ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

野いちご学園メニュー

ようこそゲストさん

  1. 7887件ヒットしました

  2. 昼食中に思わぬ知らせが入り、食事も喉を通らず、とりあえず今いる校舎の屋上で一人になる。

    首位じゃなきゃ意味がない。

    僕は勉強くらいしか取り柄がないんだ、それすら一番になれないなら、彼女の一番なんて到底不可能だろう。
    隣近所で小さい頃から一緒に育ってきた同い年の幼なじみ。

    よくある組み合わせだけど、それらが結ばれる組み合わせはあまり聞かない。おそらく、物語上でしかなり得ない組み合わせなのだ。

    だから、僕は少しでも彼女に僕を刷り込むために一番になろうとした……結果が、一番にすらなれなかった。

    「よ、急に部室から抜けてどうした?」

    彼女の弟を宥めるその警戒のない眼だけは、どうにも好きになれなくて、思わず視線をそらす。

    「後期試験の結果でも届いたってところ?」

    そんなところ、と返すと「その様子だと、芳しくない結果とみた」と頭を乱雑に撫でる姉貴分なところも、僕は嫌いだ。

    きゅん

    1

    あゆむ2さんをフォロー

    通報する

  3. 「なぁ、さっきの男誰?」

    そう言ってくる幼馴染の颯

    「え?」

    「まぁいいけど。
    どうせ、ここには誰も来ないし」

    確かに、屋上は原則立ち入り禁止だ

    「答えるまで、ここから出さねぇし
    出すつもりもねぇから」

    え”?


    「さ、どういうことか、きっちり説明してもらおうか」

    じりじりと詰め寄ってくる颯
    同時に後ろに下がる私。
    これ以上は、下がれないっ

    ドンッ
    と私の顔横に颯の両腕があって
    本気なんだと思わされた

    「で?あいつは誰?」

    「誰って、ササキくん」

    「あ?」

    「ササキくん」

    「佐々木かよ」

    顔を真っ赤にしてる颯もレアだなんて
    口が裂けても言えない。

    「なぁ、俺を妬かせたバツ取ってくれよ」

    お仕置きは、彼の口付で・・・

    きゅん

    3

    野坂白雪さんをフォロー

    通報する

  4. いつものお昼休み、君の姿が見たくて、廊下でウロウロしていた。

    「どこかなぁ。うーん」

    君のクラスまで行っても姿が見当たらない。

    「あれぇ?どこにいるんだろ。
    あ、ねえねえ新がどこにいるか分かる?」

    「さっきどっか行ったよ。」
    との事だった。
    諦めて戻るかぁ。と進行方向を逆にすると、
    「なに?探してた?」
    目の前にいた…!思わず恥ずかしくなる。
    姿を見に来ただけなのに…///

    「な、なんでもない!ただ、姿が見たかっただけ!///」

    「ふーん。見たかったんだー」
    とニヤつく君。すっごい恥ずかしい。

    「そうだよ…み、見れたから帰ります!」

    「はいはい。またな。今日一緒に帰る?」

    一緒…帰る帰る!

    「うん!帰る!」
    「ははっ。嬉しそ~」
    「だって嬉しいんだもん」
    すると、彼は顔を少し赤らめて
    「可愛すぎ。」
    と頭をわしゃわしゃしてくる。
    「なっ///」
    …やっぱり敵いません。

    きゅん

    0

    檸檬の森さんをフォロー

    通報する

  5. 「センパ~イ!!どこに行くんですか~?逃げないでくださいよ」
    「逃げてない、着いてこないで」
    みんなの前だからって猫かぶって…
    彼は私の手を掴み校舎裏に連れていかれる。
    「ちょ、離して!!」
    「イヤ、おとなしく言うこと聞けよ」
    さっきまでの人懐っこい顔、かわいい声は一瞬にして変わった。
    本性だしやがったな…
    彼の名前は桃茉 萌(とうま もえ)君。
    女の子みたいな名前で、女の子みたいな顔だちをしている萌君。
    でも、彼の性格は、腹黒で俺様でドS。
    年上の私が後輩の彼に命令されるのっておかしくない?
    「玖梛(くな)、俺、他の男としゃべるなって言ったよな?なに破ってんの?」
    「何勝手なこと言ってんの?」
    「口ごたえするなよ」
    唇が彼によってふさがれてしまう。
    「玖梛は俺のなんだから」

