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  2. 「あ!メリークリスマスです」


    中庭に見知った顔を見つけて声を掛けた。どうやら相手もこちらに気付いたようだ。



    「‥‥本当に会えた」
    「え?」
    「何でもない」


    すぐにそらされた視線は、目の前にあるツリーへと向けられていた。


    「先輩はどうしてここに?」
    「どうして‥‥」


    私の問いに考え込む素振りを見せる彼。そして顔を上げた彼と、目が合った。



    「‥‥キミに、」
    「私?」


    「--‥‥キミに会える気がしたから」


    だから来た、と彼は言う。



    「顔、赤いよ?」
    「っ、先輩のせいですよ!?」
    「何で?」


    くっ‥‥この天然タラシめっ。
    もう知らないとばかりに顔をそむけた。

    すると隣からはくすりと笑い声。



    「でもキミに会いたかったのは本当‥‥だからこっち向いて?」
    「っ‥‥好きです、先輩」
    「うん。知ってる」


    そして彼からの甘い口付けに、私は溺れる--‥‥

    きゅん

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