ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

野いちご学園メニュー

ようこそゲストさん

  1. 20704件ヒットしました

  2. 《尚のこと、もっと知りたい》

    「会長の願いって何ー?」
    「ひ、秘密よ」
    「えー、なんでだよ。てか、会長って私生活謎だけど、恋人とかいんの?」
    「っ…///」
    思わず尚の顔が思い浮かんでしまう。

    「え…会長、顔あか(はい、そこまでー)」

    「「!?」」
    尚!?

    「ちょっと会長借りるねー」
    「えっ、え?」

    突然、生徒会室に連れてこられて。

    「尚?…何か急な用でも…んっ」
    強引なキス。
    「…はっ…なおっ」
    「赤い顔、他の男に見せんなよ」
    珍しく不機嫌な尚。

    「…嬉しい」
    「は?」
    「尚が嫉妬してくれたのが、すごく嬉しいの」
    「…ははっ……あー、やば」

    え、あれ?
    「な、尚、顔赤い?」
    「…見ないで」
    「なんで?見たいっ」
    「っ……いつもは隠すけど、今日は七夕だから特別ね」

    もっと知りたい、尚の表情。
    「私、ずっと七夕がいい」
    「ふっ…バカ」

    ふたりして、ずっと見つめ合っていた。

    きゅん

    5

    ユズアゲハさんをフォロー

    通報する

  3. 「今日七夕じゃん、何かお願い事した?」

    日直日誌を書く私に、クラスメイトの綾人が話しかける。

    「特にしてないけど」
    「かわいくね〜」

    綾人は笑っている。
    私はドキッと胸が高鳴っているのを感じる。

    「かわいくなくて悪かったね」

    私は同じクラスになった時から綾人が好き。
    きっと、綾人は知らないだろうけど。

    「かわいいよ」
    「は?」

    最近、綾人は真剣んな顔で変な発言をする。
    冗談なのはわかっているのに。

    「俺のお願い事聞きたい?」
    「聞きたくない」
    「即答かよ」
    「興味ないもん」
    「柚月の好きな人が俺ですように」
    「……」

    反応が遅れた。
    どうせまた綾人の悪ふざけなのに。

    「いいかげん……」
    「本気だよ」
    「へ?」
    「ずっと好きだった。いつも柚月が冗談で終わらせるけど、俺本当に柚月が好き」

    言葉が出てこない。
    だってこんなの夢みたい。

    「今までの言葉、全部本気だよ」

    きゅん

    3

    今野充秋さんをフォロー

    通報する

  4. 「こんなジメジメしたところで何してんだ?」

    頭を上げるとサトウ君がいる。

    「休憩。ちょっと疲れちゃって」

    視界が揺れるのを堪えると心配そうな顔が見えた。

    「しんどいなら無理して来なくてもいいだろ」

    サトウ君は横に座る。

    「今日はマシだったんだ。休みすぎると卒業出来ないから」

    再び俯くと酸素が回る気がした。

    「だから『助けてください』だったのか」

    廊下の七夕飾りうっかり名前を書いていたのか。

    迂闊なことをした。

    「そうだよ」

    諦めて認める。


    幾ばくかの沈黙。

    誰かに頼ることが迷惑だと思い誰にも言えなかった私の願い。

    七夕なら書いても許されると思った。


    「俺はお前を助けられるか」


    望んでいた言葉を何度も反芻する。

    嘘ではないと確かめようとゆっくりと顔をあげる。

    揺らがなくなった視界でそれが本当だと理解する。

    「私を助けてください」

    きゅん

    7

    朝霧 めぐみさんをフォロー

    通報する

  5. 暗くなってきてる…

    委員会で遅くなり、急いで帰ろうと昇降口を飛び出すと、運動場にまだ誰かいるみたいだった。

    練習してる人いるんだ…って綾弥?

    「あ、佳奈。今帰り?じゃー俺も帰ろっかな」
    「ずっと練習してたの?」
    「まあねー」

    こんな時間まで…。

    「ってここで着替えないで!」

    シャツを脱いで上半身裸になっているのを見てしまい、クルッと後ろを向く。

    見ちゃったよ…

    そんなことを考えていると、ギュッと後ろから抱きしめられ、

    「きゃっ…ふ、服着て!」
    「見惚れちゃった?」

    抱きしめられているのは、紛れもなく男の子の腕でドキッとしてしまう。

    いや、相手は綾弥なんだから!

