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  2. 『…』
    私は思い出に浸っていた。
    この学校は人数が多い事が有名で、この春に新しい学校を開校して、分離をする事を決定した。
    そして、今日が君に会える最後の日。
    『今日も言えなかった…』
    せめて悪口だけでも言ってやれば良かった。
    こんなに好きなのに、学校が別れたら会えなくなって見かける事すら無くなる。
    一言で言えば、寂しい。
    先生が教室に何も忘れるなとか言ってたけど、忘れ物が有る。
    それは君への告白。
    泣くのを私は必死で堪えて笑ってた。
    アイツ何かとサヨナラ出来て最高何て嘘を何度も呟きながら。
    『ガラガラガラ…』
    すると、急に教室のドアが開いた。
    固まってしまった。
    だって、急に抱き締められたから。
    『お前さ…』
    この声は…紛れもなく君だった。
    『俺にこんなに愛されてんのに、無言で離れる気?』
    その声はか細くて、寂しそうで、嬉しくて。
    『んな訳無いじゃん。バカ』
    何て、減らず口しか叩けなくて。

    きゅん

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