ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 「今日ってキスしなきゃいけない日なんだって」
    「え、まじ!?」
    付き合って1ヶ月。
    未だにキスさえしたことのない現状を打破すべく、ついに私は強行突破に出た。
    「知らなかったの?」
    「初耳だ」
    そりゃそうだ。
    呟かれた言葉に心の中で、んべっと舌を出す。
    「もししなかったらどうなるんだ?」
    「爆発する」
    「爆発!?」
    流石に雑すぎだろうか。
    というかもしって何よ、そんなん考える暇があったらキスしなさいっての。
    「あ〜あと10秒で爆発する」
    「わかんの!?」
    あたふたとするアイツを横目に、9、8とカウントダウンを始める。
    「ほら、早く」
    ついに残り3秒、2秒。
    もし0になってもしないなら私からしてやる。
    そう意気込んだ時。

    ちゅっ。

    頬に感じた柔らかい感触。
    え、これってもしかして。
    「今日はこれで勘弁して……」
    目の前の真っ赤な顔したアイツの姿に、少しだけキュンとしたのは内緒の話。

    きゅん

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  3. 今日も、ガツガツとご飯を食べて、いつの間かこっちを見つめる爽。


    あまりにじーっと見てくるから、ちょっと恥ずかしい。


    目を逸らして、ドキドキする心臓と熱くなった顔を元に戻そうと格闘する。


    「みこ。」

    「な、なあに?」

    「ご飯粒がついてるよ。」


    そう言って、私の口元に顔を近づけてくる。


    あっと思った瞬間には、キスのような体勢になっていた。


    ドラマの撮影でキスをするときのような、ちょっとズレた位置。


    それでも、顔は熱を帯びる。


    「ごちそうさまでした。」


    ニヤリと妖艶に笑って、爽は自分の唇を舐める。


    そんな爽に、私の心臓は持つかどうか・・・。

    きゅん

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  4. 「好きだから、君を命に変えても守り抜いてみせるよ。」

    『私...も、好きだよ!』

    「離れんなよ。」

    チュッ

    後ろから抱きしめられておでこにキスされた

    『うん、離れない。だから、私を1人にしないで...』

    「あぁ。何があっても一緒に居る」

    きゅん

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  5. 不機嫌な周良が口を開く。

    「今日の帰りに風梨(ふうり)に話しかけてたやつ誰?」

    はて。
    しばらくして思い出す。

    「あの人は少し前に私の定期を拾ってくれた人だよ」

    そうそう。定期代高いからホントに助かった!!って危ない危ない。
    周良が機嫌を損ねてたんだった

    「どうしたの?知り合い?」
    「いや。あいつとはなんもないの?」
    「なんもって、あるわけないじゃん!」

    心なしかほっとした表情の周良。
    ほほう。それはもう、”あれ”だよね?

    「周良、ヤキモチ?」
    「...っさい、お前は俺だけ見てればいいの。」

    そのセリフとともに赤面する私たち。
    キスされて思う。周良は私の事全然わかってないね、

    「私にはもう周良しか見えてないよ、ばーか。」

    間抜けな顔をする周良。

    私も何だか恥ずかしくなってきて顔を背けようとしたら
    もう一度甘いキスが降ってきた。

    きゅん

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  6. 「あ、友紀」
    「先輩っ!」

    アイスクリームを持つ先輩。
    私は先輩に駆け寄った。

    「それ購買で買って来たんですか?」
    「ああ、暑いからな」

    そういって汗を拭う先輩の姿は本当にカッコいい。私と先輩は実は付き合っているんだ。

    「今は夏休みだから人少ないし…一口食べる? 俺食べちゃったけど」
    「えっ」

    そ、それって間接キスってやつ、ですか!? え、え、嬉しい…。

    「先輩、ありがとうございま…」

    一口食べようとしたときだった。ふいに先輩が私を抱き寄せる。

    「せ、先輩っ!?」
    「…………その先輩ってのやめろよ」

    どんどん先輩の顔が近づいてくる。
    お仕置きだ、そう聞こえた気がした。その瞬間ふわっと私と先輩の唇が触れ合った。
    先輩との初めてのキスは、ソフトクリームのように、文字通り、甘かった。

