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  2. 意気消沈して、おれ、只今、生徒会室に軟禁中。

    桜の枝を折った罪の反省文、完了。


    「ショックで、木の上でたそがれてて、降りるときにバキッて」


    桜の木さん、マジごめん。

    おれの見張り役、生徒会副会長ちゃんが小首をかしげた。


    「木登り得意な先輩が失敗するほどの、ショック?」


    「おれ、愛しい彼女がいてさ。

    今まさに目の前に。

    彼女が、男と出掛ける計画立ててた」


    オシャレしなきゃとか、すげー楽しそうで。

    下の名前で呼び合ってて。


    「先輩、それ、いとこです」


    「へ?」


    「祖父の80歳の誕生会の話です。

    先輩も来てくださいね。

    孫のお婿さんやお嫁さんと早く会いたいって、祖父の口癖で。

    だからフライングだけど……あの、先輩?」


    愛しすぎる彼女を、ギューッとする。


    「嬉しくて、涙ヤバい。

    顔見ないで。

    おれ、嫁に一生ぞっこんの旦那になるよ、マジで」

    きゅん

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