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  2. 「それ、誰にあげんの?」
    「……え?」

    料理部の私は家庭科室で相変わらず
    クッキーを焼いている。
    そんな様子をいっつも覗きに
    来るのは幼馴染のハル。

    「…誰にって、別に決めてないけど」
    「じゃあ、俺が貰ってあげる」

    パクッ。

    ハルは私の合意無しに勝手にクッキーを
    手に取って食べて満面の笑みになる。


    ハルは真剣な目でこっちを見て


    「なぁ、今度試合見に来た時、
    お弁当作ってきてくんない?」

    「……え?う、うんいいよ」
    「っしゃ!!!」

    ハルは子供みたいに無邪気に喜ぶ


    「うーん人数分って考えたら何作ろ……」
    私がそうボソッと呟くと、
    ハルはグッと私を掴んで見つめる。

    「……な、何!?」
    「……だけ」

    「…え?」
    「俺のだけでいーの」

    「ど、どうして?」
    「……お前が作った手料理他の奴に
    食べさせたくないだけ」


    ୨୧ そんなハルのちょっとした独占欲 ୨୧

    きゅん

    8

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