ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

野いちご学園メニュー

ようこそゲストさん

  1. 277件ヒットしました

  2. 痛い。
    足も心も。

    体育の時間。
    転んで足をひねった私。

    立ち上がれなくて
    運動場の真ん中で
    しゃがみこんでいるのに。

    心配してくれるクラスメイトは
    誰もいない。

    チャイムが鳴って
    みんな、教室に戻っていてしまった。

    早く、教室に戻らなきゃ。

    次に運動場を使う男子が
    こっちに走ってくるし。


    立ち上がろうとしたけれど
    くるぶしに激痛を感じ。

    さすって痛みをごまかしていると。

    「どうした?」

    心配そうにのぞき込んだのは
    生徒会長。


    「足……ひねってしまって……」

    「肩貸すよ」

    「そんな……ご迷惑をかけるわけには……」

    「俺のこと、知ってる?」

    「生徒会長ですよね?」


    「キミはこの学園の生徒なんだし。
     俺に迷惑をかけても、いいよね?」


    生徒会長が優しく微笑んだ瞬間。

    絶対に手が届かない人気者を
    好きになってしまいました。


    私、身の程知らずだよ……

    きゅん

    1

    秋風さらさんをフォロー

    通報する

  3. 「椿のこと、ずっと見ててもいい?」

    春輝くんの凛とした瞳に見つめられ。

    私の心臓は
    溶けそうなほど、うずきだした。

    もしかして……私、告白された?

    そんなことないよね?

    春輝くんは陸上部の部長で。
    普段から
    女子が群がるほどのイケメン。


    「椿の走るフォーム、綺麗だからさ。
     参考にさせて欲しくて」

    え?

    「頼む!」と
    頭を下げた春輝くんに

    「いいよ」と
    微笑んでみたけれど。

    告白されたって勘違いした自分が
    恥ずかしすぎ///

    顔が勝手に、熱を帯びて。
    頬が、火照っていく。

    その時、春輝くんが
    私の顔に、スポーツタオルをかけた。

    「隠して」

    私の顔を隠すってこと?

    「今の椿の顔、ヤバすぎだから」

    私、そんなに醜い顔しちゃった??


    「ライバルを増やしたくないから……
     そのテレ顔……
     俺以外には見せないで……」


    ……
    ……

    それって、どういう意味?

    きゅん

    3

    秋風さらさんをフォロー

    通報する

  4. 「六花、グラウンド行こ!雪降ってる」

    「寒いじゃん」

    「行こうって」
    透馬は私の手を引く。

    「もう」
    私は渋々立ち上がる。
    強引な透馬は嫌いだ。

    グラウンドは一面の銀世界だった。

    「すごっ」
    「すげえ」
    私たちの声が重なった。

    「な、すげえだろ?」
    透馬の目は輝いている。

    「あんたの雪じゃないでしょ?」

    「でも俺が六花に教えたんじゃん」

    雪よりも綺麗な透馬の笑顔に惹きつけられる。

    「六花と見れてよかった」
    透馬はそう言うけど、それは私の台詞だよ。

    透馬といるとどんな世界も綺麗に見える。
    この世界がまるごと愛しく見える。

    「ほら、雪合戦しよ!」

    はしゃぐ透馬に頷いた。

    真っ白な雪の中に足跡をつけていく。
    私と透馬だけの世界。

    やっぱり好きだ。

    冷たいけど、寒さを忘れさせてくれるくらいに綺麗な雪が。
    強引だけど、綺麗なものを見せてくれる優しい透馬が。

    きゅん

    7

    白木かれんさんをフォロー

    通報する

  5. 最近、気に食わない奴がいる
    百瀬亮太、どうやら、俺の幼なじみの帆波のことが好きらしい

    まぁ、負けねぇけど?
    俺の方がずっと前から好きだし?

