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  1. 127件ヒットしました

  2. 彼氏のアユと昼休み。

    「どこで食べる?」
    「どこでも」

    相変わらずクールな彼は特に希望なし。
    だからあたしは中庭で立ち止まる。

    「ここは?天気いいし」
    「あぁ、いんじゃね?」

    だけどその時ふとある人物を発見。
    その人はあたしを見るなり手を振る。
    あたしは頭を下げた。
    少し前まで憧れてた先輩だ。

    すると、

    ーーバッ!

    いきなり背後から目隠しされた。

    「わっ!なに!?」

    驚いて振り返る。
    誰かと思えばアユだし!

    「よそ見してんじゃねぇよ」

    アユは不機嫌そうにムスッとしてる。

    「してないよ別に!今のはただ…」
    「だめ。却下。場所変えよ」
    「え〜っ!」

    そしてあたしの手を引いてどこかへ連れて行く。

    「どこ行くの?」
    「二人きりになれるとこ」

    …どき。

    意外とヤキモチ妬きな彼なんです。

    きゅん

    505

    青山そららさんをフォロー

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  3. 私は男子生徒に呼ばれて中庭に来ていた

    あぁ…またか

    男子生徒は私の目を見て

    「僕、はるみちゃんの事が好きです!付き合ってください!」

    本日3回目の告白

    しかも知らない人から

    そして私が告白されると必ずあいつが来る

    「わりぃが、こいつは俺のだから」

    現れたのは幼なじみの光輝(こうき)

    決して彼氏ではない

    「ちょっと、光輝なに言っ」

    言い終わる前に抱き締められ

    「だから他当たってくれ」

    光輝がそう言うと男子生徒は去っていった

    すると光輝は私を離した

    「光輝!何で誤解されるこというの?ただの幼なじみでしょ?」

    私はそういうけど、光輝は完全スルーして

    「なに男にコクられてんだよ」

    不機嫌な声で言った

    その後私の耳元で

    「お前を好きになっていいのも触れていいのも俺だけだからな?」

    光輝は低い声でそう言って去っていった

    私はしばらく動けなかった

    きゅん

    25

    アスナ*さんをフォロー

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  4. 中庭の隅っこのベンチに、体操座りで座る私はため息をつく
    「チョコ苦手とか…
    もっと早く知りたかった」
    クラスのイケてる女子たちが男子に義理チョコを配っていたが、匠は一人それを断っていた
    今持っているこのチョコは、その匠にあげるために作ってきたもの
    「無駄になったなー
    お父さんにあげるか」
    「なんで?」
    ため息をついてベンチにあげていた足を下ろし、帰ろうとした時後ろから声が聞こえて驚いて振り向く
    「たっ、くみ?!」
    驚きすぎて変な声が出た
    そんな私に匠は笑う
    「なあ。それくれねぇの?」
    「え、チョコ苦手なんでしょ?!
    あってか別にあんたにあげるなんて」
    「それはそれ。これはこれ」
    匠は私の言葉を最後まで聞かずチョコを取り上げて一つ口に放る
    「…うん。あっまい」
    苦手なはずのチョコを嬉しそうに食べる匠
    渡すときに言おうと予行演習までした言葉は全部飛んでった
    「…好きだバカ」
    「ん、知ってる」

    きゅん

    7

    芳賀 伊織さんをフォロー

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  5. 「わ〜!桜!!綺麗〜…!」

    初めて見る中庭の桜があまりにも綺麗で、私は上履きのまま外へ出る。

    「あっ、佐久間先生…」

    「おぉ、桜田か。」

    影から出てきた先客に私の胸は高鳴る。

    先生に会えるなんて!嬉しい!

