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  2. 海也が最後に部屋を出ていくフリをしながら、私の方を覗いてきた。

    「長いことゴメンな」

    海也がお姫様だっこをして押し入れからおろしてくれた。


    ほんの一瞬だったけど、また軽く唇を重ねてきた。
    二人、入り口に戻ると、


    「さみー!夜は廊下冷えるー!」

    直ぐに部屋の男子がガヤガヤと戻ってきてしまった。

    「ヤバッ!」


    海也は、私を抱き抱えるようにして布団に潜り込み、何事もなかったかのように頭を少しだけ出して寝入った真似をしていた。

    えー、これ、大丈夫?


    先程よりも息を潜めて、なるべく体を平らにし表から分からないように海也の体に沿って密着。


    「なんだー、海也、もー寝てるのか?」
    「緒先と噂あったくせに冷たい奴」

    何を言われても、寝たフリを続ける海也の胸の鼓動が激しいことに気付いた。

    布団内に充満する海也の匂いが心地いい。


    【指先からwas唇からlove】完結

    きゅん

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  3. 海也は私を引っ張って、洗面所から畳の部屋に移動。
    押し入れから適当に布団を下ろしてそこに寝かせた。

    「え、誰かくるよ?」

    「大丈夫。いきなりはこない」

    時間を惜しむように、あっという間に海也に唇を覆われる。

    キスは何回かしたけど、こんなにハラハラするのは初めて。

    海也の腕から、同じ石鹸の匂いがする。

    時々、唇を離してお互いに目を見つめては、無言で気持ちを確かめあう。

    次に離した途端、海也が耳元で、

    「少しゆるめて」

    と囁くけど意味が分からず、

    「何を?」

    真面目に聞いたら、開いた唇を吸われてしまった。


    【指先からwas唇からlove】
    修学旅行より

    きゅん

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