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  1. 7084件ヒットしました

  2. 「好きです」

    「好きだ」

    「好きだよ」

    ……タイプの違う三人。

    いつも一緒にご飯食べている面子なのに、どうしてこんなことに!?


    「俺以外を見るなよ。お前は俺を見てろ」

    一見、チャラそうで俺様な同級生。
    けど、その本質はとても心優しく、可愛い人。

    「先輩、俺を選んで」

    可愛い顔で、小悪魔に微笑む後輩。
    可愛がってきた大事な後輩で、よく好きな子の相談を受けていた。

    「大事にするから……ね?○○」

    優しく名前を呼ぶ、大好きなお兄ちゃんのような存在の、お隣に住む年上の幼馴染み。


    さぁ、お姫様が選ぶのは誰……っ!?


    (逆ハーレムとは、この事を言うのかな……)


    冷静なお姫様は、イケメンに言い寄られながらも、そんなことを考えた。

    きゅん

    3

    遊城朱希さんをフォロー

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  3. 「ねー、かずー」

    「なに」

    「どーやったら好きな人に振り向いてもらえるのかなー?」

    「...」

    「えー、無視ー?幼馴染が相談してるのにー!!!」

    「ならおれも相談していい?」

    「もちろん♪どんとこい!」

    「好きなやつに好きな人がいる場合とーすればいい?」

    「...え?好きな人いたの!??」

    「ああ」

    「私は諦めないかなー、あ、告白でもして意識してもらうとか?」

    「なら、おれお前のこと...」

    「さきいるかー??」

    「せ、せんぱい!??
    どーしたんですか?」

    「会いたくなって♪
    今日俺とデートしよーよ〜」

    「ぜ、「今日は俺と帰るので無理ですよ先輩」」

    「ちょっと、かず?!」

    「そっかー、ざんねんー、、」

    「行くぞさき」

    「はーい」

    コソッ
    「先輩には渡しませんよ」

    「俺の大切なやつなんで」

    きゅん

    3

    チェリーパンさんをフォロー

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  4. 本当に困ってしまう。

    "俺様"

    そんな言葉がぴったり当てはまるような彼に、強引に腕を引っ張られて連れて来られたのは、屋上。

    「お前、地味だと思ってたら結構可愛い顔してんじゃん」

    男の人との関わりがゼロに等しい私は、この状況に完全にパニックだ。

    「か、可愛くなんて…ないです」

    そう言葉を返すので精一杯。

    なのに…

    「あぁ…やべぇわ。俺、マジで狙っていい?」

    「…え?」

    「どうせ付き合ってる男もいねーんだろ?」

    …頭が追いつかない。

    確かに、付き合っている人なんていない。

    でも、私にだって…

    「…なぁ、何してんの?」

    好きな人くらい…いるんです。

    「な、なんで…」

    「お前がそこのやつに連れて行かれてたから、追いかけてきた。なに俺以外のやつに迫られてんの?」

    その後彼に後ろから目を隠されてしまった私には、2人が睨み合っていることなんて分からなかった。

    きゅん

    37

    刹㮈さんをフォロー

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  5. 昼休み

    今日も音楽室空いてるかな。

    あれ、誰か弾いてる。

    ショパン?

    しかもの好きな曲だ。

    こっそり覗くと

    顔は見えないけど

    長くて白い指が 滑らかに鍵盤の上で動いて見とれていると

    バサっ

    持っていた楽譜が落ちた。

    「おい。」

    どうしよう。

    振り向くと 七瀬くんだった。

    学校1のイケメンなんじゃないかと思うほどの顔面偏差値。

    そして、女たらしでもあるあの七瀬くんが余裕の笑みで

    「聴いてたくせに 何も言わずに帰るなんてさ、ひどくね?」

    こっ怖い。けど勇気を持って。

    「私の好きな曲を こっ、こんなに綺麗に弾いている人 初めてです!」

    言葉遣い変だったかな?なんて思いながら 七瀬くんを見ると

    「おまえさ、言い過ぎ。けどお前のために弾いた甲斐あったよ。」

    「えっ」

    —おれさお前のこと好きだから—

    耳元で囁かれた甘い言葉に溶けてしまいそうになる。

    きゅん

    2

    もちもちパンダさんをフォロー

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  6. お昼休み、私はお弁当を持って屋上に来ていた。

    「あれ?みんな来てないや」


    私は壁に寄りかかり空を見ていた。

    その内、そのまま寝てしまう私。


    無防備な、わたしが悪いと言いますか?



