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  1. 545件ヒットしました

  2. 俺は、今、生徒を送っている

    最近、どんどん男子と仲良くなっていく七菜を見て落ち込んでいる
    「先生」
    「…ん?」
    「コンビニ寄ってもいいですか?」
    「いいぞ」
    何考えてんだ
    一人、車の中で頭を冷やす

    目を閉じていると七菜が戻ってきて
    「…」
    髪、触られてる!?
    「何、してんだ」
    「わっ…起きてたんですか。髪、綺麗だなぁと思って」
    「っ…それ、煽ってんの?」
    「え?」

    七菜に近づく
    「先生?」
    少し怯えたような表情にハッとする

    「なーんてな。簡単に男に触るな」
    「…先生っ」
    いつも通り、これでいい

    「私、ここで降ります」
    「そうか、じゃあまた明日な」
    「これ、どうぞ」
    「は?」
    チョコ?
    「先生、今日…元気ないみたいだったから」
    「っ」

    見ててくれたのか?
    「あぁ…ん、サンキュ」

    なんだよ、それ
    めちゃめちゃ嬉しいじゃねぇか

    「頑張ろ」

    やっぱり、誰にも渡したくねぇ

    きゅん

    9

    ユズアゲハさんをフォロー

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  3. 今、私は憧れ&好きな春馬[ハルマ]先輩と一緒に下校している。こんなチャンス2度と無いのに、話す話題がナイ。

     あっ!そういえば…
    「先輩、月が綺麗ですね!」
     朝、テレビで今日は満月だって言ってたのを思い出した‼️
    「ちょっと待て、それってどういう意味だ?!」
    「えっ?意味って何ですか?」
    「はぁ、これだから鈍感は…」
     ん?まずいこと言ったかな?
    「んー、じゃあ月が綺麗ですねを夏目 漱石はどういう意味を込めて言ったでしょうか?」
     夏目 漱石はあの人だよね… 
    あっ!!
    ※夏目漱石は『月が綺麗ですね』をI love youと訳しました。
    「先輩すみません私としたことが大変なことを申してしまいました‼️」
    「えー、別にその意味でもいいのになぁ」
    「本当ですか?!」
    「良いよ、じゃあ俺は…月はずっと綺麗でした」
    「はいっ‼️」
    こうして私は、憧れの先輩の彼女になることができました。

    きゅん

    2

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  4. 「ねぇ、美希。」
    幼なじみの拓人と一緒に帰っている途中にふいに呼ばれた私は返事をしないかわりに顔を上げる。するとそこには耳まで真っ赤になっている拓人の姿があった。普段見ない光景に私は少し驚いた。
    「ちょっと、拓人どうしたの?熱あるの?めっちゃ顔赤いよ。」
    心配する私を無視して拓人は言葉を発する。
    「美希さ、俺のことどう思ってる?幼なじみ?仲のいい男友達?それとも・・・それ以上?」
    伏し目がちで聞いてくる拓人に動揺が隠せない。
    「それってどういう・・・」
    言葉を発しようとしたら発せられなかった。いや、正確には何か柔らかいものが私の唇を塞いでしまった。一瞬よく分からなかったけどすぐに理解して顔が赤くなっていく。
    「俺は美希のことはこんなふうに思ってるけど?美希は俺のことどう思ってる?」
    私は拓人にかがむように言って拓人の耳元で囁いた。