    きゅん

    4

    箆杏さんをフォロー

    通報する

  6. 「ねえねえ」
    仲のいい男友達の袖を引っ張る

    「好き」
    「え」

    なぜか照れて、髪をクシャッと掻くキミ

    「ってなに?」
    「は?」

    今度は、驚いた顔
    コロコロ表情が変わるな~、なんてこの時は呑気に考えてた

    「恋、ってなに?」

    友達に借りた少女漫画を読み終え、その時の疑問をぶつけてみる

    「…それ、俺に聞く?」
    「だって、好きな人いるんでしょ?」
    「…いるけどさ」
    「なら教えてよ、恋愛の先輩?」

    「たとえば…」

    首に手をまわされて、いつの間にか鼻と鼻が触れ合いそうなくらいの距離にいる

    「え…」

    なんで胸が高鳴るの…!?

    「俺、おまえが好き」

    いやいや、漫画の読みすぎだ
    こんなんでときめくだなんて、絶対おかしい

    「かも」
    「へ…?」

    何事もなかったかのように離れていくキミ

    「わかった?」
    「…わかった」
    「よかったじゃん」

    ……どうやら、この笑顔に堕ちてしまったみたい

    きゅん

    5

    Nia.さんをフォロー

    通報する

  7. 仲がいい男子がいる。

     副田映司。

     なかなかのイケメン。そしてクラスのムードメーカー。

     私とは小学生の時からの幼馴染。だけど、映司は私を女として見ていない気がする。

     私はというと映司のことは気になる存在。でも、自分が映司に釣り合うとは思えない。

     休み時間は映司の周りに数人の男女が集まって盛り上がる。
     私の定位置は映司の隣だった。誰が決めたわけでもない。映司も文句を言うこともなかった。


     ところが、ある休み時間。私の定位置に他の女子が座ろうとしていた。
     私は、「そこ、私の席」と言いたかったけれど、自分から言えなかった。

     そのとき。

    「俺の隣はこいつ専用だから」

     映司が言葉とともに私の手を握って引き寄せた。そして、隣に座ろうとした女子をやんわりとどける。

    「ほい、相葉美帆。専用の席に座りたまえ」

     私はぼんやり夢心地のまま映司の隣に座った。

    きゅん

    2

    天音 花香さんをフォロー

    通報する

  8. 「美味しい!わざわざありがとうね!」



    今はお昼休み。幼なじみの棗(なつめ)が、昨日「お前の好きなのやるから、屋上で昼飯食べようぜ!」と連絡が来たので、一緒にお昼ご飯を食べてます!

    「気に入ってよかった!絶対お前好きなやつって思って!」

    「もう幸せ!」

    「お前ほんと甘いの好きだもんなー」

    「このシュークリームは誰もが美味しいって思うよ!」
    (こんな美味しいシュークリーム毎日食べたい…幸せだああ)

    「ん?桜。こっち見て?」

    「え?何?」
    (急にどうしたのかな)
    とりあえず顔を向けてみると…

    「!?」
    棗の指が口の少し横をかすめ、そのまま指を口に運んだ

    「んー!甘っ!クリーム、付いてたから」

    「そ、それならそう言ってよ!びっくりしたじゃん!」

    「なんかこーゆーの憧れてたから。それにお前の照れた顔も見たかったし…」


    「俺にされるの、嫌…だった?」


    「嫌じゃ…ない」

    きゅん

    4

    べーべ♪さんをフォロー

    通報する

  9. 「せ、先輩!これ!どういうことですか!」
    せっかくお昼寝してるのに机を叩かれて目を開ける。
    「んぁ、なぁに〜?」
    「か、可愛い…」
    「ふぇ?」
    見上げると後輩の春くんが。
    「ふわぁ?」
    「ね、眠そうですね…可愛いです、じゃなくて…こ!れ!」
    手元を覗くとモデルの私の表紙の雑誌が…
    「ひゃあ!そそそそそれはダメ!見ちゃダメ!!」
    は、恥ずかしい!!今回は水着と下着の雑誌なのに!
    「こんなのまたファンが増えちゃうじゃないですか!どうするんですか!!俺の前だけでこんなカッコしてくださいよ!」
    「「/////」」
    そ、そんなこと言っちゃったら…
    うぅ〜、外野から視線感じる〜!
    「先輩?」
    「う〜」
    威嚇すると小声で
    「可愛いですけど、その顔も家だけで見せたください?」
    「ば、ばか!」
    「今夜家で脱がせてあげますね?その後も期待してますよ?」
    私は真っ赤な顔で午後の授業を受けることになったのだった。

