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  2. 「愛珠、どうした? ちょっと落ち着いて。自分が好きなの言いなって言ったけど、手当たり次第言えってことじゃ無いんだよ?」


    ――ねえ隼人。私を、嫌わないで。



    出来るだけ笑顔を作って、普通に振る舞うように努める。



    「今までさ、意見聞かれるようなこと無かったからやっぱ分かんないや。ごめん。お揃いの物は隼人が選んで?」


    顔を上げてへへっと笑い、隼人の顔を見ずに立ち去ろうとする。


    ――ギュッ



    「っ……はや、と」


    隼人は何も言わず、ただ私を抱き締めた。


    「はなし……」



    頭を撫でられて、何も言えなくなる。
    ギュッと胸が苦しくなって、何故か無性に泣きたくなった。



    「隼人……」


    「何……?」


    「嫌わないで。お願い」


    「嫌わないよ。大丈夫だよ、愛珠。大丈夫」


    ただ隼人の腕の中は温かくて、優しくて、しばらくの間、私は彼に包まれていた。

    きゅん

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  3. 目の前で彼女が水着を着ている。もう色々とやばい。

    「なぁ、みろよ」すると男達の会話が耳に入る。
    「うわっすげぇ超絶美女。スタイルやべえ」俺は肩をぴくっと震わした。ドロっとしたものが胸の奥に浮き上がる。
    __みんじゃねえよ。俺のだよ。
    俺は着ていたパーカーを彼女に渡そうとチャックに手をかける。
    _もう誰にも見せたくない。
    じぃっとチャックを下ろそうとしたとき彼女は焦り混じりの顔で、そのチャックを上へと上げ返した
    未だ驚いている俺に彼女は続ける。

    「__晴さんかっこすぎるので、これ他の女の人の前で絶ッ対に脱がないで。」
    その鋭い視線で俺は思い出す。
    _忘れてはいけない。彼女は綺麗なだけじゃないということを。
    彼女は俺の手をぐいっと引いて歩きだす。

    「絶対私から離れちゃダメですからね。」

    彼女はムスッとした顔で俺を見る。

    _ああ今日も俺の彼女はかっこいい。

    きゅん

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  4. 夏休みが終われば私たちは友達に戻る
    夏休みだけの恋人

    …どうせもどるなら

    「好きっ、誠(まこと)が好きだよ」
    と彼の袖口を引っ張って言った。

    誠は驚いた表情を見せたけど
    「…ごめん、応えられない」
    と、真剣な顔で私から一歩離れた
    あからさまな線引きに胸が傷んだ。

    「ごめん、知ってた」
    結局は友達だもんね
    手を繋いで
    抱き締めて
    あんなキスして
    期待するようなことしてきたのに
    結局は特別になれない

    「ごめん、さっきのは忘れて!また学校で」
    と、私は誠から逃げるように走った。
    私はなんで誠が好きなの?
    もう嫌だよ

    「まてよ!なんで勝手に行くの、夏休みは終わってない」
    と、誠に腕を掴まれた。

    やめて、期待させないで

    「誠は私に何を言わせたいの?こんな酷くて意地悪な人嫌っ………んっ」
    口を塞がれた、それもキスで

    もうわけがわかんないよ

    もういっそ夏休みが終わらなければいいのに

    きゅん

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  5. まるで目的地に行くことを迷っているような、隼人(はやと)の頼りない足取りに着いていくと、ひとつの高いマンションが見えた。

    隼人が不意に足を止める。

    私に詳しいことは分からない。でも、このマンションが関わっていることは隼人の表情から明白だった。


    マンションの向かい側の公園のブランコに腰かける隼人。私は隼人と向かい合うように柵に腰かけた。



    彼は何も言わない。

    私には何も分からないけれど、少しでも楽になって欲しかった。

    隼人の手をギュッと握った。



    「愛珠(あしゅ)……」



    いつもの隼人からは考えられないほど、小さな声だった。


    「……俺は………」


    隼人の声が震えている。



    「俺は、人を殺してる」


    ……え?





    「俺は……あいつを、殺した……」




    暗く、静かな公園に隼人の声が静かに響いた。



    →続きは本編で!!

    きゅん

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  6. ごめん!こんな時間になって。俺から誘ったのに...。お前のことこんなに待たせて。

    俺、いつもお前のこと待たせてばっかだな。部活、部活ってそればっかりで...。だから今回は、この花火大会だけは遅れちゃダメだってずっと思ってた。でもやっぱり結果お前を待たせちゃったな。本当にごめん!

    花火、もう少しで終わっちゃうな。花火見てていいよ。

    ギュッ。

    何って?待たせたお詫び。花火が終わるまでお前を後ろから抱きしめてる。大丈夫。これでちゃんと見れるから。ほら、花火に集中して?

