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  1. 328件ヒットしました

  2. はあ。何度ため息をついても、ため息は出るもので。不思議と涙は出なかった。

    好きな人と、昨日まであたしの恋を応援してくれていた友達がめでたく結ばれるのを、この目でしっかり見てしまった。

    ほんとはずっと好きだったんだって。友達の気持ちに気づけなかったなんて、むしろ笑えてくる。

    「帰んないの? 大丈夫?」

    声をかけて振り返れば、同じクラスの彼。

    「あー、うん?」

    「失恋しました、って顔に書いてある」

    「えっ」

    咄嗟に顔に触れると、クスクス笑われてしまった。実際に書いてあるわけがない。ハッとして「変なこと言わないでよね」と顔を背ける。

    「失恋には新しい恋って言うし、俺としてみるのどう?」

    「……は?」

    戸惑うあたしをよそに、彼の手が頭を撫でる。

    「名案じゃない?」

    髪の毛を直して、息を吐く。断ろうとしたはずが、ついうっかりと「うん」と返事をしてしまった。

    きゅん

    1

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  3. かわいいかわいい私は毎日のようにナンパされる。無自覚天然ではないので、対処法は十二分に理解しているつもり、だったんだけど。

    「せーんぱい!僕と遊び、行きませんか?」

    こんなチャラいナンパ、いつもは無視なのに、振り向かずにはいられない・・・。

    「梶くん、何してんの・・・」

    密かに私が片思いしている相手の梶くんは、弟の友だちだ。

    「先輩を遊びに誘ってるんだよ?」

    「また・・・?」

    ねぇ、梶くん。私勘違いしちゃうよ?うぬぼれちゃうよ?

    この気持ちを伝えたら、私が笑顔になれる返事をくれるのかな。

    「せんぱい・・・?あの、好きな人って、いたりしますか?」

    「会う度に聞くね、いるって言ってんじゃん」

    「へー・・・」

    ねぇ、寂しそうな顔しないで?お願いだから。

    「好きな人教えてあげよーか?」

    「梶くんだよ」

    ずっとずっと小学生の時から好き。

    「返事待ってる」笑顔にさせてね

    きゅん

    1

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  4. 数センチ高い目線に合わせようと一生懸命つま先を伸ばすのに、いじわるく目を細めた彼はいっさい屈むこともせず見下ろしてくる。

    これではまるで、わたしがねだっているような構図になってしまう。

    気に食わない。


    「もういい、帰る」


    寮の消灯時間が迫っている。

    わかっているくせに離してくれない。わたしも、わかっているくせに突き放せない。



    「もういい、じゃねぇだろ」


    ひどいよ、と思う。
    与えてくれないのに、欲しがるから。


    「(わたしだけを、欲しがってよ)」


    そんなことを言ってしまえば、この関係はもう終わり。
    麻薬みたいなキス。他のこと、何も考えられなくなる。



    「後戻りできなくなればいいのに。オレ以外、無理だって」


    背を向けた彼が低い声でなにかを呟いたけれど、聞きとれない。校舎の闇に白いシャツが消えていく。

    ────いつか

    君の愛に溺れてみたいな。

    きゅん

    16

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  5. 今日は花火大会で、外はなんだか騒がしい。
    私も今年こそは友達と浴衣着て行こうって話してたのに…

    「ほら、集中しろって」

    補習である。

    しかも、ふたりきり。
    よりにもよって、幼なじみの燐と一緒に、だ。
    格好いい先輩とか先生とかなら良かったのに!

    「悪かったな!顔見知りの俺で!」

    「まだ何も言ってないじゃん!」

    「どうせイケメンが良かったとか思ってんだろーが」

    「…」

    「黙るなよ!なんか悲しいわ!」

    すっかり日も暮れてきてしまった。
    花火見たかったなぁ…

    「確かこっからでも花火見えるよな。一緒に見ねぇ?」

    「うん」

    まさか教室から見ることになるなんてなぁ…

    ドンという音が花火の始まりを告げると、次々と夜空に花が咲いては散った。

    「あのさ、好きだ。ずっと前から」

    「え?」

    「俺と付き合ってください」


    夜空を見上げる彼の横顔は、色鮮やかな花火のせいか赤かった。

    きゅん

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  6. 「潤君!一緒に生徒会行こ」
    「し、白石さん!?」