    「今日もカワイイなー」
    「彼氏にしてくんねぇかなー」

    ダメに決まってんだろ、俺が許さねぇ

    サッカー部のマネージャーで、部員よりも人気がある帆波
    本人は全く自覚がない

    「せんぱーい、ファイトです!!」

    そのなかでも特にうるさいのが、後輩の亮太
    どういうわけか、なつかれてずっとあの調子
    帆波もかわいいとか言って面倒見てるし

    「チッ…お前ら、騒ぎすぎ。授業終わったなら、早く散れ」

    「ちょっとっ、そんな言い方ないでしょー。みんな、北斗たちを応援しに来てくれたんだよ?」

    お前を見に来てんだよ

    「あっ、北斗、あと1点だよ。シュート決めちゃえっ」

    はいはい

    「なら、俺だけ見とけよ?」

    お前にカッコいいって思われるのは、俺だけがいい

    きゅん

    5

    ユズアゲハさんをフォロー

    通報する

  6. 見てしまった。

    大好きな先輩とあの子が手を繋いで歩いている。

    先輩に近づきたくてサッカー部のマネージャーになった。あの子よりもたくさん仕事を頑張った。
    なのに、選ばれるのは可愛いあの子なんだね。

    「楓!」
    幼なじみの遼が馬鹿でかい声で私の名前を呼びながらやって来た。

    「先輩ばっか見てないで仕事しろよ」

    「放っといてよ」
    どれだけ先輩が好きだったか知らないくせに。

    「楓のこと好きなやつだっているじゃん」

    「そんな人いる?」
    疑わしく思ってそう聞くと遼は身をかがめて、私の耳元で囁いた。

    「俺。とか」

    低い声がを私の耳に響く。聞こえた言葉が信じられなかった。

    「ちょっとからかうのやめて!」

    「その顔、可愛い」
    ニカっと笑って遼が言う。
    そのいつもの遼の笑顔になぜかキュンとしてしまった。

    「先輩のことなんか忘れさせてやる」

    そう言い切る遼が眩しくてたまらなかった。

    きゅん

    6

    白木かれんさんをフォロー

    通報する

  7. 「はぁ」

    彼が休んでた間に決まった体育祭種目のお姫様抱っこリレー

    やだな…

    「千春、行くよ」
    「や、私も奏太も別の人とペアなんだよ」

    キョトンとする奏太
    …聞いてなかったな

    それぞれ位置に着く
    「美男美女~」
    「一番、カッコいいのと可愛いのだね」
    周りが騒ぎ立てる

    彼女は私なのに…
    「へ、きゃっ」
    突然、後ろから来た奏太にお姫様抱っこされて

    「えっ、奏太くんは私とだよ」
    「変更お願い」
    「「えっ」」

    「俺以外の男に千春を任せるなんて嫌だから」

    「「っ///」」

    っ…奏太

    「みんな、目、変だね」
    「え?」

    「どう見ても千春が一番可愛いのに」

    「っ…(この天然たらしっ)」

    「ていうか、俺が他の人とペアになるの、阻止しなかったんだ」

    「え」

    「挙げ句に、千春は他の男とペア決まって」

    「いや」

    「…この後、お仕置きね?」

    たまに見せる悪い顔にドキドキしっぱなし

    きゅん

    10

    ユズアゲハさんをフォロー

    通報する

  8. 「好きなの」
    「ごめん、好きな人がいる」
    「そっか」
    わかってた──


    放課後、外には見たくない2人がいる
    「っ」
    …嫌だな
    「咲良先輩ー」
    また…
    「しつこいよ、夏」
    「冷たいなー」
    うざい
    「ま、そこも魅力ですけど」
    やめてよ
    「あっ、こないだ面白い漫画見つけて」
    私なんか…
    「ほっといてよッ」
    つい、大声が出た
    「あ…すみません」
    最低だ…私

    ─翌日─
    「なぁ、見た?」
    「うん、すごかった」
    騒がしいな。窓の方に人が集まっていて、私も外を見る
    「!?」

    〈俺はずっと好きです〉

    グラウンドに大きく書かれた文字。その横には夏がいて、私を見つけたのか、手を振ってくる
    「っ…」
    なによ…。私、夏を傷つけたのに

    こんなの
    「ふはっ」
    笑っちゃうじゃない

    そういえば、失恋してから初めて笑えた

    ありがとう、夏

    小さく手を振り返すと嬉しそうに跳ねる夏

    それを見てもう一度笑った

    きゅん

    7

    ユズアゲハさんをフォロー

    通報する

  9. 今日は体育祭。ワイワイしているが、俺はさっきの事を思い出しイラついている。

    「ずっと前から好きだった」
    真っ赤な顔でそいつは俺の好きな人に告白した。俺は教師、相手は生徒。
    簡単に告白はできない。

    そして今、俺は欠員が出た借り物競争に特別参加している。イラつきながらお題の紙を開く。
    〈大切なひと〉
    このお題か。
    どうするか悩んでいると目に入った2人の楽しそうな顔。付き合ったのか?

