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  1. 260件ヒットしました

  2. 今日は体育祭に向けてリレーの練習。
    なんで今日に限って先輩と体育なんてしなきゃいけないのっ…!
    「千秋、先輩いるよ」
    そう言ってにやにやするのは親友の彩。
    「えっ…!?」
    「はー、なんで1年と3年が合同で体育やるんだか」
    彩が遠くを見てボヤく。
    「千秋ちゃん、次出番だよ!一緒に走るの誰先輩だっけ…」
    クラスメイトに呼ばれ、3年の先輩と走る為位置に着く。その時隣にいたのは…
    「天野先輩っ…!」
    「あ、千秋ちゃん!」
    私の大好きな先輩。
    「いいんですか?私なんかと走って…」
    「あぁ、先生に俺からお願いしたんだよ」
    先輩はサラッとこういう事を言う。ドキドキしちゃうのに…
    「…あのね、千秋ちゃんは断ると思うけど…俺千秋ちゃんのこと好きだったんだ」
    「え…?先輩がですか…!?」
    「うん…もし走る時俺が勝ったら付き合ってください」
    「…負ける気しかしません」
    そう言った私に、先輩は嬉しそうに微笑んだ。

    きゅん

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  3. 授業の声をBGMにバレないように外を見ていた。

    あ・・彩斗くんだ・・・

    図書委員会で一緒の後輩の彩斗くん。

    ぼーっと目で追いかけているとたまたま目が合った。

    そのままじっと見ていると・・・

    こっちを見て何かを言っている。 

    何かわからなくて首をかしげると、もう一度口を動かした。 

    「だ・い・す・き・で・す」

    その音にならない愛の告白を聞いて幸せに浸っていた。

    きゅん

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  4. 「先輩!来て!」
    借り物競走に出ているなおは、私の目の前に手を差し出す。

    「え?どうして??」
    戸惑いつつなおの手を取ると、その勢いで走り出したまま、なにも答えてくれない。

    ー私はなおの先輩であって…、いや望んじゃいけない。

    きっと「部活の先輩」とでも書いてあるのだろう。

    私たちは、一位でゴールした。

    司会の人が来て
    「おめでとうございます!では、テーマを発表してください。」

    なおは、手に持っていた紙を広げてマイクの前に立った。

    「僕のテーマは、【好きな人】です。」
    と言うと、後ろを振り返り私を見た。

    「え…」
    ーなおが…私を。?

    なおの顔を見ると、
    いつもの悪戯顔とは別で
    ほんのり頬を染め照れた顔をしている。

    なおは身体をこちらへ向け、
    「先輩、これからは後輩としてじゃなくて、彼氏として僕と過ごしてもらえませんか?」

    「はい!」

    きゅん

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  5. 体育祭当日。私は決めたんだ。この騎馬戦で目の前の男を叩きのめすって!
    「大人しく私にハチマキ寄越しなさい!」
    「簡単に奪われるわけないだろーが」
    スタートの合図とともに男女混合の騎馬戦が始まる。3人に下で支えられ、その上に乗っている子達は自分の頭につけているハチマキを守りながら、相手のハチマキを奪おうとする。この勝負には負けられない理由があったのだ。
    (これに勝てば1週間のお昼奢ってもらえる!)
    その目的のために彼女は必死に目の前の男のハチマキを奪おうとするが簡単にはいかない。だから両手を塞ごうと手を合わせた形を取っていたら何故か微笑まれた。
    「隙あり」
    ちゅっ
    両手をグイッと引っ張られ、その拍子にほっぺにキスをされる。あっけに取られた彼女はハチマキが取られたことに気づいていなかった。
    「可愛いやつ」
    「それはズルくない!?ムカつく!」