    この人は白石瑠璃さん。僕の…僕の好きな人です…。

    「そういえばさ、なんで同級生なのに敬語使うの?もう入学してから半年もたってるのに」
    「そ、それは…もう敬語で話すのが慣れてしまったので…。すいません」
    「謝らなくて良いよ笑そっかぁ〜でも徐々に敬語外して話してね!」

    「お疲れ様でーす!ってあれ?伊織しか来てないの?てかさ伊織聞いてよ〜」

    あー、始まっちゃった…。まぁ伊織と白石さんは幼馴染だからしょうがないだろうけど…。ちょっと話しすぎやしないか?

    プルル

    「はい、伊織です。はい分かりました、失礼します。俺ちょっと先生に呼ばれたから行ってくるわ」
    「ほーい、行ってらっしゃい」

    ガチャ

    「潤君、メガネ落ちたよ?はいって……」
    「ねぇ、瑠璃。どうして伊織ばっかり構うんだよ?お、俺もか、構って欲しいよ…。好きだよ、瑠璃…んっ」

    きゅん

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  7. 誰もいない教室。クラスのみんなは仲良く体育館で、学校の人気者のイケメンくんとバスケをしてたり、その様子を見てたりしてるっぽい。
    ・・・あぁ、暇だ。

    カタンッ

    「え、誰?」
    もしかしてイケメンくん、なんて少女漫画チックなことを考えたけど違った。
    ーー幼なじみだ。
    どうしたのか、
    「健?どうしたのー?」

    「いや、えーと。お前が1人だったから」

    なんだそれ、男前みたいなセリフいいやがって。

    (告白でもしてくれたらいいのに)

    細く、長く。ずっと言われている噂は、とっくに私は知ってるよ。事実って認めたって言うのも聞いたよ?

    「私の事好きって、ホント?」

    顔を真っ赤にした君は、私と目を合わせて、口元に手をやって・・・

    さあ、次は?

    君に好きって言って欲しい。
    私も君に好きって言いたい。

    はやく、はやく。

    私の気持ちももう、抑えられない。

    「「好き」」

    きゅん

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  8. 俺には彼女がいる。でもそれは本物の彼女じゃなくて…

    キーンコーンカーンコーン

    お?あれは…凛じゃねえか?てか…隣の男誰?なんだよ…楽しげに話しやがって

    「おい、凛。ちょっとこっちに来い」

    「え!?なになに急に、どこ行くの?隼人、手…痛いよ…」

    ドンッ!

    「今日放課後廊下で話してた男だれ?」

    「え?誰ってクラスの男子だよ?」

    「で?あんなに楽しそうに喋ってたわけ?」

    「うん。話が盛り上がっちゃってねってそれがどうしたの?」

    「まだわかんねぇのかよ…。お前鈍すぎ…。まぁそこも可愛いけど…」

    「うん?」

    「俺がヤキモチ焼いてるのわかんない?」

    「え…ても、隼人は私のこと好きじゃないんでしょ?この前言ってたし、それに偽彼氏なんて嫌々してると思ったから…」

    「そんな好きな女の前で堂々と好きって言えるかバカッ…。ムカついたから俺のこと好きになるまで帰さないからな」

    きゅん

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  9. 俺の好きな子はいつも一緒にいるグループのドジだけど笑顔が可愛い女の子

    俺たちは小さい頃からの幼なじみで!
    俺は昔から架乃のことが好きだった。

    でも架乃は大輝のことが好きなんだろな〜

    よく2人で話してるのを見るし、大輝は架乃のタイプにドンピシャだしな〜


    「はぁ...俺まじでど〜すりゃいいんだよ..」

    「壱馬どうしたの?」

    「架乃!?あ、いやなんもね〜よ」

    「本当?なにかあったらいつでも話聞くからね!」

    はぁ〜まじで架乃可愛すぎだろ!

