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  2. かじかんだ指先を温めながら、サク、サク、と雪道を歩く。無数の光をまとって輝くクリスマスツリーを見つめながら、隣を歩くあいつにいう。
    「今年も蓮と過ごすクリスマスかあ」
    「…悪かったな」
    「あ〜あ、彼氏欲しかった」
    蓮は何も言わない。
    思い返せば小さい頃からこの無愛想な幼馴染と冬を過ごしている。イケメンだから私なんかといたらもったいないのに。
    「寒っ」
    身を震わせれば、バサッと温かい何かに包まれる。
    「ん」
    「え?」
    「着てろよ」
    薄着になって私よりも一歩先を大股で歩く蓮に慌てて追いつく。
    「寒いでしょ?」
    「別に。風邪引かれて困るのこっちだから」
    また二人で無言で歩く。
    「つーか、お前好きな奴いないのかよ」
    「うーん…」
    あんたって言ったらどうする?
    「…いないよ」
    急に腕を強く引かれて立ち止まる。
    「俺じゃダメなのかよ」
    「えっ?」
    「はぁ…いい加減気づけよ」
    ーチュッ
    「お前が好き」

    きゅん

    17

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