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  2. 年の離れたフィアンセが校門から出てきた。

    おれは車を降りた。


    「お疲れさま。迎えに来たよ」


    「り、理事長先生……ほんとに、お邪魔していいんですか?」


    「ああ、親も執事もきみに会いたがっている。

    まず、買い物に寄るぞ」


    車好きのおれ自らの運転で、ブティックへ。

    彼女に似合いのものを、と見繕ってもらう。


    「おれからのプレゼントだ」


    車に戻って、助手席のきみに、ふと我慢できなくなった。

    おれは運転席から身を乗り出して、きみの唇を奪う。


    「2人きりの、今のうちにな」


    「理事長せん……っ」


    名前で呼んでくれない悪い口を、深いキスでふさぐ。

    息の上がったきみに、意地悪な顔をしてみせた。


    「今夜は、きみの憧れの天蓋付きベッドで、ゆっくり愛し合おうな」


    大人の愛情と独占欲を初めて、きみに贈る。

    バレンタインの愛らしい手作りチョコのお礼になるだろうか?

    きゅん

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