    そう何も言えないでいる私を確認すると、パッと私を離して着替え始める。

    …え?

    すると、じゃあさーと言いながら私を壁に押し当てて耳元で

    「これならドキドキする?」

    とニヤッと笑って囁いたんだ。

    きゅん

    4

    チュッパチャプス☆さんをフォロー

    通報する

  6. ある日の昼休み。

    「わー…!いいのー?」

    ポケットに入れていた、ペロペロチョコを小林にあげた。
    たったこれだけのことで、この女は笑顔になる。

    「わーい、今食べちゃおー」

    包みを開けた小林はペロペロチョコを舐め始めた。

    「安堂くんも欲しいの?」

    あげといてそれはない。
    俺は再びポケットに手を突っ込んで、ペロペロチョコをもう1つ確認させた。

    「…安堂くんて見かけによらず、かわいーとこあるよね」

    小林はぷぷっと笑っている。
    …ちょっと、ムカつく。

    「ちぇ、ハズレかぁ~」

    チョコを舐め終わった小林は、棒を確認して、うなだれていた。

    逆チョコは性に合わないけど、他の女には絶対しないけど。

    恋なんて、何にも分かってない小林だから、きっと今日がなんの日かってことも気付いてなんかいないだろう。

    ──white day

    きゅん

    173

    ■ももしろさんをフォロー

    通報する

  7. 彼氏のアユと昼休み。

    「どこで食べる?」
    「どこでも」

    相変わらずクールな彼は特に希望なし。
    だからあたしは中庭で立ち止まる。

    「ここは?天気いいし」
    「あぁ、いんじゃね?」

    だけどその時ふとある人物を発見。
    その人はあたしを見るなり手を振る。
    あたしは頭を下げた。
    少し前まで憧れてた先輩だ。

    すると、

    ーーバッ!

    いきなり背後から目隠しされた。

    「わっ!なに!?」

    驚いて振り返る。
    誰かと思えばアユだし!

    「よそ見してんじゃねぇよ」

    アユは不機嫌そうにムスッとしてる。

    「してないよ別に!今のはただ…」
    「だめ。却下。場所変えよ」
    「え〜っ!」

    そしてあたしの手を引いてどこかへ連れて行く。

    「どこ行くの?」
    「二人きりになれるとこ」

    …どき。

    意外とヤキモチ妬きな彼なんです。

    きゅん

    546

    青山そららさんをフォロー

    通報する

  8. ーカチャッ

    鍵がしまった生徒会室。

    「か、会長!?」
    不機嫌な会長にここまで連れてこられたけど…

    「あの…」

    「瑠美さ、今日で告白何回目?」

    「え?」

    「最近、モテすぎじゃない?俺、七夕は《瑠美の可愛いさに誰も気づきませんように》って願うから」

    「はい!?」

    「もっと不細工になって!」

    「なっ」

    「ほら、変顔」

    「こ、こう?」

    「ダメ、可愛い」

    「っ…じゃあ、これ?」

    「ダメ…キスしたくなる」

    「ッ…これは!?」

    「全然ダメ……押し倒すよ?」

    「もうっ、しつこいですよ、会長!」

    「全部可愛い方が悪い。ーチュッ」

    「っ///…会長っ」

    「うん、その顔だけは俺限定にしてね?俺も瑠美だけを可愛いがるから」

    やっぱり会長には振り回されっぱなし

    きゅん

    1

    ユズアゲハさんをフォロー

    通報する

  9. 「一人?俺たちと遊ぼーよ」
    帰り道、ナンパされた。

    「慶、」
    呼んじゃダメだ。慶はもう彼氏じゃない。

    「急いでるんで」
    聞いてくれず、腕を掴まれる。

    慶、助けて。

    やっぱり私のヒーローは君だけなの。

    「本当にやめて」
    当然、慶は来ない。

    『俺が守る』って言ってくれたのにな。

    「その手、離せよ」
    初めは空耳かと思った。

    「俺の彼女に何してんの?」

    でもそれは確かに慶だった。

    「彼氏もちかよ」
    二人は去っていった。

    「やっぱ俺、七海が好きだ」

    「えっ」

    「七海がいないと無理。てか、これお前が書いた?」

    ニヤッと笑って慶が出したのは、私の短冊。
    “もう一度、慶と付き合えますように”

