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  1. 89件ヒットしました

  2. 「もうこんな時間か。そろそろバイト上がろう。」

    私は出て行った父親の残した借金を返済するため,毎日バイトに行く。
    友達も恋人もいない。青春ってなんだっけ。

    「菊池?何やってるんだ?」
    「……七森先生?」

    担任の七森先生。浮いている私を気にかけてくれる。

    「もうこんな時間だぞ。菊池の家庭の事情も分かるが,早く帰りなさい。」
    「私には帰る家なんてないです。父も母も,私のことなんてどうでもいいから出ていったんですよ…………………んっ!」

    七森先生は私にキスをしていた。

    「俺は,お前の事を大切に思ってる。俺じゃ不満か?」
    「〜〜ッ!」

    ーーーーーー
    あれから数年,私は七森先生……いや,悠斗と同居している。

    「悠斗,ありがとう。」
    「歌南?急にどうしたの?」
    「……ううん,何でもない。」

    あの時の悠斗の一言で私は変われた。
    今までもこれからも,ここが私の帰る場所になったんだよ。

    きゅん

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    ,葉月桜南さんをフォロー

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  3. 「奏、帰ろー。」
    『冬真、先帰ってればいいのに。』
    いつもどうり。いくら同居してるからって、別に毎日一緒に帰らなくても...、それにみんなにバレたくないし。
    「だって鍵、奏が持ってる」
    『ッわー!?」
    「な、何。」
    『みんなに聞こえたらどうするの!はー、鍵くらい渡すから。』
    「やだ。」

    『?』
    「クッソ無自覚天然が。」
    『はぁ?』
    「いいから、帰るぞ!」
    『ちょ、待ってよ!なんで、』


    「っ...、あーもう!好きだからだよ!」
    『へ?』
    クラス全員の視線がこちらに向いたのが分かった。
    「あ、は、早く来いよ!!」
    冬真は逃げるように教室から出ていこうとした。
    私も、...私も言わなくちゃ!みんながみてるとか関係ない。

    『わ、私も好き!!だから...一緒に帰ろう!!』
    「!...おうっ!!」

    少しの静寂の後、クラスみんながわっと声をあげた。


    不器用な二人の恋が実りましたとさ。

    きゅん

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    三奈さんをフォロー

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  4. 「今日は唐揚げがいいなぁ~」


    、、、


    「せーんせ?無視?」


    保健室、隣で丸椅子に座りながらクルクル回る彼はもちろんこの学校の生徒で
    私はこの学校の養護教諭。


    「あ、でも肉じゃがも捨て難い」


    人生25年。
    最大の過ちは酒に酔いつぶれた私が
    なぜか夜中にうろつく彼を生徒と知らずに家に連れ込んだことだ。

    朝眠る彼を置いて学校に来たらあらびっくり。
    見知った顔が目の前に。
    あれから数日、、今も尚私の家へと居座り同居状態。


    ばれたら私、捕まるんじゃない?


    「、、せんせぇ、俺やっぱ迷惑、、?」


    声のトーンが下がりチラッと見てくる彼に
    グッと、胸をしめつけられる。

    と、同時に真っ暗になる、視界。



    ちゅっ、、


    唇に感じる暖かい感触



    「まぁ、、迷惑でも関係ないけど」


    慌てて立ち上がる私を下から不敵な笑みで見上げる彼にはかないそうにない、、

    きゅん

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    華月 星さんをフォロー

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  5. 悲しい時、辛い時私は1人になりたがる。それが私の癖
    苦しくて、今まで溜め込んでいたものが
    爆発したように涙が止まらなかった
    助けても言えなくて、苦しくなる
    いっそ「消えてしまいたい」

