ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「か、可愛い…っ!」

    今私の目の前には猫たちが戯れている光景が広がっている

    「可愛すぎるよっ!」

    「…朱里の方が可愛い」

    「猫ちゃん達の方が可愛いに決まってるでしょ!私、みんなと遊んでくる!」

    私が猫たちに寄っていくと、色んな子達が私に寄ってきてスリスリしてくる

    「〜っ!私死ぬかも」

    今日は連れてきてくれた伊織くんに感謝だな〜

    「猫ばっかりずるい」

    「…?何がずるいの?」

    「朱里、猫ばっかり構って僕に構ってくれない」

    「…っ」

    その拗ねたような顔はずるいよ

    いつもより幼い伊織くんが可愛すぎる

    「僕が連れてきてなんだけど、やっぱり来なきゃよかった」

    「こんなに癒されるのに?ほら、伊織くんも一緒に戯れよ?」

    「…じゃあ、朱里と戯れる」

    「へ…」

    次の瞬間、私の唇には伊織くんの唇が押し付けられていて

    「…っ!い、伊織く…」

    「やっぱり、朱里の方が可愛い」

    きゅん

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    小桜 ひまりさんをフォロー

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  3. 今日は、年上彼氏と過ごす休日。
    私達は並んで歩いていた。


    さり気なく、先輩が私の手を握ろうとする。

    私は咄嗟に手を抜いた。


    「芽衣、手繋ぐの嫌か?」

    「そ、そうじゃないんですけど……」

    「じゃあ何?
    理由がわからないと俺は芽衣に何もできない」

    悲しそうな先輩を見て、申し訳無い気持ちになった。


    「私、今日手がすごく乾燥しててカサカサで恥ずかしくて」

    「そんなの!」

    「私は綺麗な手で、先輩と手を繋ぎたいんです……」


    そう言って先輩を見上げると、先輩は顔を赤くしていた。


    「そんな可愛いこと言うな」

    「え…」

    「俺はたとえカサカサでも手を繋ぎたいけど、芽衣に無理強いはしない。だから……」


    先輩は私の手首を掴み、先輩のポケットに押し込む。
    そしてその上から、先輩は私の手を強く握った。


    「こうしたらいいんだろ?」

    ポケットの中から、私はぎゅっと手を握った。

    きゅん

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    桜良 白さんをフォロー

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  4. 「んー!無理無理!絶対乗らないんだからー!」

    なんでこんな遊園地のど真ん中で叫んでいるのかと言うと

    「大丈夫、昼間より待ち時間短いし、すぐ終わるし?」

    「そういう問題じゃない!」

    無論私の大の苦手なジェットコースターに乗せられそうになっているのである。普段は大人しいやつなのに今となっては深夜テンションでキャラが豹変している。

    「で、このジェットコースターはどこにあんの?」

    「ぜったい教えない!」

    「まぁ、スタッフに聞けばいい話か。」

    「げっ...」

    そろそろジェットコースター見つけちゃいそうだな...どうしよう...

    「本当にもう...無理なんだってば...」

    私は怖さのあまり橋に突っ伏してしまった

    「そんなに嫌なの?」

    「嫌だよ...怖いもん...!」

    「じゃあ俺が手ー繋いでてやろっか?」

    「うっ...じゃあ...乗る...」

    怖さがましになった気がした。

    きゅん

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    鬼龍院恋桃さんをフォロー

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  5. 私は幼馴染のハルに小さい頃から片想いしている。

    どんどんカッコよく成長してモテモテになっていくハルに、すごく慌てていた。

    そんなある日、ハルが父親と喧嘩しちゃってその場の勢いで家出を決意。

    仕事の都合で親があまり帰ってこない私の家に転がり込んできた。

    私は毎日ドキドキして仕方ない。

    なのに…。

    「それ今日の晩ご飯?」

    キッチンに立つ私を後ろから抱きしめてくるハル。

    ち、近い…!