    絶対に負けたくない彼女×そんな彼女が可愛い彼氏の話

    きゅん

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  6. 私は陸上部のマネージャー。
    「足、大丈夫だよね?」
    「うん」
    学級リレーの前。
    私はアンカーを走る同じクラスの陸上部員瑞群くんに再度確認。
    「本気で走らなくて良いからね!」
    足の怪我が完治したばかりだし、大会も近いんだから。
    「本気で走らないと、1位になれないよ?」
    2組のアンカーを走る鈴下くんも陸上部で、瑞群くんとタイムもほぼ同じだ。
    だから瑞群くんの言う通り、本気で走らないと1位になれないだろう。
    「1位になりたいんじゃない?」
    「そりゃあクラスの皆は」
    「西央も1位になりたいんだね?」
    「私は」
    「俺は本気で走って、1位になれたら良いなって思ってる」
    「でも」
    瑞群くんが私に背を向ける。
    「ほら、いつもみたいに背中を押してくれよ。
    マネージャー!」

    きゅん

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  7. 今日は体育祭!

    私は前から、心に決めていることが
    ある。それは...。

    同じクラスの山崎翔くんに告白すること!

    入学式の日に、落としたハンカチを拾ってくれたんだ。

    今日の借り物競争で、もしも「好きな人」ってお題だったら...。

    競技も着々と進み、いよいよ借り物競争だ。
    走ることには自信がある!

    係の生徒の合図で駆け出した。

    直感で選んだカードのお題は...「好きな人」だ!