    「消えてたら、俺が悲しむよ」
    そう言ったのは幼なじみで彼氏の煌希だった

    「なんかあった?」

    「ううん、何でもない」

    「何でもなかったら落ち込まないでしょ、我慢は良くないよ」

    「でも…」
    言えないよ、自分の心が汚くて傷つけてしまっているから

    「苦しい時1人で耐えたのは偉かったね、でもそれは琴音が1人で悩まなくてもいいんだよ」

    「うん……」でもそれだと誰かの迷惑になる
    なんて考えてしまう

    「琴音約束して、これからは一人で悩まないで、泣きたい時には、俺を頼るって」

    「ぅんっ…うん!」
    その後は沢山泣いた、安心して
    改めて私は煌希を好きになってよかったって思った

    きゅん

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  6. 「毎日、私の家に来て、朝食・夕食…休みの時は昼食もか、食べて。勉強して。お風呂に入って…」
    「俺、サクの家に住んでるみたいだな……」
    「本当に住む?」
    私は冗談で隣で一緒に歩くテンに提案してみる。
    「うん。住みたい。
    一緒に眠りたい」
    「一緒…に?」
    「うん。
    サトーと…」
    サトーは私の飼っているゴールデンレトリバーの名前。
    「サクと」

    きゅん

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    有亜〔ありあ〕さんをフォロー

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  7. 「今日の夜ご飯何にする?」
    「んじゃ、カレー」
    「それなら小海(おみ)も手伝ってよね」

    私は幼なじみの小海と訳あって同居してます!
    不本意なんだけど、親のため!
    なんだかんだで上手くやってるつもり。
    でも、最近………

    「俺、カレー作るよりよりお前とイチャつきたいんだけど」
    「だから、付き合ってないしそういうことするの嫌って言ってるじゃん!」

    こういう、心臓に悪いことばっかり言ってくる。

    「キスしていい?」
    「は!?」
    「ハグしていい?」
    「嫌!」
    「じゃあ、今夜は寝かせない」
    チュッ
    「こ、こ、こ、この!バカ野郎!!」
    呆気なく私のファーストキスは奪われた。

    きゅん

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    春乃こまめさんをフォロー

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  8. 「ねぇ、朝家出る時間ずらしてって言ったよね?うちの学園規則厳しいの知ってるでしょ?もし同居してるのがバレたら大変なの!色々と」

    私は隣を歩く翔星君に注意しているのに
    当の本人は呑気にあくびなんてしてるから
    私の怒りも上昇中

    「分かった。なら私が家出る時間早めるから。翔星君はこの時間に家出てね!」

    もうこれしかないと思いそう言ったのに
    翔星君はじーっと私を見つめている

    「何?」

    「じゃあ俺も萌奈が出る時間に家出る。」

    「ちょっと待って!私の話聞いてた?時間ずらしても一緒に登校してたら意味無いでしょ!」

    全く人の話は聞かないしマイペースだしホント困っちゃう

    「俺、萌奈と学校行きたいもん。同居だってバレる時はバレるんだし。それなら少しでも長く萌奈と居たい。」

    そんなの反則!
    そんなに素直に気持ちぶつけられると
    その気持ちに応えちゃいたくなっちゃうじゃん
    私も一緒に居たいんだから

    きゅん

    9

    翠咲さんをフォロー

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  9. 「なんで髪を乾かさずにうろうろしてんだよ、風邪引くだろ」
    「え、つい癖で」
    「ほらここ座って」
    と、隆(りゅう)の前に座らされた。
    「熱かったら言えよ」
    隆が後ろからドライヤーで乾かしてくれる。


    隆が私の家に来てからまだ数日だけど家に馴染んでるし、家族からの信頼度は高く、
    『姉貴より隆がよかった』
    なんて弟に言われてしまった。
    正直ショックだけど確かに隆は面倒見がよくて、優しい
    「終わったよ」
    「ありがと、やっぱり隆がお兄ちゃんだったらよかったな~」
    と、心の声を口に出していた
    「………………」
    え、もしかして怒らした?
    不安になって振り返ろうとすると急に後ろから抱き締められた
    「兄じゃなくたって毎日髪乾かしてやるよ」
    「隆?」
    「それでも兄がいいなら……」
    首の後ろに柔らかな感触、そしてちゅっと音をたててそれは離れていった。
    「わからせたっていいんだけど?」
    と、囁かれた。