    緩む顔を抑えながら隣に並んで桜を見る。
    …フリをして先生を見つめた。

    「俺、桜も春も大好きなんだよ。」

    「そ、うなんですか!」

    好き って言葉に高鳴ってしまう胸には気付かないふり。

    そのとき突然吹いた強い風に、桜の花びらが舞った。

    「桜田、髪に花びらついてる。」

    「えっ、うそ!!」

    触ってみるも取れないみたいで、先生は笑いながら手を伸ばし、花びらを取ってくれた。

    赤面してしまう私に気付いているのかいないのか。

    先生は私の髪をくしゃっと撫でてから校舎へ帰っていく。

    「桜田春、よく似合う名前だな。」

    先生の言葉は、まだ、私には聞こえない。

    きゅん

    4

    咲妃*:.*さんをフォロー

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  6. 俺は、ずっと片思いしている人がいる…

    そいつは誰にでも優しくて、俺なんか多分ただのクラスメイトなんだろうなぁ…なんてドライな気持ちで外を見ていた。

    俺の学校は中庭があまり見えない作りになっていて、何故だか俺の席からだけほんの少し見えている。

    「なんで俺ってなんもできねぇんだろうなぁ」
    誰もいない教室で1人呟く。

    ふと、中庭に誰かがきた気配がした気がする…

    そっと見てみると、男子生徒と女子生徒がキスをしているようだった。

    そして、女子生徒は俺が片思いしている奴…
    一気に地獄へ突き落とされた気がした…

    「あの時、助けてくれた優しさはみんな専用だったのかよ!?」

    気づいたら無我夢中で走っていた。

    「おい‼︎まてよ‼︎話があるんだ‼︎」

    そいつはゆっくりと俺を見て、首を傾げた。

    「ずっとお前のことが好きだった!」

    きゅん

    3

    城本 夏蝶さんをフォロー

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  7. 放課後、部活のミーティングに行っている緋彩(ひいろ)を待っていた。

    すぐに来ると行っていたわりには遅い。

    部室の途中の中庭から誰かが告白する声が聴こえてきた。

    「やっば。邪魔するとこだったー。」

    そーっとみてみると、そこにいたのは緋彩だった。

    次の瞬間、緋彩が告白してきた女の子をぎゅっとし、ついでに頭をぽんぽんしているではないか。

    涙がこぼれた。

    女の子が緋彩から離れていき、ヤバイと思って影に隠れた。

    「人の告白現場みてんじゃねーよ」

    うつ向いている私の上から声がかかる。

    「どういうこと!?なんでぎゅーなんか…!」

    緋彩の腕をバシバシ叩いた。

    「あれ…しなかったら俺の黒歴史ばらまくっていわれて…。」

    「そんなの信じられるわけないでしょ!?」

    「ごめん。ごめんな?」

    ふわっとしたラベンダーの香りが私を包んだ。

    「大好き…」

    私の唇に緋彩の唇が重なった。

    きゅん

    8

    夜羅衣さんをフォロー

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  8. 「好きだよ。」

    君が笑ってくれるその時まで、


    僕は、この言葉で、



    足掻き続けるつもりだ。

    きゅん

    4

    ✽. 星野 零 .✽さんをフォロー

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  9. 「……ごめんなさい。」

    その声にびくっとする。放課後の掃除の時間、中庭当番だった私は希沙良くんの告白現場に遭遇していた。振られた女の子は涙ぐみながらこの場を去っていった。

    「なにしてるの榎本さん。」
    「えっ。」

    上手く隠れていたはずなんだけどそうでもなかったみたいで、すぐに希沙良くんに見つかってしまった。

    「なんで振ったの?あの子可愛いって有名じゃん。」
    「んー。」

    少し考えた後希沙良くんはまったりこう言った。

    「寝る時間、減りそうだから。」

    彼女より睡眠。希沙良くんは今日も今日とて希沙良くんだ。希沙良くんの彼女になれる人なんていないんじゃない?

    「……あ、でも。榎本さんなら平気かも。」
    「はあ!?」

    ふわり笑った希沙良くんはそのまま校舎へと戻っていった。な、なんなの!?不覚にもときめいてしまった私は深い意味はないんだって言い聞かせた。

    希沙良くんは今日もマイペース。

    きゅん

    2

    新本しろさんをフォロー

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  10. 私は突如春陽君の手を掴んだ。

    「えっ?」

    春陽君はびっくりしたあと、優しい声で言った。

    「どうしたの?」

    「ううん…ごめんね!何でもない。」

    「なんかあったらちゃんと言えよ?」

    と言い、頭をポンポンした。

    ドキッ…

    ドキドキ…

    「本当にないよ!」

    「本当に?」

    「それじゃあ、そろそろ友達が来たし、行くわ!早く来いよー!」

    「うん。」

    どうしてドキドキしたの?