    「そう、だけど…近いよハル…。」

    自分の顔が真っ赤に染まるのが分かる。

    私はドキドキしすぎですごく困ってるのに、ハルは無邪気な笑顔でからかってくる。

    「なんだよ、俺のこと意識してんの?」

    そう言って、ハルは私をさらにぎゅーっと抱きしめる。

    「も、もうやめてっ!」

    私はパニックになって叫んでハルから逃げた。

    「…完全に脈アリ、だな。」

    そう言って意地悪な表情で笑うハルに気付かずに。

    きゅん

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    Homari*さんをフォロー

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  6. 私は女子高校生のすみれです!
    私の彼氏は大学生の蓮くんなのですが私たち周りに秘密で同居してます!

    今日は久しぶりのお休みで2人でお出かけする約束だったのに私が女の子の日になったせいで行けなくなってしまった…

    「蓮くん、ごめんね…私のせいでお出かけできなくなって。…イタっ!」

    本当は土下座したいぐらいなんだけどお腹が痛いため今はベッドで横になっている。

    「気にするな。それより大丈夫か?何かしてほしい事とかあるか?」

    そう言いながら蓮くんは私のお腹を撫でてくれる。

    「ないよ。でも私が眠るまで側で手を握っててくれる?」

    「いいよ」

    そう言って蓮くんは優しく手を握ってくれる。安心した私は深い眠りにつくのだった…。

    「やっと寝たか。俺は出かけられなくてもお前の隣にいれれば十分幸せだと思ってる。すみれ愛してる…チュッ」

    そう言うと彼は優しく私のおでこにキスをした。

    きゅん

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    ハートの果実さんをフォロー

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  7. 急がないと!遅れちゃう!
    昨日の夜ちゃんと,目覚ましをセットしたのに寝坊しちゃうなんて!カレに幻滅されたらどうしよう。
    そんな考えが頭をよぎる。
    「お待たせ!ケン兄!」
    「萌,俺も今来たところ。まだ30分前だよ?」
    カレは優しい笑みを浮かべて言う。
    「ケン兄こそ。どうする?まだスイーツショップ開いてないよ。」
    「じゃあ,もうちょっとだけここにいようか。」
    ケン兄は壁にもたれかかる。
    「そうだね。」
    こんな日もあって良いかも…………♡

    きゅん

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    ,葉月桜南さんをフォロー

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  8. 「ハァ・・・・・。ハァ・・・・・・。ごめん!律!」


    「ったく、やっと来たか・・・・・・。5分遅刻。」


    「ごめん!髪、セットするの時間かかって・・・・・・。」


    私、内田 天音!17歳。


    今日は、彼氏の村永 律と初デートなんだけど、この通り、私が遅刻しちゃって・・・・・・。



    (律、怒ってるかな・・・・・・。)


    「ったく、早く行くぞ!」



    (やっぱり怒ってる・・・・・・。)



    「今日の服、可愛いな。似合ってる。」


    「え?」


    ボソッと呟くと、私の頭をクシャクシャと撫でた。


    そして、そのまま歩き出してしまう。



    「あ、ありがと・・・・・・。」



    言われたのが恥ずかしくて、私は急いで律の所へ行った。



    今日は、楽しくなりそうですっ!

    きゅん

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    十六夜 明さんをフォロー

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  9. 『大人になったら絶対結婚しようね』
    『うん!』
    『じゃあ、約束』
    『約束』

    「うわ、懐かしい夢みたなぁ」
    幼馴染の彼との約束
    でもきっと、あいつは忘れてるんだろうな
    幼稚園の時にした奏太との約束を私は今でも忘れてない
    私はあの頃からずっと奏太が好きだから
    「もう15年前か…」
    私達は今でも仲良しの幼馴染
    奏太との関係を壊さないようにって気持ちは伝えられないまま
    今日で私も20歳
    もう後悔はしたくない
    ちゃんと奏太に気持ちを伝えよう

    【ちょっと会えない?】

    奏太だ。いいよと返事をして玄関を出る
    「誕生日おめでとう。結愛」
    「ありがとう」
    「結愛」
    「ん?」
    「結婚しよう」
    「え…なん……っ」
    「お前覚えてねぇの?約束」
    「奏太、覚えてたの?」
    「あたりまえだろ。で、返事は?」
    「約束破るわけないでしょ、奏太大好き」
    「俺も大好きだ」

    小さな頃に交わした約束はずっと忘れられてなかったね

    きゅん

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    りいはさんをフォロー

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  10. 「なんか、その服制服みたいだな」

    制服系の服を着たあげはと、今日は買い物デート!