    きゅん

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  7. 大学生の彼氏と社会人の彼女

    「じゃあいってくるね」
    「ん、頑張って」
    「あ、今日夜ご飯いらないから」
    「なんで?」
    「会社の飲み会」
    「最近多くない?」
    「なんかお客さんに誘われること多くて…」
    「へー、男の人?」
    「ま、まあ」
    「ふーん」
    「あ、でもただご飯食べるだけで疑われるようなことは何もっ…て…り、凛くんっ…何して…ん、んあっ…」
    「………ん、くっきりついた」
    「な…なにした、の…?」
    「キスマークつけただけ、首元の見えるところに」
    「なっ!な、なんでそんなこと!」
    「変な虫が寄り付かないように」
    「へ、変な虫って…」
    「酔った勢いでお持ち帰りされないように、咲希は俺のって印つけたの」
    「…っ!…何それ」
    「咲希可愛いから、心配なの」
    「は、はいはいお世辞ありがと!もう時間だから出るね」
    「ん、キスマ隠しちゃダメだよ」
    「もう!う、うるさい!いってきます!」
    「いってらしゃーい」

    きゅん

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  8. なんで栄太とばっか話してんだよ…

    彼氏は俺なのに、見かけるたび栄太といる綾那。
    思えば、告白したのも俺からだった。

    「はぁ…」
    嫌な考えが頭を埋めつくす。

    「綾那…」
    俺は決心した。

    「あ…敬一くん」
    「本当のこと言えよ、怒らないから」

    「え…?」
    「栄太が好きなのか?」
    驚いた顔を見て、心が沈んだ。

    「…やっぱり。俺とは終わりだな」
    綾那の横を通り過ぎようとすると

    「待って」
    両手で腕を掴まれた。

    「どうして?私、敬一くんが好きだよ」

    「っ…い、今、好きって?」

    「うん。栄太くんには、その…敬一くんのこと、いろいろ聞いてたの」

    そうだったのか…

    「俺に聞けよっ…」

    「ごめん。でも、別れたくないよ」
    涙目になっている綾那を抱きしめる。

    「別れねぇよ。……知ってるか?お前、初めて俺に好きって言った」

    あ、と赤面する綾那が可愛くて
    二人で初めてのキスを交わした。

    きゅん

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  9. 「先輩、私のこと、どれくらい好きですか?」
    「は?…普通」

    ガーン…と目に見えて残念そうな後輩の姫。

    「不公平です!」
    「なにが?」
    「私の愛を独り占めしておいて、先輩の愛はくれないんですか!?」

    …どこでそんな可愛い言葉覚えてくんだよ

    「先輩、聞いてます!?」
    こいつのキョリ感、絶対おかしい。

    「あー、限界」

    …グイッ

    「お前さ、学校で俺の平常心壊すなよ」
    「はい!?」
    「俺の愛、欲しいんだろ?」
    「っ…はい!」

    …ちゅ「先輩!?」

    …ちゅッ「ちょっ」

    …チュッ…チュッ「…っ…っ」

    抵抗しながらも真っ赤な姫。
    ヤベぇ…可愛いすぎて、止められる気しねぇ

    「こ、言葉もくれなきゃ嫌っ…」
    お前の涙目に弱いんだよ、俺は。

    「っ…好き」

    「へ?」

    「聞き逃すな。
    大好きに決まってんだろ、ばーか」

    こんなこと、一生、お前にしか言わねぇ

    きゅん

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  10. 《彼の笑顔が見たい》

    初めての彼氏は、私の前だと笑ってくれない。
    友達といる時はとても楽しそうなのに。

    嫌われたのかな…

    私は、覚悟を決めて彼を呼び出した。

    「ねぇ、私のこと嫌いになった?」

    「え、そんなわけないっ」

    「だって、私といる時、笑顔じゃなくなる…」

    「そっ…れは……俺、佳子ちゃんの前だとうまく笑えなくて…」

    「どうして?」

    「……恥ずかしいから」

    「っ…」
    そう、だったの?