    恥ずかしい。

    「これ見てすげー嬉しくて、七海を探してた」

    「私も慶がいないとダメ」

    「七海、愛してる」
    唇と唇が触れ合う。

    願い事は変更。

    “慶とずっと一緒にいられますように”

    きゅん

    2

    白木かれんさんをフォロー

    通報する

  10. (もう、なんでこっち見てくれないのよぉぉ。)

    今日は、ただいま絶賛お付き合い中の彼との、久しぶりのラブラブデート、と思いきや、彼は全く私と目を合わせてくれない。

    (せっかくお母さんに浴衣着付けてもらって、髪もセットしてもらったのになぁ~。メイクも頑張ったのに...。)

    今日は待ちにまった七夕祭り。だから、張り切って準備してきた。

    「あの..さ」
    目を合わせて!あと手繋ご?言いたいのに言えない。
    「なに?」

    「え..と..」

    「良いよ、はっきり言って?」

    「え..と、..なんで目を合わせてくれないの?あと、手だって繋ぎたいし..せっかくのデートだよ?」

    思いきってそう言うと..

    「は?なにそれ」

    「え?」

    「お前の浴衣姿が可愛すぎて目なんか合わせたら理性抑えられねーんだよっっ/// けど...。不安にさせてたならごめん、好きだよ」

    好きだなぁと改めて思った瞬間だった。

    きゅん

    2

    *唯乃*さんをフォロー

    通報する

  11. ードンッ!

    「今日七夕だろ。俺の願い、聞いてくれよ」

    ひゃーΣ(゚∀゚)
    な、なんて怖い足ドンッなんだ…

    「りゅ、竜ヶ崎くん」
    「あ?」
    まだ何も言ってないよ!?

    「聞かねぇと、後悔すっぞ?」
    「っ!?」
    そ、それは願いじゃなく、命令なんじゃ…?

    「き、聞きます!」

    「………て」

    「え?」

    「だからっ…手!!」

    「あ、はい!」
    思わず両手を前に出す。

    ギュッ

    「…え?」

    おもいっきり顔を逸らして私の手を握っている竜ヶ崎くん。

    わ……耳、真っ赤

    「ふふっ」

    「っ…笑ったな?…次はこんなんじゃ済まねぇからなっ」

    「え!?」

    金髪で、口悪くて、ワケわからないけど

    意外とピュア?な不良のようです

    きゅん

    1

    ユズアゲハさんをフォロー

    通報する

  12. 今日は七夕。
    しかし、心は晴れない。思わず書いた短冊を投げ捨てようとした。

    その時、後ろから誰かに腕を掴まれた。

    「何してるの?」
    「こんな短冊、いらないから…!」
    「どうしてそんなこと言うの?」

    彼は私から短冊を奪った。

    「ちょっと──」
    「“小説家になれますように”素敵な願いじゃん。」
    「親にも先生にも、無謀なことはやめろって言われた。どうせ私は小説家になんて──」

    「なれるよ。」
    「え…?」
    「なれる。君には才能がある。」
    「そんなわけ…ないでしょ。」

    私が吐き捨てるようにそう言うと、彼は私の頭を撫でた。

    「そんなことある。」
    「どうして…。」
    「だって、僕はいつも、君の言葉で笑ったり、ドキドキしたり、時には嫉妬…したり、してるんだから。」
    「へっ…、そ、それって…!」
    「未来の小説家なら、この意味、分かるよね?」

