ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. つくづく、自分の性格が可愛くないと実感する。

    「セーンパイ。さっき告られてたの、見ちゃった」
    「なっ…覗き見?趣味悪い…!」
    「残念ながら偶然です。何て返事した?付き合うの?」
    ずいと顔を寄せて問いかける彼とのキョリがあまりにも近くて、動揺した私は顔を逸らしながら咄嗟に口を開く。
    「な、何でそんなこと…」
    「気になるから。教えてくださいよ」
    「そんなのあんたに関係ないでしょ」
    あ、と言ったあとで気づく。
    今の言い方は少しキツかったかも。それに、本当はーー
    「ありまくりです」
    「は?」
    ぱし、と手を掴まれてぎゅっと両手で包まれる。突然のぬくもりに、カッと顔が熱くなった。
    「わかりませんか?」
    初めて見る真剣な視線を真正面から受けて、ドキリと胸がはねる。
    「わ、からない…っ」
    「…うそつき。ズルいですよ先輩」

    そういうとこ可愛いですけど、と呟かれて、ますます顔が煮えたぎった。

    きゅん

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  3. 「あーーやる気出ねぇ」
    ぐで、と机の上に突っ伏す会長に、私は仕事してくださいと睨む。
    黙々とホッチキスで手際よく資料をまとめる私を、呆れたように眺めた後、ははっと彼は肩を揺らして笑った。
    「な、なんですか」
    「やー?気持ちいくらい仕事できるなぁと思ってさ」
    「会長がしない分が私に回ってくるんだから嫌でも身につきます」
    「わーお辛辣」
    いくら嫌味を言っても、彼は全く気にも止める様子はない。むしろー…
    「あ、指挟まないように気をつけてね」
    「…会長、私の事嫌いにならないんですか」
    は?とぽかんとした表情に、恥ずかしい事を聞いてしまったと顔が熱くなった。
    「だ、だって私、嫌味なことしか言わないし…」
    「ならないよ。だって可愛いなっていつも思ってるし」
    「…は?」
    知らなかった?と頬杖をつくと、にっと笑った。
    「俺、おまえのこと好きだから」
    「…はあ!?」

    きゅん

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  4. 「…おい、泣いてんのか、顔すげぇぞ。」
    「あんたね、失恋直後の女の子に向ける言葉にしては、
     デリカシーが無さすぎるんじゃない?」
    …どうせ見てたくせに。
    「……んだよ。」
    「は、なに?」
    少し不機嫌そうな声に、反射で彼の方を向く。
    彼はこちらに近づいて私を引っ張って抱き寄せた。
    「ちょっ、はぁ!?なんなのよ急に!」
    「好きだ。」
    「………は?」
    唐突なその言葉にフリーズした。
    こいつが私を…好きだって?
    「お前趣味悪すぎんだよ。俺の方が絶対、お前を幸せに
     できんのに。」
    「………っ。」
    何がなんだかよく分からない。でも、その言葉は今の自分には正直…胸に響いた。
    「何よ…ズルいのよ、いつもいつもっ…。」
    「知ってる。だから今言ってる。」
    失恋の傷が癒えたわけじゃない。というか、たぶん当分この傷には悩まされるだろう。
    それでも、
    「今は、俺を選べ。」
    「っ、ぅ…。」
    今、そう、今だけよ。

    きゅん

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  5. ネタバレ注意

    あたしは楓舞さんの本当の彼女じゃない、ふさわしくないってずっと思っていた。けど、違った。


    『そんなの関係ない!ふさわしいかどうかは僕が決める!』


    そう言ってくれて凄く嬉しかった。



    『見た目だけじゃ本当に好きかどうかなんて分からない。あたしはそんなあなた達に楓舞さんは絶対渡さない!渡さないんだから...!』


    この好きって気持ちはもう変わらない。好きに嘘をつきたくない。


    『楓舞さん』


    『なんだい?』


    『大好きです!』

    きゅん

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  6. 「先輩、帰るんですか?」
    「まあ、受験生だからね。塾にでも行こうかなと」
    「でも昨日、光村先輩とご飯食べに行ってましたよね?」
    「よく知ってるね。ストーカーでもしてた?」
    「ツイート見ました」
    「光村、シメとく」
    「先輩の友達との復縁についての相談だとか」
    「自分のプライバシーもダダ漏れなんだ。それが嫌で別れたのに。全く分かってないね、あの男は」
    「先輩はそういうの、何もしてないですよね」
    「別に他人に見せびらかすほどの生活も、意見もないからね」
    「じゃあ俺と交換日記でもしません? 先輩の好きなラブラドールのノート買ってきました」
    「アプローチの仕方は悪くないけど、そういうの面倒」
    「面倒なら白紙でも構いません」
    「だったらする必要、ないでしょ?」
    「じゃあ俺と付き合いません?」
    「何か良いことある?」
    「先輩を、虜にしてみせます」
    「いいね、付き合う」

