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  2. 「ほら美来、こっち来いよ」
     右手を勇人くんに引かれる。

    「せっかく誘ってあげたんだから、楽しめっての」
     左手は明人くんに引かれる。

     青い髪と赤い髪が目の前で揺れていた。

    「誘ってくれたのは嬉しいんだけど……」
     二人は人気者だから、あまり一緒にいると
    女子に睨まれてしまう。
     だからちょっと困っていたんだけど……。

     それも、花火を見るまでだった。


    「うわぁ!」

     大輪の花をいくつも咲かせる夜空は、目を離せないほどに魅せられた。

    「楽しんでる?」
     右の勇人くん。
    「感謝しろよ?」
     左の明人くん。

     初めに困っていたことも忘れて、楽しんでいたあたしは素直に感謝する。

    「うん! ありがとう勇人くん、明人くん」

     左右を向いて笑顔を向けた。
     そしてまた花火に視線を戻すと……。

     何故かそれぞれに肩と腰を抱かれた。

    きゅん

    4

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