ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

  1. 12件ヒットしました

  2. 一人で廊下を歩いているとき、急に声をかけられた。

    「なーにしてんのっ」

    こちらを後ろから呼び止めたのは凱斗だ。

    「………」

    私はこのノリについていけない。

    「一人でいるのはおかしいことですか」

    尖った口調で言うと、とんでもないという感じで彼は両手を横に振る。

    「んや、そういうわけじゃなくって。…ただ学校生活ちゃんと楽しんでるのかなぁ?って思いまして…」

    どうしてそこで控えめになる、と言いたくなるのを抑えて返す。

    「なかなかのものですよ。…あなたが凝りもせず声をかけてくれるおかげで」

    「へぇ〜、それはいいこと聞いたな」

    彼は近づいてくると何故か私の頭に手を置いた。

    「…背の低い私に対する嫌がらせ…?」

    思わず口に出すと頭をポンと押される。

    「えーとね、これは…そう!ご褒美!」

    「はぁ…」

    よくわからないまま後は頭を撫でられた。

    …嫌じゃないと思ってしまった。

    きゅん

    2

    塩カボチャさんをフォロー

    通報する

  3. 私はいつもお昼休みには人のいないところで読書をしていた。

    その場所は体育館倉庫でとても落ち着く。

    ヴァンパイアなので中の電気をつける必要も無く本を読める。

    そんな感じで至福の時を過ごしていたのだけどー…。

    「…いるか?聖歌」

    思わぬ邪魔が入ってしまったようだ。

    同じヴァンパイアの凱斗は奥にいる私の姿を見つけるとすぐに近づいてくる。

    「………」

    気にしないことにして本の文字を目で追いかける。

    でも、頭に入ってこない。

    真正面からじーっとこちらを見てくる彼の視線のせいだ。

    「……邪魔しに来た…の…」

    気づいたときには私の背中はマットについていた。

    つまり…押し倒された?

    「俺が邪魔したのも悪いけどヒドイよね〜」

    彼はわざとのように非難すると、そのまま私に覆いかぶさる。

    そして私の唇に人差し指をあてると一言、呟いた。

    「早く俺のものになったらいいのにな」

    きゅん

    6

    塩カボチャさんをフォロー

    通報する

  4. 耳元にどうしようもない程の熱を孕んだ息がかかる。

    「も、限界。手加減…出来ないかも」

    凱斗は耐えきれないと言うかのようにそのまま私の耳を咬んだ。

    「くっ…あっ……」

    いつもより強い痛みに耐えきれずに声が漏れる。

    しかし、ヴァンパイアの牙は恐ろしいもので、数秒で痛みを快楽に変えてしまった。

    「っ……」

    熱に浮かされているような気分になりながら自分の血が吸われる音に必死に耐える。

    多分、この調子で吸われてしまうと私も喉が渇いてしまうと思う。

    彼が満足したところをまた吸ってしまうのは可哀想だけど、しょうがない。

    「んむっ…」

    彼が息継ぎのために牙を離した隙に、お返しとばかりに彼の耳を咬む。

    すると凱斗は「わぁっ…」と珍しく驚いて顔を赤らめたのだったー…。

    きゅん

    2

    塩カボチャさんをフォロー

    通報する

  5. 只今、体育のランニング中。
    運動が苦手な私は必死に着いてくけど足を捻って転んでしまう。
    あと少しなのに!走り切らないと補習になる!
    友達が心配してくれるけど私は大丈夫だと立ち上がる。すると突然抱き上げられた。
    「保健室連れてく」と運ばれた。
    「私、大丈夫……いたっ!」
    「何が大丈夫だ?足腫れてるだろが。」
    「でも迷惑かけちゃうし…!」
    「黙ってろ。」
    しばらくして手当てが終わる。
    「ありがとう。迷惑かけてごめんね。」
    するとデコピンされた。
    「バカか。怪我悪化の方が迷惑だ。迷惑かけたと思うなら吸血させろ。」
    「んっ…///」
    血を吸われて少しして体が離れる。
    「補習…本当にごめんね?」
    「運動音痴なのは知ってる。いつかこうなると思っていた。まぁ、頑張ったのは認める。ご褒美やるよ。それにお前との補習は色々と面白そうだしな?」
    意地悪な彼の笑顔に嫌な予感がしつつ、ご褒美を少し期待する私だった。