    きゅん

    8

    みなみ こよくさんをフォロー

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  10. 「おい、お前筆箱落としたぞ。」

    「ありがとうございます。」

    私たちの出会いは些細なことだった。


    「もか、朝よいい加減起きなさい。」

    お母さんに起こされやっと目が覚めた。

    「おはよう」
    まだ、寝ぼけたまま支度を始めた。

    「朝ごはん出来たよー」

    「はーい」

    急いでリビングに向かうと見覚えのある制服を着ている人がいた。

    「あ、こちら隣に引っ越してきた桜庭 翔くん。パパの手違いで部屋がまだ使えないから少しの間だけうちで一緒に生活してもらうことになったの。もかの1つ年上だけど知ってる?」

    私は混乱した。
    確かにパパはアパートの管理人だ。
    けど、高校生の女の子が住む家に少しの間とはいえ同居を許すのか?

    1人であたふたしていると

    「あ、もしかして前になんか落し物したりした...?」

    ん...?この声どこかで聞き覚えがある...?

    「あっ!!!」

    きゅん

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    どびくらさんをフォロー

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  11. 「広大!お待たせ!」
    「遅ぇよ」
    「ごめんね?」

    幼馴染の菜々美は、天然ゆるキャラ。
    何をしでかすか予測不能。

    「ちっ」
    「広大、ごめんね?」
    「…別に怒ってねぇーよ」
    「でも…」
    「んなことより、早く帰るぞ」
    「うん!」

    ガキの頃から何かと一緒だったけど、同居してからというもの、帰宅も食事も…寝るのも一緒で…。
    ただ1つしてないことと言えば…。

    「ねぇ?今夜こそはしてくれるよね?」
    「ちっ…」
    「あ!約束したのにー!」

    こいつの頭にゃ、お花でも生えてんのかね?

    「ばかやろ。一緒に風呂なんか入れるわけねーだろ」

    そういうと、菜々美の顔がどんどん曇る。

    「広大、私の事が嫌いなんだ」
    「はぁ?んなわけねーだろ?」
    「だっていっつも一緒にお風呂入ってくれないんだもん」
    「わーったよ。その代わりどうなっても知らないかんな?」


    本気で今にも理性が切れそうだ…。

    きゅん

    6

    来栖璃稀さんをフォロー

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  12. 今日、男友達に告白された。
    返事は保留のまま。
    諦める為には、いいかもしれない。
    このご飯を一緒に食べる予定の同居人、菅野先生への、恋心を。
    「ただいま。って、ずっと言ってんだけど」
    「わっ! お帰りなさい…ちょっと考え事してて」
    それを聞いた先生は不機嫌そうな表情になる。
    「ふぅーん? 告白の答えでも考えてたわけ?」
    「なんで知って…」
    「本人に聞いた。で? 返事はどうすんだよ」
    「付き合うって言ったら…どうしますか?」
    最後の、掛けみたいなものだった。
    でも先生は笑って、
    「いいんじゃねぇの?」
    って。
    …分かってたよ、私が誰と付き合っても、気にしないって事くらい。
    涙を堪えて、先生の横を通り過ぎようとした。
    でも、
    ーーーグイッ
    突然腕を掴まれて…
    「そんな顔すんなよ、こっちは気持ち隠すのに必死なのに。……本当は、誰にも渡したくない」
    「せんせ…」
    「付き合うとか許さねぇから」

    きゅん

    20

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  13. 「暁人(あきと)!
    私の部屋に、絶対入っちゃダメだからね」

    「なんだよ、それ!」

    「部屋の中も見ちゃダメ!絶対に!」

    バタリ!


    風華(ふうか)の家に居候中の俺

    学校では真面目ちゃんなのに
    俺といるときは
    キャンキャン吠えるギャップがかわいくて
    俺は風華にはまりまくっている


    のぞくなって言われたら
    余計気になるじゃん!

    俺はそうっと
    風華の部屋のドアをあけると

    え?
    真っ暗?

