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  1. 45件ヒットしました

  2. 「西野の事好きなのか?」


    誰もいない視聴覚室に先生の低い声が響く。


    「何の事ですか?私が好きなのは先生だけです」

    「髪…触らせてたのに?」


    そう言って私の髪を触る先生…。


    「あ、あれは…髪にゴミが付いてたから取ってくれただけで…」

    「ふーん。それでも許せない、俺の陽愛に触れるなんて…」


    そう言いながら私の顎をクイッと持ち上げる先生。


    「あ、あのもう授業始まってるので行かないと…」

    「授業なんてどうでもいい…」


    そう言って先生は唇を重ねた。

    「んんっ…先生…」


    唇が離れると先生が耳元で言った。


    「陽愛の全てを俺のものにしてしまいたい…」


    「なっ//」


    「狂ってるな、俺(笑)」

    きゅん

    14

    陽莉さんをフォロー

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  3. 私は彼氏の湖久を校舎裏に呼び出した。
    湖久にすごく怒っていたから。
    「どうして雀子に私と友達を止めるように言ったの?」
    「……」
    何も言わない湖久。
    「答えて!!」
    「阿莉が! 僕と居ないで…」
    「居るでしょ!! 学校の登下校も! 昼食時間も! 私が側に居るでしょ?」
    「彼女も一緒に居る!!
    僕は阿莉と二人で居たいのに…」
    「だからって…」
    友達を止めろなんて…。
    「阿莉は……僕が大事じゃないの?」
    「大事だよ! でも…雀子も大事なの…。
    それが分かってもらえないなら私達…」
    湖久にきつく抱きしめられる。
    「頼むから……。それ以上言わないでくれ……。
    阿莉が居なくなったら僕は…生きていけないよ……」

    きゅん

    10

    有亜〔ありあ〕さんをフォロー

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  4. 「……言っとくけど、おまえが悪いんだからな」

    放課後の、誰もいない教室。
    何故か彼氏の腕に包まれた私は、真上から降ってくる彼の声に高鳴る心臓を隠せなかった。

    「……えっと?」

    どくんどくん、脈打つ心臓。
    顔を上げる余裕なんて勿論なくて、彼が今どんな顔をしてるのかも見えない。

    ただぎゅっと抱きしめてくるその腕が、まるで幼い子どものようで。
    ──愛おしい。そう、思ってしまった。

    「あの…どうして私、抱きしめられてるんでしょうか…?」

    誰か来ちゃうかもよ、と呟くと、彼はいっそう強く私を抱きしめる。
    ふわんと彼の優しい香りが私を包み込んで、また胸がどきりと引き攣った。

    「…ずっと我慢してたんだからな、今日。可愛すぎんだよバカ」

    甘すぎるその囁きは、耳がとろけてしまいそう。
    思わず顔を上げれば、綺麗に微笑した彼と目が合った。

    「──離してやんねぇから」


    この先もずっと、永遠に。

    きゅん

    9

    向井さなさんをフォロー

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  5. 「有紗..」
    この子、幼なじみの卓人。校舎裏にいる私にわざわざ何の用だろう?
    「どーしたの?卓人」
    「最近さ....悪い奴に声かけられてない?」
    「そんなことあると思う?まさかねぇぇ」
    私がおちゃらけて言う。
    「だってお前可愛いし」
    可愛い?卓人そんなん思ってたの?
    「だから俺のそば、離れんな」
    卓人が近づいて来て、壁ドンする。
    「卓人...本当?」
    「ああ」

    きゅん

    5

    水琴あまねさんをフォロー

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  6. 「先生!こいつ早弁してます」
    (やばい!ガリ勉ヤローにチクられた!)
    「凄い匂いだ!こらキヌタ!それもって廊下立ってろ!」

    (しめしめ。やっと手に入れた“期間限定大量ガーリック薬膳カレーラーメン塩辛トッピング付”。教室は空気入れ替えで大混乱中!ズルッ・・美味い!朝練で腹ペコのままじゃ勉強なんかできませ~ん)

    ガラッ
    「おい、テニスバカ娘」
    (ゲッ、告げ口ガリ勉ヤローだ。あれ?スープに何か入れてきた?)
    「オレの作った特製スパイスだ」
    (どれどれ、、う、うまい!そして顔!近い!)