    「……でも、笑顔見たい」

    「…わかった」

    「っ!?…///」
    頑張って、照れ笑いをしてくれる彼。

    「かわいいっ!」
    「えっ…わぁ」
    私は、勢いで彼を押し倒してしまって

    「「!?」」

    …早くどかなきゃ…

    「可愛いすぎだからっ…」
    「っ…」

    ゆっくり引き寄せられ、唇が重なる。

    ((どうしよう…ドキドキが止まらないっ))

    ぎこちないふたりの初めてのキスだった。

    きゅん

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  11. 「なんてことしたのさ!?」

    「……ん?」

    「これ!」

    私が指を差した先は首のキスマーク。

    「…ごめん、昨日、美月が可愛いすぎてつい」

    「学校でばれちゃうじゃんっ」

    「あー、ごめんね?」

    「…私ばっか不公平。響もっ」

    「えぇ!?…ちょっ」

    抵抗する響になんとかキスマークをつける。

    「できた!」

    顔を上げると

    「わぁ……真っ赤ですな?」

    「お前な…」

    私の顎をすくってチュッと口づける響。

    「っ…」

    「この天然バカ」

    「えっ悪口!?」

    「お前のキスマーク、破壊力えぐいわ!」

    チュ…チュッ…

    響のキスは止まる気配がなくて

    「あー、なんなのお前、超可愛い…」

    朝から男のスイッチ、押しちゃったみたいです。

    きゅん

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  12. 文化祭でオリジナルラブストーリーの劇をやることになった。
    私がヒロインで相手役は彼氏の陸。
    今は、私の靴を執事である陸が脱がせるシーン。

    「西園寺様とのお食事はいかがでしたか?」
    「楽しかったわ」
    「そう…ですか…」

    表情が暗くなる執事。

    「でも、あなたといる方が楽しい」
    「っ……お嬢様」

    2人は見つめ合う。

    「愛しています」
    「っ…私もよ」

    劇だけど、恥ずかしい…
    もう、終わりだよね?

    「っ!?」

    なぜか私の手をとる陸。
    えっ、なに!?

    「っ……///」

    音もなく薬指にキスが落とされた。

    「ここ、私の予約ですから」

    そ、そんなの、台本になかったよ!?
    みんなの歓声が最高潮に達する中、幕が閉じた。

    「びっくりしたじゃんっ。バカ、バカ」
    「いてっ、盛り上がっただろ?」
    「でも」
    「それに、あれ、本気だから」
    「なっ」

    ニヤリと笑う陸。

    やっぱり、陸には敵わない。

    きゅん

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  13. 私が美しい横顔に見とれていると...

    あ、やばっ

    見てるの気づかれた...?


    「結愛」

    「...えっ...」

    もう...ずるい...

    急に呼び捨てされたらドキドキが止まんないじゃん!

    「なぁ、俺の名前呼んでよ」

    「へっ...!?」

    「だって結愛俺の名前呼んでくれねーじゃん」

    ギクッ ... 恥ずかしいんだよぉ...

    「ほら、早く」

    「...ぁぉぃ」

    「声が小さくて聞こえませーん」

    「うぅ.....あ、蒼!」


    私は照れてゆっくりと顔を上げると

    なんとも幸せそうな顔で笑っていた


    「大好きだよ...結愛」

    「っ...私も...大好き...」

    君は私が大好きな大きな手で私の顔を包み込み

    優しくて甘いキスをした


    「もう離さない」


    私を抱きしめる君の腕は

    苦しくて苦しくて幸せなんだ

    きゅん

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  14. 「昨日の資料を…」


    私は用事があって、保健室の若西先生の所にいる。

    …ホントは、他にもここにいる理由があるんだけど。



    「川上、お前ぼーっとして、大丈夫なのか?」
    「あっ、はい!大丈夫です」


    ちゃんと先生の話に集中しないといけないのに、どうしても先生の顔の方に目がいってしまう。


    「…俺の顔に何かついてる?」

    「いえっ、ついてません!」


    「じゃあ、何でさっきから俺の顔ばっか見てんだ?」

    「…」

    「顔赤いぞ?熱があるんじゃないか?」

    見つめないでください!!