    「こっち!」

    突然、俺の腕を捕まれて
    風華のベッドの上に引っ張られた

    「のぞかないでって言えば
    絶対にのぞくと思ったよ、暁人なら!」

    「俺をはめたな!」

    「だって
    暁人と一緒にいたいって
    素直に言えなかったんだもん……」

    この素直じゃないところが
    可愛すぎなんだよ!風華は!

    ドアが半分だけ空いて
    廊下の光が差し込む
    薄暗い部屋の中で

    俺は大好きな風華に
    優しくキスをした

    きゅん

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  14. ウチの学校の音楽講師は内緒にしてるけど同居してる彼氏

    『あすかわ!』またボーッッとしてて怒られてる

    今の現状どうしよもない

    『犀川先生すいません』

    暑くてボーッッとするのは誰でもあるがしっかりしろ


    そんなかんじで一日終わり




    家は帰るのはそう犀川とひょうさつのあるいえ


    なんと言っても家では激甘な先生


    『みなみ!お帰り』

    『蒼汰ただいま』


    だからウチも激甘で返す!

    同居してる事実を知るのは校長のみ

    学校と家とでわけるならいいとお達しの元先生してくれる蒼汰に感謝ウチの憧れの先輩いなんですよね

    きゅん

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  15. 「…雷?」

    「…」

    「怖いの?」

    近づいてきた彼を見ようとして、布団から顔を出した瞬間に空が光った。

    「ひぃっ…」

    なんとも情けない声を上げて耳をふさぐ。

    「大丈夫だって」

    そう言うと彼は、膝を抱え込んで丸まっている私を布団ごと抱き締めた。

    「俺がいるじゃん。安心して?」

    後ろから聞こえる少し低めの囁く声が、不思議と怖さを和らげてくれる。

    「…怖いです」

    調子に乗って甘えてみると、

    「じゃあ他に集中できること、する?」

    意地悪に笑った彼に優しくベッドに倒された。

    きゅん

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  16. 毎日、夜7時半
    学校のみんなには内緒の時間が始まる


    「ただいま!」

    「今日も部活キツかったわ~
    叶(かな)ちゃん、ギュ~ってして」

    「お前、昨日一番だっただろ!」

    「そうだよ!今日は俺からだからな!」


    「今日も、サッカーお疲れ様でした」
    そういって、一人づつ抱き締めてあげるのが
    私の毎晩のお仕事です


    私の通っている高校のサッカー部4人は
    我が家に下宿している

    もう、2年になるかな

    県大会て優勝しちゃう、うちの高校のサッカー部

    この4人も
    学校の女子たちからクールでカッコいいって大人気

    でも、全然クールじゃないよ
    すっごく甘えん坊なんだから


    「叶ちゃん、明日は俺から起こしてよ」

    「おはようのハグ、一番長く俺にしてな」

    「優弥、叶ちゃんはみんなのものだからな!!」


    女子に人気の4人を独り占めしてる時間は
    学校のみんなには内緒!

    きゅん

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  17. お風呂から上がると、幼なじみの隼人がソファーで眠っていた。

    そっと鼻をつまむと閉じていた目がだんだんと開いた。


    「あ、おはよ」

    「なに、そのかっこ」


    その格好とは、洗濯物を畳んでる時に勝手に借りた隼人のシャツの事。


    チビな私が着るとワンピースみたいになって、太ももが露わになってる。

    「自分の着れ」

    「やだよ。いいじゃん別に!」

    「よくねぇ。さっさとしろ。それか俺から離れろ」


    しつこいその声を無視していると「はぁ…」とため息が聞こえ、気づいたらソファに押し倒されていた。

    「は、隼人!?」

    「無防備だって言ってんの。誘惑してんの?」

    「ち、ちがうよ!隼人しかいないからいっかなって…痛っ」


    太ももがチクッと痛んだ。

    キスマーク…?