    「オレのおかげでゆっくり朝食にありつけただろ?」
    (確かに・・おっと、更に近い!そして割とイケメン)

    「破天荒なおまえ見てると気分いいんだよ。あ、後でこれ舐めとけ。ビタミンCだ」
    (何だ?告げ口しといて。ん?これって確か、、)

    テニス大会で優勝の度に机の中に入っていたキャンディ。もしかして??ま、いっか。

    きゅん

    6

    すぎれみさんをフォロー

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  7. 「いつになったら俺のプリンセスになってくれるわけ?
    放送してみんなに言っちゃうよ?
    君のことが好きだって」

    きゅん

    7

    犬部 猫子さんをフォロー

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  8. 彼は少し風変わりだ。

    私は脅かしてやろうとそっと彼の後ろに行く。
    しかし、私の気配に気付いた彼はくるりと振り返った。

    「……見たのか?」

    私をじっと見て彼は問う。

    「え?」

    唐突な質問に私は目を丸くした。

    「見たのかって聞いている」

    じりじりと彼が詰め寄る。

    「落ち着いて、ね?」

    壁にぶち当たり私は行き場を失った。

    ドンッ!

    「きゃっ!」

    そして、壁ドン。
    びっくりした私は目をつむった。

    「これだよ……」

    彼の声で私はゆっくり目を開けた。
    彼が私にスマホを見せていた。

    「あ、これ動物ピー◯じゃん」

    彼のスマホから可愛い動物たちの動画が流れていた。

    「うむ」

    彼はただ単に確認したかっただけのようだ。

    「言葉足らなさすぎよ~。
    てか、可愛いすぎなんだけど~」

    必死に笑いを堪える。

    「お前の方が可愛い」

    恥ずかしげもなく言う彼が一番イケメンだと思った。

    きゅん

    7

    犬部 猫子さんをフォロー

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  9. 朝から視線を感じ、今も何かずっと見られている感じで、居心地が悪い
    しかし、人が多くて誰か分からない

    放課後、私は、犯人がついて来れるくらいの速度で、冬場は人気のない屋上に足を急がせる
    屋上に着き、後ろを振り向く
    『え?!せ、先輩?』
    そこには、前の学校の先輩が…
    『どうしてここに居るんですか?』
    すると、急にぎゅっとされ、
    「何で急に消えたの?」
    と、悲しそうな声で言う
    『親の都合で…』
    急だったので、誰にも言えていなかったのだ
    ん?何で私の居場所知ってるの?
    『先輩、何で私の居場所知って_』
    「僕の愛でだよ!」
    私の言葉を遮り、意味不明な発言
    『は?』
    「というのは冗談で、秘密だよ」
    平然と答える先輩
    『どこにあるんですか?』
    慌てて探す
    「スマホ」
    『取って下さい』
    怒り気味に言う
    「なら、付き合って」
    『お断りします』
    「なら、仕方ないね。バイバイ」

    ヤンデレ続編ルートへ

    きゅん

    8

    Luluhaさんをフォロー

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  10. 昼休み、後輩の彼氏君とお弁当を持って屋上に出る。
    「お昼ご飯ここで食べよっか」
    そう言って彼の方を向くと、彼は何故か暗い顔をしていた。
    「ど、どうしたの?」
    そう聞くと
    「さっきの男誰ですか?
    なんか貰ってましたよね?」
    私の顔を覗き込んで聞いてくる。
    「え、えっと、さっきのは同じ家庭科部の子が作ったクッキーを貰っただけで・・・」
    「へー。
    ・・・あいつ邪魔だし、消しちゃおうかな」
    そうぽつりと呟く彼の声が聞こえて私は動揺した。
    「え?え?今なんて・・・!?」
    慌てる私を見てか、彼はさっきまでの暗い顔と違い、にっこりと笑った。
    「冗談ですよ」
    ハハハと笑う彼に私も
    「そ、そうだよね!」
    と苦笑いを返した。
    すると彼は距離を詰めて耳元で呟く。
    「でも、僕以外からはもう何も貰っちゃダメですよ?」
    「わ、わかった、ごめんね?」
    離れた彼はニコっと笑ったが、目が笑っていない気がした。