    きゅん

    0

    葉瀬 紫音さんをフォロー

    通報する

  13. 「うぅ…!!潤く,ん…なんでぇ…」

    屋上で,空を見上げながら泣く彼女を見て,気が動転するかと思った。

    せっかく,笑うようになって,せっかく,幸せだって言っていたのに…

    「くそっ!!」

    屋上につながるドアの向こう側で,俺は立ちすくんでいた。

    抱きしめてやりたい。
    涙を拭ってやりたい。
    安心させてやりたい。

    でも,それは俺の役目じゃない…。

    「くそっくそっくそっ!!
    っっ…!なんでだよ…!!」

    そのことがもどかしくて,無力で,じわりと目が潤うのがわかった。

    あいつがいなくなってから,俺は彼女に何ができるのか,ずっと考えていた。

    でも…考えた末に,一つしか思い浮かばなかった。

    あいつから預かったものを,届けることだ。

    俺はメッセージアプリを開いて,“I❤️”と言うアイコンをタップした。
    送信ボタンを押して,ドアの隙間から澄み渡る空を見上げた。

    ––––幸せになれよ?

    きゅん

    1

    雫希さんをフォロー

    通報する

  14. 《彼の笑顔が見たい》

    初めての彼氏は、私の前だと笑ってくれない。
    友達といる時はとても楽しそうなのに。

    嫌われたのかな…

    私は、覚悟を決めて彼を呼び出した。

    「ねぇ、私のこと嫌いになった?」

    「え、そんなわけないっ」

    「だって、私といる時、笑顔じゃなくなる…」

    「そっ…れは……俺、佳子ちゃんの前だとうまく笑えなくて…」

    「どうして?」

    「……恥ずかしいから」

    「っ…」
    そう、だったの?

    「……でも、笑顔見たい」

    「…わかった」

    「っ!?…///」
    頑張って、照れ笑いをしてくれる彼。

    「かわいいっ!」
    「えっ…わぁ」
    私は、勢いで彼を押し倒してしまって

    「「!?」」

    …早くどかなきゃ…

    「可愛いすぎだからっ…」
    「っ…」

    ゆっくり引き寄せられ、唇が重なる。

    ((どうしよう…ドキドキが止まらないっ))

    ぎこちないふたりの初めてのキスだった。

    きゅん

    2

    ユズアゲハさんをフォロー

    通報する

  15. 「へへっ、三河くん喜んでくれるかな〜?」

    「僕がなんだって?」

    「へっ…!?み、三河くんっ…!?」

    びっくりした…突然現れないでよ…

    「今日は何作ってるの」

    「んーとね、七夕ゼリー!小学校の頃によく出てたでしょ?」

    「そーだっけ」

    カラフルな星の形をしたゼリーを3層くらい重ねた可愛いゼリー

    あれ好きだったなぁ…と思い、作ってみることに

    「あとは飾り付けするだけなんだけど…ひと口味見する?」

    「いーの?」

    「うん」

    「じゃあ、食べさせてよ」

    「っ…またっ…?」

    口を開いて待ってる三河くんは、すごく可愛いくて…

    何回もこの流れは経験してるけど、未だに慣れない

    「おいしい?」

    「美味しいけど…」

    -チュッ

    「ん、甘い…やっぱ、苺の方が美味しい」

    「っ…」

    ほんの一瞬だけ触れるキス

    なのに、ほのかに香る甘い匂いに溺れそうになる

    「三河くんのバカっ…」

    きゅん

    1

    小桜 ひまりさんをフォロー

    通報する

  16. 誰もいなくなった、茜色に染まる教室にひとり。


    今日は年にいちどの七夕。


    短冊に自分の願いを書き、笹の葉に結ぶ。


    …なんて、恒例の行事よね。


    わたしの願い。


    いま手にある黄色い短冊を見つめて、じっと考える。


    でも…どんなに時間をかけて考えたとしても、浮かんでくる願いはひとつだけ。


    それは──…、


    〝もういちど、彼のとなりにいたい〟


    年にいちどだけ再会を許される織姫と彦星のように、もういちど…もういちどだけ、彼に会いたい。


    ただ、それだけなの…


    そんな切なるわたしの願いを、叶えてくれますか──…?

    きゅん

    3

    青砥 紫陽花さんをフォロー

    通報する

  17. 友達以上恋人未満。
    いつからそんな関係になったんだろう。

    「悩み事?」

    悩みの原因である来翔が心配そうにこちらを見ている。

    「別に」
    「今日は七夕なんだし、願ってみれば?」
    「……」
    「なんだよ、なんか今日変だぞ。ほら、親友である俺が相談に乗ってやるよ」

    私はヤケクソになって口を開く。

    「好きな人の好きな人になりたい」
    「好きな奴いるんだ」
    「うん。ずっと好きで、でも今の関係が崩れるなら今のままでいいと思ってるのに……」
    「ごめん、やっぱ聞きたくない」
    「へ?」

    もしかして、私が好きなことバレた?