    「可愛い美心先輩」


    「やめとけよ、起きるから」


    誰?


    パチッ


    えっ…………目を開けると……


    工藤くんと………


    「零くんーー?」


    零くんの名前を呼ぶと少しだけ、工藤くんが不機嫌になった。


    ドンッ


    「なんで、零なの?


    俺は美心先輩のこと好きなのにーー」


    掴む腕がいたい。


    「やめろ、勇気」


    零くんが工藤くんと睨み合う。

    私は二人の間で、不安そうに見ていた。

    急に腕を引かれた。

    「雷くん……なんでっ」

    雷くんはわたしを抱き締めて離さない。


    何を言うわけじゃない。

    私の君の体温に酔いしれた。

    きゅん

    7

    ★*神楽*★さんをフォロー

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  7. 「いっただっきまーす!」

    私はお弁当に手をつける。

    「んーおいひぃー!」

    「こら、食べてる間に喋らない!」

    「ひぇんと、ほめんなはーい!」

    「何言ってるんだか…まったく笑」

    「もーらいっ!」

    「あ、こら!琉斗、それ私の卵焼き!」

    「食うのがおせぇんだよー。ばーか。」

    「もうっ!」

    「2人とも、幼いなー」

    「「幼くないっ!」」

    「そーゆー所も、幼い笑」

    「ふふっ、やっぱり幼馴染と食べるご飯は特別美味しいね!」

    「そうだな、真冬」

    「やっぱり、健人もそう思う!?」

    「思うよ」

    「琉斗はー?」

    「まぁ、悪くねぇけど…」

    「ふつーに美味しいって言えばいいのにー」

    「うっせぇ!また、卵焼き食うぞ!」

    「げっ、やめてよー!」

    「でも、本当に真冬の作るご飯は美味しいよな」

    「本当!?ありがとっ」

    「俺はそーゆー奥さんが欲しい」

    「それは同感」

    「へっ」

    きゅん

    6

    鬼龍院恋桃さんをフォロー

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  8. …待って…これはどうゆう状況で…


    あたしは教室でまったりタイムを過ごすところでした


    「由貴…ちょっといいか?」
    「由貴ちゃーん!ちょっと来てー!」


    まてまてまて。



    「…な、なんで2人して同時にくるの!」


    「由貴ちゃんこの人誰?」
    「同じクラスの燐夜くんです」

    「…噂で聞いた通りのイケメンかよ」
    「チビ。オレのもんに手ぇ出すな」


    「何言ってるの?由貴ちゃんは俺のだけど?」

    ん?会話の内容が…おかしい


    「…だから由貴ちゃんは俺のだって!」
    「オレのだから。オレの天使なの。とんなよ」
    「はぁ?こっちのセリフだし!由貴ちゃんは俺の女神!」
    「天使の輪っかがオレには見える」

    「とにかく!俺のなんで!」


    ぎゅっと手を握られた。


    それを見た燐夜くんがあたしを抱き寄せる…それと同時に耳元で「独占欲強いから」って言われて…連れ出された。




    このドキドキは何?

    きゅん

    4

    ♡˚ᴢᴀɴᴢᴜ‥さんをフォロー

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  9. 「うーん!おいしい!ほんと律って昔から料理上手だよね?」
    「そう?楓花に誉められると何か照れるな」
    律は幼なじみ。料理が趣味でよくお弁当を作ってくれる
    パタンっ
    屋上のドアが開く音がした
    「…あっ、みっけ!楓花ここにいたのか」
    「音弥くん!どうしたの?」
    音弥くんは、金髪が似合う隣の席の男子。
    ちらっと律の方を見ると、わたしの弁当から卵焼きをひとつもっていき食べた
    「これ、楓花が作ったの?」
    「ううん、律が作ったんだよ」
    「ふーん?なんだ楓花が作ったと思ったから食べたのに。残念」
    律を今度はジロリと睨む
    「楓花は昔から料理とか苦手だから、俺が弁当作ると喜んでくれるんだよね」
    律は音弥くんを睨み返した
    「さっきだって楓花の寝顔撮っちゃったもんね♪
    ほらっよくみろ!ヨダレ垂れてるだろ!」
    「だからなんだよ、俺なんか楓花のおねしょした布団を3日連続で見たんだぞ!」

    違う意味でやめて!!