    きゅん

    3

    .*真梨恵*.さんをフォロー

    通報する

  6. 廃校ってこんなんなんだ。
    暗くて不気味。肝試しなんてするんじゃなかった。

    ヴァンパイア「ふふふふっ!」

    えっ?なにこの声。不気味…なわりにいい声。

    まき「誰?」

    ヴァンパイア「人間がいるとはな。」

    まき「あ、あの…」

    ヴァンパイア「我が存在を知られたら、生かしてはおけない。だが、たすかりたいなら、私にそなたの血を吸わせろ。」

    声の主の顔が見えた。超がつくほどハンサム!かっこよすぎ!性格は残念だけど。

    ヴァンパイア「吸わせるか、吸わせないか、選べ。」

    まき「・・・」

    ヴァンパイア「イエス、と、受け取っていいんだな?」

    ヒッ!!壁ドン!?

    ヴァンパイア「さぁ、私に血を吸わせろ!」

    血を吸う、それは、首筋てはなく、唇だった。
    尖った牙が優しく私の唇に食い込んだ。

    痛くて、甘い、吸血鬼。

    きゅん

    7

    アリス4869さんをフォロー

    通報する

  7. 文化祭の衣装作成をしていて気付けば外は真っ暗
    「帰らなきゃ…」
    片付けして教室の電気を消す
    こ、怖い…もうちょっと早く帰ればよかった
    足早に昇降口に向かっていると
    「帰るな…」
    突然、後ろから低い声がしてビクッと肩が上がり体が強ばる
    恐る恐る後ろを向くとヴァンパイアの格好をした男の子がいた
    端正な顔立ちに吸い込まれそうな深紅の瞳
    彼はジリジリと私を壁に追い詰めると首筋に顔を近付けペロリと舐めた
    「なにすっ…!?」
    そして強引に唇を奪う
    「甘いな…」
    再び首筋に顔を埋めるとチクリと痛みが走り体が熱くなる
    「な…にした…の?」
    「お前を喰いたい。ただ、それだけだ」
    彼の瞳に見つめられると頭がぼうっとして抗えない
    「きゃっ…!?」
    彼は私を抱き抱えると妖艶な笑みを浮かべ
    「もっと、お前の事が知りたい」
    暗闇に溶けてしまいそうなほど熱く甘く愛された

    きゅん

    14

    林 心さんをフォロー

    通報する

  8. 灯りも付けず暗くて寒い廊下を歩いているのにはわけがあった。
    複雑な事情ではなく、友達が

    冬に肝試しをしよう。

    と言ったのだ。
    私は参加する気なんてなかったのに。

    ガタッ

    物音がして、怯えるように後ろを振り向く。
    が、何も無い。

    「良かった……」
    「そうかな?」

    突然低い声が聞こえた。

    「へっ……」
    「間抜けな声だな」

    そう言って顔を無理やり動かされ、声の主を見ることになった。

    赤い瞳に、異様な歯。
    黒いマントに、銀色の髪。

    明らかに、日本人じゃないっ!

    驚きで目を大きく見開くと、ドンッと壁に押し付けられた。

    「いっ……!」

    思わず顔を歪めて目の前の男を睨みつける。
    男は薄く笑い、顔を近付けて。

    「やっ!」

    抵抗虚しく、首に噛み付かれて、血を吸われた。
    吸い終わったのか、男は言った。

    「今日からお前は俺の嫁だ」

    とろけるよう甘い笑顔。
    何故だか逆らえない。

    きゅん

    10

    妖精王オベイロンさんをフォロー

    通報する

  9. ミアは、ケータイを取りに夜の学校にこっそり入る事にした。
    「さ…さすがに、夜の学校は怖い…もう、どうしてケータイ忘れたノ!私!」
    と独り言を言うミア。
    独り言を言っているうちに教室についた。
    《ガラガラ》
    とびらを開けると黒い人の影…
    (え?なに?誰かいるの?)
    『…女の匂い?あぁ。お前か。お前からいい匂いがするんだ…。おい。そこの女…お前の血をくれ。今ろ腹が減っているんだ。』
    ジリジリとミアに近づいてくるヴァンパイアの男。
    「血⁉︎うそ…ヴァンパイア⁉︎来ないで!」
    ミアの言葉を無視。ついに、ミアの肩を押して壁に押し付けた。
    「ひゃ⁉︎」
    ヴァンパイアがミアの首に顔を埋めて血を吸いだした。
    「ぃっ…ぁ…んんっ…」
    『お前の血はおいしいな。お前の事、気に入った。』
    「はぁっ…」
    『お前を俺の彼女にしてやる。喜べ』
    男が、理由もなく熱いキスをミアにしてきた……