    「おい、柚希っ」
    「先生、えっ」
    俺はそのまま手を引いて木の陰に行った。

    「どうしたんですか?」
    「あいつと付き合ってんの?」
    「え? あっ竹中くんですか? 違いますよっ」
    「そうか、良かった」
    「なぁ、頼みがあんだけど」
    「え?」

    頼むから
    「卒業するまで誰のものにもなるんじゃねぇぞ」
    「なっ」
    赤くなって意識している表情にドクンと胸が鳴る。
    可愛すぎだろっ。

    卒業式に絶対俺のものにするからな。

    きゅん

    10

    ユズアゲハさんをフォロー

    通報する

  10. 「花[ハナ]先輩、何描いてるの?」
    ヽ(; ゚д゚)ノ ビクッ
     「ひゃ!!!
     な、な、な何、晴輝[ハルキ]!?」
     「だからー『何描いてるの』って聞いてるの。」
     「何にも描いて無いでございまする!!」
    ひゃーー!!びっくりしすぎて語尾が変になっちゃった!!
     「ププッ、どうしたの?挙動不審になって?
    何か変な物でも描いたの?」
     「描いてないってー(汗」
     「(^ー^)ニヤ なら見せてせーんぱい」
     「絶対ダメ!!」
     だってそこには…
     「先輩?何で僕の絵がこんなに描かれてるの?」
     オーマイガー!!私の必死の抵抗でも効かなかったなんて…
     (チーン)
     「おーい、センパーイ!起きてますかー?
    僕怒ってないよ?逆に好きな人に描いてもらえるなんて嬉しいよ?」
     「( ゚д゚)ハッ!えっ?今好きな人って?空耳?」
     「空耳じゃないよ先輩、僕のこと好き?」
     「うん!!大好き」

    きゅん

    1

    杏蓮さんをフォロー

    通報する

  11. "初恋は実らない"って
    よく聞くけれど…その通りだ

    「陽臣ー、そろそろ休憩」
    ただいま部活の真っ最中
    私、茄流は誰よりも愛しい彼の名前を呼ぶ

    陽臣と私はただの幼なじみ。
    …でも私は恋愛対象として彼を見ている。
    ずっとずっと好きだった、
    私の初恋の人

    「茄流の鬼め!!ちょっと部活遅れたくらいでグラウンド20周なんてひでぇーよ!!」

    「ふんっ、どうせ杏子とイチャイチャしてたんでしょ?」

    「…」
    顔を真っ赤にしちゃってさ、
    図星じゃん…

    イライラ、ムカムカする
    …胸がズキズキする

    「自分に彼氏がいないからって、ひがむな(笑) 」
    …。
    「茄流は俺という彼氏がいるから、陽臣は彼女のところにいったいった」

    私を抱き寄せて昴はそう言った

    はっ?

    「陽臣なんてやめて、そろそろ俺のことを見ろよ」


    -新しい恋心芽生えていたことに気づくのは、まだ先の話-

    きゅん

    5

    箆杏さんをフォロー

    通報する

  12. 『きゃーーーーーー』

    この声に私はいつも不機嫌になる…

    「おい、何不機嫌になってんだ?」

    声を掛けられ振り向くとそこには私の自慢の彼氏の智也が…

    私「智也部活中じゃないの?」

    智也「今は休憩…それに、そんな不機嫌ほうな顔をしてるって分かってほっとくわけないだろ」

    私「……部活頑張ってね」

    智也「任せとけ!