    私は山崎くんのところへ走り出した。

    びっくりしている山崎くんを連れて
    ゴールに走る。

    「1着!1年A組 田丸 小羽さん!
    お題は...好きな人です!」

    「山崎くんのことが、ずっと好きでした!私と付き合ってください!」

    「俺も、田丸のことが好きだ。
    入学したときから...」

    山崎くんの顔は真っ赤に染まって
    いる。

    私は嬉しさに、大勢の人の前で山崎くんに抱きついた。

    きゅん

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  8. 「六花、グラウンド行こ!雪降ってる」

    「寒いじゃん」

    「行こうって」
    透馬は私の手を引く。

    「もう」
    私は渋々立ち上がる。
    強引な透馬は嫌いだ。

    グラウンドは一面の銀世界だった。

    「すごっ」
    「すげえ」
    私たちの声が重なった。

    「な、すげえだろ?」
    透馬の目は輝いている。

    「あんたの雪じゃないでしょ?」

    「でも俺が六花に教えたんじゃん」

    雪よりも綺麗な透馬の笑顔に惹きつけられる。

    「六花と見れてよかった」
    透馬はそう言うけど、それは私の台詞だよ。

    透馬といるとどんな世界も綺麗に見える。
    この世界がまるごと愛しく見える。

    「ほら、雪合戦しよ!」

    はしゃぐ透馬に頷いた。

    真っ白な雪の中に足跡をつけていく。
    私と透馬だけの世界。

    やっぱり好きだ。

    冷たいけど、寒さを忘れさせてくれるくらいに綺麗な雪が。
    強引だけど、綺麗なものを見せてくれる優しい透馬が。

    きゅん

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  9. 見てしまった。

    大好きな先輩とあの子が手を繋いで歩いている。

    先輩に近づきたくてサッカー部のマネージャーになった。あの子よりもたくさん仕事を頑張った。
    なのに、選ばれるのは可愛いあの子なんだね。

    「楓!」
    幼なじみの遼が馬鹿でかい声で私の名前を呼びながらやって来た。

    「先輩ばっか見てないで仕事しろよ」

    「放っといてよ」
    どれだけ先輩が好きだったか知らないくせに。

    「楓のこと好きなやつだっているじゃん」

    「そんな人いる?」
    疑わしく思ってそう聞くと遼は身をかがめて、私の耳元で囁いた。

    「俺。とか」

    低い声がを私の耳に響く。聞こえた言葉が信じられなかった。

    「ちょっとからかうのやめて!」

    「その顔、可愛い」
    ニカっと笑って遼が言う。
    そのいつもの遼の笑顔になぜかキュンとしてしまった。

    「先輩のことなんか忘れさせてやる」

    そう言い切る遼が眩しくてたまらなかった。

    きゅん

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  10. 「花[ハナ]先輩、何描いてるの?」
    ヽ(; ゚д゚)ノ ビクッ
     「ひゃ!!!
     な、な、な何、晴輝[ハルキ]!?」
     「だからー『何描いてるの』って聞いてるの。」
     「何にも描いて無いでございまする!!」
    ひゃーー!!びっくりしすぎて語尾が変になっちゃった!!
     「ププッ、どうしたの?挙動不審になって?
    何か変な物でも描いたの?」
     「描いてないってー(汗」
     「(^ー^)ニヤ なら見せてせーんぱい」
     「絶対ダメ!!」
     だってそこには…
     「先輩?何で僕の絵がこんなに描かれてるの?」
     オーマイガー!!私の必死の抵抗でも効かなかったなんて…
     (チーン)
     「おーい、センパーイ!起きてますかー?
    僕怒ってないよ?逆に好きな人に描いてもらえるなんて嬉しいよ?」
     「( ゚д゚)ハッ!えっ?今好きな人って?空耳?」
     「空耳じゃないよ先輩、僕のこと好き?」
     「うん!!大好き」

    きゅん

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    鈴原真緒さんをフォロー

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  11. "初恋は実らない"って
    よく聞くけれど…その通りだ

    「陽臣ー、そろそろ休憩」
    ただいま部活の真っ最中
    私、茄流は誰よりも愛しい彼の名前を呼ぶ

    陽臣と私はただの幼なじみ。
    …でも私は恋愛対象として彼を見ている。
    ずっとずっと好きだった、
    私の初恋の人

    「茄流の鬼め!!ちょっと部活遅れたくらいでグラウンド20周なんてひでぇーよ!!」

    「ふんっ、どうせ杏子とイチャイチャしてたんでしょ?」

    「…」
    顔を真っ赤にしちゃってさ、
    図星じゃん…

    イライラ、ムカムカする
    …胸がズキズキする

    「自分に彼氏がいないからって、ひがむな(笑) 」
    …。
    「茄流は俺という彼氏がいるから、陽臣は彼女のところにいったいった」

    私を抱き寄せて昴はそう言った

    はっ?

    「陽臣なんてやめて、そろそろ俺のことを見ろよ」


    -新しい恋心芽生えていたことに気づくのは、まだ先の話-

    きゅん

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  12. 『きゃーーーーーー』

    この声に私はいつも不機嫌になる…

    「おい、何不機嫌になってんだ?」

    声を掛けられ振り向くとそこには私の自慢の彼氏の智也が…

    私「智也部活中じゃないの?」

    智也「今は休憩…それに、そんな不機嫌ほうな顔をしてるって分かってほっとくわけないだろ」

    私「……部活頑張ってね」

    智也「任せとけ!

    あっ、お前は俺の彼女なんだから堂々とそこで俺を応援しろよ!」

    そう言って彼は私の頭を優しく撫でた

    私が今どんな気持ちになっているかも知らずに…

    私「ばか…大好き」

    その声は智也への大歓声で掻き消された

    でも智也はこっちを見てニカッと笑ったような気がした。

    きゅん

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  13. 体育の時間。もう浮かれて機嫌のいい私は独自の体操をしていたら先生に怒られる。だがそんなのはお構い無し。そのまま授業をしていると先生は違う先生に呼ばれてどこかへ行ってしまう。終わりまであと10分あったので遊んでようとしたら嗅ぎなれた匂いが鼻をかすめた
    (…?)
    不思議に思い近くにいた合同で一緒だった男子を見ていると知っている名前の体操服を来ている男子がいた
    「ねぇ体操服くれない?」
    「…え?」
    困惑する男子を他所に着ていた体操服を脱がそうと掴むと男子は怯えた様子で逃げていく
    「ちょっと!体操服ちょうだい!」
    必死に逃げる男子だったが私の本気の走りには逃げれるはずもなく呆気なく捕まえる。そして抱きついた
    「お前の!彼氏!見てるから!」
    そう言う男子に彼のいる教室を見てみるとたしかに窓からこちらを見ていた。そこで怒っていると最初は驚いていたものの後から笑いを堪えきれなかったのか物凄く笑っていた

