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  1. 158件ヒットしました

  2. 「もうこんな時間になっちゃったね」

    教室には私と同じクラスの同級生だけ。

    今日は七夕だけど天気は曇り。

    天の川だって今まで一度も見たことない。

    そう思っていると彼が一枚の栞を私に渡してきた。

    「なに、これ」

    「なんか願い事書いてみたら?叶うかもよ」

    そんな子供みたいなことこの歳になって信じてないけどせっかくだし書くとにした。

    「なんて書いたの?」
    私がそう聞くと見せるもんじゃないでしょって栞を隠されてしまう。
    「そんなあんたは好きなものをいっぱい食べたいとか...はは、変な願い事」

    そんなに笑わなくてもいいじゃん。
    「そんな可愛いあんたに俺の願い事、特別に教えてあげる」
    「え?」

    「あんたに俺の好きが伝わりますようにって」

    そして目を隠される。

    「今日七夕だし不思議なことが起きても可笑しくないよね」

    そして次に見たのは空一面に綺麗に輝いていた初めての天の川だった。

    きゅん

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  3. 「あのね、《昌樹に好きって言われたい》って短冊に書いたんだけどね…」

    「んー、…あ!」
    私の後ろを見てニヤッと笑う茉弥。

    「合コン行く?」
    「え!?ダメだよ、そんなのっ」
    「いいじゃん、気晴らしだと思って、ね?」

    「いや………!?」
    断ろうとしていると、突然、伸びてきた腕に引っ張られた。

    「こいつ、俺のだから、貸し出し禁止」

    昌樹!?

    「ふふっ…冗談だったのに。ま、後はお二人さんで解決しなよー」
    「ちょ、茉弥っ…」
    逃げられた。

    「お、怒ってる?」
    恐る恐る聞いてみる私。

    …ギュッ

    「怒ってねぇよ。あと、俺、お前のこと…………大好きだから」

    耳元で囁いて、バッと離れる昌樹。

    ……いま、大好きって…

    「っ…」
    嬉しさが込み上げる

    「私も大好き!」

    「ばっ///声でかいっ」

    振り向いた彼は真っ赤。

    神様、願い以上のこと、叶えてくれてありがとう。

    きゅん

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  4. 俺には世界一大好きな彼女がいる。
    名前は百合子さん。1つ年上の先輩だ。
    その名前のとおり、百合子さんは可憐な花のような人だ。その肌は透けるように白い。サラサラな長い髪。控えめな微笑み方。スマホを気にするちょっとした仕草。サッカー部の練習を見つめる眼差し。俺の後ろをぼんやり見つめているような表情もたまらなく可愛い。

    「百合子さん、好きだよ」
    「ありがとう」

    ねえ、俺のことは?

    「陽太くん、笹飾りがあるよ」
    百合子さんが言った。
    七夕の放課後、俺と百合子さんは待ち合わせて一緒に帰ることになった。この後はラブホテルで愛し合う予定だ。
    「陽太くん、短冊書いていこうよ」
    「俺はいいや」
    「どうして?」
    「百合子さんと付き合えてるだけで幸せだから」
    「陽太くんってば…」

    ごめん、百合子さん。
    嘘ついたよ。
    俺はとっくに願い事を書いて、その笹に飾ったんだ。

    「彼女が元彼を忘れてくれますように」

    きゅん

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  5. 「桃華、まだいたのか?」

    後ろからギュッと抱きしめられる。

    「先生っ…だめ、離して」

    「じゃあ、桃華の短冊見せろよ」

    「それもだめ」

    「俺に言えないことなのか?」
    上目遣い、反則。

    《早く大人になりたい》
    仕方なく見せた。

    「堂々と先生の隣にいたい。いっぱい見せつけたい、私の先生だって。……怒る、でしょ?」

    「なんでだよ。すげぇ、嬉しい」
    抱きしめている先生の腕に力がこもる。

    「先生…」

    誰にも秘密の関係は時々、悲しくなる。
    だから、せめて今日は
    「甘えてもいい?」
    七夕だから。

    「だめ」
    そっか…

    「桃華が甘やかしてくれよ」

    「えっ…」

    「口づけ、ちょうだい」

    …ちゅっ

    恥ずかしくて顔を逸らす。

    「まだ、終わってない」
    引き寄せられて今度は先生から。

    「全部、受け止めろよ?」

    寂しさを埋めるように

    星屑の数ほど、あなたとキスを

    きゅん

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  6. うちの学校は七夕になると、図書室に短冊をかけられる笹が置かれる。

