ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「痛った…!」

    体育の授業中、うっかり転けてしまった。
    早く立たなきゃと思い足に力を入れると、

    「っつぅ…!?」

    激痛だった。どつやら捻ったらしい。
    激痛に悶えていると、何故か身体が宙に浮く感覚。

    「へ…?」

    固まる私、固まる先生、固まるクラスメイト。私は彼、水谷くんにお姫様抱っこをされている、みたいだ。

    「ちょっ、え!?なんっ!?どうして?!」

    「何って足捻ったんでしょ?運んだ方が早い。行くよ」

    水谷くんは合理的だった。
    そのまま保健室へ連行された私。

    保健の先生の青春ねぇ、とでも言いたげな微笑ましい笑顔にとても恥ずかしい気持ちになったしいたたまれなかった。


    「えーっと、水谷くん。ありがとう。」

    「別に?てゆうか、あんた意外と重いね」

    「っな!!うそ…!」

    絶望していると、

    「う・そ・♪ 」

    「〜〜〜っ!!」

    意地悪だ!この人はすっごく意地悪!!

    きゅん

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  3. 普段は教師をしているわたしは、新任教師としてやってきた宇田川叶夢とは、お互いある秘密を隠した者同士だった。
     
    それは、特殊組織に属する工作員(スパイ)だということ。平日は教師、そして休日はスパイというふたつの顔を持つわたしたち。 わたしたちは、それをお互いに知っていながら知らないフリをして接している。

    それは、お互いにお互いを始末することをいつか考えているためだ。お互いに秘密を隠したまま過ぎたある日、わたしは貧血を起こし倒れてしまった。
    目を覚ました時には、保健室のベッドの上にいた。
    そして目を覚ましたわたしの横にいたのは……。

    「目が覚めましたか?」と問いかける宇田川叶夢だった。
    「え、なんで……?」と問いかけると、「貧血を起こしたみたいですよ?」と言った。

    そんなわたしに宇田川叶夢は、わたしに顎クイをした。そして「寝顔、けっこう可愛いんですね?」そう言って、わたしの唇を奪った。

    きゅん

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  4. 先生に呼ばれた。先生以外いない保健室は、どこか静かで落ち着いていた。そして、なにを言われるんだろうと思っていたら、「好きだ///俺と付き合ってくれ。」と、言われたのであたしは、迷わず「もちろんです///あたしも好きなんで♡」と言ったらとても嬉しそうにする先生。もう去年卒業したから、なんだろうと思ったら告白だったなんて、、、嬉しすぎと思いながら帰った。あれから一年後にプロポーズされ結婚し赤ちゃんもできて幸せです!

    きゅん

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  5. 「保健室の先生、いないね」

    足をひねった私に肩を貸し
    保健室に連れてきてくれた生徒会長。

    「まだ足は痛む?」

    ベッドに腰かける私を覗き込むように、
    生徒会長の顔が近づいて来て。

    息がかかりそうな近距離に
    耐え切れなくて。

    「ひゃっ」

    変な声が飛びだすと同時
    顔をそむけてしまった。

    「今の声って何?」

    「あ……足が痛くて」

    「俺のことを意識してくれたと思ったのに。
     勘違いだった?」

    王子様っぽく微笑んだ生徒会長。

    でも声は
    私をいじる気満々なやんちゃトーン。

    私はクラスのボッチだよ。

    私なんかに好きになられたら
    困るくせに。

    「もう私は平気ですから。
     教室に戻ってくれて大丈夫です」

    「俺にいなくなって欲しい?」

    へ?

    「俺は、授業をサボってでも
     夢香ちゃんの隣にいたいけどね」

    だから。

    ぼっちの私なんかに
    最高級の夢を
    見させないでくださいってば!

