ようこそゲストさん
-
キーワードか作家名を入力してね
4件ヒットしました
「こことここを因数分解して、次にこっちを…」
今はテスト期間。助けて下さい!と泣きつかれたから頑張って説明してあげているというのに、早速飽き始めている後輩くん。
「よそ見するんじゃない」
「だって数学って頭痛くなってくるんですもん」
本当にやる気があるのかこいつは、とため息をつきたくなってくる。
呆れた私をよそに「じゃあ」と頬杖をつきながら君は言う。
「ご褒美欲しいです。そしたらちゃんとやります」
幼稚園児か、と突っ込みつつも、何がいいの、と一応尋ねる。
「赤点免れたら、俺と付き合って下さい」
頬杖をついたまま、笑いながら言う君。冗談なんだか本気なんだか。
翻弄なんかされない。完璧なポーカーフェイスで「甘い。90点以上取れたら考えてあげてもいい」と返した。案の定君は、「90点…」と呆然。
翻弄させるのは、私。
くるくると表情を変える君の事が、私はたまらなく好きなんだ。
川上毬音さんをフォロー
放課後の図書館。
私は、同じクラスの工藤くんに勉強を教えてもらっている。
ちなみに、工藤くんは私の好きな人。
「ここの公式をxに代入して.....ん?」
こっそり工藤くんを見ていたのがバレて、至近距離でバチッと目が合う。
すごく優しい瞳。
あぁ、やっぱり工藤くんのこと...
「.....好き」
口にした瞬間、我に返る。
「あ!ごめん今の嘘!わすれて!」
そう言って顔をバッと顔をそらす。
でも、それを遮られ、
「...だめ、もっかい言って?」
「へ?」
「もっかい」
「...好き、です」
「...俺も」
そして、工藤くんの顔が近ずいてきて、
唇に広がる温もり。
今日のことを、絶対にわすれません。
Fin.
弓逢さんをフォロー
今日は響也にテスト勉強を手伝ってもらってます。キョウは、キョウやに(笑)
「おい、笑ってねーで手ぇ動かせ」
「ん~、でもやる気が…」
「あぁ、もーいい。俺帰る。最後にこれ解いとけ。答えはLIMEで聞くから」
ノートの隅に書かれたのは、私の苦手な数式だった
「うげ…」
「ヒントの紙、これな。どーしても分かんなかったかったらだぞ!」
ガラガラガラッ バンッ
128√e980
…はいっ、分かりませんっ☆
ヒッンット〜♪
ー上半分隠せー
上半分…?
分かった瞬間、走り出していた。まだ玄関にいるはず…!
「…答え、分かっ、た、」
「お前!ヒント見るのはえーんだよ‼」
「答えは…ILOVe you!」
「そーだけど…。俺が聞きてー答えそっちじゃない」
それなら、答えはすぐに出る。
「わ、私も、大好きっ!!!」
「はい、よくできました。」
そう言って私の頭をポンポンしてくれた。
チョコンみんとさんをフォロー
きゅんができる!
本当に解除しますか?