    これは私と拓人とが結ばれたある放課後のお話。

    きゅん

    3

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  5. 公平「なぁ、〇〇って好きな奴いんの?」


    下校中唐突に話を振ってくるこの男は、私の幼馴染みで同級生の渡 公平。


    〇〇「え、なに急に‼︎」


    好きな人…それはずっと変わらず想い続けてる隣を歩く近くて遠い存在の公平だ。


    公平「同クラの古賀って奴に聞かれたんだよ。で、どうなんだよ」


    〇〇「近くて遠いけどずっと変わらず想い続けてる人がいるよ。」


    公平の事なんだけどね…


    公平「ふーん。」


    気まずい雰囲気の中話題を考える。


    〇〇「古賀君か、もしかして私の事好きなのかな?やっと私にモテ期が来たのかも!」


    半ば強引に話題を作り、思ってもいないことを話題にした。


    公平「……お前のモテ期なんていらねぇ。〇〇には俺だけで充分だろ」


    〇〇「え…⁉︎」


    公平「好きだ。他の奴の事なんか考えんな」


    〇〇「っ俺様すぎ//けど…私も好き//」


    これから始まる2人の話。

    きゅん

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    城之内 要さんをフォロー

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  6. 私の好きな人は先輩だ。人気者でファンがたくさんいて、教室に近づくだけで周りの女子に睨まれる。そんな先輩と話せる唯一の機会、それは…
    「美空。部活おつかれ。」
    「かっ、海斗先輩!お疲れ様です。」
    入学したくらいだから…半年前くらいかな?初めて声をかけられたときは、びっくりしすぎて腰を抜かしたくらいだった。それから部活終わり、それも人がいなくなってから私達はよく話すようになった。

    「美空、どうかしたの?ぼーっとして。」
    「えっ、すいません!…先輩と初めて会った時のこと思い出してて。」
    「そう。入学式の時にさ、すっげえ綺麗な子いるなぁって。」
    えっ…?
    「それが、美空だった。」
    「…あ、の。話がつかめな、」
    「こう言えばわかるかな。…ずっと好きだった。美空のこと。」
    「ふぇっ!?」
    そんな素振り見せなっかたのに、
    「返事、考えといて。」

    私の彼氏はかっこよくて、人気者でツンデレの先輩です。

    きゅん

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  7. 突然だが、私はあいつが好きだ。
    使う電車が同じで、駅で会うと一緒に帰る男子のクラスメイト。
    それが楽しくて…駅の階段を降りる時には少しかがんであいつがいないか確認するほどになってしまった。
    今日もそうしていると…

    「何してんの?」
    「ぬぁ!」
    「ぬぁ!って変な声w」

    そう笑っている。

    「うるさいなー!」
    「はいはい、ごめんごめん」

    ははは、とそう笑う顔が好き。
    なんて、言える訳がない。

    「最近どう?部活とか」
    「俺?いやもう寒くて寒くて」
    「そりゃよかったね」

    違う
    ホントはもっと心配したい
    恥ずかしいだけなの…




    その傍にいたいだけ。
    もっともっと一緒に笑いたい。





    でも…



    こんなしょうもないことで笑いあえる関係を壊しそうで怖い。
    そこにいたいだけなのに…
    どうしてこんなに辛いの…?
    どうしてこんなに胸が痛いの…?





    ねぇ、私の方にも振り向いて…

    きゅん

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    御垣 千夏さんをフォロー

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  8. うぅ、どうしようかな...

    「苺、浮かない顔してどうしたんだ?」

    「へっ?な、何でもないよ!」

    私は慌てて笑顔を作りそう言った

    い、言える訳ないじゃん...私の今隣にいる翔の誕生日プレゼントで悩んでるなんて...

    「...別れるとかじゃないよな?」

    え?

    「い、いやそんなわけ無いじゃん!私翔のこと大好...あっ」

    あわわわわ...!ヤバい、恥ずかしいっ!

    顔中に熱が集まってくるのがよく分かる

    「...苺」

    翔が色気を含んだ声で私の名前を呼ぶ

    「な、何?しょぅ...っ」

    翔の顔が近づいてきて私の唇と翔の唇が重なった

    「な、な、な...」

    私は恥ずかしさで身体が震えた

    「...照れてる苺もかわいーよ」

    そう言う翔の声は甘くて溶けてしまいそうだった

    きゅん

    7

    輪廻音紅さんをフォロー

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  9. いつも帰りの電車先生がいるのに…

    今日は違う電車で帰ったかな⁇

    まあ顔あわせなくてよかったかも…

    部活の顧問と職員室で泣きながら、文句

    言ってたのをさりげなく見られてたから

    先生が目ていたのを知ってるから…

    そう思って駅に置いてある自転車に乗り

    帰ろうとした時

    「宮本!」

    後ろから大きな声で私の名前が呼ばれた

    でもこの声を私は知ってる!

    走って傍に来て、少し無言

    「宮本…あの…」

    「はい…」

    「勉強頑張れよ!」

    「……⁇」

    先生顔赤い///

    もしかして…私を励まそうとして…

    先生のその気持ちだけで嬉しい!