    きゅん

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  6. 誰もいない保健室に呼び出された真帆。
    そこに待っていたのは幼馴染の祐輝だった。

    「真帆、体育で腕怪我したからどうにかして」 
    「え〜、しょーがないなー」

    と答え、絆創膏を貼っていると祐輝が、

    「制服、汚れてる。後ろ向いて」

    不思議そうに後ろを向いた真帆。
    次の瞬間、急に温かみを感じた。

    「ゆ、祐輝!?何して…」
    「抱きしめてる」

    真帆は顔を真っ赤にしていた。
    その反応を見た祐輝は、

    「可愛すぎ…反則でしょ」

    と呟いた。

    「へっ?へっ!?」

    真帆はパニック状態。

    「あのさ、今までよく気づかなかったね」
    「な、なにが?」
    「俺ずっと真帆のこと好きだったんだけど」

    衝撃発言だ。

    「顔とか態度で出てたと思ったんだけど」
    「いやいや!ずっと"無"だよ‼︎」
    「ちょっと傷つくよ」

    祐輝はフッと笑い

    「返事はまた今度でいいからね」

    と保健室を出て行った。

    きゅん

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  7. とある事件がきっかけで、色が見えなくなってしまった私。


    「月緋君には、私がどう見える?」


    私の世界から色が無くなってから
    いろんなことが変わった。


    いつもみたいに明るく振る舞えなくなって、
    友達付き合いも下手になって、


    自分の中でずっと、自問自答を繰り返す日々だった。


    明るくならなくちゃ。
    でも、どうやって?
     

    みんなと同じ様になりたい。 
    色が見えないのに?



    そんな時、月緋君が私が言って欲しかった言葉を言ってくれたんだ。



    「夜空は偉いよ。
    辛いことがあるのに、それを乗り越えようと頑張ってる。誰にでもできることじゃない。それに、努力できる人はいつか変われる。
    俺は応援するよ。」



    そう言って、私の頭に手を添えた。


    「1人でだめだったなら、今度は俺を頼れば良い。」
     

    初めてだった。こんなにも、胸が高鳴ったのは。

    きゅん

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  8. いつも通り、部活でバスケをしていたのだが、パスがミスしてしまい、突き指をしてしまった。

    顧問の先生に「保健室に行きなさい」と言われ、保健室に来たのだが、肝心の先生が居ない。

    すると、教育研修の先生が保健室にやってきた。

    「どうしたの?」

    「えっと、突き指をしてしまって……」

    「ちょっと待っててね。……はい、これで大丈夫だよ。」

    「あ、ありがとうございます。」

    「バスケ部?練習頑張ってね」

    そう言い、私の頭をポンポンと優しく撫でてから、爽やかな笑顔を私に向けた。

    きゅん

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  9. 午後の授業中に体調が優れなくなったから
    保健室で寝てたらいつの間にか
    放課後になっていた。

    窓を見ると部活をしている生徒が見える

    ...先生もいつの間にかいないし

    保健室は静かなものだった。

    するとガラガラとドアを開ける音が部屋中に
    響く

    「ひびきー、いる〜?」


    声の持ち主は私の5つ上の幼馴染みの翡翠だった

    「翡翠..?なんでいるの?」

    「え?いちゃ悪い?」
    翡翠はキョトンとした表情を浮かべる

    それもその筈翡翠は数年前に姿を消していたからだ。
    それが今日、今。姿を現している

    「...理解出来てない顔だね」
    翡翠はそう言うとクスリと笑う

    「俺はね、ずっと会いたかった。だけどさ
    周りがそれを邪魔するの。なんでかな。俺はひびきの事大好きなのにね〜?」

    そう言いながらベッドにいる私の所まで
    歩み寄る

    私はゾッとする

    彼の表情に

    「本当...会いたかったよひびき」

    きゅん

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    朝霧アズサさんをフォロー

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  10. 目が覚めると保健室にいた。
    そうだ。体育の授業で倒れて運ばれたんだ。

    そのまま寝てしまったみたいで、放課後になっていた。
    外から部活をする生徒の声が聞こえる。
    帰らないと。

    「やっと起きたか」

    声の主は養護の先生。
    そして、私のご近所さんでもある榊原朔先生。

    「朔ちゃん。ずっとここにいたの?」
    「学校でその呼び名はやめろって。しかも、ここが俺の居場所なの」
    「そうだね。可愛い子の看病出来るもんねー」
    「別にしてない」
    「どうだか」

