ケータイ小説 野いちご > 野いちご学園

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  2. 私と中原はご近所同士。帰り道も一緒になるわけで…。
    「そういや、もうすぐイースターだな」
    帰り道、中原が突然呟いた。
    「イースター…?」
    「そう、知らない?」
    中原にバカにされてるみたいでムカつくので、知ってる振りをする。
    「知ってるし!卵隠すやつでしょ!」
    「…正確にはキリストの復活祭だけどな」
    「私も卵探すやつやってみたいなぁ~」
    ”人の話聞いてる?”と隣で尋ねる中原は無視し、話を進める。
    「てか、お前方向音痴だから卵探すの無理だろ」
    「方向音痴関係ないでしょ!」
    「俺が面倒なんだよ…居なくなったお前探すの」
    出たよ、中原のウザいお節介。
    「私は子どもじゃない!!」
    「でもまぁいっか、居なくなっても」
    「え……?」
    すると、突然背後から中原が私の身体ごと抱き寄せた。

    「こうして俺がお前をすぐ捕まえるから」

    中原が耳元で囁いた。

    このバカ、二度とイースターなんかしないって決めた。

    きゅん

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  3. 「おい、葵」

    私に呼びかけるのは、八神晋(ヤガミ シン)さん。私の親友、八神ユウキのお兄さんだ。

    「記憶の話なんだが。今どのくらい思い出してる?」

    彼はそんな言葉を続けると、何故か不安げに私の顔を見た。

    「えっと…まだまだですね。思い出せないことのほうが多いです」

    「…そうか」

    ──今、私たちは『迷宮』という名の閉鎖空間に閉じ込められてしまっている。しかも全員が、何かしらの記憶を奪われた状態で、だ。

    迷宮には、私たちの息の根を止めようとしてくる怪異たちが大勢いる。私たちはそんな追っ手を掻い潜りつつ、この迷宮からの脱出を目指しているのだ。

    「晋さん」

    「どうした」

    私が呼びかけると、晋さんは意外にもすんなりと返事をしてくれる。

    「…失われた記憶を取り戻した時、絶望しないでくださいね」

    「…ははっ。俺としてはお前のほうが心配なんだがな」

    ──迷宮からの脱出は続く。

    きゅん

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  4. 「寝坊しちゃったーーーっ!!」

    渚は恋に恋するお年頃。

    みんなに可愛く見られたい。と思っているのに、食パンを咥えたまま走り出した。

    そこの角を曲がると、イケメンとぶつかって……

    運命の出会いがあるかも……

    ドンッ!!

    「あっ…ごめんなさい……」

    見上げるとイケメンが。

    ではなく、意地悪ばかり言う幼馴染みの涼だった。

    「涼か……残念……」

    「遅いから迎えに来てやったのに、残念ってなんだよ?」

    「イケメンとぶつかって運命的な出会いがあると思ったのになぁ」

    「また慌てん坊のチビッ子姫の夢物語か?」

    「いいじゃん…夢くらい見たって……」

    いつものように、子供扱いされて拗ねる渚の頭を、涼がポンポンと軽く叩いた。

    「俺じゃダメなのか?チビッ子姫が夢見てる、運命の王子様ってのは……」

    カァっと赤くなった渚は、俯いたまま答えた。

    「涼が王子様で大丈夫です……」

    と。

    きゅん

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  5. 「タマゴに絵を描くなんて、初めてだよ~」

    ルンルンで色を塗る僕の彼女は、可愛い。


    「あっ君のタマゴ貸して」

    「なんで?」

    「ゾルルを描いてあげる」

    「僕のは色だけで…」

    「ゾルルだけじゃ寂しいね
     隣にあっ君も描いてと」

    「だから…」

    「見て、私の絵も描いちゃったよ」


    可愛いでしょ?アハハって
    ツインテ揺らして、微笑んで。

    何でも『楽しい』に変換できるりんりんが
    可愛くてたまんないんだけど。


    「その笑顔、僕がいない所でも
     振りまいてるでしょ?」

    「みんな、私を笑わせてくるんだもん」


    は~

    僕、笑顔ごときで嫉妬してんの?