    あっ、お前は俺の彼女なんだから堂々とそこで俺を応援しろよ!」

    そう言って彼は私の頭を優しく撫でた

    私が今どんな気持ちになっているかも知らずに…

    私「ばか…大好き」

    その声は智也への大歓声で掻き消された

    でも智也はこっちを見てニカッと笑ったような気がした。

    きゅん

    1

    もここ✩.*˚さんをフォロー

    通報する

  13. 「はぁ......はぁ......」

    タイムは?
    そう聞くように私はタイマーを手にする誠先輩を見上げた。

    「6秒7。おめでとう」

    ろくびょう、なな......。それって、

    「やった! 新記録だ!!」

    嬉しくて柄にもなく叫んじゃった。ちょっと恥ずかしい。

    「毎日よくがんばってるよね。俺、ちゃんと知ってるから。次の大会、凛ちゃんならきっと勝てるよ」

    そう言って先輩は、私の頭にポンっと手を置いた。

    瞬間、鼓動が速くなる。そんなの、ずるいじゃない。

    「先輩──。優勝できたら、ひとつお願い聞いてもらえますか?」

    「もちろん。なんでもきくよ」

    風になびく先輩の髪も笑顔も最高にずるくて、でも世界一綺麗だった。

    きゅん

    0

    栗栖まろさんをフォロー

    通報する

  14. 体育の時間。もう浮かれて機嫌のいい私は独自の体操をしていたら先生に怒られる。だがそんなのはお構い無し。そのまま授業をしていると先生は違う先生に呼ばれてどこかへ行ってしまう。終わりまであと10分あったので遊んでようとしたら嗅ぎなれた匂いが鼻をかすめた
    (…?)
    不思議に思い近くにいた合同で一緒だった男子を見ていると知っている名前の体操服を来ている男子がいた
    「ねぇ体操服くれない?」
    「…え?」
    困惑する男子を他所に着ていた体操服を脱がそうと掴むと男子は怯えた様子で逃げていく
    「ちょっと!体操服ちょうだい!」
    必死に逃げる男子だったが私の本気の走りには逃げれるはずもなく呆気なく捕まえる。そして抱きついた
    「お前の!彼氏!見てるから!」
    そう言う男子に彼のいる教室を見てみるとたしかに窓からこちらを見ていた。そこで怒っていると最初は驚いていたものの後から笑いを堪えきれなかったのか物凄く笑っていた

    きゅん

    2

    帳 ほとえさんをフォロー

    通報する

  15. あ、今日もいる。


    放課後、教室の窓から
    いつも外を眺めてるのは、

    同じクラスの野村さん。


    その視線の先にいるのは、野球部の安部。


    その視線が俺に向くことがなければ、
    サッカー部の方に向くことすらない。



    たぶん、ふたりは付き合ってない。
    完全に野村さんの片想いだ。

    しかも、安部は野村さんの視線に
    全く気が付いていない。


    正直、安部が羨ましい。
    誰かにこんなに想われてるなんて。


    なんか、もやもやする。
    もどかしくて、いじらしい。



    俺だったら、すぐに気が付いてあげるのに。
    なんで、安部なんだよ。

    きゅん

    2

    salanさんをフォロー

    通報する

  16. 先輩!先輩!ん?
    さっきから耳元でアイツにに呼ばれているような気がする。そんな訳ねーのに。
    今アイツは、体育の授業中。
    ついに俺もアイツに洗脳されちまったか?
    「瑛士!起きて!」
    この声は柊だな。
    さっきまで寝てたけどもう起きてるよ。
    「何だ柊」「葉弥ちゃん。呼んでるよ?」
    「は、?そんな訳ねーだろ
    アイツは今体育の授業中のは「先輩ーーーーーーい!」ず…!」
    窓際の席の俺はパッと声のするグラウンドの方を見た。
    そこには俺の教室を見上げて微笑んでいるアイツが。
    はあ、アイツも懲りずによく毎日毎日…
    そのままずっとアイツのことを見ていると
    長い俺の体操服のジャージを着たアイツが
    「先輩ーい!だーーい好きですよ?」そう言った
    俺はさっきの、顔を自分の机の上で組んだ手に埋め目を閉じた。
    「瑛士何照れてる?」「照れてね」「つまんないな」
    こんな事言ってるけどしってるよ?神様はその真っ赤になった顔を。

    きゅん

    4

    さく助**さんをフォロー

    通報する

  17. 「いいタイムだよ!このままだったら明日の大会決勝まで行けるかも!」
    息を切らして倒れ込んでる後輩、翔くんに私は興奮しながら喋っていた。
    明日は大事な全国陸上大会の選手権。上位3名までが全国大会への切符を手にするのだ。
    そして翔くんは100m走に出場する。私はそのマネージャーだ。
    息を整えた翔くんは、
    「先輩…」
    と何故か言いにくそうに私に声をかけた。
    思わず首を傾げると、大きく深呼吸をした翔くんが私をじっと見つめた。
    「明日の大会、絶対優勝します。そしたら1つお願い聞いてもらってもいいですか?」
    おずおずとした感じで私の方を見つめてくる。
    「うん!私に出来ることがあればなんでも言って!」
    そう言うと、
    「よかった…じゃあ俺が優勝したら…俺の彼女になってください!」
    顔を真っ赤にしながらそういう彼につられて私も顔が熱くなる。
    「…じゃあ絶対優勝してもらわないと…私も…彼女になりたいから…」