    「き、きもいよね。ごめん、こんな話」
    「そうじゃない。そうじゃなくて」

    来翔は顔が赤くなっていく。

    「親友とか言ったけど、それは単なる口実で。ずっと美唯のことが好きだった」

    今、なんて言った?

    「短冊にも美唯のこと書くくらい好きで。だから……俺じゃダメ?」

    きゅん

    1

    今野充秋さんをフォロー

    通報する

  18. 私と彼が付き合って今日でちょうど一年がたつ。それが嬉しくて、なんとなく幸せで彼にはちょっとしたプレゼントを用意していた。付き合ってみると彼は意外にも不器用な人だった。たぶん、彼は一年記念日なんてことは覚えてないんだろう。それでもいいと思った。私が覚えていればいいと思った。今日は彼の家で夕食。何気ない普通の食事だった。すると突然電気がおちた。停電?なんて焦っていると、小さな光が近づいてくる。「一年間ありがとう。君は僕の世界で1番大事な人」そう言って彼はホールケーキを差し出した。涙がこぼれた。覚えてないかと思ったというと、君が笑いながら言った。「大好きな人と結ばれた七夕の日なんて、忘れるわけないよ」

    きゅん

    1

    佐倉 晴さんをフォロー

    通報する

  19. 「織姫と彦星には……なりたくないよな」

    わたしの横で、唐突に言った彼。

    「どうして?」

    「1年に一度しか会えないんだよ。しかも日本では、天気が晴れないと会えないって言われてるし」

    確かに、両思いの人には1年に一度しか会えないだなんて、わたしには考えられない。

    「そう言われてみると、本当に会えてないよね。七夕に晴れるなんて、そうそうないし」

    梅雨真っ只中の七夕に晴れないと会えないだなんて、自分のことじゃなくても本当に胸が締め付けられる。

    「でも、外国では会えてるって言われるんだよね」

    「そうなんだ」

    外国のことについては、よく知らないな。

    「けどさ……」

    「うん?」

    突然、彼はわたしの後ろへと言った。
    そうして、いきなりわたしの体を包み込む。

    「こういうことは、1年に1回じゃ足りないよね」

    静かにささやいた彼の声を聞いた瞬間、わたしは改めて彼の気持ちに共感した。

    きゅん

    1

    苺谷咲乃さんをフォロー

    通報する

  20. 7月7日。


    君に初めて会った日。



    君に告白された日。



    君を振った日。



    君の前からいなくなった日。



    全部七夕の日だったね。



    7月7日が来たら、君のことを思い出すね?









    《7月7日君に会いに行く》

    きゅん

    1

    ○o。.ゆなちゃさんをフォロー

    通報する

  21. →→→
    ※後編です

    「やっほ」
    「よっ」

    7月6日、放課後。
    翔に呼び出された私は少しうきうきした気持ちで暗い教室に一人待っていた。

    「で…どうしたの?」

    なんとなく、声をいつもより和らげてみた。

    「あっ…えっと…明日って…ほら、七夕じゃん?」
    「…!そうだね!」
    「だからさ」

    周りを見渡し、誰もいないのを確認して私に近づいた翔。

    本当に青春らしいことするなんて…
    少し、緊張する。

    「あのさ…」

    どくっと、胸がなる。

    「お前と仲良い吉野にさ、告ろうと思って」

    え…
    がらがらと音を立てて、私の中で何かが崩れ落ちた。

    「だからさ、ちょっと手伝ってくんね?」

    手を合わせて頼む翔。

    あぁ、私の恋は、こんなに呆気なく終わるのか。

    「あっ…あぁ、いい、よ…」

    つらい
    悲しい
    しんどい

    でも

    うまく、大好きな彼の前で笑えているだろうか
    私の願いは、叶っているだろうか

    きゅん

    2

    御垣 千夏さんをフォロー

    通報する

▲