    我ながら、ダッサ。


    「タマゴ完成。あっ君のお部屋に飾ってね」


    りんりんから受け取ると

    タマゴに『あっ君 大好き』の文字が。


    かぁぁぁ///

    可愛すぎる不意打ち、マジでやめて。

    僕も不意打ちで、りんりんを襲っちゃうよ。

    きゅん

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  6. 私は渚。

    軽音部で一緒に活動していた憧れの紫音先輩が、卒業して約1ヵ月。

    会えなくて寂しい気持ちもあるが、一緒に何度もライブしたのは、一生の宝物。

    憧れであり、遠い存在でもあり、私は告白する勇気などなく、紫音先輩は卒業していったわけで……

    春休みの練習帰り、私は後片付けの担当で、最後まで残って戸締まりもして、一人で廊下を歩いていた。

    すると廊下に紫音先輩が一人で立っている。

    「よっ!!」

    「どうしたんですか?」

    「忘れ物をしたから取りに来たんだ」

    「あっ……鍵を閉めちゃったから、開けますね~」

    そう言って後ろを向くと、紫音先輩が、私の背後から抱き締めてきた。

    「鍵を開けなくてもいいよ?俺の忘れ物は、もうここにあるから……」

    「えっ……?」

    「渚に好きって言うの忘れてたからさ?
    付き合ってくれないか?」

    「…………はい」

    4月4日。
    私だけのイースター(復活祭)

    きゅん

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  7. アイツは あたしを

    異常なほどに、愛してる。



    「梁(やな)ちゃーん♡」

    「なに」

    「今日、なんの日か知ってる?」

    「さあ」

    「イースターだよ☆」

    「なにそれ」

    「ボクもよく知らない♪」

    「知らないのかよ」

    「ささっ。卵ゆでてきたから。
     ペンでアーティスティックに飾ろう!
     あ、うさぎさんに変身してくれる?」

    「は?」

    「隠そうかな。探してくれる?♡」

    「ついていけない。いつもながらに」

    「ボクにもペイントしちゃう?」

    「それはしない」

    「キミが望むなら!!ボクはッ!!梁ちゃんのエッグになるよ!!!」

    「お願いだからもう黙って
     (クッソ、、顔だけはいいんだよな、、)」

    きゅん

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  8. お昼休み
    廃墟化された美術室。

    「りんりんって、ウサギヘアも似合っちゃうんだね」

    「似合ってるかなぁ…」

    「パンダヘアも好きだけど
     りんりんウサギも可愛すぎ///」


    私の髪をアレンジしてくれた
    あっ君がニコっ。

    真ん丸な瞳がアーチ状になるくらい
    とびきりの笑顔で見つめられ

    キュンと、心臓が飛び跳ねた。


    「あっ君、ほめ殺しはやめてよぉ」

    顔、真っ赤になっちゃうから…


    「じゃあ、僕にいじられたいの?」

    今まで天使だったのに
    あっ君の瞳には、悪魔の光がキラリ。

    「そういうんじゃ…」

    「じゃあ、りんりんが決めて」

    えっ?