    走ってまで来てくれた!

    「はい!」

    笑顔で返した

    恥ずかしくて頭を下げて帰ってしまった!

    もっと話が出来たのに…

    馬鹿な私!

    きゅん

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    パクトミさんをフォロー

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  10. 「あっ、今日私が夜ご飯を作る日だった❗️急がなきゃ。」
    部活の後、いつものように自主練をして学校を出ると、もう辺りは真っ暗だった。
    私は、学校から徒歩で帰る。
    いつものように人通りが多い表通りを歩いていると、
    突然、ガッ
    っと誰かがぶつかってきた❗️
    と思った時には私は誰かに抱きこまれて倒れていた。
    その横を、私を抱きこんでいる誰かにぶつかりながら、猛スピードで自転車が通っていった。
    びっくりして起き上がると、痛そうに顔をしかめた後輩君と目が合った。
    慌てて、大丈夫⁉️と声を掛けると同時に、後輩君も
    「大丈夫ですか‼️」
    と叫んだ。

    私が「ありがとう。」と言うと、
    大慌てで「ごめんなさい‼️」
    と、顔を真赤にしてバッと離れた。
    なぜそんなに慌てているのか分からなかったけど、なんだか胸のドキドキが止まらなかった。
    後輩君が、キラキラと輝いて見えた。

    きゅん

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  11. 私の大好きな幼なじみに彼女が出来た。



    それから二人で帰るのは何日ぶりだろう。

    「……悪い。一緒に帰れなくて」
    「あんたには彼女がいるからそっち優先してたんでしょ?だからいいよ………」

    二人で帰るのが日課だった。

    幼稚園から仲良しで家が隣だから必然的に一緒に帰る。
    それなのに始めて私はひとりで帰った。
    その日、泣かないと決めてたのに涙が溢れてくる。何も出来ず、諦めて泣く私。隣には慰めてくれる人はいない。

    君の存在がいつの間にか大きくなっていたよ。

    「寂しいなら言えよ?彼女も大事だけど、お前も妹みたいに大事だから」
    「うん……」

    寂しいよ。
    そんなことを言う勇気はない。

    結局、私は君の中で妹に過ぎない。

    「これからひとりで帰るね。あんたは彼女を大切にして」

    こんなこと言いたくなかった。
    でも、あんたの幸せはあっちだよ。

    精一杯の笑顔でその日、このキモチにサヨナラした。

    きゅん

    4

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  12. 私は今、幼なじみで彼氏の歩夢と下校している。

    「なぁ、お前なんでそんなに不機嫌なわけ?」

    『べ、別に…』

    そう、私だって何も無く不機嫌になるわけじゃない。

    私は今日学年1の美女の上澤先輩に告白された歩夢を見た。
    そんな上澤先輩に告白されたら…不安で仕方がない。

    「何もないわけないだろ…」

    ポンポンッ

    『っ…!』

    「なぁ、言ってみ?」

    『っ…あ、上澤先輩に…告白されてた…』

    あぁ、なんで言ってしまったんだろう…
    こんな女めんどくさいだけなのに…

    「なーんだ、そんな事?」

    『っ…ごめん…めんどくさいよね』

    チュッ

    ……え?

    「…お前に嫉妬されるとか嬉しすぎだし。つーか好きって言ってくれるのは結衣だけでいい。」

    私の顔が真っ赤になったのは言うまでもない。

    きゅん

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  13. 「ねえ、好きな人教えてよ!」

    「嫌だよ」

    「じゃ、ヒント!」

    「えー。じゃ、背がまあまあ高い」

    これは習慣。
    幼なじみの陸人(りくと)は好きな人を教えてくれないから、探っている。

    「それから?」

    「可愛い」

    「そんなの知らないよ!」

    わたし、小波(こなみ)には分からないことだらけ。

    「最後のヒント。今日、ポニーテールしてて、赤のリボンしてる人」

    赤のリボンをして、ポニーテールしてるのは私しかいない。

    ってことは………?