    きゅん

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  7. 私はクラスで1番のモテ男子の翔君と2人きり。
    いつも賑やかな教室も私たち2人だけになるとオレンジ色の夕日が差し込む少しロマンチックな空間になる。
    なんと、彼が私をここに呼び出してきたのだ。
    そんな彼はというと緊張で声が出ない模様。
    クールな雰囲気とは裏腹に可愛いとこあるんだなぁ。
    「何か用事かな?」
    と聞くと
    「う、うん、まぁそんなとこ」
    なんだ、ただの用事か。
    2人きりの空間に少し浮き足立てて妄想が突っ走ってしまった自分に反省した。
    「えっと、じゃ...」
    と言いかけた時、彼は私の話を遮った。
    「あの!」
    「?」
    「俺ずっと夏鈴の事好きだったんだ!入学してから、ずっと、、」
    自分の耳を疑った。
    私が話しかけることさえおこがましいと感じてしまうほどの人気男子が、そんなこと、
    「え、それって」
    「俺と付き合ってほしい」
    彼は顔を赤らめてそう言った。
    「よろしくお願いします」

    きゅん

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  8. 「ねえ。」

    「...?」

    「今から帰るの?
    僕も一緒に帰りたいな。」

    ぎゅっ。

    「こうして、手を繋いで、君と2人きりで帰りたいんだけどな。
    たまにはいいでしょ?」

    「...っ。」

    「何も言わないで。
    分かってる。僕じゃダメなんだってこと。」

    「...。」

    「でも、僕はずっと君の味方だから。
    何かあったらすぐ駆けつけるし、君のこともっと理解できるように努力するよ。
    だから。」

    「、」

    「だめ。まだ僕の番だから。
    今日こそ君に伝えようと思って。」

    「。」

    「僕は...。」

    ...。

    「君のことが、す」

    ガシッ!!

    「いいかげん先輩から離れてください東條さん!」

    「えー、なんで?」

    「先輩は私の彼氏です!東條さんには渡しません!さあ手を離して!」

    「手ぐらい握ったっていーじゃん?」

    「良くない!!」

    「結野ちゃんのけち。」

    「どうなってるんだ?これ。」

    きゅん

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  9. 「やばい、すっかり暗くなっちゃった。」

     部活が終わって帰ろうとしたときに宿題のプリントを机の中に忘れたことに気づいた私は急いで教室に向かっていた。 

     教室の前まで来て、鍵がかかっていたらどうしようと思ったが、鍵は空いていたようで教室の扉は横に少し力を込めてずらせば簡単に開いた。

    「よかったー。」

     早くプリントを取って帰ろうとした私は教室に人影を見つけて悲鳴をあげそうになった。
     よく見てみるとクラスメイトの尾崎くんが机につっぷして眠っていた。

    (どうしよう、放っておくわけにもいかないし。)

    「お、尾崎くん、起きて~」

     私の声に尾崎くんは少し身動ぎして、ゆっくりと顔をあげた。
     
     私と尾崎くんの視線が絡まる。

     なんとなく視線を逸らせないでいると尾崎くんはいきなり私の手をつかんで言った。

    「あのさ、俺、お前のこと好きだ。付き合って。」

    きゅん

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  10. 続き
    新庄さんは学校一の美人で、悔しいくらいに彼とお似合いだった。
    私に不安になる資格なんてないのに。どうしようもなく心がざわついた。
    自分を押し殺しながら毎日を過ごしていた今日の放課後、私は先生からの頼み事を職員室で済ませ、玄関に向かっていた。
    途中で、幽霊が出ると噂の空き教室を好奇心で覗いたのが・・・いけなかった。
    私が目にしたのは、彼と新庄さんが抱き合っている光景で、胸が嫌な感じに波打った。
    そっと扉を閉めると、自分でも説明がつかないくらいに心がぐらぐらしていた。
    胸の鼓動が速くないのに大きくて、呼吸が荒くなる。
    どれだけ脚が震えても、私の足は止まる事を知らなかった。
    頭が真っ白な中で答えを求めるように歩いて、今私は夜の街に来ている。

    「 ぇねぇ!聞いてる?」
    ひととおり考えたところで、声をかけられて目を開ける。
    目の前には、いかにもチャラそうな大学生がいた。   続く

    きゅん

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  11. 私には好きな人がいる。

    「優(ゆう)くんまた明日ね!」
    「ああ」

    クールで黒髪で両耳に沢山のピアスを付けている優くん。
    見た目通りに不良の彼は周りから怖がられる。

    だけど私はそんな優くんが好き。
    不器用だけど優しい人。
    彼がたまに見せる笑顔を私は知っている。


    放課後。
    私は優くんと別れの挨拶をして1人で校門へと向かっていると、私の足元に落ちてきた白い紙飛行機。

    紙を広げていくとそこには…。


    "大石(おおいし) お前が好きだ。
    返事はいつでもいいから"


