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  1. 11件ヒットしました

  2. 『はぁ…』

    放課後の教室に、ため息が響く。

    (誤算だった。
    まさか先輩がチョコ嫌いだったとは…)

    でも、早めに知れてよかったかもしれない
    危うく先輩に嫌いな物を渡すところだった。

    (そう考えると…まぁ、よかったのかなぁ)

    ラッピングの上の文字をそっと撫でて、もう一度ため息をつく。


    「『橘先輩へ』?」

    唐突に後ろから声がして、慌てて振り向くと、そこには

    『橘先輩!?』

    思わぬ人物に驚いていると、先輩はニコッと笑って、話しかけてきた

    「それに書いてる『橘』って、僕だったりする?」

    『え?あ、は、はい…』

    「じゃ、有難く貰うね」

    そう言って先輩は、私の手の中からラッピングされたチョコを抜き取る

    『で、でもそれチョコですよ?』

    「うん。」

    『先輩、嫌いなんじゃ…』

    「?…あぁ。それ断るための言い訳だよ」


    「だって、好きな人から貰う方が
     一番嬉しいでしょ?」

    きゅん

    50

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  3. 「ねぇ」
    本を取ろうと手を伸ばした時、背後から声をかけられた
    『はい?』
    「この本どこにあるかわかる?」
    そう言って渡された紙には、経済学の本のタイトル

    『──あれですね』
    経済の本が並ぶ棚の一番上にある本を指さすと、その人は軽々とそれを抜き取った
    「ありがと。一発で見つけるなんて凄いね」
    『よく来るのでまた探し物があったら言ってください』


    ──数日後
    いつも通り図書館の隅で立ち読みをしていると、あの人と合った
    「久しぶり」
    『お久しぶりです。どうしたんですか?』
    「あー…君と話がしたくて」
    と微笑まれ、つられて小さく笑った


    話の途中、彼の携帯に電話がかかった
    画面を見て嫌そうな顔をした後、申し訳なさそうにこちらを見る
    「ごめんね。明日もくる?」
    『あ、はい』
    「じゃあまた明日ね」
    そう言って出入り口に向かって行った


    この時から、図書館の隅が
    彼との待ち合わせ場所になっていた

    きゅん

    5

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  4. 『はぁ…はぁ…』

    彼が病院に運ばれたと連絡を受け、病室まで全力で走る

    その間、ふと昨夜の事を思い出した──


    『ほんとに行くの…?』

    隣で背を向けて寝る彼の背に、そっと手を置く

    先程彼から伝えられた話

    「明日、他のチームと抗争する事になった
    。前から張り合ってたとこで、それの決着をつけるから……相当激しくなると思う」

    彼は暴走族にいるんだ。いつかはこうなると覚悟して付き合っていた
    だから、「行かないで」と言えない

    でも、どうしても彼が帰ってこないんじゃないかと不安で

    寝返りをうってこちらを見た彼は、そっと私を抱きしめてくれる

    「大丈夫。絶対帰ってくるから」


    翌朝、彼はいなかった


    『──怜!!』

    病室のドアを勢いよく開け、肩で息をしながら近づく

    『よかったぁ…無事で』

    「え…っと…」

    こちらを見て困ったように笑う彼に、一瞬胸がザワついた


    「誰…かな?」

    きゅん

    19

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  5. 昔から可愛い物が大好きな彼は、小学生の頃よく他の男子達にからかわれていた
    私はそれが気に入らなくて止める
    毎日その繰り返し
    でも今回は少し違った

    「強くなるから!強くなって、今度は僕が守るから!!」

    初めて彼が強い意志を伝えてきたのだ

    『ありがと──


    ──翌日、彼は転校した

    (あれから6年か…どうしてるんだろ)

    懐かしい事を思い出しながら歩いていると、変な男達に絡まれてしまった

    ⌜君、俺達と遊ばね?⌟
    ⌜酷い事しないし⌟

    と肩を組まれ、全身に力が入る

    『えっと…』
    「僕の大切な人に何してんの?」

    対応に困っていると、背後からの聞き覚えのある声
    振り返ると、そこには居ないはずの彼の姿があった

    ⌜こいつRAGMELの…⌟
    ⌜チッ、行こうぜ⌟

    ヒソヒソと話した後男達は逃げていった


    『なんで…』

    驚いていると、彼はニコッと笑って

    「君を守るために帰ってきたよっ!」

    きゅん

    22

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  6. 保健医と話していると、ドアが開いた。
    「今日も居んのか。居候」
    『人のこと言えないでしょ』
    保健室に入ってきた彼は、いつもの定位置であるソファーに寝転がった。
    「保健室は第二の家だからな!」
    『言えてる』
    笑ってそう返すと、保健医は呆れたようにため息をつく。
    ⌜ったくお前らは…ちったあ授業に⌟
    『で、先生が』
    「俺らの母さん」
    ⌜男だ。つか話聞けよ⌟
    「母さん!父さんはどこ!?」
    『なんでいないの!?』
    ⌜…はぁ⌟
    保健医は、座っていた椅子から立ち上がりドアに向かった。
    その間も小芝居をやめない
    「どこ行くんだよ!!」
    『もしかして、私達を置いて出ていくつもり!?』
    ドアを開けて一度こちらを振り向く
    ⌜バーカ、職員室だよ。俺の子なら大人しく留守番してろ⌟
    と小さく笑って保健室を出ていった。