    今夜は眠れなさそう。

    きゅん

    9

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  14. 「おかえり」
    そこには隼人がいた。 
    隼人とは幼なじみ。高校二年から隣のクラス。クラスをのぞくと姿はいつも見えない。
    そのうち。(聞いた。他校の子と付き合ってる)と噂が流れた。

    「久しぶり!!」私は自分の気持ちを抑え、明るく振る舞った。

    「由美、明日。誕生日やろう」

    「うん。」
    隼人は家のガレージに由美を連れて行った。そこには新しい大型バイクと小型のロッカーがあった。ロッカーの鍵を渡された。

    「これ。何!」

    「開けて見ろ。プレゼント」

    そこにはヘルメットがあった。

    「これ。由美のだからな。」

    「彼女に悪いよ〜もらえない。」

    「俺の彼女?俺には、由美しかいないし。2年前から実行して来た。」

    「私のため?」

    「どんな噂かは知らないけど…噂を信じるな!俺を信じろ」

    号泣する私。

    「行くぞ!」とヘルメットを渡された。お揃いで私の好きな色で互いのイニシャルが入っていた。

    きゅん

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  15. 「ごめん。俺…君とは付き合えない。」
    「そっか…こっちこそごめんね。急に…迷惑だったよね。」
    「いや…でも友達なら…」
    「友達…か…うん!そうだね!じゃあこれからも宜しくね。」
    「ああ!じゃあな、佐伯」

    そう言って私の想い人は去っていった。

    「……あーあ…終わっちゃったな。私の片想い。…っヒクッ…」
    今になって溢れる涙。

    その時、頭に何かの重みを感じた。

    「な~に泣いてんだよ。お前らしくないじゃん。」

    「翔貴…う…わーん!振られたよ~」

    「そっか」
    翔貴はそれだけ言うと私の頭に乗せたままの手でそのままポンポンと優しく励ますように叩いてくれた。

    「…グス…ありがとう…」

    「どういたしまして。」

    ………やっぱり翔貴は優しいな…

    「じゃ、行くか。」

    そう言ってさっさと歩き出す翔貴。

    あ………離れちゃった………
    そっと、頭に手を乗せてみると翔貴が触れたとこだけ熱かった。

    きゅん

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  16. 早く家に帰りたい私は無性に腹が立っていた
    「しつこい」
    「俺が奢るからさぁ」
    歩いてる所に声を掛けられ断ってるのにしつこく誘ってくる知らない男子
    (殴っていいかなぁ…怒)
    イライラが頂点に立ち殴ろうとした矢先、後ろから抱きしめられる
    「俺の物になんか用か?」
    「あ~えっと…あはは」
    男子はそう言って逃げ去って行った
    「あんたの物って何」
    「そのままの意味だろ」
    「あんたのじゃないんだけど」
    学校ではいつも喧嘩してる私とこいつ。一刻も早く離れたくてじたばたする
    「さっきの奴、殴ろうとしたろ」
    「当たり前じゃん」
    「お前みたいに手が早いヤツ嫁の貰い手がないんだろうなぁ」
    「はぁ?怒」
    「だからお前は俺の物になるしかないんだよ」
    「何言って…」
    「お前の事、逃がす気ないからな…千歳(ちとせ)」
    獲物を逃がさんとばかりの目を向けられ身動きできない私はきっと一生こいつから離れられないと悟ってしまった

    きゅん

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  17. 明日は文化祭。

    私のクラスはメイド喫茶をすることになっている。

    「文化祭たのしみだね」

    「あぁ」

    素っ気なく返事をする幼なじみの湊月。

    だけど私は湊月が好きなんだ。

    残念ながらクラスは違うけど。

    「私のシフトは午後だから絶対来てよ」

    「お前のクラス、メイド喫茶だよな」

    「え?・・・・・あ、うん」

    「メイド服着るなよ」

    え・・・・・どうして?

    「!?!!な、何泣いてんだよ!」

    「だ、だってぇ。メイド服着るなってことは、似合わないからってことでしょ!?」

    そんなこと言われたら悲しいよ。

    「バカ」

    ば、ばか?

