ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

野いちご学園メニュー

ようこそゲストさん

  1. 766件ヒットしました

  2. 顔を赤くして、うつむいてしまった蒼に私は言う。




    「蒼。これ見て?」



    何も持ってないけど、拳をつくって、少し高い位置に持っていって蒼に見せた。



    「え?」



    案の定、蒼は何も疑わずに顔をあげる。




    チュウ。




    「私のファーストキス。何も言わずにとったでしょ? 
    それの仕返し」



    それには蒼も何も言い返せないようだった。



    「綾音って実は小悪魔?」



    それは普通にないと思うけど。

    きゅん

    3

    わたがしさんをフォロー

    通報する

  3. 「明日私が死んだとするじゃないですか?」

    突拍子のない言葉に、家庭教師の澤先生は目を見開く。

    「そしたら、この受験勉強って無駄ですよね」

    そう言ったら先生は、呆れてた。
    現実逃避だもんなぁ。でも、勉強してたら思ったんだもん、

    「どーせ死ぬなら楽しいことしてた方が未練ないです」

    例えば漫画読んだり、美味しいもの食べに行ったり、
    …澤先生とデートしたり

    「ゆみちゃんバカでしょ」
    つ、冷たい!澤先生冷たい!
    「せっ、先生は、私が死んで成仏できなくてもいいんですか⁉︎」

    じっ…て、先生を見つめる。
    先生は、ため息をついた。

    「俺は、ゆみちゃんといるだけで楽しいけど?
    この受験勉強が、楽しかったって、成仏してよ」

    ぱちくり、今度は私が目を見開く。
    「え…それって…」

    「あ、でも、死なないでね。」
    「それって⁉︎」

    「バーカ、勉強しろ」

    ばか!そこまで言ったら好きって言ってよ!

    きゅん

    8

    あさんをフォロー

    通報する

  4. ある雨の日の朝、傘も差さずに家の門の前に立っている後輩の斉藤くんを見つけた

    「斉藤くん傘は?濡れちゃってるじゃない。この傘持ってて。それからちょっと待ってて」

    私は家にタオルを取りに戻り、もう1本傘を持って玄関を出たら、

    「傘は1本で大丈夫だから。俺、本当は傘持ってるし」

    なんて斉藤くんが言うから、2本目の傘は家に戻して。

    斉藤くんの制服をタオルで拭いてあげながら歩き出すと、しばらくして斉藤くんが

    「本当は傘持ってないんだよね。だから相合い傘してこ」

    「なに、その確信犯は」

    そう言いながらも私の顔は赤くなって。

    「もっとそばに来てくれないと、濡れちゃうよ」

    そんなことをサラッと言う斉藤くんはなんだか私よりも大人に見えて。調子が狂う。

    学校に着いたとき、斉藤くんの右肩がびしょ濡れになっていることに気付いて、

    傘の中で斉藤くんに近寄らなかったことを少しだけ後悔した。

    きゅん

    5

    つぐみかさんをフォロー

    通報する

  5. となり、って…そういえばこの前誰か引っ越してきてたな…
    「まあ…隣同士よろしく。えっと…」
    「あ…!咲原結愛(さきはら ゆめ)です…!神城さん!今日はありがとうございました…!これからよろしくお願いしますね…!」
    「………はあ…ほんとなんなの…この生物…あと冬夜でいいから。」
    「あ、はい…!とう、やさん…!えへへ…なんか照れますね…!」
    「はあ…なんなのほんとこの可愛い生物…」
    …?冬夜さんなにかいっただろうか…
    「では、おやすみなさいっ!冬夜さん!」
    私は今度こそ冬夜さんに別れを告げて、家の中に入った。
    かっこいいひとだったなぁ…それはもう、見惚れちゃうくらい……
    また会いたいなぁ…
    そんなことを思いながら私は眠りについた。

    そ、そしたら…!!
    「「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」」
    耳をつんざくような声。
    な、なんで…!ど、どうして…私の学校に…!


    冬夜さんがいるの…!?

