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  2. 去年のこの日は、君と別れるなんて思ってもみなくて、輝く未来ばかり考えていたんだ。

    街一面を彩るイルミネーション。

    白銀の世界へと変わらせる雪。

    そんな賑やかな外から隔離されたような思い出の教室に、前まで一緒に過ごした君のすがたはなく私ひとりだけ。

    黒板に書かれている言葉に私は、

    あふれ出した涙を止める術はなく、ひんやり冷たい床に座り込んでいた。


    私は───…

    まだ、あなたが好きです。


    『俺は陽菜乃が好きだった』


    チョークの文字は見慣れた筆記体。

    彼から別れようと言われたとき、何でそれを受け入れてしまったんだろう。それには理由があったのに。

    君が死んでしまうかもしれない病気だと。


    だから、好きな人がいると嘘を言ったんだ。


    諦められなくてした私の告白を無視し続けた彼は、苦しんでいた。


    君のためにもうこの恋を終わらせる。


    「私も…好きだったよ」

    きゅん

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