    「うん、可愛いでしょ!
    16歳になったら、高校行くことになったから、その制服なんだ!」

    え!リアル制服なわけ?
    ニヤリ、と思わずニヤける俺。

    「学費はね、黒と白のおじさんが出してくれるの!楽しみだなっ」
    いつからそんな話に。

    俺の知らない話だ。

    「高校生かーーモテそうだな。
    嫌だな、でも帰って来たらイチャイチャ出来るし、いっかあ!」

    それにーーー制服姿のあげはとデートとかいいかも知れない。

    背中からギュッ、と抱き締めたらーー
    振り向いたあげはが、頰にキスをした。

    甘くて可愛い俺の彼女は、可愛く成長中!

    きゅん

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    ★*神楽*★さんをフォロー

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  11. 「ねぇ、何にするか決まった?」

    「いや、まだ」

    今日は彼とランチ。駅前に出来たパンケーキが美味しいと評判のお店に来ている。
    う~ん。何にしよう。イチゴ、チョコ、それとも季節のフルーツ?迷うな。

    ん?彼も迷っているみたい。何と迷ってるのかな?
    よし決めた!季節のフルーツパンケーキにしよう!
    私はパンケーキ、彼はグラタンを頼んだ。

    「うん!美味しい!生地がふわふわでフルーツの酸味とよく合う」

    「そんなに美味しいのか?」

    「美味しいよ!」

    「少しくれないか?」

    「え?いいよ」

    「旨い!やっぱりパンケーキにしとけばよかったな」

    「パンケーキ好きなの?」

    「あ、ああ。恥ずかしくて言えなかったけど。甘いもの...好きなんだ」

    彼は照れながら言った。そんな照れた顔に私はキュンとしてしまった。いつものかっこいい一面とは違う彼を見れただけでお腹がいっぱいになってしまったのであった。

    きゅん

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    夜桜 美琴さんをフォロー

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  12. 絶対にアイツはいる。


    「おかえり〜」


    だから、あんたの家じゃないって。


    こいつは多賀谷清汰(たがやりょうた)。


    幼なじみで同級生だ。


    「りか、遅かったな。」


    「友達と遊んでた。って、早く帰ってよ。」


    「あ、そ。じゃ、帰るわ。」


    そういえば、お母さん夜勤だし、お父さん出張なんだ。


    清汰の服の裾を引っ張った。


    「お母さんとお父さん帰って来ないの。だから、一緒にいて?」


    自分勝手だな。


    でも、一人は怖い。


    「分かった。」


    「ありがとう。」


    私が寝るまで一緒に居てくれた。


    起きると清汰はメモを残し居なくなっていた。


    「俺、身が持たないし帰るわ。寝顔、可愛かったよ。やっぱ、お前のこと好きだわ。」


    !!!


    朝からやめてよ。


    こんな冗談………


    ほんとは本気だってこと分かってる。


    でも、この関係を壊したくない。

    きゅん

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    春乃こまめさんをフォロー

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  13. 日曜日。
    俺は屋上で日陰に腰を下ろし、空を見上げていた。
    その時。

    ――ガ……チャン

    誰かが屋上に入ってきた。
    立ち入り禁止の為普段は誰も入ってこない。

    誰だろうと陰から覗くと、そこには一人の女子生徒がいた。

    見ない顔だ。

    無表情のまま、一段高くなっている屋上の端にのぼる。


    風が彼女の髪を撫でた。

    彼女の後ろ姿はどこか儚げで、危なくて、それでいて美しかった。

    彼女の体が前に傾いていくのを見て、はっと我に帰る。

    必死で、彼女の腕を引いた。

    「死なないで」

    彼女の体が一段低い“こちら”に戻ったのを見て、思わず抱き締めた。

    「頼むから」



    ☆☆☆
    愛珠(女子生徒)目線は、本編で!