    きゅん

    3

    葉月 夏さんをフォロー

    通報する

  18. 「結衣〜」

    私がボールを並べていると剣介がこっちに来て私の前に立っていた。

    「絆創膏もってる?」

    「あーうん、どしたの」

    「豆潰れた」

    と手のひらを見せて

    うわ、痛そう

    「貼ってもらえる?」

    「もちろん」

    剣介は満足気に私に右手を差し出した。

    そこに葵星がきて、

    「あと何分でスイング終わり?」

    と聞いた。

    剣介がそっちを見た。

    「今は俺の時間なんだけど?」

    「いや聞きたいだけだから」

    「あと3分、がんば」

    「おっけさんきゅ」

    葵星が元いた場所に走っていく。

    剣介はむっとした。

    「……なにさ」

    「嫉妬」

    くしゃくしゃと頭を撫でられた。


    「結衣、いつもありがと」


    とびきりの笑顔を向けられた。

    きゅん

    2

    霜月 楓奈さんをフォロー

    通報する

  19. 午後の授業が始まった。

    外を眺めると、体育で男子がサッカーをしている。

    ボーっと眺めていたけど、気づいてしまった。

    「サッカーしてるの、祐希先輩のクラスだ。」

    片想い中の祐希先輩…。

    授業そっちのけで、しばらくサッカーしている祐希先輩を見ていた。

    すると祐希先輩の動きが止まり、私の教室を見ている…気がする。

    祐希先輩にボールが渡ると、あっという間にゴールを決めた。

    授業が終わり、校舎に入ろうとする先輩が私の教室を見上げる。

    わわっ…先輩と目が合っちゃった。

    1人ドキドキしていると先輩が口パクで何か言っている。

    『見てくれた?』

    ゴール決めた所かな?

    私は何度も頷く。
    すると、先輩は爽やかな笑顔を私に向けて、そのまま拳を上にあげた。

    笑顔にやられた私は、先輩から隠れるようにしゃがみ込む。

    ますます先輩の事…好きになってしまった、そんな午後の話…。

    きゅん

    6

    彩里 咲華さんをフォロー

    通報する

  20. 「ウチら、結構イケそうじゃない?」

    「マジで優勝しちゃうかも!」

     もうすぐ球技大会。本番に向けて、今日も絶賛練習中!

    「あ」

     教室に戻る途中、チームメイトが足を止めた。

    「男子たち、サッカーしてる」

     その中でひときわ目立つ、キラキラ男子。

    「やっぱりカッコいいよね」

    「飛び抜けてイケメンだよね」

     クラス一……、いや、学年一モテるイケメンの勇姿に、彼女たちは口を揃える。

     実は私も、彼に想いを寄せる一人だったり。

     ああ、今日もステキ。カッコいい。ずっと見ていたい。もはや神々しさすら感じる。

    「おっ、女子も練習?」

     彼が私たちに気づいた。隣の彼女が「そうだよ、バレーのね」と答える。

    「お疲れさん。あ、ポニーテール」

     彼の科白に、「え」と顔を見合わせた。

    「珍しいな! 可愛いじゃん」

     ひときわ赤面しているのは、チームで唯一のポニーテールだった私。

    きゅん

    6

    夏帆さんをフォロー

    通報する

  21. 「これ持ってて」

     そう言われて受け取ったのは、さっきまで彼が着ていたジャージ。

     目を疑った。でも間違いない。何度確認しても、彼の名字が刺繍されてある。

     コートに向かったのを見計らい、ぎゅっと抱きしめた。まだ温かい、彼の匂い。

     一年生の頃からずっと、彼のことが好きだった。

     だからすごく嬉しい。でも、どうして私に?

     困惑しつつも、夢みたいなこの現実を噛みしめる。

    「さんきゅ」

     試合を終えた彼にジャージを返した。名残惜しいけれど仕方がない。

    「お前のおかげで勝てた」

     どうして? と尋ねると、ジャージを指差した。

    「ぎゅっとしてくれてたから」

     笑顔で答える彼に言葉を失う。顔が熱くなる。

     見られてたんだ……。

    「見守ってくれてるような気がして……、嬉しかった」

     「だからさ」と、私の手をとる。

    「次も勝てるように、今度は俺をぎゅっとしてくれない?」

    きゅん

    3

    夏帆さんをフォロー

    通報する

▲