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  2. 「花恋」

    『和輝…』

    私が振り返るとそこには幼なじみの和輝がいた。

    「大丈夫か?」

    そう言って心配そうな顔を浮かべる和輝に私は勢いよく抱きついて泣きじゃくった。

    『大好きだったんだよ』

    今まで溜め込んでたことをすべて吐き出すと、和輝はそれを静かに聞いてくれた。

    「頑張ったな」と、頭をポンポンしながら。

    こうやって和輝に抱きついてポンポンされるとすごく安心する。そう思っていたら

    「花恋。お前のことは俺が守るから。」

    「もう、お前の傷付く姿は見たくないから。俺にしろよ…俺の…ものになって」

    と、和輝は私を抱きしめた。そして

    「おれ、小さい頃からずっとお前の事がすきだよ」

    和輝の真剣な眼差しから私は目が離せない。

    「今は無理でも絶対落としてみせるから。」

    そう言って頭をぽんぽんして私の横を通り過ぎる。

    「ほら、帰るぞ」

    『うん!』

    いつの間にか私は笑っていた。

    きゅん

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