    『大人しく、かぁ』
    「それは無理な話だな」
    私は彼の前でしゃがんで、薄く笑っている唇にキスをした。

    きゅん

    10

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  7. 冷たい風が頬を撫で、目が覚めた。
    視線だけで辺りを見回すと、夕陽に染まった屋上のベンチに自分がいる事に気づく。
    どうやら昼食の後、少し寝ようと目を瞑ってそのまま放課後まで寝てしまっていたようだった。
    『うそっ…』
    「…やっと起きたか」
    ガバッと起き上がると、横から呆れたような声が聞こえた
    見れば、暴走族の総長をやっていると噂になっている人物が、隣に座ってこちらを見ている
    『あ、えっと…その…』
    焦って視線を彷徨わせていると、その人は困ったように笑った
    「あんま怯えた顔すんなよ、傷つくだろ?」
    『す、すみませ』
    「お前だと特にな」
    そう言って私の髪をくしゃりと撫で、立ち上がった彼を見上げる
    『それってどういう…』
    「家どこ。送ってやる」
    『え。そんな、いいですよ!』
    「この時間危ないからな。素直に甘えとけ」
    『…じ、じゃあ…』
    と彼と一緒に屋上を出た

    (さっきの…どういう意味だったんだろ)

    きゅん

    24

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  8. 私には好きな人がいる。
    その人とは両想いだったの。

    でも、私達はお互い告白出来る勇気はない…
    から「好き」と言う言葉が言えず
    友達(?)のまま。

    友達と言っても学校でわそんな喋んなかった…(笑)
    喋ったとしても私が「うん、そうなんだ」くらい、。(返事ね)

    それからは話しかけてくれなくなって
    ラインも終わってしまった。

    今更思う事は沢山ある。
    なんでもう少し頑張ろうとしなかったのかなんで、話を続けなかったのか、とかね。

    過去の自分に言ってあげたいよ。

    そんな悠長にしてるとそのうち
    恋の○○○○が現れることに…。

    きゅん

    1

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  9. 俯く私の顔を見てヤツがニヤリと笑う。

    「美朝ちゃん、かーわい」

    私の手を握る力を、きゅっと強めてくる。思いのほか、ヤツの手は冷たい。

    顔を見ると、薄い笑顔を浮かべていて。

    ……胸が、ドキドキする。

    だけど、今こうしてドキドキしてしまうのは、相手が白城だからじゃなくて……この状況にドキドキしてるだけだ。


    きっと、そうだ…!!!


    変な暗示を自分にかけて、一人頷いたところで、ヤツは握った私の手に軽く口づけをして言う。


    「俺をおかしくさせてるのは、美朝ちゃんだよ?」

    「っ、」

    笑ってしまうようなセリフ。だけど私には笑えなかった。

    ヤツの笑顔はうわべだけで、目は一つも笑っていない。

    私の手を握っている手は、もうすでに熱を帯びていた。


    「(心臓が、もたない……)」


    この男は、存在自体が毒だ。

    きゅん

    14

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  10. 席替えで、気になってる女の子の隣になった。

    超ラッキー。


    絵が得意で、おとなしい子だ。

    何を話そう? とか考えてて、ふと気付いた。

    きみ、おれのほうをチラチラ見てるね。

    もしかして脈あり?


    放課後。

    きみがおずおずとおれに訊いてきた。


    「今日、時間ありますか……?」


    「あるよ、めっちゃある!」


    「じゃあ、描かせてほしいの……きみの手を」


    「手!? おれじゃなくて、手を見てたわけ?」


    「き、気付いてた?

    わたし、きみの手、すごく好きだなと思って」


    自分の手に嫉妬。

    って意味わかんねぇよ、このライバル意識。


    「あのさ、手だけじゃなくて、おれの全部を見てよ」


    きみが好きと言ってくれる手で、きみの手をつかまえて。

    つないだ手を、きみの目の前で見せつける。


    「わ、わたし……」


    「おれはきみの全部が気になってる。

    好きになっていい?」

    きゅん

    31

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  11. 「蒼介のこと甘やかし過ぎですよ!いくら大事だからって…。俺だって、オーナーにあんなことされたいし…」と照れるように言う龍。

    は?あんなこと!?何よそれ。

    「俺、オーナーが好きっす。けど…オーナーの一番は蒼介でしょ?」と龍は言ってくる。

    龍…私は、蒼介もあなたも大好きなんだけどな。

    「男に囲まれて仕事してるから気づかないんですか?惚れられてるって。それともマジに興味無いんっすか?」と龍は言ってくる。

    「龍…急にどうしたの?」と私は聞いてみる。

    「不安でたまらない。ほんとはオーナーを独り占めしたくて…。無理なのはわかってる。けど…俺の女になるきは無いよな?」と龍に言われた。

    返事できるわけない。

    けど、龍の顔はマジで…。

    「そうね。私は仕事が一番大事だから」と私は言うしかなかった。

    龍、私のこと好きだったの?初耳なんですけど…。

    きゅん

    2

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  12. 「今日こそ負けないからね、祐也!!」

    あたし、女バスのエース。

    「おーおー勝手に言ってろ」

    こいつは幼馴染みで男バスのエース、祐也。

    「まーた始まったよ祐也と杏。」

    「杏も懲りないなぁー」

    呆れ顔をする他の部員たち。

    「おい、外野うるさい、
    あんたらじゃ相手になんないの!!」

    そう突っ返して祐也の手首を取る。

    そうして始まる私と祐也の1on1対決。

    キュッ

    「お、今日はなかなかやるな」

    「あたしだって負けてばっかじゃないよ」

    「ふーん、そう?」

    あっ…!!

    シュ……パスっ

    ちょっとしたフェイクに引っ掛かった私を見逃さず
    すぐにフェイダウェイで交わしてシュートを決めた祐也。

    「…くっそぉ~」

    「今日は頑張ったんじゃね?」

    あからさまに落ち込む私の髪を

    くしゃっと撫でて祐也は意地悪く笑った。

    きゅん

    9

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