    「こっちは理性ぶっ飛びそうなの毎日我慢してんだよ。俺が男だって事忘れんな」


    「お前が可愛いすぎるから悪いんだよ、バーカ」

    きゅん

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  18. 「圭兄…?何してるの…?」

    「え、勉強だけど」

    「そっか…」

    「どうした?なんかあったか?」

    心配そうに見てくる圭兄

    「ううん、なんでもないの」

    なんでもない…けど…

    私たち、親の関係で同居てるけど…もしかしたら、ちょっとは圭兄との時間が少しは増えると思ってた

    でも、やっぱり私は圭兄に意識なんてされない“子供”なんだなって思い知らされて…寂しいなって、思っちゃった…

    「用がないなら、部屋に戻りな」

    「っ…うぅ…っ…」

    「は…?なんで泣いて…」

    そんなこと、言わないで…

    「やだ…よ…っ、なんでそんなに私のことを避けるの…っ?」

    こんなにも圭兄のことが好きなのに

    「それは…お前が、好きだから…」

    「え…?」

    「近くにいると、抱きしめたくて仕方がなくなるから…」

    …っ

    「こっちは我慢してんのに、煽りやがって…」

    「圭に…」

    「責任取れよ?」

    きゅん

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  19. 幼なじみである春一の両親と私の両親が仲良く旅行へ行く間、春一と同居することになり、今日がまだ1日目。


    学校の放課後、駅前のスーパーの帰り際。


    「この流れは、私が夕食を?」

    「当たり前。」

    「…(ムカつくっ)」



    一つ年下の春一。

    サラサラとした黒髪、切り目の瞳。鼻筋が通った高い鼻に、形の整った唇。


    中学の学ランに身を包みがらも、身長はもう私を超している。



    周囲の同年代よりも落ち着いてるからか、中学でもおモテになるようで。



    「ねー」

    「何」

    「彼女作らないわけ?」



    そう言えば、こちらを怪訝そうに見つめてくる。

    そして、溜息を吐かれる始末。


    なんなんだ?ホント。



    「ホント、自覚ないよね」

    「え?」

    「まぁ、未緒が3年待てるならいいよ」



    何故、3年?

    頭に?を浮かべていれば、春一は色気を孕んだ笑みをクスリと零しただけだった。

    きゅん

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  20. 「柚、今日の夜ご飯唐揚げがいい」

    「ちょ、何言ってんの…っ!」

    彼の言動に周囲がザワつき、私たちに色んな視線がチクチク刺さる

    「え、2人とも同居してんの?」

    「やばくない!?」

    そんな声が聞こえてくる中、必死に否定の言葉を探す

    「ち、違うよ…!その、今日琉貴のお母さん出張だから私がご飯を作るの…!」

    私のその言葉に、みんなの視線もどこかへ向けられる

    危ない…

    「ちょっと、何あんな大声で唐揚げがいいとか言ってるの…!?」

    コソコソと彼にしか聞こえないようにそう言う私

    「だって、食べたかったから」

    この自由人め…

    「今度こんなことがあったら、もう一生唐揚げが作ってあげない」

    「…」

    不満の表情を浮かべる彼

    「いいよ、別に」

    なにそれ…私の料理なんて食べなくてもいいってこと?

    「僕は柚しかいらない」

    「っ…」



    この甘さからは抜け出せない

    きゅん

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  21. 《――あー…1年4組の○○さーん。至急家庭科室に来てください。先生待ってまーす。来なかったら退学にしまーす》

    「…は?」
    食べ損ねた卵焼きが米の上に落ちる。
    周りの視線に圧されて、私はそっと腰を上げた。

    「おー、来たな」
    机に軽く腰掛けてヒラヒラと手を振るうさんくさい顔に、おもいっきりガンを飛ばしてやった。
    「退学になるかもしれない用事ってなんですか」
    「ジャケットにコーヒーこぼしちゃったから持って帰っといてくれる?」
    「そんなことでわざわざ校内放送で呼び出さないで!」
    「人目につかないようにしなきゃいけないんだから仕方ないだろ」
    「だったら普通にッ…もういいです」
    持って帰ればいいんですね、と袋を受け取ると、先生は腕を伸ばして私の頭をぽんと撫でた。
    「いい子」
    大きな手の感触に赤面して、
    「いい子じゃないですッ!」
    教室を飛び出した私の後ろ姿に、先生はくくっと肩を揺らして笑っていた。

    きゅん

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