    「天使の僕か、悪魔の僕。
     どっちの僕にキスされたい?」

    そんな恥ずかしいこと…
    言えないよぉ…

    「僕のウサギが、困ってる。可愛すぎ///」


    あっ君、天使笑顔に戻ってるし。

    天使と悪魔のミックス彼氏を持つと
    私の心臓がもちません///

    きゅん

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  9. 「わぁ~!今日はいい天気だね!大輝!!」

    昼休み。お弁当を食べる場所を探して私と大輝が辿り着いたのは最近は暑くなったため誰も使っていない屋上だった


    「はぁ~?天気?どうでもいい。それよりさっさと飯食うぞ」

    私の幼なじみの大輝とは、いつの間にかお昼は一緒に食べるのが恒例になっている

    「あー、腹へった~!さっさと食おうぜ」

    「わかったから」

    まだかまだかと言う大輝に待てをかけてから私もお弁当を開ける

    「よし、じゃあ…」

    「「いただきます!」」

    昨日の残り物にお馴染みの卵焼き。私は大好きなものから食べたい派なので、卵焼きを箸で掴もうとすると…

    「お!卵焼きじゃん!いただきっ!」

    私の箸は卵焼きは無造作に大輝の口に放り込まれた

    「っ!楽しみにしてたのにっ!」

    じとっと大輝を睨むと…

    「悪い悪い。代わりに…ほいっ」

    口に入れられた唐揚げはどんな味かわからなかった

    きゅん

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  10. 「……ごめんね」

    そう言いながら愛しき我が子の頭を撫でる。

    この子は私の子なんだ。
    私の血を受け継いでくれた子供。

    今まで,必要とされない人生だった。
    私は身体が弱かった。そして五女だったから期待なんてされなかった。

    そんな私の人生は18歳でガラリと変わる。
    なんとこの大国に嫁ぐことになるなんて。
    陛下にとっては私はただ跡継ぎを生み出す機械だった。

    でも,この子だけは私を初めて必要としてくれた。
    この子はまだ3歳。
    幼い,壊れてしまいそうな子供。

    髪の毛は銀髪,目は青色。
    髪も目も茶色な私とは大違い。

    それでいい,容姿だけはくれてやる。
    でも,それ以外のこの子の全ては私のものだから。

    ポタリ,と白いシーツに小さなシミを作る。

    「…私,死ぬかもしれない。」

    でも,この子が生きてくれるならそれでいい。

    辛くても,苦しくても,前を見て,生き抜くんだよ?

    絶対……だからね。

    きゅん

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  11. 「ごめん、ゆい。俺の気くばりがたりなかった」

     成瀬君が告げた言葉はまったく意外《いがい》だった。
     何と、頭を下げ、素直《すなお》にあやまってくれたのだ。

    「分かってくれればいいよ。でも相変わらず私の事は、三島《みしま》じゃなく、ゆいと呼ぶんだね」

    「ああ、俺は、ゆいと呼びたい。代わりにお前も俺の事、ゆうまって、呼んでかまわないから」

     はあ?
     ゆうまと呼べ?

     またいきなり、何言ってるの、この人。

    「いやいや、ゆうまとか呼び捨てなんて、ヤバイよ。成瀬君のファンに、ぶっとばされたくないから、やめとく」

    「何だよ、それ」

    「事実《じじつ》じゃん」

    「でもさ、ゆい」

    「|何《なに》?」

    「はっきり言うよ。お前は俺の|特別《とくべつ》だって。一緒にいると気持ちがやすらぐんだ」

    きゅん

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  12. 一生懸命作ったクッキー



      春名が好きなウサギの顔に

      アイシングしたもの。




      メッセージカードを書くだけで

      3時間もかかってしまった。





      俺は何食わぬ顔で

      教室の自分の席に座り。



      雑誌をペラペラめくる。





     「尊(みこと)、オハ~」




     「かなたぁぁぁ……

      俺、春名の机の中に

      ラブレター入れちゃった!」




     「へたれライオンの

      みこと君にしては、上出来!」





      親友の奏多に、肩を叩かれて。



      ホッとした……

      のに……




      とんでもない過ちに、気づいてしまった!!
     