    きゅん

    6

    天川星さんをフォロー

    通報する

  10. 私は体育委員長。それで、相談しに先代の体育委員長に聞きにきたんだけど、教室にはいなくて探しに来たら体育館にいた。
    飛鳥先輩はバスケ部のエース。私は水泳部だけど相談するうちに仲良くなって、気づいたら好きになっていた。
    それにバスケしてる先輩って、生き生きしててかっこいいなぁ…
    私「あの、飛鳥先輩!」
    飛鳥「どうしたの?」
    私「今度の球技大会のことで聞きたいことがあるんですけど…」
    飛鳥「じゃあボールしまってくるね」
    私「いいですよ、すぐ終わるので」
    飛鳥「だーめ、ちゃんと聞くから」

    用事は終わった。先輩とさよならしなきゃ。
    そのとき。
    ギュッ
    え?
    抱きしめられた。
    後ろから。
    私「あ、すか先輩?」
    飛鳥「行かないで、もう1本、シュート決めるから見てて。このシュート決めたら告白する。」
    私「誰にですか?」
    飛鳥「わかんないの?君にだよ」
    そして、その後めでたく付き合うことになりました!

    きゅん

    2

    白百合 さくらさんをフォロー

    通報する

  11. 職員室から帰る途中。美しいピアノの音色が聞こえて来る。
    私「なんだろう?」
    音につられてやってきたのは音楽室。
    ガラガラ…
    ピアノを弾いていたのは、テニス部のクールな前田くんだった。
    私「前田くん、ピアノ弾けたんだね!かっこいいなぁー」
    思ったことを口にすると、
    前田「ちょ、え///見てたの///恥ずかしすぎるんだけど///」
    そのままどこへ行くのかと思いきや、カーテンで顔を隠して悶えている。
    私(え、あのクールな前田くんが、え、照れてる、え、可愛すぎ!)
    前田「ちょ、あの、これは、えっと、見なかったことにして…?」
    そしてなぜか近寄ってきて…
    前田「俺とお前だけの秘密だから」

    きゅん

    2

    白百合 さくらさんをフォロー

    通報する

  12. だるい 体が重たく感じる 頭も痛い

    昼休み、私は保健室にいた。

    保健室の外は騒がしいのに、私だけが世界から切り離されたみたい。

    「はぁ…」

    「なに溜息ついてんの、葉月。」

    「うわっ、晶じゃん。なんでいるの?」

    「うわっ、ってひどくね?お前のこと心配してきたってのに。」

    「その心配はマネージャーの私でしょ?」

    「ま、それもあるかな。」

    そう、俳優の晶の心配は『マネージャー』の私であって、『葉月』じゃない。

    私は晶から体を背けた。

    「いーですよ、私はどーせ誰にも心配されないんだから。」

    「そんなこと、ないと思うけど?」

    ぎゅっ 晶の温かい体温が背中から伝わってくる。



    「俺は好きな女のことが心配で来たんだけど。」

    熱は当分体から離れてくれなさそうです。

    きゅん

    10

    アオナツさんをフォロー

    通報する

  13. 「「いただきます」」

    お昼休み。
    私たちはいつものように、2人でご飯を食べる。

    「晴人のお弁当は相変わらず
     栄養バランス完璧だよね」

    「まぁね!これでも一応モデルだから!」

    そう、私の彼氏、晴人はモデルをやっていて、
    世間では爽やかイケメンとして、かなりもてはやされている。

    「マネージャーがうるさいんだよね。
     まぁでも、美味いし野菜好きだし、
     全然苦じゃないんだけど」

    「ふーん、私も見習わなきゃなぁ…」

    このままじゃ、晴人に女子力ボロ負けだ。
    …と言いつつも、私はジャムパンを頬張る。


    「…ねぇ沙羅、」

    「ん?なに……」

    急に晴人の手が私の頬に伸びてくる。…かと思うと、

    ペロッ

    「っ……、へっ?!」


    唇、舐められた……


    「イチゴジャム、付いてた!めっちゃ甘いね」


    晴人はニヤニヤしながら舌なめずりをする。

    いや、甘いのはこの空気でしょ……?

