ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. おれは何度目かわからないため息をついた。

    先輩、あんたバカだよね?


    「部室で寝るなよ」


    ソファに引っくり返って、気持ちよさそうにすやすやと。

    スカート、無防備すぎ。

    おれのジャケットかけといてやったけど、そうでもしなきゃ、おれがどうにかなりそうで。


    「ん、にゃあ」


    謎の寝言も、さっきから。

    おれは過去の部誌を読んでるけど、そろそろ限界。


    「先輩、いつまで寝る気?」


    「にゃう? 朝?」


    「夕方! 襲うよ?」


    「ふぇ?」


    とろんとした寝ぼけまなこがおれを見る。

    クラッときたけど、踏みとどまる。


    「眠り姫とか白雪姫とかの王子の趣味、わかんないんだよね。

    キス奪うなら、起きてる相手じゃなきゃ意味ないじゃん」


    だから、先輩、さっさと起きてほしいんだけど?

    今日こそちゃんと“好き”って言ってもらうよ。

    そしたら、ごほうびにキスしてあげるから。

    きゅん

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