    私の名前…。
    私以外の名前は書いてなかったけど、誰の字なのかはすぐに分かった。
    屋上の方へ目を向けると、彼は私の方を見てその場に立っていた。

    返事なんてもうとっくに決まってる。

    私は同じ気持ちを伝えるため、校舎の中へと足を走らせた。

    きゅん

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  12. ~続き~
    私が想いを寄せる彼はいわゆる不良で、入学早々三年生を倒して学校一目立っていた。
    決して自分から喧嘩したり威張ったりしない代わりに、孤高の一匹狼という雰囲気で、
    誰も安易には近づけない。
    なのに顔は抜群に整っていて、女子からの人気をひそかに集めている。
    それに対して私は、これといった長所もない。
    そんな私が、なぜ彼を好きになったのかわからないけど好きになるのに理由なんてなくて。
    誰かを好きになったのは初めてだったから、諦めることなんてできなかった。
    彼は、女子からの人気はあるけれど、浮いた噂はを聞いた事がなかったのに、先月頃から
    「彼は新庄さんの事が好きらしい」という噂がながれた。

    きゅん

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  13. 私は一人で夜の街を歩きながら、夜空を見上げた。
    月の光が感じられない程、明るい夜の街の夜空は星一つ見えなくて、
    駅前の大通りには眠ることを忘れたように騒いでいる大学生に、
    この世界には自分の物だと言いたげなカップル達がいた。
    人前で堂々と恋人つなぎをするカップルを、涙でぼやけた目でみつめながら、
    ぼんやりと友達の言葉を思い出していた。

    ー恋は諦めなければ叶う。ー

    そんな単純な事があるだろうか。
    現実に私の恋は諦めなかったけど叶わなくて、こんなにたくさん
    想いが通じ合ったカップルがいるのに、私の想いは彼には届かない。
    そう思うと涙があふれそうになって、まぶたを閉じる。
    熱くなったまぶたの裏にうかんできたのは、先程の光景だった。

    きゅん

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  14. 「なぁ、お前」
    「...」
    「チッ、お前しか居ないだろ?」
    ただいま、なぜか不良さんに屋上に呼び出されています...
    「私、何かしましたか?」
    「は?」
    「私は、何で呼び出されたんですか?」
    「///そんなの、1つしかねーだろ?」
    「か、か、喝上げ??」
    「は?誰が喝上げするんだよ!?」
    「ヒー!! すす、すみません!」
    「怖がらせてーわけじゃないんだ...」
    急に、弱々しくなる不良さん
    「その...」
    「えっと、大丈夫ですか?」
    「あー。俺、お前が好きなんだよ!!」
    「へ?」
    「だーかーらー、お前が好きなんだ」
    思考が停止する
    「...告白?」
    「それ以外ないだろ?」
    「私、貴方の事知らないから、ごめんなさい」
    「それなら、友達から!!」
    なぜか、この必死な彼が可愛く見えてしまい、
    「友達からだったらいいですよ?」
    「よっしゃ!」
    ドキッと胸が鳴ったのはまだ彼には秘密♡

    きゅん

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  15. 「月奈、好きだ!」

    み、見なかったことにしよう。

    部活が終わるのを待ってくれている夜瑠の元へ急ぐ私は、とんでもないものを目撃してしまって。

    私の机に向かって夜瑠が告白してる。

    …予行練習のつもりかな?

    嬉しさを噛みしめつつも、後ずさりすると

    「っ!?」

    不意にこっちを見た夜瑠とばっちり、視線が交差した。

    「お、お前、いつからっ…」

    「なんも聞いてないよ!」

    「~っ帰る!」

    「えー、待ってよ。話は!?」

    「ねぇよ!」

    私の掴んだ腕が振り落とされる。

    もうっ、乱暴だな。
    ていうか、
    「じれったい!私は夜瑠が好きだよ。夜瑠は?」

    「…俺も」

    「俺も?」

    「っ………すき」

    よし!