    きゅん

    2

    Pon ꕤさんをフォロー

    通報する

  14. 「今日さ、男に呼びだされていたよな?また告白されたの?」
    彼は眉間にシワをよせて、私に話しかけてきた。
    彼は元大人気歌手で、今は私の高校の先生。
    その容姿は、この学校の女をみんな虜にするほど。
    「自分だっていろんな子と楽しそうにしゃべってたくせに」
    「何、ヤキモチ?」
    ニヤっと笑う先生。
    「そんなんじゃない…から…」
    「嘘つくなよ」

    きゅん

    4

    箆杏さんをフォロー

    通報する

  15. ―今月号は佐伯唯月特集!―

    「俳優…ね」

    ペラペラ

    今はお昼休み。雑誌を飲んでいるところを誰かに見られたくないので、1人で屋上にいます。

    「なんで俳優やってんの。そんなにチヤホヤされたい?好きな女がいるの?」

    「何1人で喋ってるの?」

    「!?唯月…」

    「なにその反応。俺が来ても嬉しくないの?」

    「別に嬉しくない。毎日顔見てるし。私よりも、あんたの顔みて喜んでくれる人いるんじゃない?」

    「なに怒ってんだよ。俺なんかした?」

    「別に…」

    (何勝手に怒ってんだろ。唯月が俳優になってしばらく経ってるのに…でも、やっぱり芸能界なんて嫌だ。女子にチヤホヤされるだけじゃん)


    「俺、お前の事好き」

    「!?」

    「高校生になって、あんま俺の事見てくれてない気がして、芸能界に入ったら俺の事見てくれるかなって思ったから…この気持ちは本当だから」




    ―俺と付き合ってください―

    きゅん

    8

    べーべ♪さんをフォロー

    通報する

  16. 午前授業が終わり、つい彼女のいる席を見てしまう。

    俺は彼女に片思いをしている。単に一目惚れだ。
    本人は自分自身を「オール普通、凡人」と評しているが、俺には可愛い女の子にしか見えない。

    彼女が席を立つと同時に俺も席を立つ。そして追いかける。それが最近の、いや彼女に惚れてからの日課である。
    「いやだからついてくんなよ」
    「ついていきます〜」
    彼女の冷たいあしらいにもメンタルが強くなってしまった。自分の心をちょっとばかし疑ってしまうほどに。


    「てか、俺は今までずっとついてきてるでしょ、そろそろ慣れない?」
    隣を歩く彼女に目を向ける。彼女はちらりと僕を見るがすぐ目線を外し、目を合わせてくれない。
    「慣れる訳ないでしょ、あんた顔だけはいいんだから。」
    そう言って歩くスピードを早めてしまう。でも僕は足を止めてしまう。






    ほらね、実は照れてて目を合わせられないなんて、可愛いだけでしょ?

    きゅん

    6

    岡崎人美さんをフォロー

    通報する

  17. 「ねぇ、そろそろ教室戻らないと」
    「もう少しだけ」

     彼は甘えるように私の肩に額を擦り付けた。
     先ほど予鈴が鳴って、今屋上には私たちしか残っていない。

    「メガネ外してるとこ、誰かに見られたらマズいんじゃないの?」

     私の彼には秘密がある。それは、彼が今人気急上昇中のモデルだってこと。
     クラスの女子も雑誌の中の彼を見て騒いでいるのに本人がすぐ傍にいる事には気づいていない。
     それは彼が学校では陰キャを演じているから。
     マスクは常に着用、メガネはダサいし、いつも俯いている。

    「それにまた寝癖。今日も放課後撮影なんでしょ」
    「ヘアメイクさんがいるから平気」
    「でもさ、学校でももう少しちゃんとしてみない?」
    「なんで」
    「この間、なんであんな陰キャと付き合ってるのって言われた」
    「じゃあ、いっそ皆にバラしてみる?」
    「……ううん。いい」