    ____続く。

    きゅん

    4

    なりゅう。さんをフォロー

    通報する

  6. ゴホッゴホッ
    「熱があるわね。先生には私から伝えるから今日は安静にしてなさい」
    そういってお母さんは私の部屋を後にした
    …彼に連絡しとこ
    はぁ〜、学校休みになっちゃった
    こんなに静かなんて久々かも
    …彼に会いたい
    そう思いながら私はゆっくりまぶたを閉じた



    下から聞こえる
    お母さんの陽気な声で目が覚めた
    私、あれから寝てたんだ
    私は壁側に向いていた自分の体を
    扉側に向けるために寝返りを打った時
    ー彼がいた
    「え、どうしてここに?」
    「…どうしてってお見舞い」
    私は起き上がり、
    まだ意識が朦朧としている中話したからか
    ベットの上からずれ落ちそうになった
    その時、彼に抱き抱えられていた
    「まだ熱あんだから、大人しくしとけって」
    「///う、うつるから離して」
    「うつしとけば治んじゃね?」
    チュッ
    「///」



    後日本当にうつったみたいです。
    今度は私がお見舞いする番!

    きゅん

    0

    westshioriさんをフォロー

    通報する

  7. 「今日はイースターだね!」

    「イースターだからって特別な事にだろ?」

     私は精也と話している。

     彼と今、おうちデートをしている。

    「特別な事がなくても、いいじゃん」

    「結衣がいいなら、俺は構わないけど」

    「でしょ。でも何かしたい」

    「いうと思った。何かしたいならウサギの格好でもしたら? うさ耳つけるとか?」

    「それいいね! 精也がそう言うと思って、実は買ってきてたんだ。はい」

     私は持っているうさ耳を瀬谷に渡した。

    「なんで俺が付けるんだよ。つけるならお前の方が似合うだろ?」

    「私は似合わないよ。精也の方が可愛いし、絶対に会うって」

    「いやだ。お前の方が似合うし、まず俺は男だ」

    「男とか関係ないよ。似合う方が付けるのがいいと思う。一つしかないし」

    「じゃ、精也が付けたらつける」

    「分かったよ」

     精也は諦めて付けた。

     そのあと私が付ける事は無かった。

    きゅん

    1

    夢見華さんをフォロー

    通報する

  8. 「美緒〜、もう探していいよ。」
    私は今、幼なじみの類の家でエッグハントというゲームをしている。
    どこにあるのかな〜?
    私は、類の家を探してまわる。
    後ろには類がいて、後ろで笑っている。

    「あと、2分!」

    残り時間がどんどん少なくなっていく。
    ホント、どこにあるの?
    類の家の隅々まで探したのに。
    探していないところあったかな〜?


    「あと、1分〜。」
    探していないところ……あった!
    類の部屋だ!
    私は類の部屋に急いで向かった。
    ガチャ。
    私は勢いよくドアを開けた。
    すると、類の部屋の真ん中あたりにプラスチックの卵があった。
    私は、卵を手にとって中を見てみた。
    中には手紙?ノートの切れ端?があった。
    その紙を見てみると
    『好きです。僕と付き合って。』
    と書かれていた。
    「類っ!これ……。」
    「僕の気持ちだから受け取って。」


    私は顔を赤らめた。

    きゅん

    4

    赤坂心さんをフォロー

    通報する

  9. 「あぁ~!そこのタマゴとってよ!」
    「うっせ、今それどころじゃないんだよっ」

    敵と戦いながら、イベント中のタマゴを集めるゲームなんだけど…

    「トワのばーかっ」
    「はぁー?!」

    トワが全然タマゴとってくれないんだけど?!
    もう知らないーー

    「…おい、マヤカ」

    ふーんだ、無視してやる

    「……現実の方がいいんじゃねーの」
    …?
    「…それ開けてみて」

    そう言って指差したのは小さな箱。

    …え、なに?

