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  2. 文芸部室に最終下校時刻まで残ってた。

    原稿を書いてたおれと、今月の編集係の先輩。


    「先輩、何で嬉しそうなの?」


    「だって、初めてあたしのほうが校了が早かったんだもん」


    わかってないね。

    おれ、わざと残ってたのに。


    「先輩、知ってる? ツリーの点灯、今日からなんだよ」


    言った瞬間、視界に入った。

    キラキラのツリー。

    好きな人と一緒に見たら恋が叶う、って噂がある。

    先輩の反応を試したいんだ。


    「ダ、ダメだよ! あたしなんかと見たら、きみの相手……」


    「それさ、先輩がおれのこと好きって意味? だって“恋が叶う”前提は“好きな人と一緒に見る”だよね?」


    ツリーのライトじゃ、先輩の頬が赤いかわからなくて。

    ねえ、だからハッキリ答えて。


    「先輩、やっぱ、おれのこと好きでしょ?」


    うなずいてくれたら、おれもちゃんと言うから。

    先輩のことが好き、って。

    きゅん

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