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  2. 彼は暴走族とは無縁な人だと思っていた。
    いつから私と彼の距離はこんなにも遠くなってしまったんだろう。
    今思えば高校に入った頃から一緒に登下校する事も、お互いの家に行き来する事も、話す事もなくなっていた。
    そんな時、見てしまった。彼とその他の人たちがバイクに乗って走り去っていくのを。
    あんな彼、私は知らない。

    「暴走族に入ってるの?」

    意を決して彼に家に行った。

    「お前には関係ないだろ。」

    「関係あるよ!だってずっと昔から君の事好きだったのに、何も君の事知らないっ」

    「俺とお前が一緒にいたら女共から目付けられるだろ。俺だってずっと昔から好きだった。だから離れようと思ったのに、お前は何でそんな事言うんだよ。離れた意味ねぇじゃん。それに暴走族って言っても硬派の方だし。」

    意味がわからずフリーズしてしまった。

    「だーかーら、お前の事が好きだっつってんの。もう離さねぇから覚悟しろよ。」

    きゅん

    2

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