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  1. 5件ヒットしました

  2. 思いきって誘ってみた花火大会。

    おまえは二つ返事でOKしてくれた。

    浴衣姿で待ち合わせして、人混みをぬって歩き出す。


    「和服が似合う男子って、ずるいよー」


    半歩後ろのおまえは冗談っぽく言ってくる。

    ちゃんと振り返れないおれは、ヘタレだ。

    おまえのほうが似合ってんだよ、バカ。


    「和服は着慣れてる。おれ、剣道部だぞ」


    「道着と浴衣は違うじゃん。色気とか」


    「そんなもん、なくていい」


    と、座れそうなベンチを見付けた。

    おまえの手首をつかんで、人混みから外れる。


    「ここに座るの? 花火、見えにくいよ」


    「足、下駄のせいで痛いんだろ。無理に歩くな」


    歩けないほど痛いなら、帰りは背負ってやっていい。

    隣同士で腰掛けて、つかんだ手首を離せなくて。


    「ねえ、」


    「なあ、」


    たぶん同じことを言おうとした瞬間に、空に花が咲いて、ドンと大きな音がした。

    きゅん

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  3. ある日の昼休み。

    「わー…!いいのー?」

    ポケットに入れていた、ペロペロチョコを小林にあげた。
    たったこれだけのことで、この女は笑顔になる。

    「わーい、今食べちゃおー」

    包みを開けた小林はペロペロチョコを舐め始めた。

    「安堂くんも欲しいの?」

    あげといてそれはない。
    俺は再びポケットに手を突っ込んで、ペロペロチョコをもう1つ確認させた。

    「…安堂くんて見かけによらず、かわいーとこあるよね」

    小林はぷぷっと笑っている。
    …ちょっと、ムカつく。

    「ちぇ、ハズレかぁ~」

    チョコを舐め終わった小林は、棒を確認して、うなだれていた。

    逆チョコは性に合わないけど、他の女には絶対しないけど。

    恋なんて、何にも分かってない小林だから、きっと今日がなんの日かってことも気付いてなんかいないだろう。

    ──white day

    きゅん

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  4. おれ、午後は完璧に爆睡してた。

    幼なじみの声が耳元で聞こえる。


    「放課後だよー?」


    「うぁ~、眠すぎ。

    親がいないからって一睡もしなかったもんな」


    「ほんとだよ、もう、ハッスルしすぎ。

    あたしも体がだるくて」


    内緒話の声で笑い合う。

    他人に聞かれたら、さすがに気まずい。


    「おまえのテク、すごすぎだろ。

    脚が特にヤバかった」


    「あんたも長持ちするほうだよ?

    後ろから抱きすくめられたら、あたしでもちょっときついもん」


    「今夜こそ、おまえをギブアップさせてやる。

    弱点も見えてきたし、覚悟しろよ」


    「望むところよ。

    うちとそっちの親たちが旅行から戻る前に、1回くらいは、ね?」


    何の話かって?

    格闘ゲームに決まってんだろ。

    やらしい想像したやつ、一言いっとく。


    ××たいよ、ほんとは!

    できねーし!

    2人きりで留守番って、割とマジで地獄!

    きゅん

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  5. おれんちの親もおまえんちの親も、むちゃくちゃだ。

    年末年始のハワイ旅行、夫婦2組で仲良く計画を立ててたらしい。


    「ひ、ひでぇよな。

    おれらが部活あるからって、お、置いてけぼりとか」


    ヤバい、そわそわする。

    だって、おまえんちに2人きりだ。

    女の子1人にできないでしょ、って母親がうるさくて。


    「そ、そうだよねー。

    あ、おやつ、いる?」


    「お、おう」


    幼なじみとはいえ、高校に上がってから、ろくに顔を合わせてなかった。

    あのさ、スカート短いんだけど。


    袋菓子と紅茶のペットボトルとコップを抱えて、おまえが戻ってくる。

    お待たせ、と言いかけた瞬間、カーペットにつま先を引っかけて。


    「あぶねっ」


    転びそうなところを、抱き止める。

    ヤバい、何だこれ。

    柔らかいし、いい匂いするし。


    「あ、ありがと」


    顔、近い。

    てか、かわいい。


    どうしろと?

    きゅん

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  6. ※シリーズ物です
    先輩side

    最近、彼女が図書室によく来る

    でも、先生と下校時刻ギリギリまで勉強していて、俺なんかが話しかけれる隙なんて無いのだが

    それでも、彼女を見ているだけで幸せだ

    ガラガラガラガラ

    扉が開き、彼女が入って来た

    ん?今日は先生と一緒じゃないのか?

    でも、まぁ、いつものように少しすれば来るんだろう

    十分たった

    だが、いつも先生がいる彼女の正面の特等席は開いたままだ

    彼女と話すなら今しかない

    無性にそう思って来て、

    「前の席、使っていい?」

    言ってしまった

    「もちろん、いいですよ」

    彼女は笑顔でそう言ってくれる


    それから二人で勉強した

    アイツが来るまで

    「あ!先生!!」

    マジか 

    このオッサン生徒抱きしめやがった

    やってくれるな

    でも、こいつは俺のだお前には、渡さねー

    そんな意味を込めて思いっきり、オッサンを睨んだ

    きゅん

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