    きゅん

    10

    晴風 ヒナタさんをフォロー

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  11. ーードンッーー

    私は両側に手をつかれ逃げ場を失っていた

    『ほんと許せないんだけど』

    美しい顔立ちを歪ませ、
    怒っているのは私の彼氏である日高翔だ。

    『俺以外の男と仲良さそうにいちゃいちゃして…
    どうにかなっちまいそうだったわ、』

    すると、翔は強引に口づけをした

    息が苦しい…
    私は彼の身体を押すが
    びくともしない

    『とける様な表情しやがって…かわいいやつ…』

    今度は優しい口づけをしてきた

    『自分でもどうしたら良いかわからないんだ…
    俺だけのモノにしたいって独占欲が…』

    翔の手は少し震えていた…
    私はそんな彼の手をぎゅっと握りしめた

    「私は翔の事しか見てないよ?」

    彼の美しい輪郭に水が滴る

    私も同じ位翔が愛しい
    私だけのモノにしたい

    ーー気づけば私はキスしていた


    翔の泣いている顔は見たくなくて
    慰めてあげたくなって

    『俺以外の男を君の目に映らせたくないんだ…』

    きゅん

    8

    姫花ゆりさんをフォロー

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  12. 「戸神君…?」

    私は今自分の身に起きている事を理解出来ていない。当然だ。クラスメイトの戸神君が突然私を夜の校舎裏に呼び出し、来てみるといきなり壁ドンしてきたのだから。

    「手島さん、俺、君を初めて見た時からずっと君の事狙ってた。だから…俺以外の男を見ないで?」

    …ん?
    一瞬頭にはてなマークが大量に浮かんだけどすぐに察した。これは彼なりの『告白』なのだと。台詞は独特だけど、私は彼からの告白が凄く嬉しかった。実を言うと私も彼の事が好きだから。

    「…わかった。私、戸神君だけのものになるね。」

    嬉しかったのと戸神君の台詞に合わせたのとで少し変な返事をしてしまった私。すると、戸神君はギュッと強く私を抱きしめた。

    「ありがとう。じゃあこれからは俺だけの手島さん…いや、ルイナだよ。絶対に俺以外の奴なんか見ないでね?君の全て…俺だけが満たしてあげるから。」

    きゅん

    6

    猫屋敷 鏡風さんをフォロー

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  13. 下駄箱で見慣れた背中を見つけた。
    「おはよう、何してー…」
    「あ、おはよ。今日は早いんだね」
    こちらを振り向いた彼の顔はいつものような優しい笑顔だった。だが、どこか禍々しい雰囲気に私はふと視線をおろす。
    彼の手には一通の封筒があった。
    「…それどうしたの?」
    「あ、これ?」
    なんだろうね、これ。と片手で揺らすそれに記された文字が一瞬見えて、どきりと肩が強ばる。
    「…それ、私の名前が…」
    「大丈夫。ちゃんと中身確認したけど、君には必要ない内容だったよ。だから捨てていいよね?」
    「え…?」
    いらないと頷かなかったのが気になったのか、彼から笑みが消える。
    「いらないでしょ?だって僕がいるじゃん。他のやつの好意が欲しいの?」
    「い、いらない。他の人のなんていらないよ」
    「だよね」
    再び穏やかな彼が戻ってきたとホッとする。
    次の瞬間、ビリビリと軽快な音で封筒が破られた。
    「ね、早く教室行こ?」

    きゅん

    7

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  14. これって、犯罪だよな?