     私もこうして彼を独り占め出来て嬉しいのだ。

    きゅん

    9

    新城かいりさんをフォロー

    通報する

  18. 「ん、これあげる」

    「これって…舜くんがパッケージモデルしてるお菓子っ!?」

    なんと舜くんがくれたチョコ菓子はモデルである彼がそのチョコ菓子のパッケージモデルをしているものだった

    「なんかもらったから」

    「ありがとう!食べたかったんだけどどこも売り切れで食べれなかったんだよね」

    「ふっ、そんな食べたかったの?」

    「っ…」

    優しく微笑む舜くんに目を奪われてしまう

    やっぱりカッコイイなぁ…

    「ん?どーしたの」

    「へ…あ、ううん!なんでもない!美味しいなぁって」

    「そんなに美味しいんだ?」

    「うん、食べてみる?」

    あーんと差し出すと舜くんは目を点にする

    「っ…それは予想外」

    「しゅ、舜く…っ!…んっ…ふぁ」

    舜くんはお菓子ではなく、私の唇をはむっと食べてきて

    息もできないキスの雨が、私をクラクラさせる

    「こっちの方がいい」

    私もこっちを食べてほしい…なんてね

    きゅん

    9

    小桜 ひまりさんをフォロー

    通報する

  19. 『キャーーーーー!!!!!』
    毎日決まった時間に女子達の甲高い声が響く
    「我が校誇る"芸能人様"が歩いてるわよ」
    目の前に立つ友人に言われるが何も聞こえてないかのように黙々とお弁当を食べる
    「全く…相変わらず反応無いわね」
    「うるさいのはいつもだろ」
    「あら冷たいわね~」
    "愛想つかされちゃうわよ"なんて言うのに対しても聞こえないフリをした
    「…弥勒(みろく)ちゃん!」
    勢い良くドアが開いたかと思ったらそのまま歩いて私を抱きしめる
    「もう嫌だ…弥勒ちゃんと離れたくない…」
    「あら芸能人様」
    「今は違う」
    「果也(かなる)。邪魔」
    イケメンの姿で歩いていた男は今黒いボサボサのウィッグ、そしてダサすぎるメガネをかけて私に抱きついているーーーヘタレな男なのだ。その上幼馴染なのだ
    「弥勒ちゃん」
    ずっと変わらない笑顔で私を見るこの男に私はこのまま私なしでは生きられなくなればいいとさえ思っている。

    きゅん

    3

    帳 ほとえさんをフォロー

    通報する

  20. 「カリナ!なんだよ、今日の雑誌!」

    「あ!見てくれた?結構可愛い……く」

    昼休み雑誌を片手に走ってきたのは彼氏の瀬名。

    周りに皆がいるのに気にせず私を強く抱きしめる。

    「まじむかつく。お前のこと応援したいのに…こんな布の少ない服装反則だろ。他の男が盛ったらどうすんだよ」

    「ご、ごめん…?」

    「ボタン上までを閉めろ。スカートせめて膝まで下ろせ。赤いリップなんかつけんじゃねーよ」

    そう言って瀬名は目を合わせた瞬間、強引に深い口づけをする。

    皆の黄色い声が聞こえるのに、瀬名の口づけで頭が回らない。

    「…ちゅっ…はっ。俺を妬かせた罰だ、ばーか」

    リップで染まった唇を親指で拭う。

    「瀬名こそこんなとこで色気出さないでよ」

    「なんだ、嫉妬か?」

    「嫉妬だ、ばーか」

    そんなことを呟けば瀬名は嬉しそうに笑った。












    「お前以外眼中に入ってねぇーよ」

    きゅん

    9

    -灑來羅ーさんをフォロー

    通報する

  21. 「せーんせ」
    ギシッと肩を強張らせて振り向くと、男子生徒が笑みを浮かべて立っていた。
    何となく嫌な含みを感じ、持っていた名簿帳で口元を隠す。
    「何か用事ですか」
    「警戒してるの?かーわい。猫みたい」
    彼は以前から私をからかって遊んでくる。おかげで一部の女生徒から嫌がらせを受けていることは知らないのだろう。10代の嫌がらせなんぞ私の逆鱗に触れることはないが面倒臭い。彼の顔面の良さを全面的に出してかわいこぶる所も面白くない。
    「先生がオレと付き合ってくれんならもうからかうのやめるけど」
    もう我慢ならない。人目がないのを良いことに、私は彼のネクタイをぐいと引いて顔を寄せた。不意打ちの近さに目を丸くする彼をキッと睨む。
    「ガキに興味ないの。もっと周りが見えるような大人になって出直すことね」
    吐き捨てた言葉と同時に踵を返す。
    「…ぜってー落とす」
    背中を向けた私の耳に、彼の呟きは届かなかった。

    きゅん

    3

    Meicoさんをフォロー

    通報する

▲