    「お、おう/////」

    「そ〜だぁ!壱馬!一緒にアイス食べいかない?」

    「行く」

    「やったぁ!」

    「 まじで架乃を誰にも渡したくね〜」

    「壱馬何か言った?」

    「なんにも」

    「そっか!じゃあ、早く行こぉ〜!」

    「おう!」


    覚悟しろよ........架乃

    絶対に俺に惚れさせるからな

    きゅん

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  10. 好きになった彼はみんなに人気で女好き。

    私みたいな地味な子はきっと相手にされない.........と思う。

    でも、高校最後だから.........ダメだと思うけど後悔しないようにがんばります!


    ー放課後の教室

    ┣¨キ┣¨キ ┣¨キ┣¨キ

    すごく緊張するぅ〜!

    ガラッ

    「話ってなに?」

    「えっと、あの、1年生の時から高橋くんのことが好きです!/////」

    「え?/////」

    「返事はいりません。ただ、最後に言いたくて...
    あの、さようなら!」

    「待って!」

    「!?」

    「言い逃げなんてずるいよ......」

    「え?」

    「俺も七海のこと好きだから」

    「/////」

    「俺と付き合って?」

    「はい!/////」

    きゅん

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  11. 「よし。これでもう最後」

    今は校内の見回り中で、あとは図書室だけ見たら終わり。
    カラカラとドアを開けると。

    「えっ?!」

    図書室の奥の方にあるソファには、この高校1のモテ男の新城くんが寝ていた。そっと近ずいて、

    「こんなとこいたら、風邪ひいちゃうよ…おーい!起きてください!新城君!」
    「……」

    もぞもぞと動くだけで、瞑った目は開かないまま。
    それにしても、本当に整った顔をしている。でもここで寝られたら、私が帰れない。

    揺すって起こしてみようと、触れようとしたときーー

    「……捕まえた」
    「わっ!?」

    グッと腕を引っ張られ、体制が反転する。

    「いいの?襲っちゃうよ?」
    「え?!」

    馬乗りでソファに押さえつけられてるせいで、身動きが取れない。

    「俺、好きなんだ君のこと…ずっと前から。だから、」

    「もう一生離さない」

    そう言って微笑む彼が、ゆっくりと近ずいてきてーー

    きゅん

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  12. 誰より頑張ってる彼に、いつのまにか恋に落ちた。




    今日の部活は終わったのに、ボールの弾む音が体育館に響く。
    明るい茶髪に真剣な眼差しが似合わなくて、私は思わずボールを拭いていた手を止めた。

    男バスのマネージャーになって、もう1年が経つ。
    その男バスの次期エースと言われるのが、只今練習中の彼、今井。
    私の視線に気付いた彼が、ニッと笑った。

    「なになに近藤ちゃん。見惚れちゃった?」
    「なわけないでしょ」

    今井は、チャラ男である。

    最初は苦手だったけど、1人残って練習する彼を見てからは、苦手意識はいつのまにか恋心に変わっていた。
    ボール拭きを建前に、練習後一緒に帰るのが最近の楽しみ。

    「冷たいなー」

    彼の手を離れたボールが、綺麗な弧を描いてゴールに吸い込まれる。スリーポイント。さすがだ。

    ボールが床に落ちると、今井が私を振り返った。







    「次のシュート入ったらさ、」

    きゅん

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  13. 「好き。嫌い。」

    「...は?なんやお前。」

    知らね。と顔を逸らす彼。
    最近ずっとこうだ。

    「お前すげぇムカつく。」

    カチンっ!さすがにあたっまキタ!

    「あ、あんたねぇ!」
    そう言って私は彼の胸ぐらを掴んで無理やりこっちを向かせた。

    ところが驚く様子もなく、逆にスっと腕が伸びてきた。

    __チュッ

    「っっ!?な、な、何すんの!?」
    動揺する私は明らかに顔が赤くなっていて。

    「..お前が気づかねぇから。」

    ん?と顔を上げると彼の顔もほんのり赤い。

    「他の男に愛想振りまいてんじゃねぇよ。ムカつく。」

    「はひ?」
    ヤキモチかおい。

    「...好きだわバカ。」

    「.......。」

    「おい。なんか言えや。」

    ...。だ、だ、だって!こいつよく嘘つくし。
    「嘘じゃねぇし。」
    イジけたような声に顔を上げると同時に強く抱き締められた。

    「好きだ。」
    彼は耳元で甘く呟いた。

    きゅん

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  14. 「なぁ」

    「なぁに、柚くん?」

    「俺、幼馴染もうやだ」

    えっ…?ど、どいう意味…?私、嫌われちゃった…?

