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  2. 3限の授業中、いつも通りに眠気が襲ってきた。今朝席替えをしたばっかりで、運良く窓側。エアコンの効いた部屋で日光を浴びるのは、とてつもなく気持ちよくて、睡眠に最適だ。

    「……ZZZzzzzz」

    心地良さに誘われ、意識を手放した私。突然、ほっぺたをイジられてる感覚がして目を開けた。犯人は、隣の席で幼馴染、そして私の好きな人の奏汰だった。びっくりして、身動きが取れずにいると、奏汰が小声で話しかけてくる。

    「菜実、起きろよ。先生に見つかったら、めんどくさいぞ。」

    ちょっとでも長く、奏汰と話していたくて、駄々を捏ねることにした。

    「だって、眠いんだもん。」

    「じゃあ、先生が近づいてきたら、起こしてやるから、ちゃんとそん時は起きろよ?」

    「うん。」

    やった!これで、奏汰と話せる口実が!隣の席の間は、起こしてくれるよね?正直になれない私は1人、こんな幸せな時間が続く事をただただ願った。

    きゅん

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  3. 「いかがしました?」
    「あ、先生」

    中3の美友は高校見学の屋上から青空を見ていた。

    「私の家はどこかなって見ていました」
    「……理由を聞いていいですか」

    彼女は帰り道が自信ないと言った。

    「先生、東ってあっちですか」
    「お待ちください?今そっちに帰る者に同行させますから」

    そう言って日永がスマホを取り出したので彼女は慌てて彼の手を自分の手で包んだ。

    「いいんです!自分で帰れます」
    「何かあっては大変ですから。離してください」
    「イヤです!離しません」

    日永の腕にぶら下がる美友に彼はやれやれと力を抜いた。

    「困ったお嬢様だ……」
    「私はお嬢様ではありません!」

    日永は涙目で見つめる彼女の頬をツンツンした。

    「え」
    「それでは……私と帰りますか?」
    「は?」
    「ちょうど東に用事があるんです、さ」

    日永はそう言って美友の手を優しく握った。
    春風は二人をうららかに包んでいた。

    きゅん

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