    教室の床の上。

    大好きな女のシャーペンが、落ちている。



    やめろ。
    拾うな。
    手に取るな、俺。


    ペンケースに隠し。
    家に持ち帰って。
    宝箱の中に、収めたい衝動が抑えれなくなるから。


    「亮……君……」

    やベっ。
    美里に声かけられたし。

     
    シャーペンを盗もうとしたとこ、見られたか?


    「これ、美里のだろ」


    「ありがとう」


    さらば、シャーペン。
     
    ま、犯罪者にならなくて安心したけど。

    「亮君……これ……」

     ん?美里のシャーペンの色違い?

    「クレープおごってくれた、お礼」

    「くれんの?」

    「亮君が……迷惑じゃなければ……」


     俺の前でテレ顔するの、やめてくんない?


     可愛すぎて。

     美里の気持ちなんて無視して。

     今すぐ、俺の部屋に連れ込みたくなるから。


     シャーペン泥棒より。

     連れ去りの方が、重罪だな。

    きゅん

    12

    秋風さらさんをフォロー

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  15. 「映奈果(エナカ)!俺以外の男と話さないでください
    と言っているじゃないですか」

    彼女は俺の声に反応して振り返る

    「えーそれ言ったら、恩恵(メグミ)くんだって私以外の女の子と話してたじゃん」

    上目遣いで言う彼女に

    「俺のは、仕事で仕方なく…」

    「私だって話しかけられたからそれに答えただけですぅ」
    少し口を尖らせて言うそんな姿も可愛いが…

    「俺以外の男の視界に映奈果が入るのでさえ嫌であいつらの眼球を抉り取りたいのを我慢しているのに会話なんて今すぐ舌切り落としたい

    映奈果は、世界一可愛い
    俺の全てなんですからもう少し男達と距離を置いてください」

    と思ってることを早口で伝えると

    「フフッ…じゃあ、恩恵くんも気を付けてよね?

    私だって恩恵くんに近寄ってくるメスブタ鳴かせたくなっちゃうからさ…

    無駄に近づけさせないでね?」
    と満面な笑みで言う彼女はやっぱり世界一可愛い

    きゅん

    5

    イロドノさんをフォロー

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  16. 「最近構ってくれないですね。」

    「行事あるし、仕方ないだろ。」

    「会長とはいつも楽しそうなのに。」

    「楽しくない。」

    「楽しそうです。」

    「嫉妬か。」

    「嫌ですか?」

    「別に。」

    「まあ、先輩が新たなお相手作るなんて朝飯前ですもんね。」

    「朝飯はお前と一緒に食いたいけどな。」

    「...先輩に下手な慣用句使うと意地悪ばかり返ってきますね。」

    「そっちこそ。俺がお前に対して本気だって知ってるくせに。」

    「初耳です。」

    「覚えとけ。ばか。」

    「まだ、満足じゃないです。」

    「なぜ?」

    「なぜって...そうやってまだ弄ぶようなら...。」

    「...。」

    「写真に写ってる先輩の顔に端からこのエセラビちゃんにっこりシール貼りますからね!」

    「俺が悪かった、許してくれ。(即答)」

    「手のひら返しが過ぎます。」

    「手繋いで帰ってやるから。」

    「仕方ないですねぇ。」

    きゅん

    10

    黒羽蝶架さんをフォロー

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  17. 私の学校は、なぜだか夜だけ屋上が開いている。ずっと疑問に思っていたが今日わかった。なぜなら私の目の前にいる彼こそがその疑問に思っていたことを教えてくれたからだ。彼は、わざわざ今日この日の為に計画して夜に開けていたらしい。それも、私のために。