      「ラブレターに

       自分の名前、書き忘れたぁぁぁぁぁ!」






      すっげー勇気をふりしぼったのに……


      俺って、マジでダメダメすぎ……

    きゅん

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  13. 「ほどほどにね、吉川さん。」
    「でも、ここまでは進めたいんです。」

    先生に教えてもらいたい問題はまだもう少しある。それに、何より、私が先生のそばにいたいってだけ。
    なんて思ってると、ポン、と頭を撫でられた。

    「あんま、無理しないでくださいね。」
    「っ…」

    ズルい、その笑顔は反則。…もう、好きすぎて困るよ。

    「あの、じゃあ、最後にこれだけ…良いですか?」
    「それはね…」

    先生は、化学の話をするとき表情が少し明るくなる。そんな彼の横顔を見つめながら、私は問題を解いていった。

    「うん、正解。よく出来ました。」
    「ありがとうございます…!」
    「それと…これ、お返しです。」

    そう言って渡されたのは、ピンク色の小さな紙袋。中身を見ると、焼き菓子だ。

    「バレンタイン…ありがと。美味しかった。それと…吉川さんの気持ち、嬉しかったですよ。」

    先生は柔らかく微笑んで、また、頭を撫でてくれた。

    きゅん

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  14. 「差し入れありがとうございました!」

    部活の後輩に見送られ、私達はグラウンドをあとにし、教室へ向かった。

    『3月末まではまだうちの学校の生徒。私服で来てはいけない』という校長の言葉があり、制服姿だ。

    「なぁ、前から思ってたけど、お前モテるよな」

    教室に入った途端、不機嫌全開で聞いてくる私の彼氏。

    「何、後輩にでも妬いた?」

    いつものお返しにいじってやろうと、振り返ろうとした時

    「悪いかよ」

    ──ギュッ。

    後ろから抱きしめられ、そのまま右手の薬指に何か嵌められた。

    「バレンタインのお返し、のつもりだったけど。俺とお揃い」

    彼の指にも同じものがつけられているのを見て、心臓が軽く跳ねる。

    「お前は俺のものだし、俺はお前のもの」

    耳元で低く囁かれ体温が上昇……そして右手を持ち上げられ

    ──ちゅっ

    薬指にキスを落とされた。

    「これは俺のって印だから。絶対に外すなよ?」

    きゅん

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  15. 「里香、」

    「っ!渉先輩。」

    「ごめん、今日用事あるから一緒に帰れない。」

    「あ、うん。わかった」

    また、一緒に帰れないんだ。
    最近全然かまってくれない。



    ギュッ。

    「また明日ね、里香。」

    「あ、うん。////」

    あぁー、先輩かっこよすぎ。
    でも、他の女の子と一緒にいるんだよね?

    なんでなの?
    渉先輩、大好きです。

    きゅん

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  16. 穂乃果「ちょっと!皐月!」
    あぁイラつく
    可愛いほのと陽菜?っていう子がいると
    さらにヤキモチ焼く
    皐月 「あの子といるとヤキモチ焼く」

    穂乃果 「.........っ!」
    皐月「罰として」
    穂乃果「皐月?」
    皐月「愛している」
    穂乃果「私も!」
    永遠と続くように

    きゅん

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  17. 部活が終わって、帰るために昇降口に来た。
    靴を履き替えていると知っている声がする。


    事情があるからあまり近づかないようにしてるけど、出来るなら仲良くしたい新しくできたいとこ、そうび。

    初めて会ったときから可愛いと思った。
    出来るならもっと話したいし、その手や髪に触れたいと思った。


    その彼女が男にからまれてる。
    なれなれしく彼女に近づいている男を見ると、イライラしてきた。

    つい睨みつけてしまう。

    すると男が俺に気づき、そうびも気づく。


    「……そうび。その人、誰?」

    明らかに不機嫌な声だったと思う。

    そうびは男の事を説明したけど、男の事を名前で呼んだりしてて更にイラついた。

    耐えきれなくてそうびの手を掴んで一緒に帰る。



    事情があるから近づけない。
    事情があるから好きだと言えない。


    でもだからって、他の男にくれてやるつもりなんて全く無いんだ。

    きゅん

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  18. 倉庫にて。

    「っなにこれ……!」

    ソファでうとうとしていた律くんのポケットからスマホが落ちたのて、拾おうと手を伸ばしたらびっくり仰天。


    「りつくん……!」
    「…ん、なに?」

    眠たそうに目を擦る律くんにつめよって、スマホを差し出す。


    「な、なんでこの写真なの……!?」

    ロック画面───気の抜けた寝顔……で、なんとそれがわたしのものだったのだ

    口元が緩んでふにゃっとしてる、こんなマヌケガオ……!

