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  2. 「…なにしてんの」
    ふと声が聞こえて振り返れば、部活のはずのあいつがドアに寄りかかるようにして私を見ている。
    「べ、べつに」
    実はチョコを待ってる…なんて言えない。
    「…バーカ」
    そう言って空笑いする蓮は嫌い。
    「で?好きな人誰だよ」
    「…両思いではない」
    …気づけよバカ。蓮だよ。
    「はっ、だろーな。モテねえもんなお前。」
    「言わなくてもいいじゃん」
    蓮は少し怠そうに歩み寄ってきて、どさっと前の椅子に反対向きに座る。
    長い睫毛が縁取る切り長の瞳が、蓮の全てが…っ私をおかしくさせる。
    「帰ってれば?」
    「んでだよ」
    「…」
    「まだわかんねーのかよ」
    わかんないのはそっち…
    「…ん」
    え…目の前に現れた箱。
    「クラスの余り物」
    「え…?」
    ぐいっと押し付けられる。
    「はあー…気づけよ」
    「…っ?」
    「…好きで悪いかよ」
    そう言って蓮はくしゃっと髪をいじる。
    「俺だけはお前を見てるっつってんの」

    きゅん

    22

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