    きゅん

    6

    kanane.Aさんをフォロー

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  10. 昼休み。私は彼氏のマオと一緒に屋上でお弁当を食べていた。するとバンッと扉が開く。
    「あ〜ゆちゃん!一緒にお菓子食べよお」
    「なっ!あゆは俺と食べんだよ!」
    私の彼氏を見て見ぬふりをし、二人は手にあるポッキーを差し出す。
    「ごめんね。今マオとお弁当食べてるから」
    「え〜…じゃあ、これあげるよ!はい!あ〜ん!」
    え。と思いチラリとマオを見るも、無表情で私を見るのみ。
    もう貰っちゃお。口を開けポッキーをくわえる。
    ドンッ
    パキん…
    ポッキーをくれたハルが尻もちをつき、ポッキーの残りはルイの口先にあった。
    「へへっ残りも俺が貰うぜ!」
    残りって…唇が触れ合うくらいの分しかないよ!?
    「ずるい!僕が貰う!」
    そう言ったハルが私の顔に近づいてきた。
    咄嗟に目を閉じる。
    パキ…
    ほら…触れちゃった…。
    ゆっくりと目を開け、唇に触れた先を見ると
    「…マオ!」
    「お前ら、簡単にあゆに触れられると思うなよ?」

    きゅん

    5

    氷高 ノアさんをフォロー

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  11. 「なんで健君も来るの」

    右隣にピッタリと座る剛君

    「萌が屋上に来たから」

    静かに答える左隣にピッタリと座る健君

    2人は友達だが、どちらも私を好きだという

    「2人とも近くに座りすぎて食べられないんだけど」

    「僕が食べさせてあげる。はい、あーん」

    「あ、あーん」

    口には甘い卵焼き

    「これは僕がもらっちゃおう」

    「ちょっと!」

    「間接キスってやつだね」

    改めて言われると恥ずかしい

    「健君は食べないの?」

    本を読んでお昼を食べる素振りが無い

    「忘れた」

    「えぇ!じゃあ、私のおにぎりあげる」

    「…ありがとう」

    「ずるい!僕も弁当忘れた」

    「じゃあ、あげる」

    しまった、私の分なくなった

    「ほら…」

    「んぐぅ」

    健君により、口におにぎりを押し込まれる

    「間接キス、だね」

    顔が熱い…



    「次はその唇」

    「もらうから」

    そっと2人の指が私の唇に触れた

    きゅん

    3

    桐夜さんをフォロー

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  12. 私の大好きな先生は
    理科の担当だ

    少しでも近づきたくて、
    理科のテストで1位を取れるように、
    とても頑張った


    なのに


    600人中、93位

    だからこうして、私は泣いたいるわけだ

    (ダメじゃん、全然)

    こうした絶望の顔を
    誰よりも先生に見てほしくなくて
    走って走って、
    ココは昇降口

    立ち止まって、
    私はたくさん泣いた

    こんなに勉強なんてしたの
    初めてだった

    「誰かないてんじゃね?」

    声が聞こえる

    私は走り出した

    校舎裏で
    先生がこっちに向かって歩いてくる

    頭をボリボリかきながら
    あくびをして

    すれ違う

    私は必死に横を向く

    「藍川」

    大好きな人の声

    ぐいっと手を掴まれ
    ぎゅっと抱き締めた

    「もう、藍川の気持ちは伝わってるから」

    泣くな、とーー

    「よけい泣いちゃうじゃないですかぁ…」

    大粒の涙が零れた

    先生の腕の中で
    私はたくさん泣いた

    きゅん

    4

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  13. 「えー!?あんた、大樹のこと好きなの!?」
    私は今、クラスのリーダーの美優に好きな人を大声で暴露された。
    美優が大樹を好きなのは知っていた。
    そした、
    私も好きだった。幼なじみで昔からずっと。
    「えー!?マジかよ!」
    (最悪っっ!)
    私は美優を睨み付けた。
    「大樹!こいつがお前の事好きなんだって!」
    (やめてよ!)
    すると、大樹は冷たく
    「そういうの、やめてくれる?うるさい。」
    (…………え…………)
    沈黙になる。

    帰り、いつもは大樹と二人で帰っていたが辛くてやめた。
    すると、メールが来た。
    (…なんだろう?……大樹から?)
    見たいような見たくないような気持ちでメールを見たら、
    『今日の昼休みのことなんだけど、お前の気持ちが本当かどうかはわからないが、普通告白するなら二人っきりで男からだ。』
    (……何が言いたいの?)
    メールの下の方を見てみると、
    『明日の朝、8:00屋上で待ってるから』