    朔ちゃんは昔からモテる。
    高校生の時も彼女は途絶えなかったし、先生になってからも女には困らないって噂。

    そんな朔ちゃんに、ずっと片想い中の私。
    つくづく報われないなと思う。
    でも。

    「ほら、送ってやるから早くしろ」
    「わーい」
    「何か上手いもん作って」
    「しょうがないなぁ」

    他の子より、少しは特別だって思ってもいいよね。

    きゅん

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  11. 「リク~…。平気?」

    お昼休み。

    朝から具合が悪く、保健室で寝ている彼氏のリクのところに来たあたし。

    普段の学校とは違って、保健室はしんと静かだ。

    保健の先生もお昼だからか外に出ていていない。

    リクが寝ているベッドのカーテンを開くと、それに気づいたリクがうっすらと目をあけた。

    「ユナだ~…」

    「大丈夫?」

    そう言いながら、リクの枕元に立つ。

    リクの頬に手を伸ばそうとすると、リクがその腕をぐっと引っ張って引き寄せた。


    瞬間的に、あたしの目の前にはリクの顔。

    一瞬のことに、ドキッと心臓が跳ね返る。


    「俺の風邪、もらってね?」

    リクはいたずらっ子の顔をして少し掠れた声でそう言って、そして。


    あたしに深くて甘いキスをした。

    口から伝わる熱さがそのままあたしの頬を火照らす。

    こんな風邪ならいくらでも貰いたいと思うあたしは、リクから逃れられない。

    きゅん

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  12. 私は萌紅(めぐ)。
    高校2年生
    今日も友達の絵里と裕貴と学校にいます。

    もう少しで授業も終わる。
    それまで私は風邪と戦わないといけません…

    キーンコーンカーンコーン
    やっと終わっ…
    私の、意識はそこで途切れた

    次に目が覚めると裕貴が居た

    「ん?裕貴…?」私が言うとムクっと起き上がっり
    「大丈夫か?たくっ、何倒れてんだよ」って言われちゃった…
    「一昨日から体調悪かったんだけど…すぐに治ると思ってた…ごめんね?明日からしばらく休むよ。」
    「はぁ〜…今日は俺がそばに居てやるよ」

    ……え?
    「なんて??」
    私は思考回路が一時停止した
    「だーかーらー、今日は俺が、看病してらるって言ってんだよ!」
    …へ?
    「お前はすぐに無茶するし、心配なんだよ。。。」
    うそ…あの裕貴がそんなこと言うなんて…
    「俺、お前のこと好きだから他のやつなんかに渡したくねぇ」
    「私も、好き」
    こうして私達は結ばれました

    きゅん

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  13. や、やばい…凄く頭が痛い。

    今は私が片思いをしている伊吹(いぶき)先生の数学の時間。

    そんな先生の授業中だというのに、今日に限って熱が出てしまう。
    朝は頭が痛いだけだったけど、時間が経つにつれ痛みも酷くなりめまいもしてきた。

    ダメだ……先生の声も…聞こえなくなって……きた……

    バタッ。


    ー40分後ー

    「ん…っ……ここ…どこ…」
    「保健室だよ」
    「え?」

    目を覚ますと、そこにはまさかの伊吹先生が!!!

    「もしかして…先生が保健室まで運んでくれたん…ですか…?」

    私の質問に無言で優しく微笑んで、おでこに手を当てる先生の大きな手。

    「うん、少しは下がったね。親御さんが迎えに来てるから高野さんの荷物今のうちに持ってくるね」

    先生が保健室を出て、ふと右手だけ以上に熱を持っている事に気付く。


    もしかして、先生ずっと手を握っててくれてた…?