    「暇だから短冊見ちゃおっかなー」
    と、みんなが書いた短冊を物色する。

    『世界平和』なんてみんなテキトーなことを書いている。するとひとつだけ、すごく低い見えない位置に飾られた短冊があった。

    『好きな人の好きな人になりたい』

    私の大好きな先輩の名前。キュッと胸が苦しくなった。あぁ。先輩には好きな人がいたのか。涙が溢れそうだ。すると、

    「ゆきちゃん。何してんの?」

    びくっとして振り向くと先輩がいた。平静を装って普通に話す。

    「短冊です。先輩、好きな人いるんですね。」

    先輩はびっくりして顔を真っ赤にさせた。そんな表情をさせるのは私じゃない。もう辛くてその場から離れようとしたその時。

    「俺の好きな人、ゆきちゃん。」

    「うそ、なんで…?」

    奇跡みたいな言葉。涙が溢れ出た。

    「私も、好きです」

    先輩だけの織姫に。

    きゅん

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  7. 君を好きになったのは、いつだったんだろう。

    気づいたら隣には君がいて。気づいたら好きになっていた。

    私も君も7月7日生まれで、隣の家に住んでいて、好きな食べ物も嫌いな食べ物も同じで。
    なのに私の運命の人は君じゃない。

    二人で家を抜け出して公園で天の川を見た七夕。
    “大きくなったら結婚できますように”そんな願い事を一緒にした七夕。

    そして、「彼女ができた」そう報告された去年の七夕。

    「誕生日おめでとう」
    「あんたもでしょ」
    今日のそんな小さなやりとりがたまらなく嬉しかったの。

    もう一年も経ったのに、私は未練がましいね。

    でももう諦めるから。

    だから今年のお願いは、

    “君以上に好きになれる人に出会えますように”

    でも、やっぱり願わずにいられなくてその裏に小さく書いた。

    “ずっとずっと幼なじみとして君のそばにいられますように”

    こんな願いを書くなんてやっぱり私はバカだ。

    きゅん

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  8. 定期テストが始まった。
    いつもより早い時間に、いつも通り幼なじみの新と帰る。

    「そういえば今日、七夕だね」

    「沙羅は何お願いする?」

    「んー、テストが悪すぎないことかな?」

    「今思いついただろ?」

    「そうだけど、新は?」

    テンポ良く続いていた会話が止まった。

    「10年後も20年後もその先も沙羅といたい」
    新の足は止まっている。

    「何それー?幼なじみでもそんなに一緒にいないよー」

    新がふっと笑う。
    「幼なじみって関係じゃなければ?」

    「えっ」

    新に抱き締められた。
    「こんな関係なら?一緒にいれるよ」

    「恥ずかしいよ。離して」
    新のことなんて意識してないはずなのに、胸の鼓動が早くなる。

    「嫌?」

    「…嫌じゃない」

    「これは?」
    今度はキスをされる。

    「もう!何なの?」
    頬が熱い。

    「大事にするから。俺の彼女になってよ」

    きっと今日は勉強なんて手につかない。

    きゅん

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  9. 「彼氏に振られた!」

    私は隼人を見つけるなり、そう叫んだ。

    隼人は読んでいた本からゆっくりと顔を上げる。
    「ご愁傷」
    「言うことそれだけ?あんた、幼なじみのくせに本当に冷たいよね!」

    「普通、七夕なんかに振るかな?」
    「どうせ新しい織姫ができたんだろ」
    「夏休みに入ったら映画や海に行こうって言ってたのに!あ、お祭りもあるから浴衣も買ったのにー!」

    「…だったら俺と行く?」
    「は?なんで隼人と」

    隼人が本を閉じ、私を直視した。
    「俺はずっとお前が別れればいいって願ってた」
    「え…?」
    「短冊に書けないようなこと願わせるんじゃねーよ、この鈍感女」
    「やめてよ!」
    恥ずかしさのあまり、私は手を上げていた。
    隼人はそれをあっさり掴んだ。

    強い力。
    男の人の力。肌の硬さ。手の大きさ。
    いつのまに、こんな。

    「お前次第だから」
    隼人は手を離した。立ち上がると、そのまま屋上を出て行った。

    きゅん

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  10. 「先生は願い事書かないんですか?私が叶えてあげますよ」