    どうして手なんか引っ張っちゃったんだろう。

    ねぇ、誰か教えて。

    あの瞬間に見覚えなんかないはずなのに…。

    ねぇ、どうしてなの?

    思い出せないよ…。

    きゅん

    7

    虹色六花さんをフォロー

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  11. 私は、月影 凛。
    私は今、憧れの永瀬瞬先輩に中庭に呼び出されてしまいました。

    先輩遅いなぁ。

    「ごめん、遅くなった」
    と、いいながら走ってきた先輩。

    「いえ、大丈夫です。」
    「先輩、どうかしたのですか?」
    と、私が聞くと。

    いつもは、クールな、先輩が恥ずかしそうに、
    「いや、あの、月影のことが好きです。
    付き合ってください」
    と、告白されてしまいました。

    私は、戸惑いながら
    「え、嘘ですよね?」
    と言うと、
    「いや、本当だよ。」
    と言われた

    「え、」
    私が戸惑っていると
    「だめかな?」
    と先輩に言われた

    「いえ、私も好きです。よろしくお願いします。」

    「まじ、うれしい」
    と先輩は恥ずかしくて口を隠している。

    「凛、よろしくな」
    「はい、先輩」
    「先輩は、やめて、瞬って、呼んで?」

    「え、しゅ、瞬」
    恥ずかしそうに言うと
    「まじで嬉しい」
    と、言われて
    キスをされた。

    きゅん

    4

    あい\(^_^)/さんをフォロー

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  12. 待つこと3時間。
    蓮君は一向に来ない。2ヶ月間、蓮君を好きにさせようと頑張ってきたものの全くダメだった。
    『今日の放課後、中庭で待ってるから!!!』
    『俺は行かないから』
    さっきそう言ってた蓮君。でも私は信じてる。蓮君が来てくれることを
    「はっくしゅん」
    少し寒くなってきて腕を摩る。こんな時蓮君が温めてくれたらきっと顔が真っ赤になるんだろうな。
    ギュッ
    「えっ?」
    突然後からふわっと抱きしめられた
    「馬鹿なの。俺行かないって言ったよね?」
    「でも来てくれた…」
    蓮君は更にギュッと抱きしめてくれる
    「ごめん。寒い思いさせて」
    「うんうん。でもどうして、来てくれたの?」
    「…別に。ただ気になった、だけ」
    「え?」
    蓮君の頬がほんのり赤く染まっている
    「何ニヤニヤしてるの」
    「ベ、別にニヤニヤなんて」
    「本当、生意気」
    蓮君は私の唇にキスを落とした
    「…好きだよ」
    私の耳元で甘くそう囁いた。

    きゅん

    16

    ゆきリンボさんをフォロー

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  13. 「おいコラこんなとこまで何なんだ」
    年上で先輩だろうが関係なくタメ口で話す私はなぜかこのバカ男に中庭まで担がれてきた
    「今日クリスマスだよ」
    「だから?」
    「恋人と過ごす日」
    「なら恋人と過ごせよ…」
    「だからゆゆと過ごすんだよ」
    「…付き合ってねえだろーが…」
    「僕はゆゆしか好きになれないしゆゆとしか付き合えない」
    「何だよそれ…」
    「ゆゆの彼氏は僕しかダメ」
    「お前…本当に強引だな」
    「ゆゆ」
    「あーあーもう分かった分かったお前が彼氏でいいよ」
    「好きって言って」
    「…手紙にかいて渡してやる」
    「だめ」
    「…恥ずかしいから嫌だ」
    「僕の事嫌いなの?」
    「ずるいぞお前」
    「ちゃんと聞きたいから」
    「…好きだ」
    「もう1回」
    「嫌だ」
    「ゆゆ」
    「~~~大好きだ!!」
    怒りながら照れて私は奴の頬をつねる
    「僕も大好き」
    そう言ってこいつは笑った

