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  2. 「俺のオモチャになって」



    たった今


    目の前で、



    好きな人のために作ったチョコを



    ――グシャリと踏み潰されてしまった。



    「ひどいよ」



    一生懸命、作ったのに。



    「ひどいのは、サトコちゃんでしょ」

    「わたし?」

    「俺に見向きもしないから」

    「だからわたしが悪いっていうの?」

    「作り直してよ」

    「え?」

    「心を込めて。俺だけのために」



    ミカドは、歪んでる。


    歪んでるのに。



    「アイツにこれが渡るくらいなら。死んだほうがマシ」



    そんなにもわたしのことを想うあなたに

    どういうわけか



    揺らいでいる、自分がいたんだ。

    きゅん

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