    なんて、冗談を言ってみる。

    「ふっ……ほんと?」

    ドキッ

    先生の笑顔に心が波打つ。
    「…はい」

    「じゃあ、《桜井の願いが叶いますように》って書いてあげるよ」

    「っ……そんなの、だめです」

    「ん?なんで?」
    問いかける優しい瞳に“好き”が溢れそうになる。

    《先生のそばにいたい》って願ったのに、その願いが叶うように、なんて

    「ズルいから…」

    「…桜井は真っ直ぐだね」

    「え?」

    「ほんと綺麗だよ、桜井は」

    「なっ…何なんですか」

    「慌ててる?…可愛い」

    顔が火照っていく。
    先生が、変。

    「か、可愛くないですっ」

    「うん」

    「えっ」

    「可愛いよ」

    「なっ」

    「ははっ……ちょっと、からかってみました」
    なんて、いたずらっ子みたいに笑う先生。

    一日に何度も心を奪う先生の笑顔は

    「っ…やっぱり、ズルい」

    きゅん

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  11. 「恋愛の願い事ばかり…」
    短冊が飾られた笹の木を教室の窓枠から外した。

    イベントが終われば学級委員の私の出番だ。つまり、お片付け役だ。
    「早く片付けて帰ろ…」

    「遠山」

    聞き覚えのある、なんてものじゃない、私の心臓を一瞬で発火させる、その人の声がした。

    振り返ると担任の岬先生が立っていた。

    「岬先生…」
    「ひとりで片付けか。大変だな」
    「焼却炉に持っていくだけなので」
    「手伝うよ」

    「遠山は短冊に何を書いたんだ?」
    「…受験、うまくいくように、です」
    「えらいな」

    岬先生は少し躊躇ったように、
    「でもなぁ…遠山はもう少し勉強以外のものに目をむけてもいいと思うぞ」
    「……」

    本当は言いたいよ。
    岬先生、あなたに「好きです」と伝えたい。

    「行こう」

    岬先生は柔らかく笑いながら言った。
    ああ、「生徒」を見る目だ。
    「はい」
    だから、私は先生の望み通りの「生徒」の顔で返事した。

    きゅん

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  12. 「今日の降水確率は80パーセント…ですって、先輩」

    ザアアアと振り続ける雨を眺める私と、スマホを淡々と操作している後輩。
    「日本で天の川見れる所ってあるのかな」
    「さあ…北の方とか?」

    はぁ、とため息を吐く私に、彼は物珍しげに目を丸くした。
    「そんなに見たかったんです?」
    「そりゃ…だって絶対綺麗だし、それに1年に1度しか会えないのにかわいそうだなって」
    「先輩、意外とロマンチストだったんですね」
    「あっバカにしてる!?」
    「してませんよ。可愛いです」

    可愛い…なんてからかう生意気な後輩をキッと睨むが完全無視。あ、でも、と思いついたように口を開く彼に、今度は私が目を丸くする番だった。
    「1年に1度しか会えないからこそ、2人きりで再会したいのかも。他の人に邪魔されずに、ね」
    「…意外ロマンチスト?」
    「…先輩のがうつったんです」
    顔を赤らめた彼に、私は少しだけ気分が良かった。

    きゅん

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  13. いつも降りる駅を通り過ぎて5駅
    昔テレビで見た巨大天体望遠鏡がまさか自分の最寄り駅から5駅のところにあるとは
    改札を抜けてすぐの公園の丘の上に巨大天体望遠鏡はあった
    あった!
    よく見ると先客が一人
    同い年くらいの男子高校生だ

    「あのー、もしかして天の川を見にきたんですか?」
    思い切って声をかける
    「はい、あなたも?」
    そう聞き返す彼の瞳は星空を映したようだった
    「そうです、昔テレビでみてずっと来たいと思ってて」
    「僕は毎年、七夕の日はここに来るんです
     すごく綺麗に天の川見えますよ、のぞいてみて下さい」
    「わぁ!‥‥すごい」
    こんなに天の川って綺麗なんだ
    初めて本物の天の川を見れたような気がした

    「絶対来年も来ます!」
    思わずそう言ったのは天の川がまた見たいからなのか
    それとも君に会いたいからなのか

    「じゃあ来年もここで」

    一年後また君に会えるだろうか
    ここが私たちの天の川だ

    きゅん

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  14. 俺の彼女ってほんと、可愛い

    放課後、疲れたのか眠っている彼女を見つめる。

    「んぅ…」
    サラサラの髪を耳にかけると、少し彼女の体が動いた。

    あ、起きたかな?