    「つーか…下ろせよ…」
    担がれたままでした

    きゅん

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    帳 ほとえさんをフォロー

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  14. 「ちぃ?」

    私は時刻5時半クリスマスツリーの飾られてある中庭で今私を呼んだ声の主を待っていた。

    「あ、旭。来てくれてありがと。」

    「ううん、大丈夫だよ。で、何か話があるから俺を呼んだんでしょ?」
    旭は私の幼馴染。今日は中庭に旭を呼び出した。


    「あ、あのね。クリスマス一緒にいて欲しいんだ。」

    「......」

    「あ、嫌だったら大丈夫だよ。ごめ「嫌なんて言ってないよ」

    旭は私を抱きしめいつもより低めの声で私の耳元でこう言った。

    「好きなやつにそんな事言われたら誰だって照れるって。黙っててごめん。クリスマス俺と一緒にいよう。あと、

    大好きだよ。」

    「私もだよ...」

    今年は史上最高のクリスマスになりそうだ。

    きゅん

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  15. 私の学校では少し珍しいクリスマスイベントがある

    「エントリーNo.6!どんな告白を見せてくれるのかー?!」

    それは中庭での公開告白

    喧嘩してる友達に謝るもよし
    過去の後悔でもよし
    そして…愛の告白でもよし

    私は渡されたマイクに向かって叫んだ
    「幼馴染の君!」
    目を丸くした君が壇上に上がってくる

    「…喧嘩しただけでここまでするなよ」
    「それもあるけど、私が伝えたいのはそれじゃないもん」

    昨日小さなケンカをした
    でも私が言いたいのは謝ることだけじゃない

    「好きって伝えるためにここにいるの」
    その言葉に君は私を抱きしめた

    「遅いわバカ」

    私はその背中に手を回す
    「お前さ。俺が昨日なんで怒ったかわかってるの?」
    君は私の頬を両手でむにーっとはさんだ

    「お前が他の男に笑ってるから嫉妬した」

    そこで待ちかねた司会が問う
    「…お返事は?」

    「俺から言うよ。付き合って」
    「…はい」

    きゅん

    15

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  16. 「ねえねえ!もちろん今日一緒にイベント出るよね!」私、愛結は、彼氏である琉空にそう尋ねる。
    「…帰る。そういうのめんどくせぇし。」
    「琉空のバカ!!もういいっ!!!」
    琉空はいつもこう。私は親友である優衣を誘うことにした。
    「優衣ー!今日一緒に出よー?」
    「ごめん愛結!今日バイトなんだ!ごめんね!!」
    はぁ…なんて事だ。2連続で振られた私は仕方なく1人で出ることにした。
    中庭に行ってみると、多くのカップルで賑わっていた。
    すると、ライトアップのカウントダウンが始まる。「5.4.3.2.1…!」
    ライトアップと同時に私は誰かに抱きしめられた。
    「り、琉空?!なんで?!」
    「耳元で大声出すなバカ。…ほら。」
    渡された小さな箱。開けてみると…?
    「え…指輪?どうして…」
    「今買ってきた。」
    「…ッ…バカ…」
    琉空は指輪を私の指にはめる。そして、耳元で「愛してる」と呟いて、甘いキスを落とした…♡

    きゅん

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  17. 私の学園にはジンクスがある。
    去年もするつもりだっけど、色々あって無理だったから今年は絶対するって決めてたの!

    「これでよし!今年は出来て良かった!」

    「こんなんの何がいいんだか。」

    そうため息を吐くのは私の彼氏だ。

    「信じたくなるのが乙女心なの!それなのにアンタときたら!゙どうでもいい゙って何よ!」

    去年、彼にそう言われたのがきっかけで結局できなかったのだ。

    「なんならもっかい言ってやるよ。ジンクスなんて、どうでもいい。
    そんなん無くたってお前と離れる気なんか一生起きねぇからな。」

    そう言いながら、彼は私の首にハートの指輪のついたネックレスをかけた。

    「え・・・これ。」

    「臭いセリフなんて吐いてやれねぇけどこれだけは言える。

    俺から一生離れんな。」

    そう言って彼は不敵に微笑んだ。


    ねぇ、臭い通りすぎて甘すぎるよ。




    「・・・っ絶対、離れてやんないからね!」

    きゅん

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    † 百合凜 †さんをフォロー

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  18. 「あ、ツリーだ。」

    うちの学校は、クリスマスになると大きいツリーが中庭に出される。

    ツリーを、好きな相手とみると結ばれる。

    付き合っていたら、ずっと一緒に居れるというジンクスがある。

    「明と、見れたらなぁ。」

    明は・・・、1年前、

    病気でこの世を去った。

    明と私は付き合っていた。

    カシャ

    スマホで写真を撮る。

    ねぇ、明。

    見ていますか?