    「やだ。虫?」
    「ちげーわっ」

    …なんなのよ
    トワの頬が少し赤い。

    箱を開けると、そこには水玉模様のタマゴがひとつ。

    「あははっかわいい!なにこ__」


    _チュッ

    私が振り向いた時、トワは私の口に触れるようなキスをした。

    タマゴはパカッと開くようになってて、その中には小さな手紙がひとつ。

    _『スキ』

    不器用に書かれた文字が愛しい。

    「……エッグハントされちゃった」

    きゅん

    3

    一 織さんをフォロー

    通報する

  10. 〜前回の続き〜
    私は泣き崩れた
    でも彼の最後の願いだから…
    私は手紙をそっと開く
    『すみれへ
    こんな事になってごめんな
    きっと俺がいなくなったら…すみれは自分を責めると思った
    だからこれだけ言わせてくれ
    これからは俺より良い奴を見つけて、俺の事なんて忘れるぐらい幸せになってほしい
    それで…
    歳をとってこちら側の世界に来た時に
    「私めっちゃ幸せになったよ」
    って笑顔で言ってきてほしい
    最後に…
    すみれ…俺はお前と付き合えた時間が凄く幸せだった
    愛してるよ
    雫より』
    「うぅー…ずるいよ…最後にこんな事言うなんて…グスッ」
    でも私は心に誓った
    彼の約束を守りたいから
    「雫…私絶対幸せになって言いに行くから…待ってて」
    部屋の中…私の声は静けさに呑まれた
    でも私はそんな事も忘れるぐらいの笑顔を作った
    …その時、一瞬だけど彼に背中から包まれた様な気がした

    〜終わり〜

    きゅん

    4

    闇姫さんをフォロー

    通報する

  11. 昔から亡くなった人が見えた
    そんな私には大切な人がいた
    つい、この間まで…
    彼は亡くなった
    でも私の前に現れる事はなくてヒントを探すために彼の家に行った

    「相変わらず綺麗な部屋だなぁ…」
    本棚を見ていると1枚の手紙が挟まっている事に気づいた
    「…何これ?」
    そう言いながら手紙に触れた瞬間…
    「え…嘘…」
    眩しい光と共に姿を現したのは彼だった
    「おっ!やっと見つけたか〜その手紙」
    彼は何も気にする様子もなく微笑みながら普通に話している
    「何で…今まで私の前に現れてくれなかったの…ずっと待ってたのに」
    頬に一筋の涙が伝う
    「ごめん…傍にいてやれなくって。言いたい事は沢山ある。でもお前がその手紙を見つけたら…俺はあちら側の世界に行こうって決めてたから…またな。手紙絶対読めよ!」
    彼は泣かないように精一杯の笑顔を私に向けまた光と共に消えた…
    「何で!やっと会えたのに…行かないで!」
    〜続く〜

    きゅん

    3

    闇姫さんをフォロー

    通報する

  12. (なんでうち生きてるんだろう…消えちゃいたい)
    そんな事を思いながらカッターで手首を切る
    …ドンッ!
    ビクッ…!
    突然ドアが開いたかと思うと入ってきたのは一緒に暮らしている彼氏の理人だった
    「はぁ…また切ったの?」
    部屋は暗く彼がどんな顔をしているか分からない
    「ふぅっ…ごめんなさい…でも我慢できなかった」
    (きっと泣きたいのは理人の方なのに…うちが泣いてどうするのよ…涙止まってよ)
    ぎゅっ…
    「え…どうして!?」
    彼は後ろから抱きしめて頭を撫でながら言った
    「君の事だから頭がいっぱいになっちゃったんでしょ?でも誰にも迷惑かけたくないって思ったら辛くなって切っちゃった…違う?」
    私は静かに頷いた
    「すみれ…僕はどんな君でも受け止める。君の苦しむ顔は見たくない…急には無理かもしれないけど少しずつでも僕の事を頼ってほしいな」
    「うん」
    いつの間にか気持ちが落ち着いていた
    これはきっと彼の魔法…

    きゅん

    6

    闇姫さんをフォロー

    通報する

  13. 土曜日の夕方。お母さんに頼まれてお使いに行った。
    「はぁ~めんどくさっ亅と愚痴をこぼすと
    「ねぇ?久しぶり!亅え?!
    「ルイ…?亅
    ルイはニコッとして「そうだよ亅
    ルイは9年前、私達が10歳のとき親の離婚で引っ越した。ずっと仲良くしていて片思いしてた私はとてもショックを受けた。
    「なんでここに?亅ドキドキしながら言った。
    「なんでって…亅少しためてからルイは
    「お前に会いに来たに、決まってんだろ?亅まって…どういうこと…?! 10歳の時の彼とは違い大人な雰囲気が出ていた。
    「あのときは急でちゃんとお別れも言えなくてごめんな。でもお前に会いたくなってさ…。亅
    「ルイ…っ亅
    「9年越しだけど…ずっと好きでした。お前に会えない時、寂しくて辛かった亅
    ち、近い…
    「俺と付き合って?亅
    「私なんかでいいの…亅
    「お前だから、だよ亅
    「私も好きでした亅

    ルイは言う
    「もう離さないから亅

    きゅん

    4

    えだまめ〜。さんをフォロー

    通報する

  14. ドサッ。
    私は自分の部屋の前で倒れてしまった。

    やばい…。貧血?
    このまま、死んじゃうのかな…。

    「…何、してるの。」

    この声、一ノ瀬くん?

