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  2. 私の口に、指を突っ込んだまま、まるで
    射抜くような視線を向け続けるヨシ……。


    「……っ」


    正直に言おうとしたって、これじゃ言えるわけないじゃない。


    ヨシの指を引き抜こうとした私の手も、あっさりと大きな手で掴まれてしまった。


    やだ。
    また、この、体勢……。


    以前、車の中で両手首をベルトで縛られた事を思い出してしまう。


    「俺は、自分で驚くくらい二重人格なんだよ」


    そんな告白、されたこっちも驚いてしまう。


    嗚咽に近い呻き声を出して、私を拘束するヨシから必死に逃れようとした。




    「お前の気持ちはどこにあるんだよ?」




    自分でも見つけられない答えを、

    純潔を愛する美獣にも求められてしまった。






    【美獣と眠る】ベリカで完結

    きゅん

    2

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  3. 「ごめんなさい……」

    謝るしかない。助手席で頭を下げる。

    「それが返事?」


    結婚も前向きに考えるとか、思わせ振りなこと言ってごめんなさい。

    でも、確かにあの時はヨシの初めてを沢山貰って、嬉しくて……。


    「いいかげんで、ごめんなさい……」


    良く男も知らない癖に…。

    こんな冴えない地味なOLが人気バンドのボーカリストをフるとか、罪深いことして、ごめんなさい。


    「晶……」


    「……はい」

    名前を呼ばれても怖くて顔を上げることなんて出来ない。

    「顔、あげろ」

    そう言われても…。

    「いいからこっち見ろって」

    恐る恐る顔を上げて横のヨシの顔を見る。
    髪の間から見せる端整な顔は、まるで聖母のように笑っていた。

    思わずつられて笑うと、



    「なめんなよ、お前」




    いきなり前髪をグッと掴まれて引き寄せられた。


    【美獣と眠る】ベリカで

    きゅん

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