    「…」
    どうやら、起きていないようで。

    「…好き」

    静まりかえった教室で小さな俺の声が響く。

    彼女の前だと恥ずかしくて滅多に言えない言葉。

    我慢できなくて、彼女の唇にキスを落とす。

    「っ…えっ」
    さすがに起きたようで。

    でも、逃がさない。

    「……んっ…ふ…」
    寝起きの彼女は必死で俺のキスについてくる。

    あー、勘弁してよ

    どんだけ、煽んの

    これは、もう、当分、離してあげられない

    《彼女はずっと俺のもの》

    愛の詰まった短冊が心地良さそうに夜風になびいていた。

    きゅん

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  15. 「俺、牛乳買ってくる」

    「まだ身長のこと気にしてんの?別に気にしなくていいって」

    「別に気にしてねーし」

    ひとつ歳下の彼氏の空と学校で唯一、一緒にいれるのは屋上でお弁当を食べるとき
    身長は私の方が2センチくらい高い、空はそれをいつも気にしている


    そんな健気なところがかわいくて好きなんだけど
    なんて言ったら絶対空は怒るなぁ

    「牛乳売り切れてたー」
    「ドンマイ、早くお弁当食べよ」

    「そういえば今日って七夕だよな」
    「本当だ!何かお願いしなきゃ」

    「じゃあ、俺は……遥より身長が高くなりますよーに!!!」

    願い事まで身長だなんて
    もー、しょうがないなぁ
    「空のお願いのお手伝いしてあげる」

    「私の身長が2センチ縮みますよーに‼︎‼︎」
    屋上一杯に広がる空と目の前の大好きな空に向かって思いっきり叫んだ

    きゅん

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  16. 「女に誘われたからって拗ねんなよ」

    「違うもんっ…」

    「じゃあ、苺花は俺が他の女と帰ってもいいの?」

    「っ…いいよ!」

    「…あっそ」

    そのまま陸は私に背を向ける。

    「はぁ…」

    なんで意地を張るの…

    私のバカ…

    今日、七夕だから、願い事していいかなぁ…
    《仲直りしたい》


    ─放課後─

    「遅い…」
    「なっ…」
    下駄箱に寄りかかっている陸。

    「あの子と一緒に帰ったんじゃないの?」

    「俺はお前と帰りたいの」

    「っ…嫌われたかと…」
    我慢していた涙が流れ落ちる。

    すると、陸は私にデコピンをして

    「バーカ、俺の想い、なめんなよ?」
    「っ///」

    「帰るぞ」
    「うんっ……あ!」
    「ん?」

    ちゅっ

    「仲直り、ね?」

    「っ……不意打ちすんなっ」
    真っ赤になる陸。

    「…苺花のバカ」

    「えー」

    そんなこと言って
    必死に照れ隠ししてるの、知ってるんだからね。

    きゅん

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  17. “駿介とまた付き合いたい”

    勢いで書いた短冊を鞄にしまう。こんな願い事誰かに見られたら困る。

    帰る前、駿介の願い事を探してしまったのは、小さな期待をしたから。
    その期待は次の瞬間打ち砕かれた。

    “レギュラーに選ばれますように”