    「無理しちゃダメだ。しんどいんだろ?」


    もう無理ですっ!!


    「ほら、こっちおいで」

    「…はい…」


    近すぎっ!


    …チュッ


    「熱は無いね、良かった。でも何で顔赤いんだ?」

    「…先生!好きですっ!!」


    その後、いじわるな先生に、夜になるまで帰して貰えなくなる私でした。

    きゅん

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  15. 私の彼氏を見つめてみるも

    「…何見てんだよ。あ、卵焼き狙ってんだろ?」
    「…はぁー」
    「なんだよっ」
    ラブラブには程遠い

    「私たちって恋人だよね?」
    「…嫌になったのかよ」
    「いや、なんか前と何も変わってなくない?」
    「は?」

    「……キ…キス、とか…しないし」
    「はぁ!?」
    「なんで驚くの!?普通じゃんっ」
    「普通ってお前…」
    「友達はしてるし…」

    「……じゃあ、やれば?」
    「私が!?」
    「できねぇの?」
    「で、できるよっ」

    少しずつキョリを縮めて、あともうちょっと…
    ヤバい…
    「っ…やっぱいい、嫌そうだし」

    「もう遅ぇ」
    「えっ」
    ーチュッ、チュッ
    「ま、まっ…んっ」
    待って、これ、無理…
    だってずっと幼なじみだったのに
    今、キスされてる…
    恥ずかしすぎるっ……

    「嫌じゃなくて、お前とキスとか、止まらなくなんだよ」

    「っ///」

    幼なじみは意外と獣だったみたいです

    きゅん

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  16. 「黎、指怪我したの~」
    「どっか行こうよ~」

    「…」
    モテモテな私の彼は相変わらずガン無視

    でもね
    《今、図書室なんだけどお腹痛いの》
    私がメールすると

    「っ!?」ーガタッ
    慌てだす黎

    私は急いで図書室に向かう

    あ、来た
    「風花っ」

    女の子に冷たい黎が私にだけ必死で
    「ふふっ」
    にやけてしまう

    「大丈夫か?」
    「ごめん、嘘なの」
    「は?」

    首の後ろに手を回して黎をかがませる
    ーちゅ、ちゅっ
    「っ…ふ、うかっ……」

    「無性にキスしたくて」

    「っ///」

    「真っ赤だね?」

    「…ふざけんな」

    「ごめんね?」

    「…キス、もっと…」

    「え」

    「あれで終わりかよ」

    「なっ…」
    …迫られてない?

    「次は俺からな?」

    「…いいっ」

    「逃げんな」

    「だって、黎の……立ってられなくなる」

    後ろはもう本棚で

    「ここに呼んだ風花が悪い」

    不適に笑う狼に、噛みつかれた

    きゅん

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  17. 「なぁ」

    「ん?」
    橫から話しかけてくる蒼士

    「お前も陽翔が好きなの?」
    「は?」

    「さっきからずっと見てんじゃん」
    「違うよ、私は陽翔に好かれてる夏海ちゃんが心配なだけ」

    不服そうな顔だな…

    「なに、嫉妬してるの?」
    いつものやりとり

    「…そうだよ」

    「…え?」

    「って言ったらどうすんの?」

    「っ…」
    な、なに!?
    蒼士が私をじっと見つめる
    なんでそんな真剣な顔して…

    「…っあー、無理だわ、お前とこういう空気」

    「は!?」

    「お前、可愛げねぇし」

    「悪かったわね」
    なんだ、いつもの蒼士じゃん


    「けど、頭から離れねぇんだよ」
    「え…」
    なぜか近づいてくる蒼士

    「つまり、こういうこと」
    私の首にタオルをかけたのと同時にほっぺにキスされて…

    「なっ…なにしてっ///」

    「フッ、いい顔」

    いつもと違う

    意地悪なのに、恥ずかしさを含んだ蒼士の顔にドキッとした

    きゅん

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  18. 「ねぇ……キスしてもいい?」

    舜とはこの前付き合い始めた

    唐突に言われて一瞬理解が追いつかなかった


    「えっ……あっ……えっと……いいいいま???」


    やばいめちゃくちゃ噛んだ……



    「うん……したい」



    (ここで嫌とも言えないしな……)

    「わかった……いいよ」

    「ありがとう…目、瞑って?」


    私はぎゅっときつく目をつぶった。


    舜の手が私の首の後ろにいき、舜の方へ引き寄せられる

    (ヤバい恥ずかしすぎて心臓飛び出そうっっっ)

    「…………………………」
    「……………………………?」

    (あれ…何もしてこない…まだかな?)

