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同棲を始めて約5ヶ月がたった夏の朝
朔夜の大きなTシャツの上からエプロンをはおった私はキッチンに立っている
少し身動きが取りずらいのは、私のお腹に手を回し、頭に顎を乗せて背中にピッタリくっついて離れない朔夜のせい
「ちょっとー、危ないから離れてよー」
2人で桜並木をバイクで走った日、初めてのキスをした
そしてあの日から朔夜のボディタッチが急増し、今この状況に至る
2人きりになればいつでも触れてくる
昨日の夜のキスだって、思い出しただけで顔から火がでそうなくらい大人なものだった…
最初は小鳥がついばむようなキス
だんだん深くなって 舌がからまって
自分のものとは思えないような声が溢れて…
「何思い出してんだ、顔あけーぞ」
「なっ あー!」
朔夜ができたて切りたての卵焼きを、後ろからつかんで口に放り込んだ
成 宮 真 淋さんをフォロー
今から10年前。
私は家族を殺された。
私は幼なじみのハルトの家にいたから無傷だった。
あの日以来。1度も笑っていない。
もう10年も生きた。
もういいよね。
包丁を自分の心臓に向けて刺そうとした時に思いっきりドアが開けられた
ハルト「お前ならすると思ってた。今日はみんなの命日だから。」
『ハ...ルト...』
ハルト「俺はお前無しじゃ生きていけない。今までそばにいたのも。守ってきたのも。...お前が好きだから。愛しているからだよ。」
『...え...。』
ハルト「これからも隣にいる。だから。これからのお前の人生を。おれにくれよ。」
それを言われたと同時に包丁を床に落とした。目から出てくる雫と共に。
ハルトはわたしを優しく。でも力強く抱きしめた。
みんな。ごめんね。生きる理由が出来たよ。
もう少しこの世界にいるから。上で見ててね。
Floraさんをフォロー
私が食器を洗っていると、隣で食器を拭いてくれていた滝沢くんが、なぜか私の後ろに移動した
「シャツの袖が濡れそうだよ」
私を後ろから包み込むようにして腕を伸ばし袖をゆっくりと捲くってくれる
「あ、ありがとう///」
ち、近い///
「どういたしまして。小辺田さんってさ…」
「え?」
滝沢くんの両手が、いつの間にか私のお腹の前辺りに回され、気がつけばそっと優しく抱きしめられていた
私の顔のすぐ横に滝沢くんの顔がある
少しでも顔を動かせば唇が当たってしまいそうだ
「綺麗な髪だし、なんか良い香りがするね」
「えっ、あ、あのっ///た、滝沢くん⁇」
耳元で甘く囁かれ、あたふたするしかない私…
免疫…なさすぎ
滝沢くんの色香にやられてしまいそうです///
「オオカミくんと子ブタちゃん」より
気が向いたら一度読んでみて下さい
※くみんば※さんをフォロー
「お腹空いた」
その一言に危うく吹き出しそうになって、視線を反らした今日何度目か。
俺はこのよくわからない女に困り果てていた。
「………」
俺は貴女が嫌いだと最初に断ったのに、さっきは兄みたいだと言うからドキドキしていた。
この動揺がバレていないか心配だった。
ごまかすようにキッチンに逃げ、適当にシチューを作ってやる。まあ彼女のほぼ執事という立場なのだから当然と言えば当然かもしれない。
「どうぞ」
その言葉においしいと言いながら無心で食べる彼女に自然と温かな気持ちになった。
困った女だ。
「ありがとう、ケイ。私何も食べてなかったから実はお腹空いてたの」
「そうでしたか」
彼女と視線を会わせたらいけない___。
代わりに頭を不器用に二回できるだけ優しくたたく。
「これからはちゃんと言って下さい」
そんな面倒なことを言う俺はおかしい。
本当に困った女。
南北 蛍さんをフォロー
きゅんができる!
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