    きゅん

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  14. 最近、彼氏と別れた。
    振られたんだ。嫌われたんだと思う。
    会いたくない。でも、私は彼と同じ委員会なのだ。お昼の放送は二人一組。私と彼はペアなんだ。
    放送室に入る。彼はもう来ていた。
    「ごめん。遅くなって」
    「あー。別に来なくて良かったのに」
    ————ズキンッ
    「あはは。そんなわけにもいかないよ」
    何笑ってるのよ。こんなに傷ついてるのに。
    「何?何で泣いてんの?」
    彼は、驚いたように私を見る。
    「泣いてっ、ない」
    もういや。ここにいたくない。
    「私っ、もう教室戻るねっ」
    急いで放送室を出ようとすると袖口をつかまれる。
    「え・・・」
    「何で、俺が別れたか、伝わってない?」
    「私のこと、きらい、だから」
    「違う!好きだよっ」
    「———っえ」
    「お前が隣のクラスの奴と仲いいって聞いて、お前がもう俺のこと好きじゃねーのかと思、って」
    弱々しく座った彼の顔は真っ赤だった。
    胸がキュンとないたんだ。

    きゅん

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  15. 「あ、それ新発売のやつ!しかも秋限定!」

    昼休み、いつものようにうめとお昼を食べようとしていた私は、私達の隣の席にドカッと座って神田くんとお昼を食べるらしい藤井に声を上げた

    「いいだろ〜、ラス1手に入れてきた」
    「ずるい!この前コンビニも売り切れだったのに」

    藤井の手には新発売、しかも期間限定の「マロンサンド」栗の食感を残しつつ、モンブランの上に乗ってる栗餡みたいなものがホイップと共にサンドされている…と、噂に聞いてずーっと食べて見たかったやつ

    「んだよ、その物欲しそうな目は」
    「一口ちょーだい!」

    「言うと思った」なんて呆れつつ藤井はマロンサンドを差し出した

    「んー!んま♡」
    「一口がでけーんだよ、お前は」
    「だって、食べたかったん」

    ───ぐいっ

    「しかもクリームついてる」
    「〜〜っ///」

    親指で私の口元を拭った藤井に「藤井のくせに」と思いながら、今日も恋をしている

    きゅん

    52

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  16. 「昼休み終わるぞ」
    「んー、もうちょっと」

    あたしの日課は、養護教諭の乾先生に会いに来ること。

    理由は単純かつ明快。先生に、恋してるから。

    もう少し先生と一緒にいたい。
    いっそ時間が止まればいいのに。

    「朝比奈」
    「なに?」
    「この学校の七不思議、知ってるか」

    ……学校の怪談的な?

    わからないあたしは首を横に振った。

    「ここ、出るらしいんだ」
    「えぇ?……やめてよ」

    ビビるあたしに、「へぇ。お前にも怖いものあるんだ?」鼻で笑う先生。

    「……もう。行けばいいんでしょ?」身を起こし、ベッドからおりようとした

    __そのとき。

    「悪い子には、容赦なく襲いかかってくるらしい」
    「へっ……」

    __ギュッと後から抱きしめられた。

    「せ、先生」
    「それが嫌なら、真面目に授業受けることだな」

    待って先生。

    そんな話聞いたら、わたし

    ……余計サボリたくなっちゃいそうなのですが。

    きゅん

    148

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  17. 「見たよ~!!今月号」
    「すっごいカッコよかった!!」

    __幼なじみの結斗は、校内一の有名人だ。


    「……どーも」

    なによ。ちやほやされちゃって。

    それに、なにあの態度。もてはやされて当然みたいな、塩対応。

    退屈そうに頬杖をついて、視線は教室の窓の向こうを見つめている。

    生意気なやつ!!


    結斗は街でスカウトされ、読者モデルの仕事を始めた。

    遠くに、いっちゃった……。


    「__こんなとこに、いたんだ?」

    屋上でひと休みしてると、結斗がやってきた。


    「女の子たちの相手、してなくていいの?」

    「……別に。どうでもいい」

    「そんなんじゃファンに逃げられるよ? それとも、そのイメージで売り出すの?」

    「だから、どうでもいいんだよ__そんなこと」

    突然、抱きしめられる。

    「……俺、お前が見てくれればそれでいいし」


    ねぇ、結斗。

    これは告白だと思っていいの__?