    残りの時間は俺といちゃつきながらの花火大会だ!これでも足りないくらいだぞ。花火が終わってもこうしてる。いままで待たせた分ずっとな。

    きゅん

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  7. 「暑いね」
    そう言って笑い、汗を拭った好きな人。


    千明先輩は片思い中の相手、そんな人が今、私の隣にいる。


    時折、幼い笑顔を向けられると
    私の顔は熱を持ち、心拍数が騒ぐように早くなる。


    「人が多くなってきたね」
    そろそろ花火が始まる時間で、人の流れが複雑になっていく。


    「あっ!」
    人の波に流されそうになり前を行く先輩の背中が少しずつ離れかけた、が。


    「大丈夫?」


    手を繋がれ、離れちゃダメだよと笑われる
    そのまま人の少ない公園に移動して、空いていたベンチに座った。


    もちろん、手は繋いだまま


    互いに話すわけでもなく
    手を繋いだまま心地の良い時間が流れて、ヒューッと花火が打ち上がる音が響いた


    「結ちゃん、こっち向いて」

    先輩の熱を帯びた瞳と目が合うと
    夜空に光が咲いて、私達の影の距離は0になる。



    「暑いね」


    そう言って笑う先輩は大人びて見えた。

    きゅん

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  8. 花火が夜空を彩る
    でも、私が見るのは花火ではなく、花火に照らされる君の遠い横顔
    (友達にドタキャンされて、何と無く花火大会の会場に来ちゃったけど…)

    (余計に惨めな気持ちになっちゃうな…)

    よりにもよって私の片想いの相手は一人、浴衣姿で花火を見詰めていた

    (きっと…誰かを待ってるんだろうな…)

    その人が来なきゃ良いのにとまで思うのに、声をかけられないのは…

    (だから、一人で花火大会なんか…)
    と、下を向いていると…

    『おい、花火見ないのかよ?』
    と、私に誰かが声をかけてきた

    誰かと顔を上げるとそこには…

    『瀬名くん…』

    片想いの相手がそこにはいた

    『待ち伏せしたのになかなか来ないからびっくりしたー』

    『ふぇ?…』

    『好きな人を待ち伏せしちゃダメ?』

    『良いよ
    私だって、君目当てで来た』

    素直に言えたのは赤面してる君のおかげ

    一際大きな花火が幸せな二人を照らした

    きゅん

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  9. 高校1年の夏休み、私は毎日登校し、夢を叶える為図書室で勉強していた。
    「木村さんって、いつも来てるね?」
    嘘っ…
    前谷君…どうして?
    「あれ、木村さんだよね?僕の事知らない?
    同じクラスの前谷だけど?」
    知ってる。彼を知らない人は居ない。
    彼は勉強だけじゃなくスポーツも出来、見た目も良く、気さくな事から男女問わず人気があり、私なんかが近づける人ではなかった。
    「隣いいかな?」
    え?他にも席空いてるのに…
    「あ、あの…他にも席空いてますけど?」
    「ん?迷惑なら、離れるけど?」
    「め、迷惑では…」
    初めて話し、初めて側で見る彼を前に、恥ずかしさで、言葉が思うように出てこない。
    「そう?じゃ、隣座るね?」
    「木村さんって、医者目指してるの?」
    「え?」
    「それ、医学部の参考書でしょ?
    僕も同じ物持ってるから、他にも良い参考書が有るから、今度貸してあげるよ?」

    私の心に恋が芽生えたのを知った

    きゅん

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  10. 夏休み、5年ぶりに卒業した母校に全員集結。久しぶりに会った同級生は皆変わってない。
    そして私の片思いも・・・
    ずっと好きだった蒼とは大学では離れ離れ
    彼女ができたって話。だから今日は気不味くて一人教室でみんなが花火で盛り上がるのを見ている。
    「何やってんの?」
    後ろから声がした。蒼の声だ。
    思わず胸が高鳴る。恥ずかしくて振り返ることもできず、私は答えた。
    「みんなが笑ってるとこ見るの好きなの」
    「ゆりらしいな」
    振り向かないまましゃべっていると、蒼が近づいてくるのがわかった。蒼は隣に立って一緒に外を見下した。
    「蒼・・・名前覚えててくれたんだね・・」
    気まずくなって話しかけたけど蒼は何も言わない。
    その時。突然私の左手を蒼の右手がぎゅっと包み込んだ。
    「!」
    私は驚いて蒼を見上げたけれど彼は私を見ないで早口に
    「・・・好きだ」
    と言った。嬉しすぎて顔まで真っ赤になる。
    「蒼のバカ。遅いよ」