    きゅん

    5

    雪姫♀︎♂︎さんをフォロー

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  18. 「お前のこと好き。俺と付き合って。」
    薄々気づいていた、幼なじみからの恋心。でも、違っていたらどうしようと思って、私からは言えなかったその言葉。
    「わ、私も好き。付き合いたい、です。」
    恥ずかしくて途切れ途切れになったけど、ちゃんと言えた。
    「やった!」
    彼の可愛いその笑顔が、今でも忘れられない。
    それからは、彼から嫉妬されるようになり彼の嫌なことを私は避けていった。それは、クラスの男の子だったり、部活の先輩だったり。でも、そんな生活が窮屈で、嫌になってきた頃。
    「もう、やめてよ!」
    ついに切れた私の心。彼はというと、お前がいけないんだなどの私への責任転嫁ばかり。
    「別れよう。」
    彼とはもうやっていけない。そんな気持ちからの言葉。告白された時は、あんなに幸せだったのにな。
    「嫌だ、嫌だ、嫌だ!
     お前は、俺のものだ!俺と、一緒にいてよ。」
    初めて見せられたヤンデレ。
    …やっぱり、君が好き。

    きゅん

    8

    神崎 れんさんをフォロー

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  19. 「昼休みどうする?」
    半分も聞いてなかった授業も終わり幼なじみが声をかけてくれる。
    『私はお弁当。外に食べに行くの?』
    「お前が行かないなら行かないけど。一緒に食べる。」
    素っ気ないな…とか思いながら机にお昼を広げてるとクラスの人が混ざってくる。
    「お前だけ女子と2人でとかずるいだろ混ぜろ!」
    「…やだ。邪魔だから。」
    「いいじゃんか。」
    なんか大変そうだな…とか思いながら1人でお弁当をパクパク食べる。
    『まぁいいんじゃない?』
    「…俺が良くない。せっかくの時間が。」
    『帰りも一緒だからいいじゃん。』
    ムスッとしてる幼なじみは何かを思いついたように同じクラスの人に私に聞こえないよう耳打ちをする。

    「…こいつに手を出したら…死ぬつもりでいろよ?」

    それが終わったかと思えばご機嫌なのかさっきより表情が柔らかくなってる。
    内容は分からないけどご機嫌ならいいかとお昼休みをゆっくり過ごした。

    きゅん

    5

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  20. 「せーんぱいっ」
    いつも以上にニコニコな彼の様子に、私は全身から血の気が引くのを感じた。
    これは、めちゃくちゃ怒ってる時の顔だ。
    「午前の授業体育だったんですね。ぼく窓側の席だからこっそり見てたんです」
    「そ、そうなんだ。気づかなかっーー」
    「仲良さげにハイタッチして、タオル渡して、楽しそうにお喋りしてましたね」
    あの人何ですか?と小首を傾げる仕草は、いつもならかわいいなぁと思うはずなのに。

    「た、ただのクラスメイトだよ。ちょっと話すくらいで…」
    「ただのクラスメイトのわりには距離感近いように感じましたけど?」

    ヂュッ、と耳の裏に濃く吸いつかれた。
    甘すぎる刺激に身をよじると、口元に笑みを浮かべてはいるが私から視線を外さない彼とめが合う。
    「あんまり他所でしっぽ振ってると、次は噛みつきますからね」

    きゅん

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  21. ガラと扉を開けると、気だるげに腰を下ろした彼の姿があった。私の姿に目を丸くした彼の口元からは白い煙が出ていて、私は分かりやすく顔をしかめる。
    「教師が堂々とタバコ吸わないでください。しかも音楽室で」
    「…ちょっとむしゃくしゃしてたから」
    彼はそう言うと開けていた窓を閉めた。
    確かに少し雰囲気が違うかも…と首を傾げていると、
    「ほんと、ナイスタイミングで来るよね。お前」
    「え?」
    「さっき、裏庭にいるの見たよ」
    ドキリと胸が強く鳴る。
    「あれ同じクラスの男だよな?…名前は知ったこっちゃねーけど」
    カチリ、という音がして、彼が入口の扉の鍵を閉めたのだと分かった。
    「知ってる?ここ、防音なんだよ」
    するりと首を撫でられて、私の竦んだ体を彼の匂いが包む。
    「タバコ吸わない代わりにさ、ちょっと付き合ってね?」
    声を出す隙もなく、私の唇は彼にかぶりつかれて、口いっぱいに苦味が広がった。

    きゅん

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