    「いや、まさかね…」

    きゅん

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  14. 花奈が熱を出したと聞き、俺は慌てて保健室に向かった。

    ーガチャッ

    「すみません…っと」

    どうやら先生は職員会議に出てるようだ。

    「日向君?」

    向かうと花奈が起き出していた。

    「大丈夫か?」

    「うん、今は大丈夫だよ。ありがとう。」

    熱をだしていつもより節目がちな花奈が妙に色っぽくて、変な気持ちになった俺は慌てて保健室を出ようとする。

    「じゃ、じゃあまた後で来るな」

    俺が、保健室から出ようとすると…

    ーギュッ

    花奈がシャツの裾を引っ張って

    「もう…いっちゃうの…?」

    …可愛すぎる。そんな花奈を置いてどこかにいけるはずもなく、俺はそのまま手を繋いだまま花奈が寝息を立てるまで過ごすこととなった。

    「生殺しかよ…」

    そんな俺の苦悶も知る故もなく。

    きゅん

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  15. ベッドのカーテンを開けるとチカが苦しそうな顔で寝ていた。

    「…ったく、無理しすぎなんだよ…」

    昔は俺の方がよく熱を出していてその度にチカが看病しに来てくれていた。

    「ん…アキ…?」

    目を覚ましたチカは俺に気づく。

    「また、無理して熱出したんだろ。今日はゆっくり休め。」

    「でも…まだやることがあるし…」 

    そういってフラフラなのに立ち上がろうとする千香をベッドに戻す。

    「…っどいて‼︎…って、ちょ、何するの‼︎」

    そういって押し返そうとするが、逆にその手をとりチカの両手を拘束して、片手でチカの頭の上に固定する。
    チカが熱で潤んだ目で睨んでくるが逆効果だ。
    込み上げてくる衝動を抑え、

    ーチュッ

    熱でほてったおでこにキスをした。

    「今日はゆっくり休んで。お願い。」

    手を離しそういうと、チカは力が抜けたようになる。

    「逆効果よ…」

    チカをみると顔が真っ赤になっていた。

    きゅん

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  16. もう、今日は熱で早退すること、教室に連絡がまわったところかな。
    なんて保健室のソファに座りながら考えていると、ガラッとドアが開いた。

    「滝川……くんっ!?」

    見ると、滝川くんがバッグを持っている。

    「先生に頼まれて、カバン持ってきたんだよ」

    「え?」

    いやいや、待って?
    おかしいよ?
    今日は、みずほだって学校に来ているはずだし、わたしとみずほが仲良いことも先生は知っているはず。

    それなのに、何故みずほじゃなくて滝川くん!?

    「そんな目で見るなよ……。いつも鈍感なくせに、なんで今日に限って……」

    わたしの表情を見て、ため息をついた彼。

    「先生に頼まれたんじゃなくて、俺が自分で行くって言ったの。


    だって……。
    お前の近くに、1秒でも長くいたいって思ってたから」

    きゅん

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  17. 『ん〜熱下がんないね〜』
    『体調は?』
    「ちょっと頭痛いです…」

    なんとなく朝から体調の優れなさは感じていたものの、保健室で横になることは想定外だった。
    優しげな顔をした響野先生おでこに手を当ててくる。

    『熱いな…早退するか?』
    「ね、寝たら治ります…!」

    ち、近い…!!
    顔を覗き込んできた響野先生は近くで見るとかっこよさが増して顔を手で隠したくなる。

    『じゃあもう少し寝てた方がいいかもね』
    「そ、そうします…!」
    『俺も一緒に寝ちゃおうかなぁ〜』
    「え…えっ!?」

    そう言って私の隣にごろん、と寝転んできた響野先生。
    な、なんでこんなことに…

    『ふふ、他の人に見つかっちゃったらどうなるんだろうね』

    冗談交じりに笑う先生。

    「わ、笑い事じゃないです…!」
    『○○と一緒に居れるならそれでいいや』

    その言葉を聞いたことに出来なくて、そっと寝たふりをした。

    きゅん

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  18. 「桜坂!お前クラス委員だろ?これやっておいてくれないか?」