    きゅん

    9

    小人の少女さんをフォロー

    通報する

  10. 今日はハロウィン
    街の至るところにジャック・オー・ランタンが飾ってある
    ショーウィンドウに飾ってある小さなハロウィンの森が本物みたいで足を止め見とれていた
    ざわざわと変な音が聞こえ振り向くと今まで街を歩いていたはずの風景が、あのショーウィンドウのハロウィンの森とそっくりな場所に立っていた
    「お前、誰?」
    ヴァンパイアの姿をした綺麗な顔の男の子が私を見つめていた
    「わた…しは…っ!?」
    いきなり唇を奪われ目を見開く
    「お前、気に入った」
    私を抱き抱えると空中に浮き空を飛んだ
    お城らしき所へ着くと大きなベッドにドサッと降ろされ彼が私を押さえ付け首筋にキスをした
    「お前、俺の嫁になれ」
    「えぇぇっ!?」
    ハッと目を覚ますと自分の家のベッドにいた
    首筋に痛みを感じ鏡を見ると赤い跡がついていた
    あの世とこの世が曖昧になるというこの日、魔物が見せたハロウィンの奇跡…?だったのだろうか…

    きゅん

    19

    林 心さんをフォロー

    通報する

  11. 「具合はどうかな?」

    「先生!」

    今日も先生は点滴の道具を持って、あたしの病室にやって来た。
    病気が治るようにって、毎日しなきゃいけない点滴なの。

    でもあたしは、大の注射嫌い!
    毎日点滴だなんて、絶対イヤ!!

    ……なんだけどね。

    「先生、今日もあのおまじない、してくれる?」

    あたしは腕を差し出しながら、そっと先生の顔を見た。

    黒い髪に整った顔が魅力的な、あたしの主治医の先生。
    でも、その正体は―――…

    「ん、もちろんいいよ。今日はここにしようか。
    君の痛みが、和らぎますように…」

    先生は針を刺すところを決めると、ゆっくりと唇を
    近付け、あたしの腕にキスをした。

    (あ…///)

    先生のキスは、痛みを消してくれる不思議な力があるの。
    その秘密は、あたししか知らない。



    …このお話は、本編で読んでね☆

    きゅん

    13

    むらさ樹さんをフォロー

    通報する

  12. 「にゃー、一緒に帰ろー」

    廊下の向こうから“にゃー”と呼んだのは、あたしの彼氏。放課後になり、早速あたしの教室まで迎えに来たみたい。

    「にゃーの髪、いつもいい匂い。
    手も柔らかくてあったかいなぁ」

    クラスメイトの目もお構いなしに、いつもこんな風に甘々ベタベタ。
    にゃーにゃー言って、どっちかって言わなくても彼の方が人懐っこい猫みたいだよ。

    「…そうだ。
    今日、にゃーの家に行っていい?」

    「えっ」

    そっと耳元で話す彼の言葉に、どきりと心臓が鳴った。

    「オレ、そろそろにゃーが欲しいんだけど」

    ドキドキと、胸の高鳴りが強くなる。
    わかってる。
    だって彼は……

    「…ん、いいよ」

    「やったぁ。
    にゃー大好き!」

    そう言って、あたしをギュッと抱きしめる彼。




    この後あたしは……彼から秘密のキスをされるの。

    きゅん

    21

    むらさ樹さんをフォロー

    通報する

  13. 「あの、生徒会長、話って…?」

    他の役員も帰り、今は生徒会長とふたりだけになってしまった私。

    いつもはマジメな彼なんだけど、今日は何だか雰囲気が違うみたい。

    「君は、僕の秘密に気付いてるんだろう?」

    「え、秘密?」

    何の事なのかわからなくて首をひねっていると、生徒会長は夕暮れを背に、ニッと口角を上げた。

    すると彼の口からは、人間とは思えないような牙が覗いていた。

    「そう、僕はヴァンパイア。
    どうせ君も、怖くて僕から逃げるんだろう?」

    「怖くなんてない!」

    まさか生徒会長がヴァンパイアだなんて。
    ビックリはしたけど、でも怖いだなんてちっとも思わなかったの。

    「…だって私、生徒会長の事が好きだから…」

    「じゃあ、血をもらってもいい?」

    「はい。生徒会長にならあげます///」

    今日から、ふたりだけの秘密。

    きゅん

    26

    むらさ樹さんをフォロー

    通報する

▲