    「ふふっ」

    さっそく私は夜瑠に抱きつく。

    「ばっ…離れろっ」

    「赤い顔見られてもいいなら離すけど?」

    「…うっせ」

    結局、夜瑠の方がなかなか離してくれなかった。

    きゅん

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  16. その人と私は絶対に関わり合うことは無いと思っていた。

    「おい」
    「ふぇ!?」

    いきなり声をかけられて吃驚した。
    彼のように明るくなれたらと、密かに憧れていた。
    そんな彼に声をかけられるとは思ってもいなかった。

    「な、何ですか?」

    声が震える。
    恥ずかしくて身体中の体温が上がりきっと顔は赤いだろう。
    俯いて彼の反応を待つ。
    そして降ってきた彼の言葉は思わぬもので…。

    「好きだ。俺と付き合ってくれ」
    「えっ…」

    驚いて顔を上げると彼の頬が少し赤らんでいた。
    色んな気持ちが交わって正常に思考が回らない。
    とりあえずの答えとして、

    「よ、よろしくお願いいたします!」

    と反射的に答えると彼は嬉しそうに笑っていた。

    きゅん

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  17. 友達と別れてから1人で家まで向かっていたときに声をかけられた。
    それも、今や学校で話題の不良さんに。

    「なぁ、俺お前のこと好き。」
    そして、私の事を好きと言ってくる。
    『え?』
    もちろん私が理解出来る訳もなく、不良さんに再び問いかけた。
    「俺、マジでお前に惚れてんだ。付き合うとか出来ないのは分かってるけどどうしても告白しておきたくて...。」
    真っ赤な顔。
    焦って頭をかく不良さん。
    噂とは大違いで全然怖くない。むしろ可愛いくらい。
    『私は立居 里穂!』
    「うん、知ってる。」と
    自分で言っておきながらまた顔を赤くする。
    『私、あなたのことあまり知らないから友達からはじめましょ?』
    「い、いいのか!?!?」と両手を広げて喜んでいる。

    それが彼との恋の始まりだった。
    「け、け、結婚してください!!」
    今度もまた顔を赤くして全力でプロポーズしてくれる。そんな君がずっと大好きです。

    きゅん

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  18. 私は今教室に行っている。
    今日の朝学校に行くとクールなイケメン不良君が
    不良「今日放課後教室で」
    とだけ言って去って行った。
    ドキドキする… 一目惚れしたんだよね…
    そんなこと言ってるうちに教室についた。
    不良「遅い。待ったんだけど…」
    私「ごめんね!でどーしたの?」
    不良「一目惚れした。付き合って…」
    私「はい!よろしくお願いします!」
    私達は晴れて付き合うことになった。

    きゅん

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  19. 放課後の音楽室で弾くピアノが好き。
    やめようと思っだけど、ある男の子の一言で頑張って来た。
    今思えば、初恋だ。でも、気付くと彼は転校してしまった。
    でも、最近転入して来た。彼はサッカーがうまくなってモテモテ。(ヤキモチ?でも付き合ってないし。どうせ私の事なんか忘れている)と思ってしまうこの頃。「由美ちゃん」と誰が近づいてなんと、転校生の光だ。
    光「本当に由美ちゃん。久しぶり!想像以上に…」
    由美「光くん、私の事覚えているの!」
    光「当たり前。だって…俺の初恋だから。いや今も…」
    由美「覚えててくれてありがとう」
    光「忘れる訳ない!ピアノ頑張っているんだね…新聞で見て俺も   
      頑張れた。やっと会えた。会いたかった」
    由美「光くん、モテモテやん!」
    光「モテないし、俺、好きな人から好きになってもらうだけでい
      い!由美ちゃん、俺と付き合って」
    由美は泣き出した。光は優しく抱き寄せた

    きゅん

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  20. イケメンといっても10人並

    菅原道真の血を母方から引いているのが、ひそかな自慢

    めだかボックスの球磨川禊のモデル
    20世紀少年のともだちになる存在

    ハーレム趣味でいつも痛い目をみる。

    きゅん

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  21. 高校最後の体育祭は虚しく消えた。
    「体育祭楽しみだった?」「楽しみだったと思う?」
    彼は愉快そうに微笑む。
    「日焼けが嫌いなんだ。」
    意外だった。
    「山本さんは進学?」「そこの県立大かな。山本くんは?」「東京」「わあシティボーイになるんだね」「そう。シティボーイになる予定の物件なんだけどどうかな。山本さん。」
    彼は変わらず、日誌を書いている。
    「…空きがあるんなら貰おうかな」「…山本さんから肯定が返ってくると思わなかった。」「私でいいんですか。」「山本さんが良いんですよ。」
    山本くんの柔らかそうな長めの髪が、紅くなった隠すように前に垂れていた。
    「遠恋ってやつだ」「やってけると思う?」「うーん。奇跡的にクラスはずっと同じだし、日直も3年間一緒にやったんだし、大丈夫だよ」「…君らしい」「よろしくお願いしますね。」「こちらこそ」
    いつもの帰り道、いつもの日直。彼は晩夏の夕陽のように美しかった。

    きゅん

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