    きゅん

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  14. あ、今日もいる。


    放課後、教室の窓から
    いつも外を眺めてるのは、

    同じクラスの野村さん。


    その視線の先にいるのは、野球部の安部。


    その視線が俺に向くことがなければ、
    サッカー部の方に向くことすらない。



    たぶん、ふたりは付き合ってない。
    完全に野村さんの片想いだ。

    しかも、安部は野村さんの視線に
    全く気が付いていない。


    正直、安部が羨ましい。
    誰かにこんなに想われてるなんて。


    なんか、もやもやする。
    もどかしくて、いじらしい。



    俺だったら、すぐに気が付いてあげるのに。
    なんで、安部なんだよ。

    きゅん

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  15. 先輩!先輩!ん?
    さっきから耳元でアイツにに呼ばれているような気がする。そんな訳ねーのに。
    今アイツは、体育の授業中。
    ついに俺もアイツに洗脳されちまったか?
    「瑛士!起きて!」
    この声は柊だな。
    さっきまで寝てたけどもう起きてるよ。
    「何だ柊」「葉弥ちゃん。呼んでるよ?」
    「は、?そんな訳ねーだろ
    アイツは今体育の授業中のは「先輩ーーーーーーい!」ず…!」
    窓際の席の俺はパッと声のするグラウンドの方を見た。
    そこには俺の教室を見上げて微笑んでいるアイツが。
    はあ、アイツも懲りずによく毎日毎日…
    そのままずっとアイツのことを見ていると
    長い俺の体操服のジャージを着たアイツが
    「先輩ーい!だーーい好きですよ?」そう言った
    俺はさっきの、顔を自分の机の上で組んだ手に埋め目を閉じた。
    「瑛士何照れてる?」「照れてね」「つまんないな」
    こんな事言ってるけどしってるよ?神様はその真っ赤になった顔を。

    きゅん

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    さく助**さんをフォロー

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  16. 「いいタイムだよ!このままだったら明日の大会決勝まで行けるかも!」
    息を切らして倒れ込んでる後輩、翔くんに私は興奮しながら喋っていた。
    明日は大事な全国陸上大会の選手権。上位3名までが全国大会への切符を手にするのだ。
    そして翔くんは100m走に出場する。私はそのマネージャーだ。
    息を整えた翔くんは、
    「先輩…」
    と何故か言いにくそうに私に声をかけた。
    思わず首を傾げると、大きく深呼吸をした翔くんが私をじっと見つめた。
    「明日の大会、絶対優勝します。そしたら1つお願い聞いてもらってもいいですか?」
    おずおずとした感じで私の方を見つめてくる。
    「うん!私に出来ることがあればなんでも言って!」
    そう言うと、
    「よかった…じゃあ俺が優勝したら…俺の彼女になってください!」
    顔を真っ赤にしながらそういう彼につられて私も顔が熱くなる。
    「…じゃあ絶対優勝してもらわないと…私も…彼女になりたいから…」

    きゅん

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    葉月 夏さんをフォロー

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  17. 「結衣〜」

    私がボールを並べていると剣介がこっちに来て私の前に立っていた。

    「絆創膏もってる?」

    「あーうん、どしたの」

    「豆潰れた」

    と手のひらを見せて

    うわ、痛そう

    「貼ってもらえる?」

    「もちろん」

    剣介は満足気に私に右手を差し出した。

    そこに葵星がきて、

    「あと何分でスイング終わり?」

    と聞いた。

    剣介がそっちを見た。

    「今は俺の時間なんだけど?」

    「いや聞きたいだけだから」

    「あと3分、がんば」

    「おっけさんきゅ」

    葵星が元いた場所に走っていく。

    剣介はむっとした。

    「……なにさ」

    「嫉妬」

    くしゃくしゃと頭を撫でられた。


    「結衣、いつもありがと」


    とびきりの笑顔を向けられた。

    きゅん

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  18. 午後の授業が始まった。

    外を眺めると、体育で男子がサッカーをしている。

    ボーっと眺めていたけど、気づいてしまった。

    「サッカーしてるの、祐希先輩のクラスだ。」

    片想い中の祐希先輩…。

    授業そっちのけで、しばらくサッカーしている祐希先輩を見ていた。

    すると祐希先輩の動きが止まり、私の教室を見ている…気がする。

    祐希先輩にボールが渡ると、あっという間にゴールを決めた。

    授業が終わり、校舎に入ろうとする先輩が私の教室を見上げる。

    わわっ…先輩と目が合っちゃった。

    1人ドキドキしていると先輩が口パクで何か言っている。

    『見てくれた?』

    ゴール決めた所かな?

