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  2. 「ったく、マジで手が焼ける」
    「別に助けてなんて言ってないし」
    素直じゃない私は、肩で息をするあいつに背を向ける。
    「絡まれて泣きそーになってたの誰だよ」
    「っ!」
    私が大股で歩き出せば、ぽふっと頭に何かが置かれた。バイクのキーを指で回して、涼しげな表情で私を見るあいつ。
    「帰り道わかんねーだろ」
    バカにしたように笑われて、挙げ句の果てには抱きかかえられてバイクに乗せられた私は、相変わらずむすっとする。
    「抱きついてろ」
    「え」
    ビュンと風が吹いて、私は慌ててあいつの背中に腕を回す。伝わる温もりに心臓がドキッする。総長で調子に乗ってるくせに…
    「なんで私を助けたの」
    地味で住む世界違うのに。
    「は?」
    「だから、」
    「好きだからに決まってんだろ」
    赤信号で止まるバイク。
    「倉庫には可愛い人いっぱい、っ!」
    突然唇に感じる甘い感触。
    「ずっとお前だけだよ」
    「えっ、」
    「好きで悪いかよ」

    きゅん

    16

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