    きゅん

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  14. ずっと片想いをしていた彼と、やっと両想いに成り、今日は、私の家でお家デートをしていた
    『新しいクラス、どうだ?』
    『んー?…まぁ、なんとか馴染め…てないなー…あは…』
    渇いた笑いが漏れる
    『お前、前からボッチだったもんなー?』
    彼はからかうような視線を向けてくる
    『それ以上言うと…』
    私は彼の肩に手を置き、力を入れる
    『な、ナンデモアリマセンヨー』
    彼はそう、降参した
    『あの…さ、』
    『ん?』
    『何か、お前と同じクラスの時に告白しとけばなって』
    『え?』
    『同じクラスでカレカノってのが少し、憧れる』
    『今は、学校も違うしね』
    『ああ』
    『なら、進学先を同じにすれば良いんじゃないかな?
    そしたら同じクラスに成れるかも!』
    『本当、お前の前向きな所には助けられるし好きだ』
    たまに彼は真剣な顔で恥ずかしい事を言う
    『照れてる…可愛い』
    『チュッ…』
    その後の甘いキスを期待してる私も同じかもね?

    きゅん

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  15. 高校二年生の俺の名前は秋(あき)で、彼女が居る
    とても可愛くてぬいぐるみのような彼女…
    それは、夢のようだった
    そして、今、彼女の部屋に来ている
    大問題だ
    色んな所から彼女の甘い香りがする
    ヤバい…
    これはかなりヤバイ…
    抑えが効かなく成りそう…
    (いつもあがり症だし、人見知りだし、オドオドしてるけど、俺だって男なんだよ!?
    この子は危機感が無さ過ぎるよ!
    …天然で無自覚で可愛いのが、こんなに困るとは…)
    『ねぇ、ぎゅーってして良い?』
    あ、ヤベ…心臓撃たれたなこれ
    『う…うん』
    彼女は俺の返事を聞くと、俺の背中に腕を回してきた
    俺は、堪えきれず、震える自分の手を彼女の背中に回した
    そして…
    『チュッ…』
    キスをしてしまった
    『んっ!?…
    秋くん、どーしたの?て、…んっ』
    『チュッ…』
    『ゴメン…抑え効かないかも…
    もう少し…キス…させて?』
    『うん…』
    俺達は顔が真っ赤に成る程キスをした

    きゅん

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  16. 『休みの日に遊べないか?』
    と、好きな人に誘われれば無条件でついていくのが私だ

    『お邪魔します…』
    いつもクールな彼は、いつもと違って落ち着かない様子だった

    私は自室へ案内した
    『どうぞ』『し、失礼します…っ…』
    彼は部屋を見るなり直ぐに下を向いてしまった
    『どうかしたの…?』『いや…その…』
    彼の顔は真っ赤だった
    『え、大丈夫?風邪?』
    と、私は額に手を当てようとする
    『やっ、大丈夫…て、うわっ!?』
    彼は何故かつまずいて勢いよく二人とも倒れてしまった
    『っ!?…わっ!?ごっ!ゴメン!!』
    私は彼を壁に押し付けるるような状況が恥ずかし過ぎて逃げるように立とうとしたが
    『わっ!?』
    彼に抱き締められてしまった
    『ゴメン…こんなの耐えれない…俺、お前が好きだ』
    『えっ!?』
    私が赤面するのも当たり前
    『チュッ…』
    彼からされたハジメテのキスはとても甘くて私はとろけそうと思ったのだった…

    きゅん

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  17. 待ち合わせは一時間前。

    まだ期待してるとこ男なのに俺、女々し過ぎか。

    それ位に好きになってたのは自分だけかよ。

    何なんだよ…

    本を読む手を止めてふと心の中で呟いた

    それさえ君には届かないのにな。








    早く速く目的地に着いてよ!

    何であの身勝手なお父様は私を止めるの?

    例えばキミが貧しい家庭だったって、
    好きなのには変わりないんだから許してよ!!







    この想いを…

    この女々しさを…

    『許してよ!』ねぇ?