    私は恐る恐る目を開いた

    すると舜は顔を真っ赤にして難しそうな顔をしていた。

    「どうしたの…舜?」

    「いや…ごめん…キス…………しようとしたんだけど……お前は可愛いすぎるし、なんか恥ずかしいしで…………」


    こんな舜はじめてみた。

    きゅん

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  19. 「ほら。これ着ろ」

    この人は大山涼。幼なじみ。今日だけ私の家に泊まってる。

    「ふぇ?眠いよ、、」

    寝ている私に声をかけてきた。
    今夜中の3時。
    涼に涼のパーカーを渡され寝ぼけている私は大人しくそれを着て涼についてった。涼は私の部屋のベランダに出た。私もついていくとそこには


    「綺麗……」

    「だろ?」

    そこには綺麗な満月が輝いていた。

    「わぁ、、」

    私がうっとりとしていたら

    「チュッ」

    涼が、私のほっぺに音をたててキスをしてきた。

    「やめてよ。何でそんな事するの?」


    「好きなんだよ!!お前が。なのになんで他のやつと付き合ってんだよ……」

    真っ直ぐ私の目を向いて真面目に言った。



    ごめんね。想いに応えられるなくて。

    きゅん

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  20. ーひょこっ

    ふと、見えた先生に元気がなくて、職員室を覗いてみる

    「せんせっ」

    「っ桃華」



    「何かあった?」

    「……ちょっと、な」

    「そっか」

    「…聞かねぇの?」

    「話したくなったら、言ってよ。………先生、慰めよっか?」

    「…いい」

    「…なら、戻るね」
    そう言うと

    ーグイッ
    私の腕を掴んで
    「…慰めろよ」
    ムスッとする先生
    もう、素直じゃないな

    「ふふっ。しょうがないから、何でも言うこと聞いてあげるよ」
    私は先生の頭を撫でる

    「…ほんとかよ」
    「うん」

    先生が私の頬に触れて

    「…今日、俺ん家泊まれよ」
    「うん」

    「朝までくっついてろ」
    「うん」

    「八つ当たりすっかも?」
    「いいよ」

    「途中で帰んなよ」
    「帰らないよ。先生と一緒にいる」

    「あー、マジお前っ…」
    引き寄せられて唇が重なる

    「離してやれねぇよ?」

    「うんっ」

    私、先生のそばにいたい

    きゅん

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  21. チラリと隣の人を見る。
    この人が私の彼氏…
    どうしよう、ずっと幼なじみだったのに急に私の彼氏になったなんて、どんな態度取っていいかわかんないよ…
    バチッと目が合って恥ずかしさで目を逸らす
    め、目があった…
    「ん」
    何かと思えば、真司が私に手を伸ばしていた
    「手繋ご」
    「あっう、うん」
    ひゃー、変な汗出てくるよ…
    しばらく黙りこくっていると、手を急に引っ張られて、唇に温かい感触がした。
    触れるだけのキス。
    だけどそれは私の心をかき乱すのには充分で、私は一気に真っ赤になった
    瞬くと、そこには赤面した真司の顔があった
    「ひゃ……い、今……」
    その先が言えなくて口をパクパクさせていると、真司が先に口を開いた。
    「俺がずっとしたかったこと、ゆっくりでいいんでさせてください」
    「…へ?」
    「俺が嫉妬深いの、知ってるでしょ?」
    にやりと笑った彼の顔でさえ、かっこいいと思ってしまった私は重症かもしれない。

    きゅん

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