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  2. 「難問ね……」
    「へー、先生にもわかんない問題とかあるんだ」
    「かれこれ数ヶ月も悩んでるの。やれば出来るのに、マジメに課題を提出しようとしないあんたの思考にね!」
    「だって楽しいんだもん」
    「先生をからかわないの! 特別課題出すよ!」
    「それでもいいけど」
    「……は?」
    「未解答問題の答え合わせ、してやるよ」

     グッとのぞき込まれる。
     のけ反った拍子に、手元の解説がクシャリと歪んだ。

    「誰もいないとこで、俺だけを見つめさせたい」
    「ちょっと!」
    「俺だけが、独占したい」
    「こらっ!」
    「早い話が」
    「……んっ!」

     ブレザーの袖を掴んだけど、引き離すどころか、力が入らなくて。

    「俺=先生が好き。簡単な問題だろ?」

     大きな手のひらが、火照った頬をスルリと撫でる。

    「そのドキドキは、真である。証明終わり」

     濡れた唇が、ニヤリと曲がり、
     再度距離を詰めるまでの時間は、何秒?

    きゅん

    23

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