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文芸部室に最終下校時刻まで残ってた。
原稿を書いてたおれと、今月の編集係の先輩。
「先輩、何で嬉しそうなの?」
「だって、初めてあたしのほうが校了が早かったんだもん」
わかってないね。
おれ、わざと残ってたのに。
「先輩、知ってる? ツリーの点灯、今日からなんだよ」
言った瞬間、視界に入った。
キラキラのツリー。
好きな人と一緒に見たら恋が叶う、って噂がある。
先輩の反応を試したいんだ。
「ダ、ダメだよ! あたしなんかと見たら、きみの相手……」
「それさ、先輩がおれのこと好きって意味? だって“恋が叶う”前提は“好きな人と一緒に見る”だよね?」
ツリーのライトじゃ、先輩の頬が赤いかわからなくて。
ねえ、だからハッキリ答えて。
「先輩、やっぱ、おれのこと好きでしょ?」
うなずいてくれたら、おれもちゃんと言うから。
先輩のことが好き、って。
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