    「……、ばれた」

    ふ、と右口角をあげる律くんはいたずらに笑う。


    「っはずかしいから、変えて…っ」
    「は、かわい「かわいくない……!」

    スマホと私の顔を見比べた律くんは、ぎゅ、と私の下ろしている髪先をよわく掴んで、唇を耳元に寄せて。


    「やっぱ実物の方がかわいーな、」


    ふわっと柔らかい笑みを浮かべる律くん。


    ………ぜったい、寝ぼけてる。

    きゅん

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  19. 「今日は数学しようね。」

    私は今、超人気優等生の森君の家に来ています。
    何故か?
    それはテスト期間だからです。
    あと、みんなには秘密にしているけど、森君は私の彼氏です。

    「ここは………こうなって。」


    実は森君裏の顔があります。

    それは……



    「そろそろ休憩しようか。」



    「うん。」



    ギュ!!

    森君の裏の顔は超甘いんです!

    「奏〜。
     大好き!」

    チュッ!


    甘いキスの雨が降ってきた。
    私は顔を見られないように手で顔を隠して抵抗する。

    だけど、キスはどんどん深くなっていく。
    私は優等生の森くんも大好きだけど、甘い森君も大好きだ。

    きゅん

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  20. 「せ、星(せい)っ!」

    何度も呼び慣れた、大好きな彼の名前を呼ぶ。

    「何、どうしたの?急に大きな声出して〜」

    今日はバレンタインデーで、私の作ったチョコレートを渡すわけで。
    朝からドキドキが止まらなかった。
    今もドキドキしながら、声が裏返りながら呼んだのに。

    一方、彼は私が言いたいことが分かっていて、何だかにやにやしながらこちらを見ている。
    嫌な顔だ。そんな意地悪な顔も好きだけど。

    「えっと...これ!チョコレート!」

    昨晩頑張って作ったチョコレートの箱を星に渡す。

    「お!ありがとう〜!」

    わかりやすい笑顔に、つい私も顔がほころぶ。

    「美味しそう!俺、勿体なくて腐らせそう。」

    真顔でそんなことを言う彼。

    「た、食べてよ?!」

    慌ててそんなことを言うと、星は私の頭を優しく撫でた。

    「冗談!今食べてもいい?」

    すぐ近くの彼の顔に戸惑いながら、私は一笑懸命首を振った。

    きゅん

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  21. バレンタインは
    幼馴染との関係が終わった日。

    もちろん悪い方に……


    5年前。中2のバレンタイン。

    「紅夜。しょうがないから今年も
     義理チョコあげる」

    「美琴の手作りチョコを欲しい奴
     この世にいると思うか?」

    100%照れ隠しの俺。その結果。

    高3の今になっても
    目も合わせない関係に。

    美琴、学校にチョコ持ってきてるじゃん。
    ハートの紙袋、誰に渡す気だよ。

    放課後。美琴は席に座りっぱなし。
    俺は覚悟を決めた。

    「美琴」

    「……なに?」

    俺を見ようとさえしないか。

    「中2の時。変なこと言って悪かったな」

    「何のことかわからない……」

    机をガン見で、俺を拒絶って。
    さすがに傷つくなぁ。

    「本当は嬉しかったから…
     美琴が俺に、チョコくれたこと……」

    「じゃあ……今年は貰ってくれる?」

    え?

    「毎年、紅夜だけにチョコを作ってたけど
     渡せなかったから……」

    きゅん

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