゃなく」
    「そこは嘘でもいいから、家族の為だって言ってほしいよね」
    「俺の先祖だぞ?有り得ねぇ」
    堂々と言ってのける夫に膝を差し出し、私は紅葉が舞い散る下で遠くで走り回る子供たちを見た。
    「相馬も遊べば?」
    「お前と二人で過ごしたいから、いーの」
    「…良くないでしょ」
    「おい、一ヶ月ぶりだぞ?夫を甘やかせ」
    「え、やだ」
    「お前はそういうやつだもんな…」
    「逆に、何を私に期待してるの?」
    「いや…別に」
    黄金彩られた紅の中。
    「なぁ、沙耶。今なら生まれてきて良かったと思えるか?」
    私の夫は、私に訊ねる。
    「そうね…」
    生きているのが辛かった日々は嘘のように。
    私の日々は満ち足りて。
    「今は…」
    物語は今日も続いてく。

    きゅん

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