    きゅん

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  18. 『おー!来たか』
    『ゴメン!待たせたかな?』
    『ヘーキ
    つか、待ってねーし
    じゃ、行くか!』
    ホントはキミ、こーゆー時は早く行くタイプって前に言ってたよね?
    覚えてるんだから!
    もう!優しいかよ!

    『じゃ!食うかー!』
    と、サラッと彼は私を先に座らせてくれたり、先にメニュー読ませてくれたりしてから、彼は頼んだ物を見てそう言った
    『じゃ、焼くぞ』
    焼くのが苦手と分かってるのか、焼いてくれる
    やっぱり、キミは優しい…

    『美味しい!』
    『なら、良かった…』
    彼は焼き加減でも心配だったのか安心したようにそう言った

    ヤバい…お腹いっぱいかも…
    でも、まだ、少し残ってる…
    無理にでも食べないと…
    と、思っていたら
    『お前、喰わないなら、俺が喰ってやるー』
    と、私の取り皿から、全部の種類を均等に半分持って行った。
    色んな種類食べたいのもお見通しだった
    『ありがとう』
    キミに好きだとはまだ言えない。

    きゅん

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  19. 「もう桜けっこう咲きはじめてるね。」
    ひらひらふわりと流れる花びらをみて少し心が跳ねた

    「うんとっても綺麗だね...また1年。よろしくね。」
    愛らしいうちのわんこのちょこちゃんの鳴き声と重なる大好きな人の声

    ああ、今年こそは。なんて思ってはいるけどこの心地の良い場所から抜け出したくないなと思ってしまっていたりもする

    そっと上向く彼をちらりとみてみる

    瞳に映った桜色は私の心の色を見透かしているかのようで少しどきっとした。

    もうちょっと。もうちょっとだけこの時間が続けばいいな。



    ...なんて、胸を撫でる風と桜色に想いを託してしまいそうになる



    ねえ、好きなんだよ

    きゅん

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    和泉 やこさんをフォロー

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  20. 日曜日、珍しく駅前まで一人で出かけた私。
    これも、私なりの両親への反抗だ。
    おしゃれな雑貨屋さんをあてもなく巡っていると、
    「あ、夜凪」
    後ろから声をかけられて振り返る。
    「…宮路君か」
    「なんだよその言い方。それにしても、こんなところで何をされてるんですか、お嬢様?」
    「…そんな風に呼ばないで」
    普段ならもっと反論するけれど、今日はそんな気力もない。
    それは宮路君も気づいたらしい。
    「お前、今日は大人しいんだな」
    「まあ、ね」
    わざわざこの人に説明することでもない。
    「まあ言いたくない事を聞く気もないけど」
    そのまま通り過ぎるのかと思うと、
    「お前が噛み付いてこないとなんか俺も調子狂うし。元気出しな」
    すれ違いざまに私の髪をクシャッとしてから、颯爽と去って行く。
    「…ちょっとカッコいいかも」
    彼のおかげでちょっと元気が出たなんて、誰にも言えない。

    きゅん

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  21. 久しぶりに学校に来た。
    あいにく休日だから誰もいなかった。
    そういえば、この3年間いろいろあったなー。
    壁に指を押しあて、訪ねる私…
    春の風が気持ちよくささやいてくる。
    ガラッ
    「祐!?どうしたの?」
    「あ、いやぁー忘れたもの取りに来ただけ。お前は?」
    「いや、久しぶりの学校の匂いに新鮮で泣けてきちゃう。」
    「は?まぁー。もうすぐ卒業だもんな。あっという間だったな。」
    「うん。祐。」
    「ん?」
    「ありがとう。3年間いつもそばにいてくれて…」
    「なんだよ急に。」
    「いや、言いたくなっただけ。」
    涙が止まらない。
    「あーもう泣くな。彩音は笑ってた方が可愛いから。」
    そう言ってクシャクシャクシャって私の髪の毛を
    クシャクシャしていった。
    「あーもう祐のせいで、せっかくセットした髪がー。」
    「うるせぇー。」
    やっぱり拗ねる。
    「彩音!」
    「俺も…3年間ありがとな。」
    祐はそう言って笑った。好き…

    きゅん

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