    「そう言う意味じゃねーよ。柚羽は可愛いから、男がよってくるだろーが。・・・ってこんなこと言わせんな」

    湊月は頬を赤く染めながら、私の頭を撫でた。

    きゅん

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  18. 彼と放課後一緒に帰るのが日課になった。
    でもまだ全然恋人みたいな事は出来ていなくて…。


    「…あっあのっ!夏基くん?」

    「ん?どうしたの?」


    「あのね、めんどくさいとか思わないで聞いてほしいの」

    「うん」

    「またあの時みたいに手を繋ぎたいな…なんて、ダメかな…?」

    そうおねだりしてみる。

    _だめだってわかってるけど…。

    しかし予想とは違い、彼は腕で顔を覆い隠し
    私には聞こえないよう「可愛すぎる」と呟いた。
    でも聞こえてる。

    途端、私も恥ずかしくなって顔を真っ赤にした。

    それに気付いた彼は自身も照れながらも
    私の右手に右手を差し出す。

    「ほっ、ほら」

    「…、夏基くん、それじゃ握手になっちゃう…」

    そう指摘すると慌てて今度こそは左手を差し出した。

    「ほっほら」

    結局、手をつないだ後はいつものクールな彼に戻ってしまった。
    けどまた彼の調子を狂わせてやろう。

    きゅん

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  19. しまった…今の現状を言葉にするならこれに尽きるだろう
    「せっ先輩!お…俺」
    「な、なに?どうした?」
    彼は、高校の後輩だが事あるごとに私について回る。最近では何かを言いたそうにするくせに言い淀んでしまうらしい。
    …こうなったら時間がかかる。
    「ん?聞いてあげるからゆっくり言いな?」
    「うん…」
    この時点で私は彼がはっきりするまで待つつもりだった。
    すると急に彼は自分の髪をクシャクシャとしだした。そしてふぅと息を吐き私に向き直った。

    「お、俺先輩が大好きなんです!」
    「ん。私も好きだよ」
    「え?えっあっ」

    私は分かって居た。彼が何度も何度も校舎裏で練習をして居た事を。分かって居たし彼のそんな所が愛しくて好きになった。
    「あぁ…嬉しいけど」
    ふふっ
    嬉しいのと彼が可愛くて私は笑った。
    そんな彼はまた自分の髪をクシャクシャとしながら両手で顔を覆いながら言った。
    「俺先っ…っ先輩ぃずるいよ!」

    きゅん

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  20. それは、下駄箱に私が着いた瞬間の事…
    下駄箱に着くと、丁度雨が降り始めた所だった
    でも、折り畳み傘さえ持っていてない
    (ついてないな…)と、ぼーっと立ち尽くしていた
    すると…
    『君、赤羽 明日香(あかばね あすか)ちゃんだよね?』
    『えぇ、まぁ』
    『この前のイベントの聞いたよ!歌声凄いね!』
    『ありがとうございます』
    そう、私は高校生ロックバンドのリーダー兼ボーカル
    有名かつ人気に成ったのは良いが、最近皆、私の歌しか見てくれない
    私の事を見てくれない
    有名人と仲が良いと言う称号目当てに話しかけてくる人も多い
    よりによってこの人は私の憧れの先輩
    そんな先輩にまで歌しか見てもらえてないのかと落ち込んだ
    『傘、持ってないなら一緒に帰ろう
    方向同じでしょ?』
    『まぁ、駅ですし同じですね』




    『君、優しいのは良いけど辛いんなら言いなよ?』

    不意に差し出された言葉は私の胸を暖かくした気がした…

    きゅん

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  21. 私は、君が好きだ。

    その気持ちは、ずっと変わらないだろう。

    私は、下校中君の手を強く握りしめた。

    「どうした…?」

    首を傾げ、こちらを覗き込む彼に私は、

    「なんでもないよ!」

    と言い、首を横に降る。

    自分の事を後回しにしてしまう君に、『余命があと

    僅かなんだ』なんて、言えるわけ無いじゃん。

    君にいつも通りに笑ってほしいから、私は真実を隠

    し続ける。

    一刻一刻時間が迫っていくと、会っている時間がと

    ても短く感じた。

    変なの…、いつもと同じなのに…。

    もし、死んだら君の声や顔、全てがリセットされて

    しまう。

    全てが真っ白に塗り替えられる事を想像すると、私

    は背筋に寒気が走った。

    『死にたくない』

    君の顔、声、温もりを私は……。


    『忘れたくないよ…。』

    きゅん

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