    明が病気だった時、一緒にツリーを見ようねって言ってた。

    目に涙が浮かんでくる。

    明日、お墓にプレゼントを持って行こうかな。

    ふわっ

    「えっ?」

    私の首には、さっきまでなかったマフラー。

    あ、この柄・・・、

    明が・・・、私に渡そうとしていた手編みのマフラーだ。

    「ふふっ。ありがとう。」

    私は、空に向かってそう言った。

    その時、一瞬だったが明がそこに居て微笑んでいるのが見えた。

    「大好きだよ・・・。」

    明・・・。

    きゅん

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    柏木れもんさんをフォロー

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  19. 「はぁ、はぁ……チッ…あいつどこだよ…!」

    カップルであふれる夜の中庭。今日は中庭のクリスマスツリーの点灯式が行われる。

    俺だって、こんなに汗だくで1人走り回るつもりなんかなかった。

    1週間前、俺は彼女に誘われた。

    『わり、その日部活あって…『わかった。友達といくね』

    断ったつもりなんてさらさらなかった。

    「あ、あと1分で始まるよ!!」

    誰かがそういい、俺は焦った。

    「…くそ……っ!!」

    見つけた。

    「3,2,1!!」

    ギュッ

    景色が色鮮やかに輝いたのとほぼ同時に、俺は1人ベンチに座る彼女を後ろから抱きしめた。

    「はぁ、はぁ…バカ…行かないなんて言ってないだろ」

    「…っ!!」

    「部活があるから遅くなるかもしれないけど、いい?って聞こうとしたんだよ」

    彼女の目からは大粒の涙が溢れだして。

    「…っばか!」

    ギュッと、俺に抱き着いてきた。

    きゅん

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  20. 「…相変わらず速いですね先輩」
    満開の桜の、太い幹に座っている人に声をかける
    「早く奏《かなで》と話したかったからね♪ほら、早く早く♪」
    そう言いこちらに手を振るのは、病弱な事で有名な涼《りょう》先輩
    元気に見えるけれど、実際はかなり危うい状態
    「はいはい」
    そう言って、するすると登って先輩の隣に座る
    「ふぅ…」
    少し辛そうに息を吐く先輩
    「…病院、どうでした?」
    この間、倒れて救急車で運び込まれた事を私は知っている
    きっと…きっと、彼はもう長くない
    来年この桜が満開なのを見れれば良い方
    「っダメ…だった」
    そう言って、無理矢理笑う彼
    「そう…ですか…」

    泣きそうになって上を向く
    「桜…綺麗ですね」
    せめて、約束の鎖を巻こう
    「そうだね…」
    解けぬ様に
    「来年も再来年も、一緒に見たいです」
    この世に縛り付ける様に
    「…うん」

    それから暫くして
    甘くて切ない想いは

    宝箱の中に仕舞った

    きゅん

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    泡沫 黒無さんをフォロー

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  21. 「何してんの」

    僕の前の席に後ろ向きで座って話しかけてきたコト。

    「んー?勉強だよ」
    「えー、遊ぼ遊ぼ!」

    手を引っ張って、どこかへ連れ出そうとする。
    僕はその手に弱く、抗えない。

    「風がきもちいね!」

    外は強い風が吹いていて、人は殆どいなかった。

    「そうだね」

    コトは手を広げて、そのまま歌を歌い出した。
    『好き』をだだひたすら歌った歌。

    「コトってよく歌うよね」
    「変かな?」

    首を傾げるコトの頬に手を触れて言った。
    「んーん、好きだよ」

    …友達としてじゃないよ。

    ほら、何も知らずに、向日葵みたいな笑顔。

    「あ、タクくん!」

    遠くの彼を見た瞬間、コトは僕の元から振り返る事なく走っていなくなった。
    その彼に飛びついて、ギュってして。

    また、好きを歌うのかな。


    「コト、好きだよ。」

    僕の声が届くことはない。

    きゅん

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