    「…大丈夫?…部屋に運ぶか。動くなよ。」

    えっ、これってお姫様だっこ⁉︎
    嘘っ!一ノ瀬くんが⁉︎

    こんなこと、考えてる場合じゃないけど…、ドキドキする。
    意外と、力あるんだ…。

    きゅん

    1

    百瀬 花音さんをフォロー

    通報する

  15. 「沙蘭、好きだ。俺はもう自分の気持ちに嘘をつかないと決めた。沙蘭は俺が本当にやりたい事に気づかせてくれた。ついでに君に対する想いもな。」


    トワ。やっと気が付いたんだね。そう、あなたの夢は医者のなること。それに気づいてよかった。


    「私もトワには感謝してる。ありがとう。でも、冴姫さんはどうするの?まだあなたの婚約者でしょ。」

    「あんな奴忘れろ。俺がきっぱり断っておくから。俺は沙蘭じゃないとダメなんだ。」


    続きは ありのままの君を~御曹司の悩み事~ にて!

    ぜひファン登録お願いします!!!

    きゅん

    1

    Minaseさんをフォロー

    通報する

  16. 「ケホケホ・・・あー。最悪」

    折角頑張って誘って今日は蒼太とデートだったのに。

    さっき断り入れたメッセージも既読つかず

    「生きてるか〜」

    「蒼太!!」

    声の方に顔を向ければ片手にビニールを持っている蒼太が部屋の入口に立っていた

    「楽しみで風邪ひくなんて子どもかよ」

    ケタケタ笑いながらベッドの側に座って持ってきた袋を漁ってる

    やっぱり楽しみにしてたのは私だけか

    「冷たっ!!!」

    ベシっと叩かれると同時におでこには冷えピタが貼られた

    「17年間一緒だったんだからこれからだって一緒にいるだろ。そのうちの数日くらいなんだよ。いいから早く治して遊園地行くぞ。な?」

    私の顔を覗き込んでふんわりと優しい目をして笑う

    それが恥ずかしくて顔を隠すようにして布団を被ると、早く治せよって言いながら頭のところを撫でてくれる

    いつも意地悪なくせにこういう時だけ優しいなんて反則だよ。

    きゅん

    3

    藤さんをフォロー

    通報する

  17. ガチャ
    「高斗ーいる?」
    「何だよ、今日は無理だから帰れ」
    「そんな事言わないでよって、どうしたの?少し顔赤いけど風邪ひいたの?」
    「別に。ただの微熱だから気にするな。」
    「えっ、でも今日おばさん達いないんでしょ?心配だから一緒にいるよ」
    「お前がいると悪化する。」
    「あっそ、じゃあ、帰りますよ。じゃあね」
    バタンッ
    「何よ…あんな言い方しなくたって心配しただけなのに…あれ、なんで涙が出てくるんだろう……」
    (幼なじみなのに…)
    ギュッ
    「それは、俺が好きだからだろう。」
    「えっ」
    「いい加減、素直になれよ…俺はもうずっと中学から好きだよ。友里」

    きゅん

    7

    とびうおさんをフォロー

    通報する

  18. 「あ、斗識くんだ…」
    嬉しくて頬が緩む。
    「来てくれてありがと…」
    「う、ううん」
    じっと私は斗識くんを見つめてしまう。
    「…」
    やっぱり、好きだなぁ…
    「…なに?」
    「ううん、好きだなぁって思って…」
    素直に言う。
    すると、目を逸らして「そういうこと、あんま言わないで」と言われた。
    がーん…
    「…ごめん、嫌、だった?」
    「じゃなくて」
    斗識くんが慌てたようにこっちを見る。…目があった。嬉しい、と思うのと同時に、目が逸らされる。
    「…僕も」
    顔が赤くなっているのが一瞬見える。頭はぼーっとしているけど、気分はそれだけで幸せになる。
    「えへ、両想いって嬉しいね。ずっと一緒にいてね」
    「…やだって言ったら?」
    …やなの…?
    その言葉がグサッと刺さって、頭が痛くなるような感じがした。…さっきまで、治ってきてたのに。
    「〜っ、嘘、ごめん。超好き。…離れ、ないで」
    耳まで赤くなった顔がこっちを向いた。