    きゅん

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  11. 中学生の時の私の初恋の思い出

    「優!ごめん遅れた」

    「大丈夫、今日あついなぁ」

    「だねー昼とか特にね」

    優は私の初恋の人受験生にも関わらずこの人は毎日公園でバスケを昼から夕方までずっとしているそれを毎日見に来てる私も受験生だけどねw

    「ねぇ優好きな人いる?」

    私と優は受験する高校が違うのもあり私は高校に上がるまでに告白しようと考えていた

    「ん?まあいるけど急になんだよ」

    「私さ、優が好き、中学入ってから段々と仲良くなって同じクラスにもなれてすっごく嬉しかったの良かったら私と付き合って欲しい」

    「えっ、まじか、でも薄々気がついてたそうなのかなって、でもごめん俺美叶が好きだから」

    「うん、知ってる美叶って二つ上の先輩で彼氏いるよね?」

    「あぁそうなんだ」

    そう言って悲しそうに微笑む君の笑顔が太陽に照らされたひまわりみたいに美しくて私はそれを見て泣きそうになった

    end

    きゅん

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  12. しんどくなった私を、家に入れてくれた君。

    優しいな、ってちょっとキュンとしちゃったよー!

    タオルケットかけてくれたり、私の顔をじっと見たり......
    実はあの時、私は起きてたの。

    だけど、寝たふりでもしないと、君は私を見てくれないでしょ?
    君の家に二人きりって、ものすごくドキドキした。




    帰り際、引き留めてくれてありがとう。

    私もちょっと期待してたから......






    だけど、もうダメだよ、私。
    ねぇ、私に優しくしてくれて......

    ありがとう。

    きゅん

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  13. 暑い暑い暑い...

    朝7時からずっと外を歩いている。
    そろそろ気分も悪くなってきた。

    向こうから高校生らしき男の子が歩いてくる。
    いいなー。全然暑そうじゃないし。

    ......えっ?あの子、もしかして、
    「あっ!アイス食べてるー!ずるーい!」


    ......あっ、やっちゃった?
    初対面の人に大声で叫ぶなんて、かなりヤバイ人だと思われたよね?

    逃げられちゃうかな?


    「僕は、まだアイスを食べていません。あなたの声に邪魔されたから。
    そしてこのアイスを食べるのはずるいことではありません。なぜならこれは僕のアイスだからです。
    では失礼します。」

    よかった~。思ったより面白い人だった。
    なんかこういうタイプ、あんま見たことない感じ。


    ちょっと気になる...

    きゅん

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  14. 夏休み明け。クラスメイトのは1ヶ月と少しぐらい会わなかっただけなのに、なんだか久しぶりな感覚がする。

    私の好きな陽介くんとも久しぶりに会えた。

    私はいろんな人に「久しぶり」と挨拶をしていた。

    そしてもちろん陽介くんにも。

    私は陽介くんに会いたくて探し回ってようやく、屋上で見つけた。

    「久しぶり!陽介くん」

    「ああ、久しぶり‥‥‥ではないかも」

    「私たち何処かで会ってたっけ?」

    会った記憶はない。会ったら忘れるはずない。

    「うん。俺は会ってたよ。夢の中で毎日」

    「え?」

    すると陽介くんは私をギュッと抱きしめると、頭を撫でる。

    「でも、やっぱり夢だけじゃ足りない。直接、お前を感じていたい」

    夏休みが明けたと共に、私の恋の幕も開けた。

    きゅん

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  15. 俺は…報われない恋をしている。

    透き通った瞳で俺を振り返り、甘い桜の香りに包まれた彼女は、すごく綺麗だった。塩辛い味がした。俺の分も笑って生きろ。そう伝えたかった。

    君の思い出は、淡くて切ない。
    悠はいつだって人の笑顔を見るのが好きだった。
    まだ着慣れないパリッとした制服を着て、ふわっと笑っていた君。胸の奥が熱くて、鼓動がドキドキとうるさかった。
    君が来年もいるのなら、そしてずっといるのなら、きっと私たちはそれぞれ自分の道を歩んでいくだろう。だけどもしかしたら…お互いの愛する人は、私と悠になるのかもしれない。そしたらおばあちゃんになるまでずっと悠と笑って生きて行きたい。でもそんなのはただの私のわがままなんだ。私は離れていても、悠がどこかで笑っているのがわかればそれで充分なのに。
    ねえ悠。
    悠が好き。
    そう言ったら、
    「バーカ」って君は笑うだろう。

    私は…報われない恋をしている。

    きゅん

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  16. 💋甘い甘い口づけ💋

    夏休み。
    私、蒼井梓は、宿題もいつもより早く終わらせて、部活も熱心に取り組んで、ただいま、初彼の先輩とデート中。

    「蒼井、どこ行きたい?」

    大学生の先輩は、中学1年生の頃から憧れてて、やっとの思いで告白したらラッキーな事に付き合えて…

    人生の中で一番幸せかも!