    そういってるのは紀本先生で私が大好きな先生…
    でも今は昨日からの風邪で頭も痛く、冷や汗が止まらない

    「てか、大丈夫か?顔色悪いぞ?ごめんな、おでこさわるぞ」

    先生の手冷たい…

    「桜坂熱あるなぁ…って!おい!桜坂!おい!」

    そんな声を最後に私は意識を手放した…


    保健室
    「…い…おーい!桜坂大丈夫かー?」
    顔近!…優しい心配してるような顔…

    コクンッ

    「全く心配したんだぞ!でも、よかったけどな…お前運んだ時腕が死ぬかと思ったわ笑」

    「なっ!」

    ポンポンッ
    頭が撫でられた…

    「ごめん、冗談だ笑、軽かったぞ、もうちょっと食べてもいいんじゃないか?まぁ~今のままでも好きだけどな…」

    「ありがとうございます!」

    「ったく、桜坂は鈍感だな…しないとわからないか?ニヤッ」

    「えっ?ん!!」

    唇が甘い…

    きゅん

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  19. 私・坂本深月は体がだるくて自分の机に突っ伏してます
    「深月、お前どうしたんだ?顔…赤くね?」
    私の前で顔を覗いてきたのはクラスメイトの神崎陸人
    「陸人…大丈夫だいじょ…っ」
    大丈夫だと言ってお昼ご飯食べに学食に行こうとして立ち上がった瞬間──
    「深月!?」
    ガタガタンッ
    何かがぶつかる音と佑紀弥のびっくりした声がした
    「うわっ…熱あるじゃねーか」
    次の瞬間体がふわっと上がってゆらゆら揺れながら目を閉じた
    「ん…」
    目が覚めた時にはさっきいた教室とは違う天井が目に入った
    「あ、起きたか」
    「佑紀弥?…なんでここに」
    「お前が倒れたからここまで運んできたんだよ」
    そっか、私教室で…
    「お前熱あったぞ。無理すんなよ」
    と佑紀弥は私のおでこにキスをおとすと保健室を出ていった
    「…!?」
    さっきの佑紀弥の行動に一気に顔が熱を持った
    ……佑紀弥のバカっ!
    私の心も佑紀弥に発熱させられてしまった

    きゅん

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  20. 「おい、大丈夫か」
    なんだ寝てんのか来た意味ねーし帰るか
    「奏音…君?」
    帰ろうと立ち上がった時不意に制服の裾を掴まれた。
    「起きたか。俺はちょっと見舞いに来ただけだから」
    「ありがとう多分風邪引いちゃった、えへへ」
    はにかみながら笑うのを見て不覚にもときめいた自分がいた
    「風邪なら俺に移せよ」
    その直後誰もいない保健室にチュッと音が響いた。
    「だから俺に風邪移せって言ったろ」
    「恥ずかしいよ…」
    紅くなった顔を隠すように顔に布団を被せていた
    「バカは風邪引かないって言うのにお前は風邪引いてる」
    「私はバカじゃないよ奏音君はバカだけど」
    「俺はバカじゃねーよ」
    「急にキスするんだからバカだよ」
    たしかにバカなのは俺の方かもな
    「それよりも私ファーストキスだったんだけど」
    「あんなんでキスに入らねーよ。何ならもう一回するか?今度はちゃんとしたキス」
    さらに顔を紅くしていてとても可愛かった。

    きゅん

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  21. 「先輩っ、……」

    心配でたまらなくて、保健室にいるという先輩のもとへ駆けつけた。

    「な、んで、いんの?」

    「先輩のクラスに行ったら、風邪ひいたみたいだって言われて……大丈夫なんですか?」

    「平気、すぐ治るよ」

    平気そうな顔には見えないし。
    汗だってすごい。

    「先輩っ」

    辛そうな先輩に胸が痛くなって、私は思わず抱きつく。

    「ちょっ…」

    「私、どうしたらいいですか? なんか、できることないですか?」

    先輩を苦しめる風邪なんて、飛んでいけばいいのに。

    「顔近づけないで、移るでしょ」

    ペシッとおでこを小突かれた。

    「じゃあ顔じゃなくて、体くっつけますね」

    「はあ?」

    あまり強くならないように、背中をよしよしする。

    「あのさ、知らないよ?」

    「え?」

    真っ赤な先輩が顔を逸らす。

    「そんな可愛いことしてくるんなら、治したくないんだけど」

    きゅん

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