    きゅん

    3

    佐々木由美さんをフォロー

    通報する

  19. 「あ、斗識くんだ…」
    ズル、と背負っていた鞄が落ちる。
    「来てくれてありがと…」
    「ううん」
    会った瞬間、そんな嬉しそうな顔するなよ…。
    じっと美由紀が僕を見つめる。虚ろな目で。
    「…なに?」
    「…好きだなぁって思って…」
    …っやばい
    「そういうこと、あんま言わないで」
    つい目を逸らして言う。
    今日こそ心臓がおかしくなる…
    「…ごめん、嫌、だった?」
    「じゃなくて」
    つい振り返る。思い切り目があって、慌てて目を逸らす
    「…僕も」
    なんて言おうと思っていなかった本心の方を言ってしまった。
    慌てすぎでしょ、僕…。てか、やばい。こういうこと言ったら…
    「えへ、両想いって嬉しいね。ずっと一緒にいてね」
    …ほら、爆弾が返ってくる
    「…やだって言ったら?」と、今度は思っていないことを言う。こっそり様子を伺うと、すごく悲しそうな、泣きそうな顔をしていた
    「〜っ」
    やっぱり、何を言っても美由紀には敵わない

    きゅん

    3

    佐々木由美さんをフォロー

    通報する

  20. 走って、彼の家に行く
    「おはよ」
    部屋に入ると、斗識くんは寝ていたらしく、眠そうに顔を上げた。
    「ん、はよ…」
    ドキュンッ、と心臓が撃ち抜かれる
    斗識くん可愛すぎ…
    抱きついたいのをぐっと堪えて、「今起きたの?」と訊く
    「ん…音がしたから…」
    風邪を引いてなくても、斗識くんはたまに、変なことを言う。ドアを開けてここに来ただけなのにな…
    「…それに」
    ぐっと、腕を引かれる。風邪を引いているからなのか、それとも調整しているのか、その力は弱々しかった。
    「…気づかないわけないじゃん」
    かぁ…と私の頬が赤くなる
    「…あ、ありがと…?」
    「なんでお礼?」
    彼はまた弱々しく笑う
    「…こんな近いと、移る…」
    恥ずかしくて、そんなことを言ってしまう
    「あ、ごめん…」
    頭回んなかった…と呟くのが聞こえた
    「来てくれたのが嬉しすぎて…」
    きょ、今日は素直が度を越している…!
    「ねぇ、今日は泊まっていかない?」

    きゅん

    3

    佐々木由美さんをフォロー

    通報する

  21. 幼なじみのなっちゃんと付き合っているあたしは、毎朝一緒の登校が日課。

    「おはよー」
    なっちゃんのお母さんにいつも通り挨拶して家に入る。
    「ちょうどよかった! ナツ起きないんだけど、夢ちゃん起こして」

    なっちゃんが寝坊なんて珍しい…。
    お母さんに言われるまま、なっちゃんの部屋に行く。

    「ほらナツ、夢ちゃん来たよ、起きなさい!」
    「ん~…」
    全く起きる気配がない…。

    「なっちゃん~。学校行こ」
    「ん、夢…。ん~…チューして…」
    何言ってんの…。

    お母さんはニヤニヤしながら「じゃああとよろしくね~」と部屋から出て行ってしまった。

    「チューしないと起きない~…」
    「わかったよもう…」

    ベッドのなっちゃんに一瞬だけキスした。
    って、あれ?

    「なっちゃん!熱あるでしょ!」
    「やった~…。夢が看病してくれる~…」

    そう言ってなっちゃんが、甘えたように潤んだ目で見てあたしに笑顔を向けた。

    きゅん

    3

    麻井めぐみさんをフォロー

    通報する

▲