    「ど、うして…?」

    理由くらい、聞かせて…

    「嫌になったから」

    っ…!

    「そ、そっか…」

    泣いちゃダメ…だよね。なのに…

    「うぅっ…ひっく…」

    「は?なんで泣いて…」

    「じゃあね…」

    バイバイ、柚くん…

    「鈴!」

    今さら、どうしたって言うの?
    嫌いになったんでしょう?
    尚更、諦められなくなるよ…
    私、柚くんのこと大好きなのにっ…

    グイッと暖かい腕の中に包まれる

    「やだっ…!離して…」

    「嫌だ」

    「どうして…?私、ずっとずっと柚くんのこと好きなのにっ…」

    こんなのあんまりだよ

    「今、なんて言った…?」

    「だから、柚くんのことっ!」

    「ごめん…俺、鈴と恋人になりたいから幼馴染やめよって言ったんだ」

    っ…!?

    「俺と付き合ってください」

    きゅん

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    小桜 ひまりさんをフォロー

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  15. 初めて君に出会ったのは………
    「大丈夫ですか?よかったら手伝います!」
    「悪いね………ありがとう、お嬢さん」
    重たい荷物を持ったおばあさんに話しかけて手伝う君に恋をした。
    「立川さん!」
    「………中ノ江君?」
    いつも朝、登校しているときに君に会うのがとっても楽しみで学校に行きたくなかったのが嘘のように毎日が楽しくなった。
    「俺、立川さんのことが好きだよ」
    君にあの日、出会った時から恋をした。
    ううん。
    恋が始まっていた。
    「俺と付き合ってくれますか?」
    君の隣にいたい。
    もっと近くに行きたい。
    「………はい、喜んで!」

    きゅん

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  16. 「うう…こんなにたくさんの単語、覚えられるワケないじゃん…」


    もうすぐやって来るテストに向けて、図書室で勉強中の私。


    しかしやる事が多過ぎて頭がパンク状態な為、なかなか進まない。


    「この問題は、こう解くと簡単だぞ」


    「えっ?」


    半泣きになりながら机に向かっていると、同じクラスの男の子がアドバイスをくれる。


    「ここは……」


    「フムフム」


    彼の的確な指導のお陰で、テスト勉強はスムーズに進んだ。


    「ありがと、説明分かりやすくて助かった!にしてもなんで急に勉強教えてくれたの?」


    「…好きな子が困ってたら、誰だって助けたくなるだろうが」


    「へぇ……って、今なんて!?」


    「オレとしてはこれからは恋人として、一緒に色々学んでいきたいんですけど?」


    ニコッと意味深に微笑む彼に、私の頬は真っ赤っ赤。


    恋の勉強も彼となら、楽しく出来そうです…?

    きゅん

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  17. 私の彼氏は人気者です。
    なのでいつも、視線が痛いです.........。
    彼のことは好きだけど、たまに不安になって空を見に屋上に行きます。

    「はぁ.........。」

    ガチャッ

    「鈴?」

    ギュッ

    「侑輝!?」

    「どうした?」

    「ねぇ.........侑輝はなんで私を選んでくれたの?」

    「なんでって、鈴が好きだからだよ。」

    「だって侑輝は人気者で、私なんかよりいっぱい可愛い人いるのに.........」

    「俺が可愛いと思うのは昔から鈴だけだよ。誰にでも優しくて、いつも笑顔で、だけどみんなにバレないように影で泣いてるのも全部。」

    「本当?」

    「あぁ。だからもう泣くな。俺が好きなのは鈴だけだから!」

    「うん!私も侑輝のこと好き!」

    もう.........怖くない。君がそばにいてくれるから。

    「ありがとう」

    きゅん

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  18. もぐもぐ…
    じー…
    今日も完璧な卵焼きを食べている至福の昼食タイム。
    でも、さっきからずっと視線を感じて箸が進まない。
    「そーちゃん何?」
    「いや、別に。」
    それでも、まだじーと見てくるから痺れを切らして
    「もー何!言いたい事があるならはっきり言って!」
    一度視線を反らしてまた見たそーちゃんは
    「あのさ、その首の赤いの何?」
    いや、だってこれは
    「何?」
    今度はそーちゃんが痺れを切らした。
    もー、これ言いたくないのに…
    「髪を巻いてたらコテで火傷したの!」