    私は何度も頷く。
    すると、先輩は爽やかな笑顔を私に向けて、そのまま拳を上にあげた。

    笑顔にやられた私は、先輩から隠れるようにしゃがみ込む。

    ますます先輩の事…好きになってしまった、そんな午後の話…。

    きゅん

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    彩里 咲華さんをフォロー

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  19. 「ウチら、結構イケそうじゃない?」

    「マジで優勝しちゃうかも!」

     もうすぐ球技大会。本番に向けて、今日も絶賛練習中!

    「あ」

     教室に戻る途中、チームメイトが足を止めた。

    「男子たち、サッカーしてる」

     その中でひときわ目立つ、キラキラ男子。

    「やっぱりカッコいいよね」

    「飛び抜けてイケメンだよね」

     クラス一……、いや、学年一モテるイケメンの勇姿に、彼女たちは口を揃える。

     実は私も、彼に想いを寄せる一人だったり。

     ああ、今日もステキ。カッコいい。ずっと見ていたい。もはや神々しさすら感じる。

    「おっ、女子も練習?」

     彼が私たちに気づいた。隣の彼女が「そうだよ、バレーのね」と答える。

    「お疲れさん。あ、ポニーテール」

     彼の科白に、「え」と顔を見合わせた。

    「珍しいな! 可愛いじゃん」

     ひときわ赤面しているのは、チームで唯一のポニーテールだった私。

    きゅん

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  20. 「これ持ってて」

     そう言われて受け取ったのは、さっきまで彼が着ていたジャージ。

     目を疑った。でも間違いない。何度確認しても、彼の名字が刺繍されてある。

     コートに向かったのを見計らい、ぎゅっと抱きしめた。まだ温かい、彼の匂い。

     一年生の頃からずっと、彼のことが好きだった。

     だからすごく嬉しい。でも、どうして私に?

     困惑しつつも、夢みたいなこの現実を噛みしめる。

    「さんきゅ」

     試合を終えた彼にジャージを返した。名残惜しいけれど仕方がない。

    「お前のおかげで勝てた」

     どうして? と尋ねると、ジャージを指差した。

    「ぎゅっとしてくれてたから」

     笑顔で答える彼に言葉を失う。顔が熱くなる。

     見られてたんだ……。

    「見守ってくれてるような気がして……、嬉しかった」

     「だからさ」と、私の手をとる。

    「次も勝てるように、今度は俺をぎゅっとしてくれない?」

    きゅん

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  21. あっちぃ…何だこの異常な暑さ
    夏に殺されそうだ。

    「死にそうな顔してんぞ、奏」

    「さーせん…」

    「相変わらずクールだなぁ、奏は。お前と話すと涼しいわ〜。あ、そういえばあの子今日来るの?」

    「さあ、分かりませ…」

    ーザッザッ…

    あ、来た。

    「よー、奏!部活頑張ってる?応援に来たよ〜!はい、スポドリとタオル!」

    「碧…、ありがと。」

    いつもサポートしてくれるありがたい碧。本当に助かる。

    そして俺は彼女に恋をしている。

    「はい、熱中症で倒れないように!じゃね!」

    さっさと帰ってしまったアイツの後ろ姿を無言で見送り、汗を拭こうとタオルを広げた。

    ーピラっ

    ん?なんだこれ。

    『部活頑張ってるところ見て、奏のこと…好きになっちゃった。返信はゆっくりでいいから。』

    …同じ気持ちだったのかよ…。

    気がつくと俺は部活を抜け出して

    碧の背中を追っていた。

    きゅん

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