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  2. 【冬馬side】


    広々としたグラウンドで陸上部のやつらが、ホイッスルとともに走り出した。


    それを俺は教室の窓から、誰よりも速く走ってる一人に釘告げな小春と、ふたりで今日も放課後に見ていた。

    小春は俺が見つめていることにも気づかない。


    もし彼女が、少しでもあの瞳に俺をうつしてくれたならどんなにいいだろう。


    「冬馬!また誠が一位だよ」


    無邪気に笑う小春は可愛くて、こっちまでも笑顔にさせてくれる。


    「ああ、そうだな」


    小さい頃からキミだけにしか興味なんてわかなくて、笑いかけたいのも小春で、俺の初恋。

    まだ「凄い、凄い」と興奮してる彼女の笑顔が曇ることなどないように、俺のは永遠に片想いでいい。

    キミが忘れてしまった約束が叶うようにと願っているのは、卑怯だろうか。


    俺は、''今日もキミに恋してる。''

    きゅん

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