    「先輩と一緒なら、どこでも!」

    やった! 先輩顔真っ赤かだ!

    「あのさ…蒼井、もうすぐ誕生日だよね?」

    「え、はい」

    なんだろう?
    先輩の顔、もっと赤くなって。

    「好きだよ、蒼井…。」
    「え、ええええ!」

    先輩は、濃厚な甘いキス(舌入ってる⁉︎)をながながにした。

    う、苦しい…

    「梓に想い伝えて、良かった!」

    そんなの…当たり前ですよね!

    「大好きです!」

    その瞬間、また先輩は、私に甘くてチョコレートみたいなキスをくれたんだ。

    先輩と私だけの甘い甘い口づけ。

    きゅん

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  17. そろそろ迎えが来る時間だ。
    \ピンポーン/

    「行ってきます!」

    -ガチャ--
    玄関のドアを開けると幼なじみが待っていた。

    「おまたせ!」
    「浴衣似合ってんじゃん」
    「ありがとう!…///」
    ____
    「うわぁ〜!人が多いいね…!」
    「だな」
    「お前が迷子にならないように」

    ----ギュ---

    「もう!迷子になんてならないもん!」
    -----子供の時とは手の大きさが違う…なんかドキドキする…

    「そろそろ花火始まりそうだね!」

    ---ヒューヒュードーーーン--

    「始まったな」

    …よし…今なら言える気がする……

    「あのね、、実は伝えたいことがあって…」

    「私…あんたのことが…す「 ちょっと待って…先に俺に言わせて」

    「俺はお前ののことが好きだ」

    「私も……すき…/////」

    きゅん

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  18. あの頃の、8月はなんだか、キラキラしていた。


    8月を迎えるたびに私はそんな事を考えてしまう。小さい頃の方が一瞬一瞬を楽しめていた気がして、今の自分はやりたいことの半分もできていない気がする。


    「どうしたの?」
    私の表情の変化に気がついたのか一緒に帰っていた先輩が声をかけてくれた。


    「昔はもっと楽しく日々を歩んでいたと思うんです。今年は私が望む夏を送れるかなって考えていて…。ごめんなさい」
    これではまるで同情を誘っているようだった。


    私の話を聞いた先輩は雲ひとつない青空を見上げて言った。


    「じゃあさ、今年の夏は俺がプロデュースしてあげるよ。行きたいところに全部行って、きっと1日だと時間が足りないと思うから、次の日会ってこう言うんだ。今日は昨日行けなかった場所に行こうって」
    どうかな?と先輩は笑った。


    セミの鳴き声が今年の夏はいつもと違うものになる事を告げていた。

    きゅん

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  19. 家が隣で小学校から今までずっと学校が一緒

    最近は全く喋らなかったけど、

    偶然、部活帰りに校門でばったり

    そのまま一緒に帰って来た

     『今日はありがとう!
      久しぶりに話せて楽しかった』

     「俺も楽しかった。
      ありがとう!  」

    そう言って笑った彼の顔はすごく格好良く、ドキッとなった

     (『今のは何だろう?』)

    これが初恋だと分かるのは、まだまだ先のことだった

    きゅん

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    ♪ほのほの♬さんをフォロー

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  20. あの時、そう、中学生最後の夏。
    俺の、私の
    恋は終わってしまった。
    俺は遠くへ引っ越し、
    私は、気持ちを伝えられないまま、
    旅立っていく彼を見守った。
    俺は、その未練を持ったまま、
    また、この町にやって来る。
    今日は夏祭りで、なんだか特別な気がした。
    私は、俺は、
    誰かを探している。
    大切で、暖かい。
    笑顔の素敵な...
    大きく花火が上がった。
    その美しさに、私は、俺は、声を漏らす。
    「「わぁ」」
    その声をする方を見た。
    そこにいたのは、背が伸びてたくましくなった彼。
    そこにいたのは、昔よりきれいになった君。
    俺は、私は、
    また、声を漏らした。
    「「好きだなぁ」」
    声が重なって、気持ちが重なって、
    私たちの、俺たちの背中を押すように
    花火がまた大きく咲いた。

    きゅん

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  21. プルル プルル…
    「もしもし…翼…うん…何どうしたの?」
    「あー琴音?今ヘーきー?」
    「うん…平気だけど…どうしたの急に?翼らしくないじゃん」
    「あのさぁ夏休み入ってからずっと寂しかったんだよねぇ何も手ぬつかなくて何でかなって考えたら琴音に会えなかったからなんだ…って…」
    「翼何言ってるの?」
    「だーかーらー!今から会って責任取って」

    きゅん

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