ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. いつもつまらなそうにしてる女子がいる。

    のけ者ってわけじゃないけど、誰ともつるまない。

    おれは、気まぐれに誘ってみた。


    「クラスのやつらでカラオケ行くんだけど、来ねえ?」


    「わたし?」


    人数合わせだったんだけど、私服がいい感じで、歌もうまい。

    「ヤベ、かわいい」とか、おれの親友が言ってた。

    微妙な気分。

    あいつ誘ったの、おれだっつーの。


    解散した後、帰りの方向が一緒だと気付いた。

    何か衝動的に、後ろからギュッとつかまえる。


    「よぉ、お疲れ!」


    「きゃっ、ちょ、何!?」


    「スキンシップ。ダメ?」


    顔をのぞき込んだら、普段のクールな表情じゃなかった。

    真っ赤。


    「な、慣れてないから! はは離れて!」


    慌て方が新鮮すぎる。


    「やだ。かわいいから離さねえ」


    離れたら寒いし。

    この位置なら、おれの顔もすげー赤いの、バレずにすむだろうし。

    きゅん

    24

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