    こつん
    そういった途端そーちゃんの頭が私の肩に乗ってきた。
    えっ?
    「はっー、よかった。それキスマークかと思ってずっと心配だった…」
    き、キスマーク!?
    「な、なわけない!だってキスマーク付けられるような人いないもん!」
    ってか、それよりもそーちゃん、頭をどうにかしてください。心臓が壊れそうなほどドキドキして大変なんです…。

    きゅん

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  19. ーー屋上は、私と先輩の秘密の場所。



    毎日昼休みになると、私は真っ先に屋上に向かう。

    普段は鍵がかけられ、生徒は立ち入り禁止の屋上。
    ーーでも、昼休みだけは。



    今日もチャイムと同時に教室を飛び出した私は、屋上へ続く扉をそっと開いた。


    青空の下、一人の青年が視界に写る。

    「雄也先輩!」

    私の声に彼が、パッと振り返った。

    無造作にセットされた、サラサラの黒髪。
    切れ長の瞳に、長いまつ毛。


    うちの高校の生徒会長。私の彼氏。
    そんなレッテルの貼られた彼は、屋上の鍵を持つただ一人の生徒だ。

    「芽衣」

    クールでスマートな生徒会長というのは、表向きの雄也先輩の姿。
    でも私の知っている先輩は、イタズラっぽくて甘い、そんな人。


    くい、と軽く袖を引かれて、先輩の方に近づく。




    「…好きだよ」



    ひそりと囁かれた言葉に心が踊る暇もなく、柔らかい何かで唇を塞がれた。

    きゅん

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  20. 体育の時間に見学しているところ、飛んでくるボールから川村くんが守ってくれた。お礼を言うため探していると、廊下の水道で水を飲む川村くんの後ろ姿を発見。勇気をだして話しかけてみることに

    「あ、あの!」
    「なに」
    「さっきは本当にごめんなさい、私のせいで……」
    「あぁ、別にいいよ。俺が勝手にしたことだから」

    そう言うと、また水道の方に体を向ける篠山くん

    「で、でも!せめて何かお詫びを」

    でもお詫びの言葉に反応して振り返る

    「何でもいいの?お詫びって」
    「はい!もちろんです」

    ジュースでもお菓子でも奢る気満々でいると

    「なら、俺の彼女になって」
    「はい?」

    予想外の言葉が返ってきて、まぬけな声が出る

    「何でもでしょ?」
    「はい!でもお詫びと言っても色々……」
    「あーあ。手痛いな」
    「全力で務めさせていただきます!」

    という事で、今日から私は村くんの彼女になることになりました!?

    きゅん

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  21. 「はあぁ……」

    友達とばいばいして、息をついた。今日一日、しっかり笑えてたかな…
    朝から先輩が他の女の子といるの見るのはキツいな……

    ガタッ

    「えっ」

    『おー、やっぱりお前だった』

    そう声をかけてきたのは幼なじみのアイツ。今の顔、見られたかな!?

    『窓からも見えたけどさ、朝から泣きそうな顔してたぞ?どーせまた先輩のことだろ?』

    「な、なんであんたに分かるの……」

    『そんなの…お前のこと好きだからだよ…!!先輩が好きなのも、それで辛い思いをしてるのも俺は知ってる。…俺だったらお前を悲しませたりしないんだけどな』

    「本…気??」

    『10年片想いしてるくらいには、本気。だからさ、俺にしない??……っと、部活遅れるわ。じゃあ、考えといてくれよ!』



    『俺にしない??』って言葉と同時に頭に置かれたアイツの手に、…少しドキドキしてしまったのはまた別のお話―

    きゅん

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