    きゅん

    46

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  18. えっ、と。
    あたしは今、学年1の〝俺様男〟に

    __壁ドン、されている。

    「……生意気なやつ」

    原因は、あたしが彼になびかないことらしい。

    「ど、どいて」
    「そういわれると、離したくないな」
    「最低、」
    「ほんと生意気」

    「どっちが……!よく知らない子相手に、こんなこと……」

    「へぇ」男が歪んだ笑みを浮かべる。

    「な……なによ?」
    「じゃあ、知ればいいだけだな?」

    ムカつくくらい綺麗な顔が、ぐっと近づいてくる。

    「や……」

    「ビビんなって。どうせお前、いまに俺のこと好きになるんだから」

    ――キス、されてしまった。

    なんでこんな男と……なんて思ったのも、最初だけ。

    おごった態度とは裏腹に

    優しすぎるキスに、はやくもあたしは……

    「まんざらでもないって顔してる」
    「……っ、」
    「安心しろ。お前だけ可愛がってやるよ」

    墜ちてしまったようだ。


    【あるある:俺様】

    きゅん

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  19. 尚くんに、呼び出された。
    意味もなく、一人フェンスごしに遠くの景色を眺めていた――そのとき。

    「だーれだ」
    「ひゃっ……! ひ、尚くん」

    声でわかるよ……
    大好きな尚くんだって。

    「正解」
    「ま、前が見えないよ!」

    左手で目隠しをされ、
    右手で抱き寄せられている。

    うしろからギューは、世の乙女の憧れだよ尚くん……!!

    「昨日木葉、言ってたでしょ」
    「なにを……!?」

    もう正体がバレてるのに、どうしてまだ目隠しするの?

    「僕の部屋で少女漫画読みながら、うしろからハグされたいとか。屋上ですごしたいとか」

    言ったよ。言ったけど……ドキドキしてやばいよ、尚くん。

    「あと、告白シーンが好きなんだよね」
    「……う、うん」
    「してあげる」

    ――!?

    「僕に目隠しされて挙動不審な木葉も可愛い」
    「えっ……」
    「木葉となら、このまま飛び降りてもいいよ」
    「っ!?」
    「好きだよ、木葉」

    きゅん

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  20. ――あなたに出会って、3度目の春。

    「だいすき!」
    わたしの告白を、

    「知ってる」
    さらりと受け流すのは

    擁護教諭の――北川先生。

    先生は、モテる。それに、大人だ。どうして絶対に結ばれない相手を好きになっちゃったかな。

    ほんと、無謀な恋……してる。叶いっこない。

    それでも、先生が好き。

    「今日だっけ」
    「……はい?」
    「お前の誕生日」
    「覚えてくれてたんですか!」

    ……嬉しい。

    「毎年、ウザいくらいアピールしてくるくせに。今年は、してこないんだな?」
    「どうせ祝ってもらえないかなって思うと、どうでもよくなりました……」
    「どうでもいいわけねぇだろ」

    ――え?

    突然手首を捕まれたと思ったら、

    「……!」
    左手の薬指にはめられた、シルバーリング。

    「待たせやがって」
    「へっ?」
    「ガキが。大人には大人の事情があるんだよ……18歳おめでと。今日からお前、俺のもんな」

    きゅん

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  21. 「おい、タオル」「飲み物」

    わたしのこと、人一倍こき使ってくる幼なじみのレイくん。

    「おせーな」「マネ失格」
    「いてもいなくても一緒」

    そんなレイくんに、ふりまわされっぱなし。

    だから……部活後、2人きりのとき
    わたしは、レイくんに伝えた。

    「なぁ、今度の試合で……」
    「レイくん」
    「……あ?」
    「わたし、マネやめる」
    「はぁ? なにいって……」
    「これ以上レイくんからあんな扱い受けるのは嫌だもん」

    すると、グイッと手を引かれ――抱きしめられてしまった。

    「そんな生意気いっていいと思ってんの?」
    「れ、レイくん!? 離し……」

    なにこれ!?

    「離すかよ」
    「…………」
    「試合で、誰よりもゴールきめてやるよ。お前のために。だから辞めるとかいうな」
    「……え、エイプリルフール」

    「は?」

    そのあとレイくんが、悪魔のようにわたしに襲いかかってきたのは……いうまでもない。

    きゅん

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