    その願いに込められたまっすぐな想いが伝わってきた。

    その中には私なんてもちろんいない。
    もう駿介は私なんてこれっぽっちも気にしていないんだ。

    わかっていたけど辛い。

    だって私は今でも駿介が好きだから。
    忘れることなんてできないから。

    男子なんていっぱいいるのに、駿介の代わりはいない。
    私に幸せをくれるのは駿介だけだよ。

    「もう嫌だ」

    鞄にしまった短冊を破る。
    こんな短冊書かなきゃよかった。

    その時、開いていた窓から強い風が吹き込んだ。

    その風で短冊の切れ端が舞う。

    軽やかに自由に切れ端が舞う。

    私の想いも吹き飛ばしてよ。
    そう風に祈った。

    きゅん

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  18. 「星南」
    「生徒会長」
    「お前今日という日は許さないぞ」
    「な、何かしましたか!?」
    「キスされてたな」
    「は、い」
    「体調が悪いとは聞いたがいけない子にはお仕置き…だよな?」
    「ふぇ」
    「泣くなよ?俺がいつも顔色変えないから安心してたのか?」
    「でも授業中じゃ」
    「今日は七夕祭だろ、養護教諭も外に駆り出されてて今日は保健室にもう誰もこねぇよ。後で天の川くらいは見せてやるよ。でもその前にまだあと3時間はあるから彼氏からのお仕置きでたっぷりかわいいがってやる。鳴いてもいいが、ばれてもしらねぇぞ?」
    「生徒会長がここにいていいの?」
    「二人の時は?」
    「伊津くん」
    「ん、いいこ」
    「お願いい伊津くん、やめて」
    「そのお願いはかなえない。織姫と彦星だって年に一度しか会えないし絶対ヤッてるだろ」
    「そんなわけ!」
    「もう黙れ、今日は目隠しな?あと、お尻たたきもしようか?幼馴染みからのお仕置きな?」

    きゅん

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  19. 「いた!矢夜」
    「玻名城先輩!」
    「後ろに隠したもの見せなさい」
    「やです」
    短冊を隠した俺の彼女は見せない。
    「短冊じゃないの?」
    「そうです、けど…」
    「見せられないようなこと書いたの?」
    浮気とか、他に好きな人ができたとかじゃないよな?
    「俺不安になっちゃうんだけど…」
    「そんな内容じゃありません!恥ずかしいだけです!」
    「ふーん」
    俺は近づいてキスをしながら後ろから取った。
    「んんっ」
    「かわいい…どれどれ、『織姫と彦星が会えますように』か。優しいね」
    「ううっ、恥ずかしい」
    かわいい!
    「もし1年に1度しか会えなくなったら先輩どうしますか?」
    「んー」
    それはヤバいな我慢できなくなる
    「そうなったら、チュッ」
    「んっ」
    「毎日会えなくて俺が干からびる、チューーーー」
    「んんんんっ!!!な、長っ」
    「そんなこともしもで話しちゃうなんて、お仕置き、今日は寝かせないから」

    きゅん

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  20. 「優愛」
    「せ、先生!こ、ここ学校ですよ!」
    動揺しすぎだろ。可愛い反応を見せるのは俺の大切な生徒で好きな人だ。今日は七夕祭だからグランドは生徒たちで盛り上がっている。
    「先生、転勤ってホント?」
    ///上目遣いかわいい
    「とばされることになっただけ」
    こいつのこと好きになったのに、春川という生徒に今いる屋上で襲われかけていたところを新聞部の生徒に見られ、俺が襲っていたと勘違いしたその生徒は学校内にばらし、とばされることになってしまった。ほんとのことを伝えたが校長は許してくれず、春川は退学俺は外国までとばされることになった。
    「せ、先生といたら罰が重くなっちゃうかもしれないので戻ります!」
    「ま、待って!」
    「先生?」
    「俺さ優愛が好きなんだわ、年に一度しか会えなくなるけど、付き合ってほしい」
    「七夕?」
    「そう」
    「織姫と彦星みたい、喜んで!」
    「成人したら一緒に住もう!」
    「うん!」

    きゅん

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  21. 「なぁ、なぁ、どう思う?」

    鈍感すぎるあなたは、今日も私を苦しめる。

    幼なじみの伊吹には好きな人がいる。

    「私に相談しないでよ」

    もう、辛いの…

    「冷たいな、幼なじみだろ?」

    冷たい?

    「…私だって頑張ったよ」
    「ん?」

    「好きで幼なじみになったんじゃないっ」
    「葉瑠…?」

    私はずっと…
    「…ずっと…ずっと…伊吹が好きなのっ…」

    「っ…」
    伊吹が目を見開く。

    あぁ…どうしてなの。

    《伊吹に好きって言いたい》
    短冊に書いた願いは、私が望んだのは、こんな形じゃないっ…

    「…ごめん、俺、葉瑠のことそういう風に見れない」

    ひとり、取り残された私。

    だから、言いたくなかった。

    私のことを女として見れないって、そんなこと

    「っ……知ってるよっ……でもっ…好きだったのっ」

    心の中に隠していた思いが溢れ出る。

    涙で霞んだ視界に見えたのは、皮肉なくらい綺麗な青空だった。

    きゅん

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